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しばらく歩くと、魔物が3匹あらわれた。ゴブリンという小型の魔物だ。
「まず、誰からやる?」
「僕!」
そう言うと、エマは薄紅色の眼を爛々と輝かせながら、大剣を振るった。
「どりゃあああ!」
ゴブリンは3匹いっきに一撃で消滅した。悲鳴を上げる暇もなかったようだった。
「僕、すごーい!」
エマはどや顔をしている。その間に、ゴブリンの群れが近づいてきた。
「次は…」
「私よ!クリムゾン・インフェルノ!!」
赤色の業火が豪快にゴブリンの群れを焼き付くす。炎の魔法は前のパーティーで見る機会が少なかったから、珍しい。
「ま、これだけじゃないけど。私の実力は。」
奥の方からまたゴブリンの群れが来る。何匹いるのやら……。
「次、俺がやる。」
そう言って、俺はゴブリンの群れに突っ込んで刀を振る。エマとは違う、片手剣だ。そして、剣の軌道にのせながら、毒を振り撒いていく。こうして、剣で仕留め損なったやつを確実に仕留めるのだ。ゴブリンが辺りから消えたことを確認して、俺はみんなの方に戻る。
「じゃ、次は私だね?」
新たなゴブリンの群れにレオンは悠々と歩いていった。ある程度近づくと立ち止まり、何やら呟き始めた。
「そぉーれ!」
なにかを投げると、そこから大爆発が起こった。
「これが『魔科学』です!」
と言ってこちらに走ってきた。
「あれ?白衣の裾……」
「あぁ、爆発に巻き込まれてしまいましたね!残念ですが……大丈夫!魔法で直せます!これはこれでかっこいいので、まだ直しませんが。」
「ど、独特なセンスだな。いいと思う。うん。」
「僕、どうだったー!?すごかったー!?」
「うんうん、すごかったわ。かっこよかった!」
「えへへー!」
隣ではなんとも微笑ましい光景が広がっている。
ゴゴゴゴゴッ!!!
そんな和やかな雰囲気を、一瞬で壊す音がした。
グァオーーーーー!!!
優しさに包まれた空気を一瞬で突き破る咆哮。
恐ろしさを醸し出す大きな影。
「………これ、まずくねぇか?」
「ええ。明らかに」
「うん、絶対」
「中級じゃないよね。」
「どうする?逃げる?」
レオンが深呼吸をして、一言。
「みんな、いけるかい?」
「まあ、いけないことはないわね。」
「やってやるぞー!」
「依頼は依頼だからな。やるか。」
3人分の返事を受けとり、レオンは微笑んだ。
「よし、いくぞーー!!」
「「「おーー!!」」」
「まず、誰からやる?」
「僕!」
そう言うと、エマは薄紅色の眼を爛々と輝かせながら、大剣を振るった。
「どりゃあああ!」
ゴブリンは3匹いっきに一撃で消滅した。悲鳴を上げる暇もなかったようだった。
「僕、すごーい!」
エマはどや顔をしている。その間に、ゴブリンの群れが近づいてきた。
「次は…」
「私よ!クリムゾン・インフェルノ!!」
赤色の業火が豪快にゴブリンの群れを焼き付くす。炎の魔法は前のパーティーで見る機会が少なかったから、珍しい。
「ま、これだけじゃないけど。私の実力は。」
奥の方からまたゴブリンの群れが来る。何匹いるのやら……。
「次、俺がやる。」
そう言って、俺はゴブリンの群れに突っ込んで刀を振る。エマとは違う、片手剣だ。そして、剣の軌道にのせながら、毒を振り撒いていく。こうして、剣で仕留め損なったやつを確実に仕留めるのだ。ゴブリンが辺りから消えたことを確認して、俺はみんなの方に戻る。
「じゃ、次は私だね?」
新たなゴブリンの群れにレオンは悠々と歩いていった。ある程度近づくと立ち止まり、何やら呟き始めた。
「そぉーれ!」
なにかを投げると、そこから大爆発が起こった。
「これが『魔科学』です!」
と言ってこちらに走ってきた。
「あれ?白衣の裾……」
「あぁ、爆発に巻き込まれてしまいましたね!残念ですが……大丈夫!魔法で直せます!これはこれでかっこいいので、まだ直しませんが。」
「ど、独特なセンスだな。いいと思う。うん。」
「僕、どうだったー!?すごかったー!?」
「うんうん、すごかったわ。かっこよかった!」
「えへへー!」
隣ではなんとも微笑ましい光景が広がっている。
ゴゴゴゴゴッ!!!
そんな和やかな雰囲気を、一瞬で壊す音がした。
グァオーーーーー!!!
優しさに包まれた空気を一瞬で突き破る咆哮。
恐ろしさを醸し出す大きな影。
「………これ、まずくねぇか?」
「ええ。明らかに」
「うん、絶対」
「中級じゃないよね。」
「どうする?逃げる?」
レオンが深呼吸をして、一言。
「みんな、いけるかい?」
「まあ、いけないことはないわね。」
「やってやるぞー!」
「依頼は依頼だからな。やるか。」
3人分の返事を受けとり、レオンは微笑んだ。
「よし、いくぞーー!!」
「「「おーー!!」」」
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