異世界転移したら神様に拾われちゃった。

東風谷 六花

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第1章

ワーウルフ伝説

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しばらくあるいたら、村が見つかった。
「あそこによってみましょう。」
旅に出てからは、もっぱらしきり役はレイだ。


村に行くと、何やら困ったようすだった。
「どうかしたんですか?」
俺が話しかけると、少し時間をおいて1人の村人が語り始めた。
「人狼が、出たんだ。」
「へ?なんすかそれ?」
レンがポカンとした顔で尋ねる。
「それは、悪魔のような、ものです。人に化け、夜になると、正体を、現して、人を喰らう。五百年に一度、出る。それで、今年が、そうなんだ。」
恐怖のあまり、途切れ途切れになってしまっていた。
「何とかする方法はないの!?」
ビックリしたリリカが叫ぶ。村人は慌てたような顔で目を泳がせる。すると、
「あります。」
さっきの村人とは違う人が答えた。金髪の銀メッシュ、翠の目、狐の面を被り、着物を着た少女は、異彩を放っていた。
「怪しい人物を探して投票で追放する。それが、その方法だと。」
「人狼ゲームですね。」
「じんろうげえむ?が何か知らないが、おおむね理解して貰えたようで嬉しい。」
村の人々もうなずく。
「早速始めましょう。」
「あ、まって。私たちは違います。協力しますが。夜の人狼の襲撃から、1人護ります。」
「ありがとうございます。」
長老らしき人が訛りのある発音で礼を言う。
「それでは始めましょう。長老、しきってください。」
「もちろんじゃ。今の村人は…リーフ、ティナ、レイド、わし、セダム、マリン。そして、旅人のカエデちゃんだな。」
「このなかのひとりが狼のなり代わりかよ。くっそ!人狼め!許さねえ。」
「レイド、落ち着きなさい。」
「マリン!?こんな状況で落ち着けるわけないよ。」
「ティーちゃん。頑張ろうぜ。」
「マリンさんの言う通り、落ち着くべき。まず話し合いを。」
「なんだお前、偉そうに!落ち着けっか!」
「ええ。平気よ。あのときに比べたら、ね。」
カエデの微笑には、切なさと、儚げな雰囲気と、耐えきれない苦しみが含まれていた。
「ええい、聞け!皆のもの。日の落ちるとき、投票をする。それまで話し合え。」
「「「「「はい!」」」」」

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