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第3章

帰宅

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たくさん歩きまくって、やっと屋敷に着いた。
「ただいまーーーーー!」 
「お帰りにゃさーい!」
「うお、アリスか。」
「アリスだにゃん。」
「………やっぱどう見てもチェシャネコじゃん。」
「アリスだにゃん」
「チェシャネコじゃん。」
「アリスだにゃん」
「チェシャネコじゃん。」
「………これ、何時まで続くんすか…?」
「夜が明けるまで!」
「絶対嫌にゃ!もうチェシャネコでいいにゃん………。」
アリスの耳が垂れている。
隣で見ていたレイが苦笑する。

「そういやルーナは?」
青銀髪の少女の姿が見当たらない。何かあったのではと心配になる。
「ああ、あの子は寝たにゃ。」
「え、仮にもご主人様レティシアが帰ってくるのに?」
「あの子のモットーは早寝早起きなのにゃ。徹夜でトランプしよって誘ったらキレられたにゃん。」
「マジかよ……。あぶね。徹夜でトランプしよって誘うとこだったわ。」
「ピンポイントっすね!?」
「まぁ……改めまして。おかえりなさいませ、レティシア様………と、愉快ななかまたち様。」
「愉快ななかまたちって……なんか良いな!」
「ま、取り敢えずへやにもどって寝るにゃ。色々やるのは明日からにゃ。」
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