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義兄弟
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俺が子供の頃に、父さんが死んだ。
俺はひとりぼっちだった。
親が結婚した。
相手が家に引っ越してきた。
弟ができた。
でも葉月は、どこか壁がある。
避けられているようにすら感じる。
葉月は俺の部屋の端のベッドで寝る。
寝るときも会話なんてほとんどなくて、俺は空気的な扱いなのかもしれない。
「弥生、母さん今日は遅くなるからね」
「おう」
「義父さんも今日は泊まりなんだって」
「じゃあ適当に食べとく」
「ありがとね」
母さんが優しく微笑む。
子供の頃、この笑顔にどれだけ救われてきただろう。
「母さんが言うことじゃないかもしれないけど、」
「何?」
「いや、なんでもない」
何だろ。
「葉月と仲良くしてあげてね」
「……おう」
「いってくるー」
「いってらー」
バタン、と玄関が閉まる。
俺は家の中で葉月とふたりっきりになる。
葉月は俺のこと、どう思っているんだろう。
支度をして家を出る。
葉月と同じ学校だけど、一緒に登校することはない。
拒否されているような気がする。
「ただいまー!」
家に帰る。
キッチンで料理していた葉月が包丁を落とす。
カラァン、と大きな音がする。
驚かせたかな。
「葉月大丈夫?!」
キッチンに走っていく。
心なしか、葉月が強張る。
「大丈夫やけん……」
「そう? ならいいけど」
てかなんで葉月が飯作ってんの。
自分の分だけ作って俺はコンビニとかかな。
「お父さんは泊まりで、お義母さんは遅くなるんだって」
「へー……。何作ってんの?」
「……オムライス」
すご。俺の分ある?
ちゃんと作っとーよ。
マジで? さんきゅ。
俺は服を着替えて葉月の元に戻る。
「手伝おうか?」
「いいと?」
「全然! 部活はもっと辛いんだからさ」
ならこれ洗っとってくれん?
おっけ、任せろ。
キッチンで、ふたりで並んで料理をしている。
こうしていると、仲のいい兄弟みたいで。
でも葉月とはまだ距離があるようで。
「お、完成?」
「うん」
オムライスを机に運ぶ。
湯気がもふもふと上がる。
「いただきます……」「いただきます!」
スプーンでオムライスを掬う。
切り口から湯気が上がる。
口に入れる。
「……うまっ!!」
すげえ美味いんだけど、葉月すげーじゃん。
ありがと、と葉月が照れて笑う。
葉月もオムライスを食べる。
顔が緩む。
「ごちそうさま!」「ごちそうさまでした」
じゃあ俺洗っとくよ。
そんな、僕がやるのに。
俺何もしてないからさ、せめて仕事ちょうだい?
葉月は躊躇いながらも俺に仕事をくれた。
部屋に籠る。
同じ部屋だから意味ないと思うんだけど。
「洗い終わったよ」
俺は仕事を終えて部屋に入る。
「ありがと」
俺は葉月の隣に座る。
俺は何か言おうとして、その前に逃げられる。
少ししてシャワーの音が聞こえてくる。
「風呂、先入ってきた」
「ん」
葉月はベッドの上に座ったままの俺を見て訝しむ。
「何しよーと?」
「何もしてないけど」
「寝るけんどいてくれん…?」
俺は首を横に振る。
「とりあえず座ったら?」
俺は自分の横をぽふ、と叩く。
葉月はほんのちょっと迷って、結局俺の隣に座る。
「……いい匂い」
「シャンプーしてきたけんね。……ふぇっ!?」
つい葉月を両手で包み込む。
ふわぁ…いい匂いする……。
「葉月ぃ……」
「ちょ、何。やめてくれんかいな…」
頬をスリスリする。
葉月だ。
「今日親いないんだからさ、」
俺は怪しく微笑む。
葉月は何かを察して眉を寄せる。
「一緒に寝よ?」
葉月をベッドに押し倒す。
乱暴になって、ばふ、とベッドが揺れる。
「何すると!」
「葉月は、……嫌なの?」
「嫌じゃないっちゃけど……」
「ならいいじゃん」
急にそんなこと、と葉月が呟く。
「そんなことって何?」
「……言えん」
「そんなことするのに? 言うよりするほうが恥ずくない?」
「五月蝿いったい!」
葉月が俺の腹を殴る。
葉月の細い腕は力を出せず、ぽす、と服に吸収される。
「だってほら、もうこんなだよ?」
「それは……違うけん」
「何が違うのかな?」
葉月の大きくなったモノを服の上から触る。
「んっ……ぁはん///」
「声変わったね」
「……しゃあしい…///」
葉月のパンツの中に手を入れる。
葉月のモノは大きくなって。
葉月との距離が縮まった気がした。
「ぁんっ……ぁ…///」
上下に優しく撫でる。
葉月の息が荒くなって、身体が熱くなる。
「ゃっ…汚いって……////」
葉月のモノを咥える。
俺の口の中でまた大きくなって。
「……ぁっ…ひゃんっ///」
葉月の裏を舐めて。
段差を回って。
亀を包んで。
「んっ…ゃぁ……ひぁんっ///」
全体を舐めて。
顔を動かして、葉月のモノを吸う。
包んで吸って。
「んっ…イく……っ/////」
「だーめ」
「ふぇ……?///」
刺激が急に消えて、葉月は射精の一歩手前で立ち止まる。
物足りない表情をする。
「一緒に、気持ちよくなろ? 俺ら兄弟なんだしさ」
葉月の服を脱がす。
俺も服を脱ぐ。
「んんっ……!////」
葉月のアナを触る。
「すご。指入る……」
「ダメ…っ……ぁんっ///」
指を中で動かす。
とろとろになって。
「…ゃっ……ぁあっ///」
葉月が乱れる。
もう何も考えずに、ただ快楽を貪っている。
「もう挿れていい?」
「……ん…///」
「挿れるよ」
俺の大きくなったモノを葉月に入れる。
「ぁっ…ひぁあっ!//////」
葉月が一瞬で、快楽を受け入れる。
中が締まって気を抜くと俺も出そうになる。
白濁が葉月のモノから出る。
「ごめん……大丈夫だった?」
「うん……っ///」
中が周期的に締まったり緩んだりして。
俺のモノは快楽を吸収する。
「んっ……ふっ///」
腰を動かす。
中で擦れる。
「ひゃぁっ…んっ……ぁんっ///」
俺のモノが膨らんで、葉月を余計に感じる。
葉月が何度も軽くイって、その度に白濁が零れる。
その度に中が締まる。
「葉月………///」
「んっ……弥生…っ///」
名前を呼ばれて、急に葉月の中にいるって実感が湧いて、葉月をまた感じる。
俺のモノが大きくなる。
葉月の奥まで突く。
「ゃあんっ……ぁっ///」
「ちょっと…動くよ」
態勢を変える。
さっきよりも深く這入って、快感が増幅される。
「ぁんっ…ん……ぁ///」
違うところが擦れて。
深く、深く、深く。
「……ぁっ…はぁっ////」
「…はづき……」
何度も腰を振って。
「ゃ…はぁ……んっ///」
俺のモノは熱くなって。
熱く。
「……おにいちゃん////」
「葉月……!?」
「おにいちゃん! ……ぁっ///」
締めつけられる。
きつく。
「…………んっ!//////」
「ああぁんっ……はぁ//////」
俺の白濁が葉月の中に流れ込んで。
葉月のモノからも白濁が垂れる。
「葉月、お兄ちゃんって……」
「言っとらんし!」
「もう一回言ってみて?」
「……お兄ちゃん」
「葉月ぃ!!」
葉月に抱きつく。
もう拒否されてないような、そんな気がした。
「ただいまー。弥生、大丈夫だった?」
「おかえり。大丈夫ー」
母さんが帰ってくる。
玄関で出迎える。
家には弟とふたりきりだった。
「弥生、なんか明るくない?」
「そう?」
「葉月と何かあったの?」
「……別に」
「そっか」
母さんが微笑む。
その笑顔に、俺の気持ちも柔らかくなる。
弟とふたりきりでも、もう気まずくはなかった。
俺はひとりぼっちだった。
親が結婚した。
相手が家に引っ越してきた。
弟ができた。
でも葉月は、どこか壁がある。
避けられているようにすら感じる。
葉月は俺の部屋の端のベッドで寝る。
寝るときも会話なんてほとんどなくて、俺は空気的な扱いなのかもしれない。
「弥生、母さん今日は遅くなるからね」
「おう」
「義父さんも今日は泊まりなんだって」
「じゃあ適当に食べとく」
「ありがとね」
母さんが優しく微笑む。
子供の頃、この笑顔にどれだけ救われてきただろう。
「母さんが言うことじゃないかもしれないけど、」
「何?」
「いや、なんでもない」
何だろ。
「葉月と仲良くしてあげてね」
「……おう」
「いってくるー」
「いってらー」
バタン、と玄関が閉まる。
俺は家の中で葉月とふたりっきりになる。
葉月は俺のこと、どう思っているんだろう。
支度をして家を出る。
葉月と同じ学校だけど、一緒に登校することはない。
拒否されているような気がする。
「ただいまー!」
家に帰る。
キッチンで料理していた葉月が包丁を落とす。
カラァン、と大きな音がする。
驚かせたかな。
「葉月大丈夫?!」
キッチンに走っていく。
心なしか、葉月が強張る。
「大丈夫やけん……」
「そう? ならいいけど」
てかなんで葉月が飯作ってんの。
自分の分だけ作って俺はコンビニとかかな。
「お父さんは泊まりで、お義母さんは遅くなるんだって」
「へー……。何作ってんの?」
「……オムライス」
すご。俺の分ある?
ちゃんと作っとーよ。
マジで? さんきゅ。
俺は服を着替えて葉月の元に戻る。
「手伝おうか?」
「いいと?」
「全然! 部活はもっと辛いんだからさ」
ならこれ洗っとってくれん?
おっけ、任せろ。
キッチンで、ふたりで並んで料理をしている。
こうしていると、仲のいい兄弟みたいで。
でも葉月とはまだ距離があるようで。
「お、完成?」
「うん」
オムライスを机に運ぶ。
湯気がもふもふと上がる。
「いただきます……」「いただきます!」
スプーンでオムライスを掬う。
切り口から湯気が上がる。
口に入れる。
「……うまっ!!」
すげえ美味いんだけど、葉月すげーじゃん。
ありがと、と葉月が照れて笑う。
葉月もオムライスを食べる。
顔が緩む。
「ごちそうさま!」「ごちそうさまでした」
じゃあ俺洗っとくよ。
そんな、僕がやるのに。
俺何もしてないからさ、せめて仕事ちょうだい?
葉月は躊躇いながらも俺に仕事をくれた。
部屋に籠る。
同じ部屋だから意味ないと思うんだけど。
「洗い終わったよ」
俺は仕事を終えて部屋に入る。
「ありがと」
俺は葉月の隣に座る。
俺は何か言おうとして、その前に逃げられる。
少ししてシャワーの音が聞こえてくる。
「風呂、先入ってきた」
「ん」
葉月はベッドの上に座ったままの俺を見て訝しむ。
「何しよーと?」
「何もしてないけど」
「寝るけんどいてくれん…?」
俺は首を横に振る。
「とりあえず座ったら?」
俺は自分の横をぽふ、と叩く。
葉月はほんのちょっと迷って、結局俺の隣に座る。
「……いい匂い」
「シャンプーしてきたけんね。……ふぇっ!?」
つい葉月を両手で包み込む。
ふわぁ…いい匂いする……。
「葉月ぃ……」
「ちょ、何。やめてくれんかいな…」
頬をスリスリする。
葉月だ。
「今日親いないんだからさ、」
俺は怪しく微笑む。
葉月は何かを察して眉を寄せる。
「一緒に寝よ?」
葉月をベッドに押し倒す。
乱暴になって、ばふ、とベッドが揺れる。
「何すると!」
「葉月は、……嫌なの?」
「嫌じゃないっちゃけど……」
「ならいいじゃん」
急にそんなこと、と葉月が呟く。
「そんなことって何?」
「……言えん」
「そんなことするのに? 言うよりするほうが恥ずくない?」
「五月蝿いったい!」
葉月が俺の腹を殴る。
葉月の細い腕は力を出せず、ぽす、と服に吸収される。
「だってほら、もうこんなだよ?」
「それは……違うけん」
「何が違うのかな?」
葉月の大きくなったモノを服の上から触る。
「んっ……ぁはん///」
「声変わったね」
「……しゃあしい…///」
葉月のパンツの中に手を入れる。
葉月のモノは大きくなって。
葉月との距離が縮まった気がした。
「ぁんっ……ぁ…///」
上下に優しく撫でる。
葉月の息が荒くなって、身体が熱くなる。
「ゃっ…汚いって……////」
葉月のモノを咥える。
俺の口の中でまた大きくなって。
「……ぁっ…ひゃんっ///」
葉月の裏を舐めて。
段差を回って。
亀を包んで。
「んっ…ゃぁ……ひぁんっ///」
全体を舐めて。
顔を動かして、葉月のモノを吸う。
包んで吸って。
「んっ…イく……っ/////」
「だーめ」
「ふぇ……?///」
刺激が急に消えて、葉月は射精の一歩手前で立ち止まる。
物足りない表情をする。
「一緒に、気持ちよくなろ? 俺ら兄弟なんだしさ」
葉月の服を脱がす。
俺も服を脱ぐ。
「んんっ……!////」
葉月のアナを触る。
「すご。指入る……」
「ダメ…っ……ぁんっ///」
指を中で動かす。
とろとろになって。
「…ゃっ……ぁあっ///」
葉月が乱れる。
もう何も考えずに、ただ快楽を貪っている。
「もう挿れていい?」
「……ん…///」
「挿れるよ」
俺の大きくなったモノを葉月に入れる。
「ぁっ…ひぁあっ!//////」
葉月が一瞬で、快楽を受け入れる。
中が締まって気を抜くと俺も出そうになる。
白濁が葉月のモノから出る。
「ごめん……大丈夫だった?」
「うん……っ///」
中が周期的に締まったり緩んだりして。
俺のモノは快楽を吸収する。
「んっ……ふっ///」
腰を動かす。
中で擦れる。
「ひゃぁっ…んっ……ぁんっ///」
俺のモノが膨らんで、葉月を余計に感じる。
葉月が何度も軽くイって、その度に白濁が零れる。
その度に中が締まる。
「葉月………///」
「んっ……弥生…っ///」
名前を呼ばれて、急に葉月の中にいるって実感が湧いて、葉月をまた感じる。
俺のモノが大きくなる。
葉月の奥まで突く。
「ゃあんっ……ぁっ///」
「ちょっと…動くよ」
態勢を変える。
さっきよりも深く這入って、快感が増幅される。
「ぁんっ…ん……ぁ///」
違うところが擦れて。
深く、深く、深く。
「……ぁっ…はぁっ////」
「…はづき……」
何度も腰を振って。
「ゃ…はぁ……んっ///」
俺のモノは熱くなって。
熱く。
「……おにいちゃん////」
「葉月……!?」
「おにいちゃん! ……ぁっ///」
締めつけられる。
きつく。
「…………んっ!//////」
「ああぁんっ……はぁ//////」
俺の白濁が葉月の中に流れ込んで。
葉月のモノからも白濁が垂れる。
「葉月、お兄ちゃんって……」
「言っとらんし!」
「もう一回言ってみて?」
「……お兄ちゃん」
「葉月ぃ!!」
葉月に抱きつく。
もう拒否されてないような、そんな気がした。
「ただいまー。弥生、大丈夫だった?」
「おかえり。大丈夫ー」
母さんが帰ってくる。
玄関で出迎える。
家には弟とふたりきりだった。
「弥生、なんか明るくない?」
「そう?」
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「……別に」
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