DT腐男子の妄想録

風枝ちよ

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隣人がネット配信でオナニー晒そうとしてた事件

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「みんなおやすみ! ばいちゅん♪」
『おやすみー』
『ばいちゅん』
『またねー』

もう自分の一部になった、ネット配信を終える。
ネット配信を始めた時はジュンというキャラを作るのに必死だったけど、最近は自然体でできるようになっている。
というより、カメラをつけたらジュンに自然と身体が移行する。
今日も配信を終えて、オレは椅子に身体を預ける。

「ふぅ~疲れたなぁ……」

暗さの溜まった部屋を見回す。
明かりは端末の光と窓の外の変な形をした時計台くらいだ。
はぁ、と息を吐く。

「ん~……今日もシよっかなぁ」

立ってズボンを脱ぐ。
下半身がすーすーする。

「……ねむ…」

伸びをする。
伸ばした腕が棚に当たって、棚の上に置いていた箱が落ちる。
ガタッ

「ひゃぅっ!?」

落ちた音が想像より大きくてオレはびっくりしてしまう。
オレ、ひとりで何やってんだろ。

「あぶな……」

箱を戻す。

「ふぅ」

オレは気を取り直して、ベッドに座る。
下着を脱ぐ。
微かに膨らんだ欲望に手で触れる。
むくむく、と起き上がってくる。
誰かが部屋のドアを叩いていたけど、オレの意識は欲望に向いていて気付かなかった。

「んっ……ふぅ…///」

ふと。
気配を感じて、走ってきたみたいな、焦っているみたいな息遣いが聴こえて。
オレは起き上がる。
部屋を見回す。
入口に、長身でほどよく筋肉がついた男の人が立っていた。

「ふぇえっ!? 誰??」

慌てて布団で股間を隠す。
収まらない欲望が布団にテントを張る。
見られないように身体を折り曲げて誤魔化す。

「カメラ。カメラついてたから」
「えっ? ……ほんとだ」

カメラを切る。
ベッドに座り直す。

「……もしかしてだけど、」
「何?」
「マウスオブザマウンテン、さん?」
「なんで知ってるの?」

記憶の中の視聴者さんの名前を言う。
男の人は不意をつかれたように惚けた顔をして固まる。

「想像してたのとそっくりだったから」

ふふふ、と笑う。

「でも、教えてくれてありがと」
「うん」
「怒って、ない……?」

マウスオブザマウンテンさんを見上げる。

「何を?」
「オレがリアルだったらこんなことしてる、って……。引いたでしょ」

布団をぎゅ、と握る。
ジュンは純粋系キャラでいってたはずなのに。
マウスオブザマウンテンさんにバラされたらオレ、明日から配信できなくなる。
そのまま引きこもってずっと端末を眺めるだけの人生になるかもしれない。
それはそれでいいかも。

「引いてないよ」
「……嘘。わかるもん」
「嘘じゃないよ?」
「絶対嘘だよ」

目頭が熱くなってくる。
だめだ。
ジュンは泣いちゃいけない。
ジュンは偶像だから。

「僕はジュンくんのこと、好きだから」
「……ほんとに?」
「本当に」

マウスオブザマウンテンさんを見上げる。
オレが今まで見たことないほどの、大人の、真っ直ぐな目で。

「だから、引いたりしないし、嫌いになったりしない」

マウスオブザマウンテンさんがオレに言う。

「だって……人を信じるのって難しいし……ひゃふっ!?///」
「これじゃ、駄目……?」

人の温もりに、久しぶりに包まれる。
マウスオブザマウンテンさんがオレを抱きしめている。
何しているかわかんなくて、把握するまで少しかかって。

「……大人は嘘ばっかりだから」

嘘で塗り固められた人生を、みんなが送っている。

「ごめんね……」

す、と背中を撫でられる。
身体を預けようとする。

「あ、まって」
「どうしたの?」
「さっきまで、その……シてたから、」

匂いとかヤバいかも、と小声で言う。

「ごめん。オレから離れたほうが、いいと思う」

ぎゅ、と強く抱きしめられる。
離れてって言ったじゃん。

「……ふぇ?」
「僕は気にしないし……っていうか、そんなことで嫌いにならないよ?」
「ほんとに……?」
「ほんとに」

心臓がすぐ近くにあって、マウスオブザマウンテンさんのおおきな心臓の鼓動が伝わってくる。
生きているんだ、と何気ないようなことを思う。
生きてるって尊い。

「……ジュンくん、」
「なに?」
「今度は僕が嫌われるかもしれないんだけど」

目を、見つめられる。
恥ずかしくて背けそうになるのを堪える。

「抱いても、いいかな」

抱く……?
抱くって、抱きしめるって意味じゃないよね。
だって抱きしめるって意味なら今してるから許可とる必要はないもん。
抱くって、抱くってことだよね。

「……オレもそんなことで、嫌いにならないから」

言う声が震えてしまう。

「優しくするから」
「……うん」

背中に回された腕が滑って、オレのお尻を撫でて、狭間に手が入る。

「……ん///」

指が入口を触る。
下着はさっき脱いでいて、直の感触が敏感に伝わる。
クチュ、と入口から液が垂れる。
指が中に挿れられる。

「ぁっ! ……なか、きもちいい…!////」

クチュクチュ
中を優しく擦られる。

「んっ……ぁんっ////」

ゆっくりと中に進む。

「ぁ……ゃ…はぁっ////」

意識していなかったけど、オレの口は甘い声を出していた。
恥ずかしさが上回って、羞恥で顔が赤くなって。
キャラを計算してたのもあるかもしれない。
人間、他人といる時はキャラなんだよ。

「んっ! ……んん///」

口を塞ぐ。

「どうしたの? 痛い?」
「痛くはないけど……。オレ、声出してるの嫌かなぁって……ん////」

溢れる声を無理矢理抑えるように、口に手を当てる。

「そんなことないよ? ……可愛い、し」
「ふぁわっ! オレ可愛くないよ……」
「ジュンくんは可愛い。ほんとに」
「やめ、言わないで……っ!////」

クチュ、と指が中で動く。
自分でシてるのとは違って、予測もしていないところに指が当たる。

「ぁっ! …ん……んっ////」
「もう、挿れていいか……?」

指が抜かれる。
マウスオブザマウンテンさんがズボンを下ろして、勃ち上がった欲望を見せる。

「ん……いいよ///」

入口に当てられる。
欲望は熱くて、オレの入口が無意識にきゅんと泣いて。
ぐ、と腰が入ってくる。
内側が欲望で圧迫されて、気持ちよさとか快感とかより痛みが脳を襲う。

「ぁ……ゃあんっ! ……痛っ////」
「ごめん、大丈夫……?」

腰が止まる。

「ん……ちょっと止まっててほしい///」

止まっていても欲望はビクビクと脈を刻んで。
ビクンッ、と欲望が震える。

「ひゃっ! 止まってって、言った……うそつき/////」
「違くて、不可抗力で、」
「……嫌いなるよ?///」

マウスオブザマウンテンさんが辛い表情を作る。
あ、これ配信でも使えるな、と脳内でジュンが言う。

「ごめん」
「…………!////」

グチュ、と中から液が溢れてベッドに垂れる。
狭いベッドでオレはマウスオブザマウンテンさんとくっついて、肌と肌が擦れて暖かくなって。

「……動いても、いい///」
「痛くないの?」
「痛い、けど……オレのせいで困ってるのは嫌だから」

だってジュンならこう言うと思う。
今更、こんなに崩壊したところでジュンを演じる意味なんてないだろうけど。
オレは自分を保つために演じているのだと思う。

「ふわぁっ!? だから、急に動かないでよ……んっ////」

グチュッグチュッ
マウスオブザマウンテンさんが急に動く。
激しく激しく、激しく。
腰を打ち付けられる。

「ぁっ! らめ…やらぁっ////」

欲望は大きく大きく大きく。

「ゃんっ…ぁっ! おちんちんすき……っ!/////」

マウスオブザマウンテンさんの荒くなった息でオレの脳が溶けて流れ出す。
オレとマウスオブザマウンテンさんの隙間を埋めていく。

「……あぁんっ! …ゃ……はぁっ////」
「ジュンくん……っ///」
「ゃっ! はぁんっ! …ぁ////」

欲望が奥に押し入ってくる。
知らないところを開かれて昂ぶって。
欲望が大きく膨らむ。

「ぁあああっ!!//////」
「……っ!////」

オレの身体が痙攣して、頭が一瞬白くなる。
マウスオブザマウンテンさんの白濁がオレの奥に吐き出される。



「じゃー今日の配信はここまでね? ばいちゅん♪」

カメラに向かって今日も手を振る。
マウスオブザマウンテンさんは意味深な発言もするけど冗談として流してくれている。
今日も平和だ。
カメラを切って椅子に倒れこむ。
少しして起き上がって玄関に行く。

「マウスオブザマウンテンさん、今日も来たの?」

ドアを開けると、もう見慣れたマウスオブザマウンテンさんの顔がそこにある。
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