剣と魔法の世界で、拳のみで最強になりました

竜田揚げ

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城下町

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[大罪]メンツの事も気になるが、自分の城下町の方も気になり歩いて帰ってみた。チタイが変わらないと言っていたが、やはり気になる。

城下町に着くとなかなか活気があり、なかなか言いように思える。流石に自分のお膝元なだけあって顔バレしているが、皆結構気さくに話してくれる。でも、やっぱり人族はいない。

「凱空様ー良い肉があるんだ!城で使ってくれないかー?」

「何言ってんだい!ウチの魚の方が良いに決まってんだろ!?凱空様!買ってくれねぇか?」

「ありがとう!城の奴をこっちに寄越して買わせるよ!」

こんな感じで気軽に話してくれるのは嬉しいが、気になることがある。物流だ。物流が無ければ町なんてすぐに干からびて貧困等が起こり治安が悪くなるし、下手をすれば暴動が起こる。

「それよりも、物資は大丈夫か?いきなり荒地なんて場所にいるんだ。」

「ありがてぇなぁ、民衆の意見を直に聞いてくれるなんてよぉ」

「確かにそうだなぁ、荒地ばっかで生物がいねぇのが難点だなぁ、このまま行けば干からびちまう。」

やっぱりか、どうにかしないとなぁ……そうだ!貿易をするか!
有難い事に[大罪]メンツの町があるじゃんか。これは使わない手は無いだろう。そうと決まれば念話だ。

「ちょっと待ってろよ?どうにかするから。」

「「「おぉー、ありがとうございます!」」」

さてと、念話念話っと

『おーい、ポセイ丼~』

『何~?さっき別れたのに恋しくなった?』

『んな訳あるか!お前の国、今どこにある?』

『有難い事に、今も海の中だよ?因みに君の国から南に400kmだよ!』

『マジかー、遠いなぁ。お前の所と貿易しようと思ったのによぉ。』

『貿易なら大丈夫だよ?僕の能力忘れたの?』

『あぁ~、そういえば有ったな?なんだっけ?』

『もぅ~[暴食]のアダ名が付いた原因の1つ、[亜空間収納]!忘れないでよ!』

『あぁ~有ったな、そんなの。』

『そんなの扱い止めてくれる?散々使ってた癖に』

『すまんすまん 。だってお前近頃会ってなかったしよ~』

[亜空間収納]とは、読んで字の如くのスキルで亜空間の収納である。A.Oにはストレージが無く、代わりに道具袋がある。道具袋は限界容量があるが、[亜空間収納]は上限無しのストレージとなり、特定の箱とがあれば中身が共有出来るし入れる事も出来る。
が、このスキルを取ると他のスキルは取れなくなると言うデメリットが存在する。

『で、使うの?使うなら、他の[大罪]メンツに早めに挨拶行きなよ?』

『あいつらも使ってんのか…』

『うん、それで僕ら貿易してるしね。最初に提案したの[強欲]だけど。』

『はぁ……わかった。使わしてもらうよ。挨拶も早めにするわ。[色欲]には、会いたくないけど。』

『そこは、完全に同意するね。僕も関わりたく無いし。』

『あぁ…ありがとうな。』

『うん!頑張ってね?骨は拾いに行きたくないけど、拾うから』

『あぁ…じゃあな』

『じゃーねー』

これで、なんとかなったな。挨拶回りか。マジで嫌だ…町のためだから仕方ないけどさぁ…とりあえず、皆に言うか。

「なんとかなったぞ」

「「「おぉーー!!」」」

「ありがてぇ!これで餓えなくて済む!」

「明日辺りに、ちょっとした箱を設置するから。その中のものを取ってくれ。猫ババするなよ?」

「そんな罰当たりな奴がいたら、オレらでとっちめてやりますよ!」

「一応、箱の近くに城の奴を付けるから、料金はそいつに払ってくれ。」

「分かりやした!!」

さてと、これである程度はどうにかなるだろ。今から城に帰って、挨拶回りの準備でもするかねぇ。あいつらだから俺が直接行かないと五月蝿いしなぁ。
そう思いながら城に帰るのだった。
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