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第25話 いざ、お風呂へ
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「それじゃぁ、ルールの説明をするぞ」
私たちが盛り上がっているところに、東園寺がそう話しを切り出した。
「俺たち男子はルビコン川に集結し、そして、20時をもって作戦を開始する。女性諸君らは、風呂にでも入っていてくれ、人選は任せる。ああ、ゼロってのはなしだ、最低でも数人は風呂に入っていてくれ」
つまり、男子はルビコン川から攻めてくるから、ラグナロクの奥にある露天風呂に行く為には、その広場の真ん中を通ってくるしかない、主戦場はあくまでも、このラグナロク広場になるってわけね、ふむふむ……。
「攻撃魔法はなしだ、暴力も禁止だ、まぁ、タックルくらいはありにするか……。あと、現地人の襲撃があるかもしれない、男子、女子ともに防御魔法を怠らないように。そんなところか……、ああ、そう、そう、森の中には入るなよ、危ねぇから」
ちょっと、待って、暴力禁止?
どうやって防衛するのよ?
うん、知らない、私はこっそり魔力拳を使って男子をぼっこぼこにしてやるんだ、うん、そうしよう。
「よーし、解散、男子、食事の終わった者からルビコン川に移動しろ、最初に作戦会議をやるからな」
「「「おう」」」
と、男子たちがぞろぞろと席を立ち、食器を片付け始める。
私たちはその姿をじっと観察する。
「やっぱり、覗きが目的じゃないみたいだよ?」
「うん、普通の戦闘訓練って感じ……」
みんなの言うとおり、男子たちはいたって普通、別にこれからやましい事をする感じではない。
やがて、男子たちは去り、広場には私たち女子だけが残される。
「あと1時間ね……」
と、綾原が腕時計を見ながらつぶやく。
私も焚き火の近くにある掲示板、そこに立てかけてある時計で時間を確認する。
7時をちょっとまわったくらい。
「それでは、私たちも作戦会議を始めましょうか……、気が進まないけど……」
徳永が額に手をあてながら言う。
「とりあえず、先に誰がお風呂に入るか決めましょう……、立候補したい人いる?」
と、彼女が言うと全員が一斉に視線を逸らす。
「いるわけないよね……」
徳永が懐からメモ帳を取り出す。
「うんと……、雫と唯には防衛陣を張って貰いたいからパス……」
参謀班の二人は候補から除かれるらしい。
「女性班も男子たちが変な事しないように見張ってなきゃいけないからパス……」
女性班も除かれるらしい。
「と、なると、生活班の5人、それと、狩猟班の4人から選ぶ事になるわね……」
私も含まれている!
「生活班がお風呂に入るよ」
どうしよう、と思っているうちに、生活班の班長、福井麻美が名乗り出てくれたので、ほっと胸を撫でおろす。
「そうだね、麻美、狩猟班は戦えるし、私たちが犠牲になるのが一番だよね……」
「うん、うん、あ、ナビーもおいでぇ、お風呂大好きだったでしょ? 一緒にはいろ」
ええ!?
私は口をぱくぱくさせる。
「うん、ナビーも入っておいで」
「大丈夫、大丈夫、覗かれないから、私たちががっちりガードしておくから」
「存分にぶくぶくしてるといいよ」
と、夏目とか笹雪とか雨宮まで言ってる!
「じゃぁ、お風呂は生活班、それとナビーの6人ね……」
徳永がメモを取る……。
こうして私は福井たちと一緒にお風呂に入る事になった……。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
からん、ころん、と、乾いた足音を立てながら露天風呂に向かう。
「ホント、間に合ってよかった」
「うん、似合ってるよ、ナビー」
生活班のみんなが口々に言ってくれる。
「えへへ……」
先頭を歩く私はなんて答えていいかわからず、ちょっとだけ顔をうしろに向けて、少しだけ笑って見せる。
「かわいい!」
「今、何か降りてきたよね、天使かも……」
「うん、うん、天使、天使、苦労して作った甲斐があったよね、浴衣」
そう、私は浴衣を着せられてしまったのだ。
しかも、ご丁寧に下駄までつけて。
「長かったよね、一週間、みんなで眠い目をこすりながら縫ったよね……」
「うん、うん、一生懸命、みんなで夜なべして作ったよね……」
いや、私は男子連中をぼっこぼこにしてやりたいのに、こんな格好じゃぁ……。
ちなみに、今、私が着ている浴衣は、白地に水色の模様がある超かわいいやつ。
下駄も鼻緒がピンクでこれまたかわいい!
からん、ころん、って、石畳から届く音も妙に心地いい。
「えへへ」
超ご機嫌になってきた。
「めぇ……」
「めぇえ……」
と、牧舎の近くを通りかかると、そんな声が聞こえてきた。
「あら?」
私は牧柵に駆け寄る。
「シウス! チャフ!」
と、背伸びをして、牧柵の上からシウスとチャフの頭をなでる。
「ぷるるぅ!」
お、隣にはちゃんとウェルロットも来てる!
「よし、よし、ちゃんといい子にしてるんだよ、ウェルロット」
と、同じように頭を撫でる。
「ぴよ、ぴよ!」
「ぴよっぴぃ!」
「ぴよぉ!」
牧舎の中からも声が聞こえてくる。
あ、そうだ、ピップたちは籠に入れてたんだ、ウェルロットが踏んじゃいそうだったから。
「ピップ、スカーク、アルフレッド! 今からお風呂だからぁ、またあとで見にくるからねぇ! いい子にしてるんだよぉ!」
と、牧舎に向かって大きな声で言う。
「じゃぁ、いこっか、ナビー」
「うん!」
と、また私は上機嫌で先頭を歩きだす。
からん、ころん、からん、ころん……。
そんな小気味いい音色を奏でながら……。
「お、きたきた」
「ごめんね、みんな、囮になってもらって」
と、露天風呂の前に陣取っているみんなに出迎えられる。
「おお、かわいい!」
「すごく似合ってるよ、ナビー」
「オプションでお面とりんご飴も欲しくなるよね!」
「あとわた飴も!」
私のまわりにはすぐに人だかりが出来上がる。
ちなみに、露天風呂の前に陣取っている防衛隊は8人、参謀班の2人、狩猟班の3人、それに女性班の3人の計8人。
もともと女性班は4人だけど、鹿島美咲がここには来ていない。
数日前に負った怪我が治っていないから。
なので、彼女は自室でお留守番。
「それじゃ、よろしくね」
「入ってくるね」
「うん、まかせて」
「ごゆっくり」
と、私たちはドアを開けて露天風呂の中に入っていく。
もくもくと立ち昇る湯気の中に、四隅に配置されたかがり火の灯りに照らされて湯面が綺麗に浮かび上がる。
「脱衣所欲しいよねぇ……」
「うん、服が湿っぽくなる」
と、私たちは風向きを考えて、なるべく風上になるほうで脱衣をはじめる。
「ねぇ、ねぇ、入り口に罠でも仕掛けておかない? 魔法で」
「お、ナイスアイデア! いいね、魔法のブービートラップ!」
と、服を脱ぎながら話している。
「ブービートラップとかって、どこの第一次世界大戦よ……」
私は帯をほどくのに苦戦しながら言う。
「駄目かなぁ、いい案だと思うんだけどなぁ」
「じゃぁ、他にどんな案があるの、ナビー?」
そう聞いてくるので、私は人差し指を立てて、
「最近のトレンドはそうね、バンジステーク、にくだけ、ぎょく、これだね」
と、得意げに言ってみせる。
ちなみに、ぎょく、とは玉子の意。
そして、にくだけ、とはご飯なしのお肉だけってこと。
「バンジステーク……?」
「にくだけ……?」
「ぎょく……?」
福井たちが首を傾げる。
「まっ、意味は自分たちで考えて」
私もわからないから。
「よし!」
全部脱げた!
私は最後の下着を囲いの上にかけて、一目散に湯船に向かう。
「こら、ナビー、ちょっと待ちなさい」
「変な事を言って私たちを煙に撒くつもりだったんでしょ? そうはいかないんだから」
「そういう作戦だったのか!」
と、みんなに呼び止められる。
「湯船に浸かるときは、ちゃんと身体を洗ってからねぇ」
「さて、最初にナビーを洗っちゃいましょうか」
「髪もちゃんと洗ってあげるからねぇ」
くっ……。
捕まえられた……。
そして、私はシャワーの前の椅子に座らせられる。
私たちが盛り上がっているところに、東園寺がそう話しを切り出した。
「俺たち男子はルビコン川に集結し、そして、20時をもって作戦を開始する。女性諸君らは、風呂にでも入っていてくれ、人選は任せる。ああ、ゼロってのはなしだ、最低でも数人は風呂に入っていてくれ」
つまり、男子はルビコン川から攻めてくるから、ラグナロクの奥にある露天風呂に行く為には、その広場の真ん中を通ってくるしかない、主戦場はあくまでも、このラグナロク広場になるってわけね、ふむふむ……。
「攻撃魔法はなしだ、暴力も禁止だ、まぁ、タックルくらいはありにするか……。あと、現地人の襲撃があるかもしれない、男子、女子ともに防御魔法を怠らないように。そんなところか……、ああ、そう、そう、森の中には入るなよ、危ねぇから」
ちょっと、待って、暴力禁止?
どうやって防衛するのよ?
うん、知らない、私はこっそり魔力拳を使って男子をぼっこぼこにしてやるんだ、うん、そうしよう。
「よーし、解散、男子、食事の終わった者からルビコン川に移動しろ、最初に作戦会議をやるからな」
「「「おう」」」
と、男子たちがぞろぞろと席を立ち、食器を片付け始める。
私たちはその姿をじっと観察する。
「やっぱり、覗きが目的じゃないみたいだよ?」
「うん、普通の戦闘訓練って感じ……」
みんなの言うとおり、男子たちはいたって普通、別にこれからやましい事をする感じではない。
やがて、男子たちは去り、広場には私たち女子だけが残される。
「あと1時間ね……」
と、綾原が腕時計を見ながらつぶやく。
私も焚き火の近くにある掲示板、そこに立てかけてある時計で時間を確認する。
7時をちょっとまわったくらい。
「それでは、私たちも作戦会議を始めましょうか……、気が進まないけど……」
徳永が額に手をあてながら言う。
「とりあえず、先に誰がお風呂に入るか決めましょう……、立候補したい人いる?」
と、彼女が言うと全員が一斉に視線を逸らす。
「いるわけないよね……」
徳永が懐からメモ帳を取り出す。
「うんと……、雫と唯には防衛陣を張って貰いたいからパス……」
参謀班の二人は候補から除かれるらしい。
「女性班も男子たちが変な事しないように見張ってなきゃいけないからパス……」
女性班も除かれるらしい。
「と、なると、生活班の5人、それと、狩猟班の4人から選ぶ事になるわね……」
私も含まれている!
「生活班がお風呂に入るよ」
どうしよう、と思っているうちに、生活班の班長、福井麻美が名乗り出てくれたので、ほっと胸を撫でおろす。
「そうだね、麻美、狩猟班は戦えるし、私たちが犠牲になるのが一番だよね……」
「うん、うん、あ、ナビーもおいでぇ、お風呂大好きだったでしょ? 一緒にはいろ」
ええ!?
私は口をぱくぱくさせる。
「うん、ナビーも入っておいで」
「大丈夫、大丈夫、覗かれないから、私たちががっちりガードしておくから」
「存分にぶくぶくしてるといいよ」
と、夏目とか笹雪とか雨宮まで言ってる!
「じゃぁ、お風呂は生活班、それとナビーの6人ね……」
徳永がメモを取る……。
こうして私は福井たちと一緒にお風呂に入る事になった……。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
からん、ころん、と、乾いた足音を立てながら露天風呂に向かう。
「ホント、間に合ってよかった」
「うん、似合ってるよ、ナビー」
生活班のみんなが口々に言ってくれる。
「えへへ……」
先頭を歩く私はなんて答えていいかわからず、ちょっとだけ顔をうしろに向けて、少しだけ笑って見せる。
「かわいい!」
「今、何か降りてきたよね、天使かも……」
「うん、うん、天使、天使、苦労して作った甲斐があったよね、浴衣」
そう、私は浴衣を着せられてしまったのだ。
しかも、ご丁寧に下駄までつけて。
「長かったよね、一週間、みんなで眠い目をこすりながら縫ったよね……」
「うん、うん、一生懸命、みんなで夜なべして作ったよね……」
いや、私は男子連中をぼっこぼこにしてやりたいのに、こんな格好じゃぁ……。
ちなみに、今、私が着ている浴衣は、白地に水色の模様がある超かわいいやつ。
下駄も鼻緒がピンクでこれまたかわいい!
からん、ころん、って、石畳から届く音も妙に心地いい。
「えへへ」
超ご機嫌になってきた。
「めぇ……」
「めぇえ……」
と、牧舎の近くを通りかかると、そんな声が聞こえてきた。
「あら?」
私は牧柵に駆け寄る。
「シウス! チャフ!」
と、背伸びをして、牧柵の上からシウスとチャフの頭をなでる。
「ぷるるぅ!」
お、隣にはちゃんとウェルロットも来てる!
「よし、よし、ちゃんといい子にしてるんだよ、ウェルロット」
と、同じように頭を撫でる。
「ぴよ、ぴよ!」
「ぴよっぴぃ!」
「ぴよぉ!」
牧舎の中からも声が聞こえてくる。
あ、そうだ、ピップたちは籠に入れてたんだ、ウェルロットが踏んじゃいそうだったから。
「ピップ、スカーク、アルフレッド! 今からお風呂だからぁ、またあとで見にくるからねぇ! いい子にしてるんだよぉ!」
と、牧舎に向かって大きな声で言う。
「じゃぁ、いこっか、ナビー」
「うん!」
と、また私は上機嫌で先頭を歩きだす。
からん、ころん、からん、ころん……。
そんな小気味いい音色を奏でながら……。
「お、きたきた」
「ごめんね、みんな、囮になってもらって」
と、露天風呂の前に陣取っているみんなに出迎えられる。
「おお、かわいい!」
「すごく似合ってるよ、ナビー」
「オプションでお面とりんご飴も欲しくなるよね!」
「あとわた飴も!」
私のまわりにはすぐに人だかりが出来上がる。
ちなみに、露天風呂の前に陣取っている防衛隊は8人、参謀班の2人、狩猟班の3人、それに女性班の3人の計8人。
もともと女性班は4人だけど、鹿島美咲がここには来ていない。
数日前に負った怪我が治っていないから。
なので、彼女は自室でお留守番。
「それじゃ、よろしくね」
「入ってくるね」
「うん、まかせて」
「ごゆっくり」
と、私たちはドアを開けて露天風呂の中に入っていく。
もくもくと立ち昇る湯気の中に、四隅に配置されたかがり火の灯りに照らされて湯面が綺麗に浮かび上がる。
「脱衣所欲しいよねぇ……」
「うん、服が湿っぽくなる」
と、私たちは風向きを考えて、なるべく風上になるほうで脱衣をはじめる。
「ねぇ、ねぇ、入り口に罠でも仕掛けておかない? 魔法で」
「お、ナイスアイデア! いいね、魔法のブービートラップ!」
と、服を脱ぎながら話している。
「ブービートラップとかって、どこの第一次世界大戦よ……」
私は帯をほどくのに苦戦しながら言う。
「駄目かなぁ、いい案だと思うんだけどなぁ」
「じゃぁ、他にどんな案があるの、ナビー?」
そう聞いてくるので、私は人差し指を立てて、
「最近のトレンドはそうね、バンジステーク、にくだけ、ぎょく、これだね」
と、得意げに言ってみせる。
ちなみに、ぎょく、とは玉子の意。
そして、にくだけ、とはご飯なしのお肉だけってこと。
「バンジステーク……?」
「にくだけ……?」
「ぎょく……?」
福井たちが首を傾げる。
「まっ、意味は自分たちで考えて」
私もわからないから。
「よし!」
全部脱げた!
私は最後の下着を囲いの上にかけて、一目散に湯船に向かう。
「こら、ナビー、ちょっと待ちなさい」
「変な事を言って私たちを煙に撒くつもりだったんでしょ? そうはいかないんだから」
「そういう作戦だったのか!」
と、みんなに呼び止められる。
「湯船に浸かるときは、ちゃんと身体を洗ってからねぇ」
「さて、最初にナビーを洗っちゃいましょうか」
「髪もちゃんと洗ってあげるからねぇ」
くっ……。
捕まえられた……。
そして、私はシャワーの前の椅子に座らせられる。
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