最強の魔導書とともに異世界を生きていく

4．MPが無くならない魔導書の神様の方が俺より最強なんだが

ヴォー

うん？

「あれはオークですね」

「あれがオーク、かなりでかいな」

オークは俺の2倍くらいの大きさだった

「まだ蒼様は魔導書に慣れていないかもしれないので私が倒しますね」

「ああ」

「サウンドボール」

トトの手から砂の球がオークに向かって発射された

ウォー

テッテレー

うん？

「どうかしましたか？」

「なぁトト、複詠唱魔法ふくえいしょうってどんな魔法なんだ」

「複詠唱魔法ですか、…複詠唱魔法は簡単に言うとコピー魔法です。詠唱を聴くと属性があれば自分も使えるようになる魔法です。」

「そうなのか、そしたら俺はサウンドボールを使えるようになったってことか」

「そうなりますね」

ヴォー、ヴォー、ヴォー、ヴォーー

「なんかオークがたくさん出てきたな」

「多分この辺はオークのナワバリなのかもしれませんね。せっかくなのでこのオークたちを使って私の持っている属性の魔法を使えるようになりましょう」

「おう」

「では砂魔法はサウンドボール、サウンドウォール、サウンドウォールは防御魔法の分類ですが上手いこと使えば魔物を生き埋めに出来ます。」

「サウンドウォール」

すると1匹のオークの周りに壁が出来、オークの上に倒れていく

グ、グァァ

テッテレー

「他にもありますがオークの数を考えると光魔法が使えないのでまた次の機会に」

「ああ」

「光魔法はライトアウト、シャイニングアローです。ライトアウトは敵から光を奪う魔法です。シャイニングアローは使う人の強さによって光の矢の数が変わります。」

「まずはライトアウトでオークの光を奪います、そしてシャイニングアローでトドメをさします。」

「みていてください、"ライトアウト"」

グァァ
オークが目を押さえている

「耳障りな声をやめろ、"シャイニングアロー"」

唱えるとトトの上に10本以上は超えているであろう光の矢が現れオーク達に放たれた

グァァ、グァァ、グァァ

現れたオーク達は光の矢に打たれ倒れていた

「すみません、シャイニングアローで全て倒してしまいました」

「あ、いや別に構わないけど」

「そうですか。砂魔法、光魔法は攻撃魔法の他に回復魔法が使えますが回復魔法は限られたものだけです。私は応急処置程度(回復力上位魔法並)の回復ヒールしか使えません。応急処置と言っても使う人のMPよって上位の回復魔法と変わらない回復力を持ちます。」

へー強さによって変わったりする魔法があるんだな、この異世界は面白いな

「あれ、そういえばトトはMPが切れたりはしないのか？」

「ええ、魔導書によって召喚された私や他の神や生き物もどれだけ使っても切れることはありません」

え、それって、無敵じゃね


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魔導書から召喚された神様は神月が別の世界から来たことを知っています。