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二十八話(完)
ミハエルが前世を思い出したのはクエスフィールよりも前。この世界ではありえないスカート捲りを侍女やメイドにしていて、クエスフィールは「何だコイツ」という目で見ていた。
そして前世を思い出したクエスフィールは幼児らしからぬエロさと今世に無い知識を口にしていたミハエルを見て「あ、これは伸二だわ」とあっさり見破るという。
まあ前世と今世、容姿が似ていたので見た目の違和感は無いし、幼い頃に思い出したのもあってすんなりとこの世界に馴染んだから周りから不審がられる事もなく過ごしていた。
問題があったのはこの世界が乙女ゲームに似ていた事。
自分達の名前や身分、お互いの婚約者も同じ調べれば調べるほど一緒。これでヒロインなんて出て来て引っかき回されたらたまったものではないと、親の権力を使い課金アイテムの排除やダンジョンをガチダンジョンに変更したりと学院入学前に行い、それに並行して婚約者との仲を深めていった。
全ては乙女ゲームのフラグをへし折りゲームを終わらせ前世の推しの婚約者とイチャコラする為である。
「まあアリサがアンポンタンだったのと優がゲーム内容を覚えていたのが勝因だな」
「それな。僕伸二みたいにいきなりゲーム始めないでしっかり説明書読んでからする派だし。なんなら設定集とか読み込むタイプだから。それを考えるとアリサは最初から課金して進めるタイプだったんじゃないかな。じゃなきゃあんなにゲームと外れた行動しないでしょ」
「課金アイテム使えば大丈夫って思ったんだろうなぁ」
「課金アイテムの完全排除は出来ないのは分かってたから気をつけてたんだけど・・・・・・パーティーでの敗因はミハエルの精神耐性が紙装甲だったって事だね」
「エロ特化型の俺としては致し方なし!」
「アホか。王族が弱点を晒してどうするんだよ。そこにいた生徒にバレかけたんだから反省してくれ」
皿に盛られていたナッツを投げると綺麗に口でキャッチするミハエルに、エロい事ばっかり妄想してるから魅了にかかるのでは?という疑念が湧いてくる。うん、伸二ならありえるとクエスフィールは内心頷く。
「まあまあ落ち着きたまえ。俺達のは終わったからいいじゃないか。次行こうぜ次」
「ああ、続編ね。ヒロインは教会で保護してみっちり宗教観念を叩き込んでるし、神学校も作ったから学院に通う事も無いと思うよ」
「そのうち俺らみたいに前世思い出した!学院に通わせろ!とか言いそうじゃないか?」
「だから法改正を提案して通したじゃない。『将来神に仕える者は必ず神学校へ通う事』って。学院に通わない時点で始まるものも始まらないよ」
「あーあと第三王子を教育しとくか」
「封印石も見つけて厳重に結界張ったしやれる事はやったから大丈夫でしょ」
クエスフィールとミハエルは自分達が攻略対象の乙女ゲームと並行して続編の改変をしていた。
続編のヒロインは地方の孤児院育ち。そのヒロインを探し出し王都郊外にある戒律が厳しい教会へシスター見習いという形で預け、学校へ通う歳になっても神に仕える者という理由で神学校でないと通えなくした。
さらに封印石を見つけそこに教会を建立、封印石の周囲に結界を張りる事で続編乙女ゲームの『封印石の封印が解かれ障気が人々を脅かす』事象が無くなる。
それに伴って『障気が孤児院を覆ってそれをどうにかしようとしたヒロインが聖女に覚醒』という続編乙女ゲームの最初の見せ場は封印石の保護と教会へ身を置く事で無くなり、聖女がこの世界に誕生する事は阻止される。
よって続編乙女ゲームはほぼ始まる前に終わったと言っても過言ではないが、ヒロインが前世を思い出しゲームの内容をなぞろうとする可能性もあるので、攻略対象の第三王子達に『ヤベェのには近づくな。特にピンク頭』という教育をクエスフィール達4人で施す事に。
その時アラベラの圧倒的な胸の存在感にお年頃の続編攻略対象者達はくぎ付けでミハエルが「俺のだ!!」と発狂したとかしないとか。
「は~これでゆっくりあーたんとイチャコラできる~」
「僕もシスティアとゆっくりしたいよ」
数年後、「何で聖女になれないのよーーー!!」という声が教会に響いたらしい。
その報告を聞き無言でハイタッチをするクエスフィールとミハエルだった。
そして前世を思い出したクエスフィールは幼児らしからぬエロさと今世に無い知識を口にしていたミハエルを見て「あ、これは伸二だわ」とあっさり見破るという。
まあ前世と今世、容姿が似ていたので見た目の違和感は無いし、幼い頃に思い出したのもあってすんなりとこの世界に馴染んだから周りから不審がられる事もなく過ごしていた。
問題があったのはこの世界が乙女ゲームに似ていた事。
自分達の名前や身分、お互いの婚約者も同じ調べれば調べるほど一緒。これでヒロインなんて出て来て引っかき回されたらたまったものではないと、親の権力を使い課金アイテムの排除やダンジョンをガチダンジョンに変更したりと学院入学前に行い、それに並行して婚約者との仲を深めていった。
全ては乙女ゲームのフラグをへし折りゲームを終わらせ前世の推しの婚約者とイチャコラする為である。
「まあアリサがアンポンタンだったのと優がゲーム内容を覚えていたのが勝因だな」
「それな。僕伸二みたいにいきなりゲーム始めないでしっかり説明書読んでからする派だし。なんなら設定集とか読み込むタイプだから。それを考えるとアリサは最初から課金して進めるタイプだったんじゃないかな。じゃなきゃあんなにゲームと外れた行動しないでしょ」
「課金アイテム使えば大丈夫って思ったんだろうなぁ」
「課金アイテムの完全排除は出来ないのは分かってたから気をつけてたんだけど・・・・・・パーティーでの敗因はミハエルの精神耐性が紙装甲だったって事だね」
「エロ特化型の俺としては致し方なし!」
「アホか。王族が弱点を晒してどうするんだよ。そこにいた生徒にバレかけたんだから反省してくれ」
皿に盛られていたナッツを投げると綺麗に口でキャッチするミハエルに、エロい事ばっかり妄想してるから魅了にかかるのでは?という疑念が湧いてくる。うん、伸二ならありえるとクエスフィールは内心頷く。
「まあまあ落ち着きたまえ。俺達のは終わったからいいじゃないか。次行こうぜ次」
「ああ、続編ね。ヒロインは教会で保護してみっちり宗教観念を叩き込んでるし、神学校も作ったから学院に通う事も無いと思うよ」
「そのうち俺らみたいに前世思い出した!学院に通わせろ!とか言いそうじゃないか?」
「だから法改正を提案して通したじゃない。『将来神に仕える者は必ず神学校へ通う事』って。学院に通わない時点で始まるものも始まらないよ」
「あーあと第三王子を教育しとくか」
「封印石も見つけて厳重に結界張ったしやれる事はやったから大丈夫でしょ」
クエスフィールとミハエルは自分達が攻略対象の乙女ゲームと並行して続編の改変をしていた。
続編のヒロインは地方の孤児院育ち。そのヒロインを探し出し王都郊外にある戒律が厳しい教会へシスター見習いという形で預け、学校へ通う歳になっても神に仕える者という理由で神学校でないと通えなくした。
さらに封印石を見つけそこに教会を建立、封印石の周囲に結界を張りる事で続編乙女ゲームの『封印石の封印が解かれ障気が人々を脅かす』事象が無くなる。
それに伴って『障気が孤児院を覆ってそれをどうにかしようとしたヒロインが聖女に覚醒』という続編乙女ゲームの最初の見せ場は封印石の保護と教会へ身を置く事で無くなり、聖女がこの世界に誕生する事は阻止される。
よって続編乙女ゲームはほぼ始まる前に終わったと言っても過言ではないが、ヒロインが前世を思い出しゲームの内容をなぞろうとする可能性もあるので、攻略対象の第三王子達に『ヤベェのには近づくな。特にピンク頭』という教育をクエスフィール達4人で施す事に。
その時アラベラの圧倒的な胸の存在感にお年頃の続編攻略対象者達はくぎ付けでミハエルが「俺のだ!!」と発狂したとかしないとか。
「は~これでゆっくりあーたんとイチャコラできる~」
「僕もシスティアとゆっくりしたいよ」
数年後、「何で聖女になれないのよーーー!!」という声が教会に響いたらしい。
その報告を聞き無言でハイタッチをするクエスフィールとミハエルだった。
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そのおかげで色々と乙女ゲームの改変が楽にできたのです(^o^)