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一話
「クエス様、好きです!」
大きなオレンジの瞳を潤ませ両手を胸のところで組み告白する令嬢に告白された令息、クエスフィール=ガラナは困った顔をし、そのクエスフィールの隣にいる婚約者のシスティア=マントールは唖然としている。
(婚約者が隣にいるのに告白ってどれだけ自信があるのかしら。それにフィー怒ってる・・・)
さあ、YESの返事を返すのよと言わんばかりの期待に満ちた顔を令嬢はしているが、困った顔をして内心怒っているクエスフィールにホッとする。
クエスフィールの愛を疑っていないが、不安になるのだ。
そんな心を見透かしたのかクエスフィールはシスティアの肩を抱き寄せ頭にキスをする。
「悪いが僕には愛しい婚約者がいるから他をあたってくれ。いっぱいいるだろう?」
学園で一二を争うその端正な顔で微笑み拒絶するクエスフィールに、先ほどとは違い悲しみで瞳を潤ませる。
「そんな・・・・・・クエス様はシスティアに騙されているんです!影でアラベラと一緒に私をいじめているんですよ!」
そう訴えるがクエスフィールの態度は変わらない。
「・・・・・・それはおかしいな。クラスが違うから知らないみたいだけど、学園にいる時システィアは必ず僕の隣にいるのに。システィアが君をいじめているならそこに僕がいるはずだけど?アラベラ嬢も同じで常に婚約者と一緒だしね」
「そっそれは・・・・・・」
「それに君男爵令嬢だよね?何故公爵令嬢のアラベラ嬢と伯爵令嬢のシスティアを仲も良くないのに呼び捨てなの?あと僕の事を名前で呼ぶ許可は出してないけど?きちんとガラナ侯爵令息って呼んで欲しいな」
有無を言わせない笑顔の圧力に令嬢は黙ってしまう。
「システィア行こう」
そんな令嬢の姿にため息一つ吐き、また頭にキスをしその場を去っていく。
「・・・・・・なによ、なによなによなによ!何で上手くいかないの⁉イベントも上手くいかない、好感度を上げるアイテムが何故か見つからない、推しのクエスが塩対応、おかしいわ!・・・・・・でも見てなさい、クエスは私の魅力でシスティアから奪ってやるんだから!」
地団駄を踏みながら去っていく2人を睨み喚く令嬢、アリサ=ダサヨンは決意を強く持つ。
しかし彼女は気づかない。自分が転生しているなら他にも転生者がいるのではないかという可能性を。
大きなオレンジの瞳を潤ませ両手を胸のところで組み告白する令嬢に告白された令息、クエスフィール=ガラナは困った顔をし、そのクエスフィールの隣にいる婚約者のシスティア=マントールは唖然としている。
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さあ、YESの返事を返すのよと言わんばかりの期待に満ちた顔を令嬢はしているが、困った顔をして内心怒っているクエスフィールにホッとする。
クエスフィールの愛を疑っていないが、不安になるのだ。
そんな心を見透かしたのかクエスフィールはシスティアの肩を抱き寄せ頭にキスをする。
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「そんな・・・・・・クエス様はシスティアに騙されているんです!影でアラベラと一緒に私をいじめているんですよ!」
そう訴えるがクエスフィールの態度は変わらない。
「・・・・・・それはおかしいな。クラスが違うから知らないみたいだけど、学園にいる時システィアは必ず僕の隣にいるのに。システィアが君をいじめているならそこに僕がいるはずだけど?アラベラ嬢も同じで常に婚約者と一緒だしね」
「そっそれは・・・・・・」
「それに君男爵令嬢だよね?何故公爵令嬢のアラベラ嬢と伯爵令嬢のシスティアを仲も良くないのに呼び捨てなの?あと僕の事を名前で呼ぶ許可は出してないけど?きちんとガラナ侯爵令息って呼んで欲しいな」
有無を言わせない笑顔の圧力に令嬢は黙ってしまう。
「システィア行こう」
そんな令嬢の姿にため息一つ吐き、また頭にキスをしその場を去っていく。
「・・・・・・なによ、なによなによなによ!何で上手くいかないの⁉イベントも上手くいかない、好感度を上げるアイテムが何故か見つからない、推しのクエスが塩対応、おかしいわ!・・・・・・でも見てなさい、クエスは私の魅力でシスティアから奪ってやるんだから!」
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