白銀の狐は異世界にうっかり渡り幸せになる

ネコフク

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友達できちゃった編

玉藻友達ができる

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 (注 ※は作者の言葉です)



 こんにちは玉藻だよ。

 かなり久しぶりにぼく目線のお話になるよ。

 というか僕目線まだ一回しかなかった!びっくりだね!

 神域からこの世界に渡ってからちょっとだけ成長して舌っ足らずな感じも無くなったし、背もちょぴっとだけ伸びたの!
 ジークは僕より大っきくなったんだよね。なんかジークはαだから成長も早めなんだって。凄いよね!

 でも僕はベールちゃん曰く「Ω」だからゆっくり大きくなるんだって。

 ・・・・・・αとΩって何?

 詳しい事はもう少し大きくなってからってリードちゃんとメイちゃんが言ってたよ。それと首輪は外しちゃダメだよって。何でだろうね?

 ※リードは王(グリード)、メイは王妃(メイリーン)の名前。玉藻は2から人リード、メイと呼んでと言われている。詳しくは「世界設定 アマンベール王国編」を見てね


 さて、さてさて。

 この前ジークに連れられて庭園に行ったら、ガゼボに男の子と女の子がいたの。そこで挨拶したらみんなうずくまったり倒れるから驚いちゃった。あわあわしてたらジークが抱きしめてすりすりしながら気にしないでって言ってたけど物凄く気になるよね。なんだろ、お日様にあてられて暑かったのかな?

 ※みんなガゼボの中にいたので日射病にはならないよ

 あっ、胸を押さえている子もいたの。胸の病気かな?

 ※玉藻が可愛い過ぎて胸が痛くなっただけだよ!

 でもそこでお友達ができたんだ!・・・ジーク?ジークはお友達じゃなくて「伴侶」なんだって。・・・・・・伴侶ってなんだろ?ずっと一緒にいることだよって言ってたけどだったらお友達もそうじゃないの?違う?難しいね。

 そういえば神域でも華炎が僕のことお嫁さんって言ってたな。すっかり忘れてたよ。・・・・・・華炎と黒曜元気かな。

 ちょっとしんみりしちゃったけど、こっちの世界でお友達も出来たから淋しさはあるけどこれから楽しみでもあるんだ。

 お友達の名前はシュミット、ヤマト、ホルツ、ミアンナ。シュミットは真面目そうなブロンドの子、ヤマトは元気いっぱいな赤い髪の子、ホルツは黒髪で綺麗な紫の目が眠そうな感じだったよ。ミアンナは女の子でジークと同じ金髪だったけど緑の目をしていたよ。一番僕をギラギラした目で見ててジークに注意されてたけど、なんでそんな目で見てたんだろうね?

 どうやらその4人とジークも合わせて一緒にお勉強したり遊んだりするみたい。楽しみだな~

 でもみんな時たまジークを見て怯てるのはなんでだろ?
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