引きこもりの従兄を更生させるはずが、逆に”女”にさせられちゃいましたとさ! てへっ

戸影絵麻

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#63 勝利の行方②

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 思い切って左手を吊り革から離す。
 
 同時に身体が傾いて、ずぶりと嫌な音がした。

 ひいいっ!

 突き抜ける快感に、私は危うく悲鳴を上げそうになる。

 括約筋に力をこめて、なんとか体勢を立て直す。

 がんばれ、美咲。

 今度は右手を離すのだ。

 そう、私が選んだ道は、地球の引力を味方につけることだった。

 この体勢で両手を吊り革から離してしまえば、私の全体重が邦彦のチンポにかかるのだ。

 そうなれば、へたなピストン運動よりも、よほど強烈な刺激を与えられるに違いない。

 そう踏んだのである。

「ええい! ままよ!」

 清水の舞台から飛び降りる心境で、命綱の吊り革から右手を離す。

 とたんに、

 ずぶずぶずぶ!

 粘液が噴き出す音とともに、身体がすさまじい勢いで沈下し始めた。

「あううううううっ!」

 叫ばずにはいられない。

 邦彦の竹竿ペニスが、めりめりとおまんこの中にめり込んでくる。

 その気持ちよさといったら、正常位のセックスの比ではなかった。

 まずい。

 このままでは、負ける。

 いや、それどころか、あのサイズである。

 全部呑み込んだら、邦彦のチンポは私の膣を突き抜け、子宮壁も突き破り、腹腔の中にまで入り込んでくるに違いない。

「くううううううっ!」

 気合を込め、私はおまんこに全力を注入した。

 括約筋が万力のように締まり、沈降にかろうじてブレーキがかかる。

 よかった。

 止まった。

 ふっと安堵の吐息をつく。

 だけど、問題はこれからだ。

 私は今や、針の上で揺れるヤジロベエだった。

 少しでも力を抜くと、邦彦のチンポを呑み込んで身体が沈んでしまうのだ。

 いわゆるこれは騎乗位なのだが、邦彦のチンポが長すぎて、私の身体は宙に浮いている。

 なんとかここで、早いところ、邦彦を射精させなければ。

 そう、私の”おまんこ力”がもつうちに。

「はあはあはあ」

 邦彦の荒い息が聞こえてくる。

 しめた、と思う。

 けっこう効いているようだ。

 おまんこにぶっ刺さったペニスも、これまで以上に硬く、熱く勃起しているのがわかる。

 よし。じゃあ、そろそろ、必殺技をお見舞いするか。

 私は宙に浮いた両足をVの字に開き、体勢を整えた。

 正直、自信はなかった。

 今でもすぐにイキそうなくらい気もちがいいのに、この上更にスペシャル技を使って、果たして私のほうの意識がもつだろうか。

 けれど、現状を打破するためには、やるしかない。

「これでどうだ! 逝け! 出しやがれ!」

 腹の底から声を絞り出し、私は祈るような思いで、壁を蹴った。

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