引きこもりの従兄を更生させるはずが、逆に”女”にさせられちゃいましたとさ! てへっ

戸影絵麻

文字の大きさ
75 / 88

#76 史上最低の戦い⑨

しおりを挟む
 邦彦は、水揚げされたマグロみたいに床に伸びている。
 真っ裸だから、ぽってりした白いおなかがつきたての餅みたいだ。
 その向こうに何もない空間があって、正面の窓にはカーテンがかかっている。
 左手の壁から本棚を押し潰して突き出ているのが、問題のUFOである。
 万城目教授の言を信じるならば、中に1億人分のエイリアンの卵を詰め込んだ巨大な”卵巣”だ。
 あれが次また孵化する前に、なんとしてでも邦彦のペニスを勃起させなければならない。
 そのぺかぺか光るネオンライトみたいな物体のほうはなるべく見ないことにして、私は目の前の邦彦に意識を集中した。
 邦彦は30度の角度で足を開いている。
 ムーミンのそれみたいに、太く短い足である。
 その間に、しなびた長い干物のようなものがだらしなく伸びている。
 4度にわたる連続射精で、精魂尽き果てた邦彦のおチンポである。
「あーあ、変わり果てた姿になっちゃって」
 私は衝動的に、その浜辺に打ち上げられたリュウグウノツカイみたいな物体を指でつまみ上げた。
 ちなみに、リュウグウノツカイというのは深海に住む馬鹿に細長い魚で、地震の前によく砂浜に打ち上げられるというレアな生き物だ。
「はああ、もう、ふにょふにょじゃない」
 所々うっ血して斑になった邦彦のおチンポは、芯のないイカの足みたいに悲しいほど手応えがない。
 私の記憶にあるアレとは、まさに雲泥の差といっていい。
「だらしないねえ。たかがオナニーだけでこんなになるなんて。私を突き上げて回転させたあのたくましい洗濯竿は、どこいっちゃったのよ?」
 口に出すと、そこはかとないさびしさがこみあげてきた。
 引きこもりオタクの邦彦の唯一の取り柄が、この日本人離れしたチンポだったのである。
 顔面偏差値50以下。
 小太り。
 運動神経ゼロ。
 ファッションセンス、なし。
 そんな邦彦からスーパーチンポを取ったら、いったい何が残るというのだ? 
 思わず頬ずりしてみたが、しなびたチンポは氷のように冷たいままだった。
 しかも、亀頭の先まで皮をかぶっていて、まるで赤ちゃんのおしゃぶりみたいに先がビラビラになっている。
 いかん。
 腋の下をひやりとした汗が伝うのがわかった。
 このままでは、邦彦のチンポが死んでしまう。
 なんとかしなきゃ。
 私がこの手で、この口で、いや、いざとなったら、このおまんこで…。
 まずは、あれから行こうか。
 私は傍らの洗面器の中をかき回した。
 これは、乙川警部が置いていったもので、中に色々なグッズが入っている。
 なぜ容れ物が洗面器なのかは謎だが、今はそんなことにこだわってはいられない。
 あった。
 しばらくかき回して引っ張り出したのは、ホルスタインの絵のついた白いチューブである。
 そう、私の好物、スキムミルクだ。
 両手に練りミルクを絞り出し、ローションみたいにまぶす。
 手のひらが真っ白になったところで、やにわにしなびたペニスを包み込み、全体に液体を塗り広げていく。
 これだけでも感じてよさそうなのに、よほど疲れているのか、邦彦は目を閉じたまま、ぴくりとも動かない。
「しょうがないなあ。じゃあ、いただきます」
 邦彦のペニスを縦に引っ張って伸ばすと、私は顔を横にして尺八でも吹くみたいにその竿の部分を舐め出した。
 もちろん、片手で陰嚢をもみもみするのも忘れない。
 心を込めて、根元から包皮の先まで、表から裏側まで舐め取った時である。
「あ…美咲ちゃん…?」
 邦彦がうっすらと目を開けた。
「ど、どうしたの…? いきなりフェラチオなんかして」

 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。 **2026.01.02start~2026.01.17end**

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

借金した女(SМ小説です)

浅野浩二
現代文学
ヤミ金融に借金した女のSМ小説です。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

処理中です...