引きこもりの従兄を更生させるはずが、逆に”女”にさせられちゃいましたとさ! てへっ

戸影絵麻

文字の大きさ
76 / 88

#77 史上最低の戦い⑩

しおりを挟む
「どうしてって…」
 つぶらな瞳で見つめてくる邦彦に、私はここへ来ることになったいきさつを説明した。
 しゃべりながら時々亀頭を舐めてやるが、おチンポは相変わらず干物みたいにうなだれたままだ。
「今度は20万円か…。ふふ、美咲ちゃんらしいね」 
 聞き終えると、邦彦が弱々しく笑った。
「人を金の亡者みたいに言わないでよ。これでも地球のためと思ってがんばってるんだから」
 むっとして言い返すと、
「地球のためか…。だけど、皮肉なこともあるもんだな。こんな世捨て人みたいな僕のザーメンが、エイリアンの弱点だっただなんて…」
 そんなことをつぶやきながら、遠い眼をして壁から突き出たUFOを見る。
「だいたい、なんでそんな時にオナニーなんかしてたわけ? しかも、この前のアレ、こっそりカメラで撮影してたでしょ」
「だって、あの日は、美咲ちゃんと会うのも最後になるかもしれないと思ったから…。でも、おかげで最高のずりネタができたよ。実は、あれ以来、ほとんど毎日、動画見ながらオナニーしてたんだ。1日2、3回は軽くね。だから、UFOが墜落した時に僕がオナニーしてたのは、いわば必然みたいなものだったのさ」
「そんなとこで無駄に射精しちゃうから、こんなになっちゃったんじゃない」
 私は邦彦のへなへなチンポを指に挟んで振ってやった。
「うん…。だけど、まさか僕のザーメンが必要とされる日が来るなんて、思ってもいなかったから…」
 それはそうだろう。
 予言者でもこんな阿呆な事態、予測できるはずがない。
「さあ、ぐずぐず言ってないで、勃てるよ!」
 気を取り直し、私はもう一度邦彦の亀頭にかぶりつこうとした。
 が、邦彦がそんな私の髪に手を伸ばし、5本の指でわしゃわしゃとかきまぜた。
「ありがとう…でも、僕、もうだめみたいなんだ。いくらしゃぶられても、何も感じない…・チンコが麻痺したみたいになってて、ぜんぜん気持ちよくなってこないんだよ」
「ちょっと、あたしのフェラがへたくそだって言いたいの?」
「そうじゃない…。たぶん、心身ともに疲労してるせいだと思う。チンコも極限まで酷使しちゃったし…」
 おまえは『走れ、メロス』か。
 ひと寝入りして、泉の水でも飲めば治るのか。
「じゃあ、どうすれば? 疲労回復するまで寝てる暇はないんじゃないの? いつまたあの小人たちが生まれてくるかわかんないもん」
「そうだね…。善は急げって言うもんね。かくなるうえは…」
 横になったまま、邦彦が一点を見つめた。
 私の短いテニススコートの中である。
「かくなるうえは…?」
 おうむ返しに、私は訊いた。
「まず、視覚的に僕を興奮させてくれないか。男の性欲の原点は、女性と違って視覚的な刺激によるところが大きいんだ」
「はあ? なにそれ? もったいぶらずに、もっとわかりやすく言いなさいよ」
「あのね。じゃ、言うよ。怒らないで聞いてね」
 真顔になる邦彦。
「ぼくの目の前で、オナニーして見せてほしいんだ」




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。 **2026.01.02start~2026.01.17end**

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

借金した女(SМ小説です)

浅野浩二
現代文学
ヤミ金融に借金した女のSМ小説です。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

処理中です...