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#84 史上最低の戦い⑰
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くうう、またそれか。
私はエイリアンが憎らしくなった。
あんたたちがよりによって邦彦の部屋に墜落したりなんかするから、私がまた恥ずかしい目に遭わなきゃなんないんじゃない!
が、物言わぬUFOに怒りを覚えても仕方がない。
それに、報奨金のこともある。
万城目教授の話によれば、見事エイリアンを撃退した暁には、20万どころか、もっとたくさんのバイト料がもらえるらしいのだ。
「わかったよ、やりゃいいんだろ。やりゃあ」
私は恥を忍んで右足をベッドの上に引き上げた。
左脚はベッドから垂らしたまま、右脚を立てて身体に引きつける。
「ぶは」
邦彦が手のひらで鼻を押さえ、変な声を出した。
指の隙間からたらたらと流れる血。
「すごいよ…この眺め。おまんちょがぱっくり口を開けて、サーモンピンクの中身が…ああっ」
私は呆れた。
邦彦のやつ、触る前から鼻血を出しているのだ。
「いいから早くしろよ。おっと、その汚い手で触らないで。女の子のおまんこはね、それはそれはデリケートな生き物なんだから」
「そうだね…これ、生き物なんだよね」
ティッシュで鼻血を拭きながら、感心したように邦彦が言う。
「あわびに似てるというか…ううん、でも、色がもっと濃いから、ミル貝かな」
「なんでもいいだろ。そんなもん」
実のところ、白状すると、おまんこの形状に関しては、持ち主である私にもよくわからない。
幼女の頃は別として、毛が生えるようになった小6以降は、そんなにじろじろ観察したことがないからだ。
オナニーの時、鏡に映して見ることもあるけれど、今までは渦巻く陰毛のせいでよくわからなかったのである。
「じゃ、行くよ」
指先に白いスキンクリームをつけて、邦彦が言った。
「あいよ」
私は後ろ手に身体を支え、軽く腰を前に突き出すようにした。
こんなに近くで誰かに性器を見られるのは、なんだか生まれて初めての気がする。
そう意識したとたんだった。
私の体の奥のほうで、何か熱い蛇みたいなものがにゅるりと身動きした。
ああ。まずい。
顔が熱くなる。
見られるって、こんな感じなんだ。
ちょっとだけだけど、私までコーフンしてきたみたい…。
私はエイリアンが憎らしくなった。
あんたたちがよりによって邦彦の部屋に墜落したりなんかするから、私がまた恥ずかしい目に遭わなきゃなんないんじゃない!
が、物言わぬUFOに怒りを覚えても仕方がない。
それに、報奨金のこともある。
万城目教授の話によれば、見事エイリアンを撃退した暁には、20万どころか、もっとたくさんのバイト料がもらえるらしいのだ。
「わかったよ、やりゃいいんだろ。やりゃあ」
私は恥を忍んで右足をベッドの上に引き上げた。
左脚はベッドから垂らしたまま、右脚を立てて身体に引きつける。
「ぶは」
邦彦が手のひらで鼻を押さえ、変な声を出した。
指の隙間からたらたらと流れる血。
「すごいよ…この眺め。おまんちょがぱっくり口を開けて、サーモンピンクの中身が…ああっ」
私は呆れた。
邦彦のやつ、触る前から鼻血を出しているのだ。
「いいから早くしろよ。おっと、その汚い手で触らないで。女の子のおまんこはね、それはそれはデリケートな生き物なんだから」
「そうだね…これ、生き物なんだよね」
ティッシュで鼻血を拭きながら、感心したように邦彦が言う。
「あわびに似てるというか…ううん、でも、色がもっと濃いから、ミル貝かな」
「なんでもいいだろ。そんなもん」
実のところ、白状すると、おまんこの形状に関しては、持ち主である私にもよくわからない。
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オナニーの時、鏡に映して見ることもあるけれど、今までは渦巻く陰毛のせいでよくわからなかったのである。
「じゃ、行くよ」
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「あいよ」
私は後ろ手に身体を支え、軽く腰を前に突き出すようにした。
こんなに近くで誰かに性器を見られるのは、なんだか生まれて初めての気がする。
そう意識したとたんだった。
私の体の奥のほうで、何か熱い蛇みたいなものがにゅるりと身動きした。
ああ。まずい。
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