引きこもりの従兄を更生させるはずが、逆に”女”にさせられちゃいましたとさ! てへっ

戸影絵麻

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#86 史上最低の戦い⑪

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 世の男性諸君、説明しよう。

 クリちゃんは、横方向の愛撫は苦手である。

 なまじそこが敏感であるだけに、ザラついた固い指の腹で撫でられると痛いのだ。

 ならばどうしたらいいか。

 その答えは、垂直方向へ刺激を与えることである。

 クリちゃんの頭に添えた指を動かさず、そのまま縦に押し込むのだ。

 そう、ちょうど核ミサイルのボタンでも押すみたいに。

 少なくとも、まだ十分に濡れ切っていない最初のうちはそれがベストだ。

 潤滑油代わりに唾を使えばいいという声も聞くが、唾液にはひとつ欠点がある。
 
 すぐ乾いてしまうので、常に供給し続けないと、潤滑油としての役割を果たさなくなってしまうのである。

 それはさておき。

 邦彦が命令通りにずぶりとクリちゃんを押したので、私は天にも昇る心地になった。

「はああ~、いいよ、いいっ!」

 はしたなく開いた穴から、どばどばお汁があふれ出すのがわかった。

 こうなると、もう止められない。

 そのお汁を指ですくうようにして、邦彦が少しずつ指を突っ込んできた。

 教えてもいないのにねじを回すように指を回転させるところなど、やはりこの男、指技のセンスは抜群だ。

「中で指を曲げるの。ほら、前のほうにザラザラした部分があるでしょ。やみくもにかき回すんじゃなくって、そのザラザラを中心にこすってちょうだい」

「えーっと、待って。あ、あった。ここだね」

 指先でGスポットを撫で上げられ、

「はふうっ!」

 私は激しく痙攣した。

 壺を押さえた邦彦が、調子に乗って責め立てる。

「あうあうあうあうああんっ!」

 ここまで来たら、あとはあれだ。

 膣と子宮の境目の壁にあるという、ボルチオもぜひ突いてもらわねば。

 が、あろうことか、邦彦は途中で指戯を中断してしまった。

 おいおい、なんでそこでやめるんだよ!

 叱りつけようとした時、不満そうにほっぺをふくらませて、邦彦が言った。

「美咲ちゃんだけ逝っちゃってもしょうがないだろ? 僕が気持ちよくならなきゃ」

 そりゃそうだ。

 私はわれに返った。

 別に自分が気持よくなるためにオナニーをし始めたわけではないのだ。

 すべては邦彦を完全勃起させるためなのである。

「じゃあ、次はどうすりゃいいんだよ?」

 こっちもほっぺをふくらませて訊き返すと、

「まんぐり返しはどうかな」

 真面目な顔で邦彦が答えた。

「はあ? なんだって?」

 またまた私の眼が点になる。

「まんぐり返しだよ。一度やってみたいと思ってたんだ」

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