サイコパスハンター零

戸影絵麻

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第1章 黄泉の国から来た少女

#23 杏里、陶酔する

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 湯上りの身体に、ぴちぴちのタンクトップが貼りついている。

 ブラをしていないので、張り切って丸く膨らんだ胸の先の部分に、ふたつの突起がツンとふしだらに浮き出してしまっている。

 そこに、全裸の零が長くしなやかな手足を使って、邪神のように絡みついていた。

 これまでとは逆パターンである。

 服を着たままの杏里に、裸の零が絡みついているのだ。

 その倒錯した構図に、杏里は早くも昂ぶり始めていた。

 スレンダーな肢体ながら、こんもりと盛り上がった双丘と形よく上を向いた尻。

 真白な零の裸体は、さながら女神のそれである。

 ふたりは洋間の真ん中に突っ立ったまま、抱き合っていた。

 零は襟元から手を入れ、しきりに杏里の乳房を揉みしだいている。

 杏里の弱点が乳首であることを見抜いていて、しきりにそこを責めてくるのだ。

 指で弾かれ、つままれ、よじられ、それは今や恥ずかしいほど硬く尖ってしまっていた。

 はあはあはあ。

 杏里の息が荒くなる。

 手は後ろ手に、ハンカチで緩く腰のあたりで縛られたままだ。

 零は杏里より少し背が高い。

 ストレートヘアの間から覗く人形のように整った顔で、喘ぐ杏里の顏を見下ろしている。

「もういいよ、吸って。十分、気持ちよくなってるから」

 喘ぎ声の合間に、杏里は言った。

 これ以上弄ばれては、心も体も制御不能になってしまう。

 さすがに今晩は、朝まで愛を交わすわわけにはいかないのだ。

「どこにする?」

 薄く口を開け、先の割れた舌をひらひらさせながら、零が訊く。

「首はだめ。もし痕が残ったら、キスマークと間違えられるから」

「じゃあ、どこがいい?」

「外から、見えないとこ」

「ふむ。じゃ、こうか」

 零が杏里の右足を持ち上げた。

「柱につけて、高く上げてろ」

 キックボクシングのおかげで、杏里の身体は柔らかい。

 バレリーナみたいに高く片脚を上げると、スカートが腰まで捲れあがって下着が丸見えになる。

 杏里の下半身を包んでいるのは、形と色こそシンプルだが、肌が透けそうに薄いパンティである。

 足を上げているせいで、股間のふくらみが恥ずかしいほど強調されてしまっていた。

 足元にかがみこみ、零がその股間に顔を近づけてきた。

「あ、だめぇ」

 杏里はのけぞった。

 くっきりと浮き出た割れ目に沿って、零が指を走らせてきたからだった。

「もう濡れてる」

 零が囁いた。

「杏里はわかりやすい」

 蕾を指でつままれた。

「あんっ」

 杏里の喉から甘えるような声が出た。

「言わないで…。そんな、恥ずかしいこと」

 体の芯が熱くなる。

 奥の奥で何かがゆっくりほどけ始めるのがわかる。

「な、何するの?」

 息も絶え絶えに、杏里がたずねたときだった。

 零の指がパンティのへりをめくったかと思うと、そのすき間から長い舌が入り込んできた。

 潤い切った杏里の”口”が、何の抵抗もなくその異物を咥え込む。

 まとわりつく襞を絡みつかせながら、零の舌が杏里の中を奥まで突き進む。

 やがて、先端が子宮の壁に届くのが、疼くような感触からわかった。

「そ、そんなとこ…」

 身体をねじった拍子に、手首を縛ったハンカチがほどけて落ちた。

 杏里は自由になった両手で零の頭を抱え、腰に顔を押しつけた。

 零の唇が、杏里の下の唇と合わさった。

 杏里の股間にキスしながら、零が子宮から血を吸い始めた。

 これまでに感じたことのない愉悦の波が押し寄せ、杏里を翻弄する。

「やんっ、い、いい…」

 チアガールのユニフォーム姿で片足を高々と上げた姿勢のまま、杏里は達した。

「ありがとう」

 へなへなと崩れ落ちる杏里を、全裸の零が抱き留めた。

「さすが人魚姫。きょうはまた、前にも増して美味しかった」

 無抵抗になった杏里を抱きしめて、零が耳元で囁いた。

「別のエキスが、たっぷりと混じってたからな」




 






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