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第1章 黄泉の国から来た少女
#24 杏里、囮になる
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ぐずついた嫌な天気だった。
きのうまであんなに晴天が続いていたというのに、朝から東の空に黒雲がわだかまっている。
その黒い雲塊から墨汁を流したように、細い触手状の雲が何本も何本も杏里の頭上にたなびいてきていた。
霧のような雨が降りしきるなか、杏里は歩道からその5階建てのマンションを見上げた。
透明なビニール傘を通して見る煉瓦色の建物は、これまでのふたりの被害者の住居と比べると、ずいぶん立派だった。
杏里は、相馬葵が、チアのない日は錦通りのクラブで働いていると言っていたのを思い出した。
見た目の目立つあの娘のことだ。
週2、3日の勤務でも、それなりに稼いでいるに違いなかった。
腕時計に目を落とす。
午前9時5分前。
起きた時にはすでに零の姿はなかったから、もう先に部屋に入っている頃だ。
幸い暗証番号式の玄関ではなかったので、ロビーまでは難なく入ることができた。
管理人室の人影を目を留めて、一応挨拶をしておくことにした。
近づくと、ガラス窓が開いて見事に頭の禿げあがった老人が顔をのぞかせた。
老眼鏡越しに、いぶかしげに杏里の顏を見つめている。
「照和署の笹原です」
警察手帳をかざしながら自己紹介すると、案の定、老人の皺だらけの顔に驚愕の色が浮かんだ。
「あんたが刑事さん? はああ、世も末だねえ」
初対面なのに、ずいぶんなご挨拶である。
「上司から連絡が行っていると思いますが、きょうから相馬葵さんの代わりに408号室にしばらくお世話になります。よろしくお願いします」
「囮捜査なんだってねえ。最近物騒だから、あんたも気をつけなさいよ」
「ありがとうございます」
礼儀正しく頭を下げると、顔を上げついでに、ふと思いついて杏里は言った。
「それで、ひとつお願いがあるんですが」
「何かね? わしにできることなら、これも市民の義務だ。協力は惜しまんよ」
「私が滞在する間は、どんな怪しい人間でも、スルーパスでここを通してほしいんです。犯人に余計な警戒心を抱かせたくないので」
「おお、そうか。そうだな。わかったよ。わしはテレビでも見て、ほかには何も見なかったことにするよ」
老人が競馬新聞を広げたのをしおに、杏里は集合ポストの前に立った。
ダイヤル錠の番号は、葵に聞いて知っている。
蓋を開けると、チラシに半ば埋もれて銀色の鍵が鈍い光を放っていた。
零が来ている証拠である。
絶頂期なら100メートルを6秒で走る零のことだ。
あの老人の眼をかすめることくらい、わけはない。
鍵をコートのポケットに入れ、エレベーターホールに向かう。
ボタンを押して待っていると、下腹のあたりが疼いた。
ゆうべ零に吸血された感触がまだ残っているのだ。
もう、零ったら、よりによってこんなとこから吸わなくたって…。
思い出すだけで顔が赤らんでくる。
どういうつもりなのだろう。
私の子宮にメッセージでも残して、いざという時に犯人を驚かせようとでもいうのか。
予約済み。
ショールームの家具に、そんな札を貼りつけるみたいに。
杏里はチアのユニフォームの上から、地味なベージュのスプリングコート羽織っている。
そのコートの上から、無意識のうちに下腹を押さえていた。
零はどのくらいの量、私の血を吸ったのだろうか。
ふとそんなことを思った。
成人女性の血液の総量は、約4リットル。
そのうち半分を失うと死ぬと言われている。
吸われた後、強い眩暈に襲われたから、1リットルは吸われたような気がする。
が、杏里の骨髄は超がつくほど優秀な機能を備えているらしく、今朝目覚めた時にはなんともなくなっていた。
失った分の血液を、寝ている間に骨髄がフル稼働して補充してしまったに違いない。
物思いから覚めると、いつのまにかエレベーターが下りてきていて、ドアが閉まりかけていた。
肩で無理やりこじ開け、中に入った。
たかが4階まで上るだけなのに、ひどく長い時間がかかった気がした。
ドアが開くと、雨に濡れた通路が目の前をまっすぐに伸びていた。
右手にスチール製の扉が並び、左手が手すりになっている。
一番手前の部屋が401号室だから、葵の住居は一番奥ということになる。
畳んだビニール傘をキャリーバッグの取っ手に挟み、霧雨の中を小走りに駆けた。
鍵を開けるのももどかしく、ドアを引いて隙間から中に滑り込む。
壁を手探りして、明かりをつける。
2DKの小奇麗な部屋だった。
短い廊下の右手がトイレとバス。
その左手にひとつ部屋のドアがある。
廊下は広めのダイニングに続いていて、その左手にもうひとつドア。
たぶん、この向こうが寝室だろう。
「零? いるんでしょ?」
キャリーバッグを床に置いて、小声で呼んでみた。
「ここだ」
寝室のドアの向こうから声がした。
「何してるの? 入っていい?」
「どうぞ」
ぬいぐるみだらけの部屋だった。
その真ん中にシングルのベッド。
壁際には妙に古めかしい鏡台がひとつ。
零はベッドの上に胡坐をかいていた。
ひさしぶりに、あの木の葉模様の丈の短い着物を身につけている。
零の脚の間で光っているのは、いつか見せてもらったあの赤い真珠だった。
零が「呪われている」と評したあの不思議な宝石である。
「どうしたの? 今頃そんなもの出してきて。その真珠の中に未来でも映るっていうの?」
「そんな力は、これにはない」
零が眼を上げた。
朝なので、瞳孔が縦に細く変化している。
零の眼は猫の眼と同じなのだ。
「だが、私はひとつ、おまえに嘘をついていた」
「嘘って?」
「この真珠、闇ルートに流れていた盗品だと前に説明したと思うが」
「うん、聞いたような気がする」
「あれはでたらめだ」
「でたらめ?」
「あの時は、必要以上におまえを怯えさせたくなかった」
「私が、どうして怯えなきゃなんないの?」
杏里は首をかしげて零を見つめ返した。
この子、今更何が言いたいのだろう?
「これは、私の同類の形見だ」
零が短く答えた。
「彼女が命がけで里に持ち帰った。そして、これを私に手渡すなり、死んだ」
「死んだ?」
突然の話の展開に、杏里は息を呑んだ。
「だいたい、その、同類って、何?」
「彼女も私と同じ、淀みで生まれた外道を狩る者。里は、いわば我々”外道狩り”の養成所なのさ」
「養成所?」
外道とは、あのアジトに住んでいた異形の者を指すのだろう。
零は、あれを狩るために育てられたというのだろうか。
「彼女亡き後、仲間はもう残り少ない。杏里、私が言いたいのは、外道とは、それほど危険な存在だということだ。私の同類を倒すほど強力で邪悪な存在、それが外道だ。異能力を備えたサイコパス、そいつが外道の本質なんだ。その外道のうちの一匹が、もうすぐここにやってくる。待ち時間がいくら長くても、決して気を抜くな。現れたら私が相手をする。私に引き継いだら、おまえは逃げろ」
「そんな…。そんなこと、できるわけないでしょ!」」
零の饒舌を、杏里は遮った。
「あなたの同僚は、どうしてやられたんだと思う? それは傍に私みたいに優秀なヒーラーがいなかったからよ。いい? 私とあなたはもう一心同体なの。コインの裏と表なの。文字通り血を分けた兄弟なの。何があっても、もう離れられないの!」
杏里の剣幕に、零は完全に意表を突かれたようだった。
「杏里…」
そう、ひとりごちると、やがて視線を膝の上に落とし、ゆるゆると首を横に振った。
「ごめん。おまえを守るのが、私の任務なのに…。おまえに先にそれを言わせてしまっては、私は、”外道狩り”落第だな」
きのうまであんなに晴天が続いていたというのに、朝から東の空に黒雲がわだかまっている。
その黒い雲塊から墨汁を流したように、細い触手状の雲が何本も何本も杏里の頭上にたなびいてきていた。
霧のような雨が降りしきるなか、杏里は歩道からその5階建てのマンションを見上げた。
透明なビニール傘を通して見る煉瓦色の建物は、これまでのふたりの被害者の住居と比べると、ずいぶん立派だった。
杏里は、相馬葵が、チアのない日は錦通りのクラブで働いていると言っていたのを思い出した。
見た目の目立つあの娘のことだ。
週2、3日の勤務でも、それなりに稼いでいるに違いなかった。
腕時計に目を落とす。
午前9時5分前。
起きた時にはすでに零の姿はなかったから、もう先に部屋に入っている頃だ。
幸い暗証番号式の玄関ではなかったので、ロビーまでは難なく入ることができた。
管理人室の人影を目を留めて、一応挨拶をしておくことにした。
近づくと、ガラス窓が開いて見事に頭の禿げあがった老人が顔をのぞかせた。
老眼鏡越しに、いぶかしげに杏里の顏を見つめている。
「照和署の笹原です」
警察手帳をかざしながら自己紹介すると、案の定、老人の皺だらけの顔に驚愕の色が浮かんだ。
「あんたが刑事さん? はああ、世も末だねえ」
初対面なのに、ずいぶんなご挨拶である。
「上司から連絡が行っていると思いますが、きょうから相馬葵さんの代わりに408号室にしばらくお世話になります。よろしくお願いします」
「囮捜査なんだってねえ。最近物騒だから、あんたも気をつけなさいよ」
「ありがとうございます」
礼儀正しく頭を下げると、顔を上げついでに、ふと思いついて杏里は言った。
「それで、ひとつお願いがあるんですが」
「何かね? わしにできることなら、これも市民の義務だ。協力は惜しまんよ」
「私が滞在する間は、どんな怪しい人間でも、スルーパスでここを通してほしいんです。犯人に余計な警戒心を抱かせたくないので」
「おお、そうか。そうだな。わかったよ。わしはテレビでも見て、ほかには何も見なかったことにするよ」
老人が競馬新聞を広げたのをしおに、杏里は集合ポストの前に立った。
ダイヤル錠の番号は、葵に聞いて知っている。
蓋を開けると、チラシに半ば埋もれて銀色の鍵が鈍い光を放っていた。
零が来ている証拠である。
絶頂期なら100メートルを6秒で走る零のことだ。
あの老人の眼をかすめることくらい、わけはない。
鍵をコートのポケットに入れ、エレベーターホールに向かう。
ボタンを押して待っていると、下腹のあたりが疼いた。
ゆうべ零に吸血された感触がまだ残っているのだ。
もう、零ったら、よりによってこんなとこから吸わなくたって…。
思い出すだけで顔が赤らんでくる。
どういうつもりなのだろう。
私の子宮にメッセージでも残して、いざという時に犯人を驚かせようとでもいうのか。
予約済み。
ショールームの家具に、そんな札を貼りつけるみたいに。
杏里はチアのユニフォームの上から、地味なベージュのスプリングコート羽織っている。
そのコートの上から、無意識のうちに下腹を押さえていた。
零はどのくらいの量、私の血を吸ったのだろうか。
ふとそんなことを思った。
成人女性の血液の総量は、約4リットル。
そのうち半分を失うと死ぬと言われている。
吸われた後、強い眩暈に襲われたから、1リットルは吸われたような気がする。
が、杏里の骨髄は超がつくほど優秀な機能を備えているらしく、今朝目覚めた時にはなんともなくなっていた。
失った分の血液を、寝ている間に骨髄がフル稼働して補充してしまったに違いない。
物思いから覚めると、いつのまにかエレベーターが下りてきていて、ドアが閉まりかけていた。
肩で無理やりこじ開け、中に入った。
たかが4階まで上るだけなのに、ひどく長い時間がかかった気がした。
ドアが開くと、雨に濡れた通路が目の前をまっすぐに伸びていた。
右手にスチール製の扉が並び、左手が手すりになっている。
一番手前の部屋が401号室だから、葵の住居は一番奥ということになる。
畳んだビニール傘をキャリーバッグの取っ手に挟み、霧雨の中を小走りに駆けた。
鍵を開けるのももどかしく、ドアを引いて隙間から中に滑り込む。
壁を手探りして、明かりをつける。
2DKの小奇麗な部屋だった。
短い廊下の右手がトイレとバス。
その左手にひとつ部屋のドアがある。
廊下は広めのダイニングに続いていて、その左手にもうひとつドア。
たぶん、この向こうが寝室だろう。
「零? いるんでしょ?」
キャリーバッグを床に置いて、小声で呼んでみた。
「ここだ」
寝室のドアの向こうから声がした。
「何してるの? 入っていい?」
「どうぞ」
ぬいぐるみだらけの部屋だった。
その真ん中にシングルのベッド。
壁際には妙に古めかしい鏡台がひとつ。
零はベッドの上に胡坐をかいていた。
ひさしぶりに、あの木の葉模様の丈の短い着物を身につけている。
零の脚の間で光っているのは、いつか見せてもらったあの赤い真珠だった。
零が「呪われている」と評したあの不思議な宝石である。
「どうしたの? 今頃そんなもの出してきて。その真珠の中に未来でも映るっていうの?」
「そんな力は、これにはない」
零が眼を上げた。
朝なので、瞳孔が縦に細く変化している。
零の眼は猫の眼と同じなのだ。
「だが、私はひとつ、おまえに嘘をついていた」
「嘘って?」
「この真珠、闇ルートに流れていた盗品だと前に説明したと思うが」
「うん、聞いたような気がする」
「あれはでたらめだ」
「でたらめ?」
「あの時は、必要以上におまえを怯えさせたくなかった」
「私が、どうして怯えなきゃなんないの?」
杏里は首をかしげて零を見つめ返した。
この子、今更何が言いたいのだろう?
「これは、私の同類の形見だ」
零が短く答えた。
「彼女が命がけで里に持ち帰った。そして、これを私に手渡すなり、死んだ」
「死んだ?」
突然の話の展開に、杏里は息を呑んだ。
「だいたい、その、同類って、何?」
「彼女も私と同じ、淀みで生まれた外道を狩る者。里は、いわば我々”外道狩り”の養成所なのさ」
「養成所?」
外道とは、あのアジトに住んでいた異形の者を指すのだろう。
零は、あれを狩るために育てられたというのだろうか。
「彼女亡き後、仲間はもう残り少ない。杏里、私が言いたいのは、外道とは、それほど危険な存在だということだ。私の同類を倒すほど強力で邪悪な存在、それが外道だ。異能力を備えたサイコパス、そいつが外道の本質なんだ。その外道のうちの一匹が、もうすぐここにやってくる。待ち時間がいくら長くても、決して気を抜くな。現れたら私が相手をする。私に引き継いだら、おまえは逃げろ」
「そんな…。そんなこと、できるわけないでしょ!」」
零の饒舌を、杏里は遮った。
「あなたの同僚は、どうしてやられたんだと思う? それは傍に私みたいに優秀なヒーラーがいなかったからよ。いい? 私とあなたはもう一心同体なの。コインの裏と表なの。文字通り血を分けた兄弟なの。何があっても、もう離れられないの!」
杏里の剣幕に、零は完全に意表を突かれたようだった。
「杏里…」
そう、ひとりごちると、やがて視線を膝の上に落とし、ゆるゆると首を横に振った。
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