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第1部 激甚のタナトス
#9 逃げ場所
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靴箱を開ける勇気はなかった。
まだ猫の血がこびりついているのは間違いなかったし、また新たな異物が放り込まれているかもしれないからだ。
上靴は持って帰ることにして、エントランスで直接靴を履き、あずさを待った。
周囲を警戒して柱の陰に隠れていると、肩をぽんと叩かれた。
「おまたせ」
3年の靴箱で靴を履き替えたあずさが戻ってきたのだった。
並んで歩くと、あずさは杏里より10cm以上背が高く、まるで高校生のような貫禄だった。
周りを歩く生徒たちも、ちらちらと2人を盗み見しては囁き交わすものの、さすがにちょっかいはかけてこなかった。
2年C組であずさが見せた迫力を、杏里は頼もしく思い返していた。
この人が味方なら、何も恐くない、と思う。
萌や茶髪さえ、あずさには何も言い返せず、すごすごと退散していったのである。
道々あずさは、最近読んだ漫画や印象に残っている映画等の内容を面白おかしく話して聞かせてくれた。
杏里はほとんど聞いているだけだったが、それでも十分楽しかった。
夢中で話に聞き入っているうちに、踏切を渡り、商店街に入っていた。
「コーヒー飲んでこっか」
商店街を歩きながら、あずさがいった。
左手に、年季の入った外見の喫茶店が見える。
ゴチック調の外装が、なかなかいい味を出していた。
「え? でも。生徒だけで喫茶店に入っちゃ、いけないんじゃ」
杏里はしりごみした。
確か、生徒手帳の校則のところに、そんな一文があった気がする。
「平気平気」
木製のドアを開けて杏里を先に中に押し込むと、
「だってここ、私の家だもん」
あずさは、ふふっとおかしそうに笑った。
店の中は思ったよりずっと広かった。
一階はほぼ満席だったが、店には中二階があり、そこは三分の一ほどの入りだった。
「私の特等席だよ」
一番奥の、ひとつだけ壁にひっこんだブースにあずさは杏里をいざなった。
「パパに作ってもらったの。勉強したり、生徒会の打ち合わせしたりするのに、場所が要るからって」
席につくと、ほどなくして、マスターらしい黒いベストの恰幅のいい中年男性が。じきじきに注文を取りに来た。
灰色の髪に灰色のあごひげ。
涼しい目元があずさにそっくりだ。
「きょうは早いじゃないか。新しい友だちか?」
柔和に目を細めて、マスターがいった。
「うん、こちら、転校生の笹原杏里ちゃん。これは、うちのパパ」
「よろしく、おねがいします」
頬を赤らめて、杏里は頭を下げた。
ボタンが取れて、汚れの染みついたブラウスが、気になって仕方がなかった。
「私いつものね。杏里ちゃんには、えーっと、クロワッサンサンドと、アイスコーヒーかな」
「私、コーヒー、飲めないんです」
杏里は肩をすぼめ、ますます小さくなった。
「苦いの、苦手なので」
「かっわいい! おこちゃまなんだ」
あずさが笑って、杏里の頬を指で軽く突っついた。
「じゃ、ミルクティーでいいかい?」
マスターのフォローに、杏里はこっくりとうなずいた。
オーダーが運ばれてくると、杏里は昼食抜きだったことを思い出した。
焼きたてのクロワッサンサンドの芳ばしい匂いを嗅ぐなり、ぐうとおなかが鳴った。
我慢できなくなって、口いっぱいにほおばった。
涙が出るほどおいしかった。
「何その欠食児童みたいな食べ方」
あずさが呆れて目を丸くする。
そのうちに、杏里の食べるペースが落ちてきた。
やがて手を膝の上に置いて、うなだれてしまった。
「どうしたの?」
あずさが顔を覗き込む。
杏里は声も上げずに泣いていた。
腹がくちくなって緊張感が緩んだのか、なぜか急に泣けてきて、涙が止まらなくなってしまったのだ。
「大変だったんだね」
いたわるようにあずさがいい、テーブル越しに右手を伸ばして、杏里の髪をなでた。
「何があったの? くわしく話してくれる?」
杏里は小さくうなずいた。
ミルクティーを一口飲んで気を落ちつける。
「まず、最初は、靴箱の中に・・・」
杏里は話し始めた。
話が進むにつれ、あずさのまなざしが次第に険しくなっていく。
「もっと細かく聞かせて」
杏里が言葉に詰まると、そう催促した。
怒っているのか、頬が紅潮し、いつのまにか、額に玉のような汗の粒が浮かんでいる。
メガネの奥の切れ長の目が、熱に浮かされたように潤んでいた。
「ひどいね」
聞き終えると、うつむいたまま、つぶやいた。
まるで我が事のように、瞳を怒らせ、息を切らしていた。
小刻みに肩が震えていた。
「そんなひどいことするやつらがいるなんて、同じ学校の生徒として恥ずかしいよ。ごめんね、助けてあげられなくて。辛かったよね」
杏里の隣に席を移すと、やさしく肩を抱き、手を握ってくれた。
「私、どうしたらいいんでしょう?」
途方にくれた口調で、杏里は訊いた。
話しているうちに、またあの絶望感がぶり返してきていた。
新しい中学校での生活は、まだ始まったばかりなのだ。
卒業まで、あと一年半もある。
「大丈夫」
杏里の髪を撫でながら、あずさが頼もしい口調でいった。
「登下校時は私が一緒にいてあげる。ここ、通学路だから、通り道でしょ」
うなずく杏里。
杏里のアパートは、この商店街を抜けて、川のほうに少し下ったところにあるのだ。
「で、休み時間は保健室に避難する。あの小田切君って保健の先生、ちょっと軽薄そうだけど、意外に信用できるし」
そうだった。
杏里は思い出した。
あのボサボサ頭の若者は、確かに「いつでも来い」と言ってくれたのだ。
あずさの『小田切君』という呼び方もおかしかった。
「ね、これなら当分OKじゃない? お弁当も保健室で食べればいいよ」
名案である。
小田切がいる前では、さすがに萌たちも手出ししてこないに違いない。
薄いブラウスの生地を通して、あずさの肌のぬくもりが伝わってくる。
あずさの体臭に包まれていると、だんだん気持ちが落ち着いてくるのがわかった。
「あとひとつ、困ったことがあって・・・」
少し安心できたところで、杏里は思い切っていった。
「明日、体育の授業で、水泳があるんです」
きょうのお昼の屈辱が蘇り、かっと全身が熱くなる。
「また、下着、取られるんじゃないかって、気がして」
「そうだね」
あずさがうなずいた。
「じゃ、こうしたらどうかな。着替えた後、服は全部持って出て、別の場所に隠すのよ」
「え?」
「2-Cのすぐ上の階に倉庫があるの。掃除道具とか、文化祭の備品とかをしまっておくところ。そこなら授業後まで誰も近寄らないから。見つからないと思う。どう?」
「はい」
杏里はうなずき、小さく微笑んだ。
「少なくとも、あなたは独りじゃない。元気出して。そして立ち向かうの」
「は、はい」
杏里の声に、力がこもった。
これならいけるかもしれない、と思ったのだ。
まだ猫の血がこびりついているのは間違いなかったし、また新たな異物が放り込まれているかもしれないからだ。
上靴は持って帰ることにして、エントランスで直接靴を履き、あずさを待った。
周囲を警戒して柱の陰に隠れていると、肩をぽんと叩かれた。
「おまたせ」
3年の靴箱で靴を履き替えたあずさが戻ってきたのだった。
並んで歩くと、あずさは杏里より10cm以上背が高く、まるで高校生のような貫禄だった。
周りを歩く生徒たちも、ちらちらと2人を盗み見しては囁き交わすものの、さすがにちょっかいはかけてこなかった。
2年C組であずさが見せた迫力を、杏里は頼もしく思い返していた。
この人が味方なら、何も恐くない、と思う。
萌や茶髪さえ、あずさには何も言い返せず、すごすごと退散していったのである。
道々あずさは、最近読んだ漫画や印象に残っている映画等の内容を面白おかしく話して聞かせてくれた。
杏里はほとんど聞いているだけだったが、それでも十分楽しかった。
夢中で話に聞き入っているうちに、踏切を渡り、商店街に入っていた。
「コーヒー飲んでこっか」
商店街を歩きながら、あずさがいった。
左手に、年季の入った外見の喫茶店が見える。
ゴチック調の外装が、なかなかいい味を出していた。
「え? でも。生徒だけで喫茶店に入っちゃ、いけないんじゃ」
杏里はしりごみした。
確か、生徒手帳の校則のところに、そんな一文があった気がする。
「平気平気」
木製のドアを開けて杏里を先に中に押し込むと、
「だってここ、私の家だもん」
あずさは、ふふっとおかしそうに笑った。
店の中は思ったよりずっと広かった。
一階はほぼ満席だったが、店には中二階があり、そこは三分の一ほどの入りだった。
「私の特等席だよ」
一番奥の、ひとつだけ壁にひっこんだブースにあずさは杏里をいざなった。
「パパに作ってもらったの。勉強したり、生徒会の打ち合わせしたりするのに、場所が要るからって」
席につくと、ほどなくして、マスターらしい黒いベストの恰幅のいい中年男性が。じきじきに注文を取りに来た。
灰色の髪に灰色のあごひげ。
涼しい目元があずさにそっくりだ。
「きょうは早いじゃないか。新しい友だちか?」
柔和に目を細めて、マスターがいった。
「うん、こちら、転校生の笹原杏里ちゃん。これは、うちのパパ」
「よろしく、おねがいします」
頬を赤らめて、杏里は頭を下げた。
ボタンが取れて、汚れの染みついたブラウスが、気になって仕方がなかった。
「私いつものね。杏里ちゃんには、えーっと、クロワッサンサンドと、アイスコーヒーかな」
「私、コーヒー、飲めないんです」
杏里は肩をすぼめ、ますます小さくなった。
「苦いの、苦手なので」
「かっわいい! おこちゃまなんだ」
あずさが笑って、杏里の頬を指で軽く突っついた。
「じゃ、ミルクティーでいいかい?」
マスターのフォローに、杏里はこっくりとうなずいた。
オーダーが運ばれてくると、杏里は昼食抜きだったことを思い出した。
焼きたてのクロワッサンサンドの芳ばしい匂いを嗅ぐなり、ぐうとおなかが鳴った。
我慢できなくなって、口いっぱいにほおばった。
涙が出るほどおいしかった。
「何その欠食児童みたいな食べ方」
あずさが呆れて目を丸くする。
そのうちに、杏里の食べるペースが落ちてきた。
やがて手を膝の上に置いて、うなだれてしまった。
「どうしたの?」
あずさが顔を覗き込む。
杏里は声も上げずに泣いていた。
腹がくちくなって緊張感が緩んだのか、なぜか急に泣けてきて、涙が止まらなくなってしまったのだ。
「大変だったんだね」
いたわるようにあずさがいい、テーブル越しに右手を伸ばして、杏里の髪をなでた。
「何があったの? くわしく話してくれる?」
杏里は小さくうなずいた。
ミルクティーを一口飲んで気を落ちつける。
「まず、最初は、靴箱の中に・・・」
杏里は話し始めた。
話が進むにつれ、あずさのまなざしが次第に険しくなっていく。
「もっと細かく聞かせて」
杏里が言葉に詰まると、そう催促した。
怒っているのか、頬が紅潮し、いつのまにか、額に玉のような汗の粒が浮かんでいる。
メガネの奥の切れ長の目が、熱に浮かされたように潤んでいた。
「ひどいね」
聞き終えると、うつむいたまま、つぶやいた。
まるで我が事のように、瞳を怒らせ、息を切らしていた。
小刻みに肩が震えていた。
「そんなひどいことするやつらがいるなんて、同じ学校の生徒として恥ずかしいよ。ごめんね、助けてあげられなくて。辛かったよね」
杏里の隣に席を移すと、やさしく肩を抱き、手を握ってくれた。
「私、どうしたらいいんでしょう?」
途方にくれた口調で、杏里は訊いた。
話しているうちに、またあの絶望感がぶり返してきていた。
新しい中学校での生活は、まだ始まったばかりなのだ。
卒業まで、あと一年半もある。
「大丈夫」
杏里の髪を撫でながら、あずさが頼もしい口調でいった。
「登下校時は私が一緒にいてあげる。ここ、通学路だから、通り道でしょ」
うなずく杏里。
杏里のアパートは、この商店街を抜けて、川のほうに少し下ったところにあるのだ。
「で、休み時間は保健室に避難する。あの小田切君って保健の先生、ちょっと軽薄そうだけど、意外に信用できるし」
そうだった。
杏里は思い出した。
あのボサボサ頭の若者は、確かに「いつでも来い」と言ってくれたのだ。
あずさの『小田切君』という呼び方もおかしかった。
「ね、これなら当分OKじゃない? お弁当も保健室で食べればいいよ」
名案である。
小田切がいる前では、さすがに萌たちも手出ししてこないに違いない。
薄いブラウスの生地を通して、あずさの肌のぬくもりが伝わってくる。
あずさの体臭に包まれていると、だんだん気持ちが落ち着いてくるのがわかった。
「あとひとつ、困ったことがあって・・・」
少し安心できたところで、杏里は思い切っていった。
「明日、体育の授業で、水泳があるんです」
きょうのお昼の屈辱が蘇り、かっと全身が熱くなる。
「また、下着、取られるんじゃないかって、気がして」
「そうだね」
あずさがうなずいた。
「じゃ、こうしたらどうかな。着替えた後、服は全部持って出て、別の場所に隠すのよ」
「え?」
「2-Cのすぐ上の階に倉庫があるの。掃除道具とか、文化祭の備品とかをしまっておくところ。そこなら授業後まで誰も近寄らないから。見つからないと思う。どう?」
「はい」
杏里はうなずき、小さく微笑んだ。
「少なくとも、あなたは独りじゃない。元気出して。そして立ち向かうの」
「は、はい」
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これならいけるかもしれない、と思ったのだ。
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