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第2部 背徳のパトス
#14 杏里とデス・ゲーム②
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杏里は凍りついた。
あの傍若無人の塊のような由羅さえ、ショックを受けたようだった。
「どういうこと・・・?」
やっとの思いで、杏里はたずねた。
「小田切さんたちの話を聞いてから、ずっと考えてたんだけどね。やっとわかったんだ。ああ、あれが外来種だったんだなって」
重人が話し始めた。
「先月まで、ボクは東京にいた。東京はストレスの坩堝で、タナトスもたくさん投入されてるからね。その頃、ボクはまだ外来種の存在なんて知らなかったし、ましてやタナトスにその外来種を見つけ出すって任務がもうひとつ課せられてるだなんてことには、気づいてもいなかっんだ。ボクが組んだタナトスは、沙耶って子で、中学三年生という設定だった。彼女が何度か思わせぶりなことをいってたけど、ボクは真剣に取り合わなかった。だって、何のことかわからなかったから・・・。
沙耶はね、それはいい子だったよ。ボクらはお互い任務につくのは初めてだったけれど、彼女は『みんなが幸せになるなら』って、マジで一生懸命だった。沙耶は、生まれついてのタナトスって感じの、本当に心のやさしい女の子だったんだ」
重人のしみじみとした声を聞きながら、杏里は、信じられないと思った。
みんなが幸せになるなら、自分はどうなってもいい?
そんなふうに、利他的に割り切ることができるものだろうか。
少なくとも、私には無理だ。
第一、私はなりたくてタナトスなどというものになったわけではないのだから・・・。
「ボクらの任務は、ある荒れた私立中学校を浄化することだった。この前の若葉台中学で杏里がやられたようなことを、彼女もさんざんやられたよ。
でも、そのおかげで、学校はだんだん落ち着いてきて、もうこれで大丈夫、と思いかけたときのことだった。学校周辺で、連続猟奇殺人が起こり始めたんだ」
「それってあれか? 一ヶ月ぐらい前に大騒ぎになった、連続食人鬼事件」
階段の途中に立ったまま、由羅が口をはさんだ。
いわれてみれば、うっすらとだが、杏里にも記憶があった。
あの事件、犯人はまだ捕まっていないのではなかったか?
「そう、それだよ。被害者はみんな若い女性で、性的暴行を加えられた上に、体の一部を食べられていた。当時も、こんなの人間の仕業じゃないと思ってたけど、やっぱりそうだったんだ。あの事件の犯人は、ヒトではなく、外来種だったんだね」
「ひょっとして、そこがヒトとやつらのいちばんの違いなのかもな、やつらはニンゲンを捕食するんだ」
由羅がいった。
縁取りの濃い目が、ぎらぎら光っている。
「だね、とにかく、被害者が三人になった時点で、沙耶は犯人を私がおびき寄せる、と言い出した。沙耶は当時、まだパトスと組んでいなかったと思う。そんな話は、彼女の口から一度も聞いたことなかったからね。でも、彼女も杏里と同じ体質だったから、何があっても平気だと高をくくっていたんだよ。今思えば、それが大きな間違いだったんだけどね・・・」
重人が一息ついて、右手の甲で額の汗を拭った。
話を続けるのが、ひどくつらそうな様子だった。
始業時間が近いにもかかわらず、廊下のこちら側の階段は、ほとんど生徒の上り下りする姿がなかった。
すぐ上が、理科準備室など、ふだんあまり使われない部屋の集まる一郭になっているからだろう。
周りに人気がないことを確かめると、再び重人が重い口を開いた。
「ボクらは夜な夜な繁華街の裏通りとか、川べりとか、事件の起こりそうなところを探し回ることにした。沙耶はちょうど今杏里が着てるみたいなきわどい服を着て、自分が囮になって犯人を挑発しようとしたんだ」
「まあ、タナトスってのは、生まれながらのセクシー担当だからな」
杏里のほうをちらりと見やって、馬鹿にしたように由羅がいう。
自分だってパンツ見えてるくせに。
杏里はむかついたが、沈痛な表情の重人を慮って、あえて黙っていることにした。
「夜回りを始めて、三日目のことだった。隅田川の川原に、ボクらはいた。さんざん歩き回って、いい加減帰ろうと思ったときのことだったよ。少し離れた林の中から、妙な音が聞こえてきた。人と人がもみあっているみたいな音。もしや、と思って駆けつけると、思った通りだった。男が女の人に襲いかかっていた。ボクらの目の前で、服をずたずたに引き裂かれた女性が犯されかけていた。ボクらに気づくと、男は顔色ひとつ変えずに、その女の人の首を片手で引きちぎったよ。畑から大根でも抜くみたいに、軽々とね」
「どんなやつだった?」
由羅が訊いた。
杏里もその点に関しては、興味があった。
自分を犯したあの男と同一人物かどうか、それが知りたかったのだ。
「暗くて顔はよく見えなかった。いやに手足の長い、蜘蛛みたいなやつだったな、
身長は180センチくらい。髪の毛はぼさぼさで、長かった気がする」
どうだったろう?
杏里は自問する。
確かに長身でやせた男だった。
が、髪型までは覚えていない。
「それで、なんでタナトスが死ななきゃならなかったんだ。不死身なんだろ? 少なくともうちはそう聞いてるけど」
由羅がまた杏里のほうをちらりと見て、いった。
「ボクもそのときまでは、そう信じてたさ。とにかく、無言で沙耶は男に飛びかかっていった。ボクは情けないことに、恐怖で足がすくんでしまって動けなかった。しばらくもみ合う音が続いた。そして、男が立ち去る気配がした。おそるおそる林の中をのぞいてみると、首のない女の人の隣に、沙耶が倒れていた。完全に死んでたよ。夜が明けるまで待ったけど、ついに沙耶は再生しなかった。刃物で心臓を刺されても死なないタナトスが、どんどん冷たくなっていくんだ。もう、どうしていいかわからなかった。サポーターが回収しに来てくれるまで、ボクはふたつの死体のそばにうずくまって泣いていた。こわくって心細くって、あのときほど自分の無力さを感じたことはなかったな」
「おまえの心境なんてどうでもいいんだよ」
由羅がいらだたしげにいった。
「なんで不死身のタナトスが死んだかって、それを訊いてるんだよ」
「沙耶はね」
重人が顔を上げ、由羅をにらみつけた。
頬に涙の跡があった。
「脳を食べられていたんだよ」
深く息を吸い込むと、吐き捨てるようにいった。
「タナトスの弱点は、脳なんだ。それがわかったら、由羅、キミは命をかけてもこの杏里の脳を守るんだ」
由羅が沈黙し、気味悪げに杏里のほうを見た。
杏里は思わず自分の頭に手をやった。
五時間目の授業開始を告げるチャイムが鳴り始めた。
「・・・わかったから、ケータイ貸せよ」
階段を下りてきて、杏里の前に右手を差し出すと、由羅がいった。
今度はためらわなかった。
杏里はうなずき、その白い掌の上に、自分のスマホを置いた。
「もう、誰も死んじゃだめなんだ」
重人がつぶやいた。
ひどく思いつめた声色だった。
あの傍若無人の塊のような由羅さえ、ショックを受けたようだった。
「どういうこと・・・?」
やっとの思いで、杏里はたずねた。
「小田切さんたちの話を聞いてから、ずっと考えてたんだけどね。やっとわかったんだ。ああ、あれが外来種だったんだなって」
重人が話し始めた。
「先月まで、ボクは東京にいた。東京はストレスの坩堝で、タナトスもたくさん投入されてるからね。その頃、ボクはまだ外来種の存在なんて知らなかったし、ましてやタナトスにその外来種を見つけ出すって任務がもうひとつ課せられてるだなんてことには、気づいてもいなかっんだ。ボクが組んだタナトスは、沙耶って子で、中学三年生という設定だった。彼女が何度か思わせぶりなことをいってたけど、ボクは真剣に取り合わなかった。だって、何のことかわからなかったから・・・。
沙耶はね、それはいい子だったよ。ボクらはお互い任務につくのは初めてだったけれど、彼女は『みんなが幸せになるなら』って、マジで一生懸命だった。沙耶は、生まれついてのタナトスって感じの、本当に心のやさしい女の子だったんだ」
重人のしみじみとした声を聞きながら、杏里は、信じられないと思った。
みんなが幸せになるなら、自分はどうなってもいい?
そんなふうに、利他的に割り切ることができるものだろうか。
少なくとも、私には無理だ。
第一、私はなりたくてタナトスなどというものになったわけではないのだから・・・。
「ボクらの任務は、ある荒れた私立中学校を浄化することだった。この前の若葉台中学で杏里がやられたようなことを、彼女もさんざんやられたよ。
でも、そのおかげで、学校はだんだん落ち着いてきて、もうこれで大丈夫、と思いかけたときのことだった。学校周辺で、連続猟奇殺人が起こり始めたんだ」
「それってあれか? 一ヶ月ぐらい前に大騒ぎになった、連続食人鬼事件」
階段の途中に立ったまま、由羅が口をはさんだ。
いわれてみれば、うっすらとだが、杏里にも記憶があった。
あの事件、犯人はまだ捕まっていないのではなかったか?
「そう、それだよ。被害者はみんな若い女性で、性的暴行を加えられた上に、体の一部を食べられていた。当時も、こんなの人間の仕業じゃないと思ってたけど、やっぱりそうだったんだ。あの事件の犯人は、ヒトではなく、外来種だったんだね」
「ひょっとして、そこがヒトとやつらのいちばんの違いなのかもな、やつらはニンゲンを捕食するんだ」
由羅がいった。
縁取りの濃い目が、ぎらぎら光っている。
「だね、とにかく、被害者が三人になった時点で、沙耶は犯人を私がおびき寄せる、と言い出した。沙耶は当時、まだパトスと組んでいなかったと思う。そんな話は、彼女の口から一度も聞いたことなかったからね。でも、彼女も杏里と同じ体質だったから、何があっても平気だと高をくくっていたんだよ。今思えば、それが大きな間違いだったんだけどね・・・」
重人が一息ついて、右手の甲で額の汗を拭った。
話を続けるのが、ひどくつらそうな様子だった。
始業時間が近いにもかかわらず、廊下のこちら側の階段は、ほとんど生徒の上り下りする姿がなかった。
すぐ上が、理科準備室など、ふだんあまり使われない部屋の集まる一郭になっているからだろう。
周りに人気がないことを確かめると、再び重人が重い口を開いた。
「ボクらは夜な夜な繁華街の裏通りとか、川べりとか、事件の起こりそうなところを探し回ることにした。沙耶はちょうど今杏里が着てるみたいなきわどい服を着て、自分が囮になって犯人を挑発しようとしたんだ」
「まあ、タナトスってのは、生まれながらのセクシー担当だからな」
杏里のほうをちらりと見やって、馬鹿にしたように由羅がいう。
自分だってパンツ見えてるくせに。
杏里はむかついたが、沈痛な表情の重人を慮って、あえて黙っていることにした。
「夜回りを始めて、三日目のことだった。隅田川の川原に、ボクらはいた。さんざん歩き回って、いい加減帰ろうと思ったときのことだったよ。少し離れた林の中から、妙な音が聞こえてきた。人と人がもみあっているみたいな音。もしや、と思って駆けつけると、思った通りだった。男が女の人に襲いかかっていた。ボクらの目の前で、服をずたずたに引き裂かれた女性が犯されかけていた。ボクらに気づくと、男は顔色ひとつ変えずに、その女の人の首を片手で引きちぎったよ。畑から大根でも抜くみたいに、軽々とね」
「どんなやつだった?」
由羅が訊いた。
杏里もその点に関しては、興味があった。
自分を犯したあの男と同一人物かどうか、それが知りたかったのだ。
「暗くて顔はよく見えなかった。いやに手足の長い、蜘蛛みたいなやつだったな、
身長は180センチくらい。髪の毛はぼさぼさで、長かった気がする」
どうだったろう?
杏里は自問する。
確かに長身でやせた男だった。
が、髪型までは覚えていない。
「それで、なんでタナトスが死ななきゃならなかったんだ。不死身なんだろ? 少なくともうちはそう聞いてるけど」
由羅がまた杏里のほうをちらりと見て、いった。
「ボクもそのときまでは、そう信じてたさ。とにかく、無言で沙耶は男に飛びかかっていった。ボクは情けないことに、恐怖で足がすくんでしまって動けなかった。しばらくもみ合う音が続いた。そして、男が立ち去る気配がした。おそるおそる林の中をのぞいてみると、首のない女の人の隣に、沙耶が倒れていた。完全に死んでたよ。夜が明けるまで待ったけど、ついに沙耶は再生しなかった。刃物で心臓を刺されても死なないタナトスが、どんどん冷たくなっていくんだ。もう、どうしていいかわからなかった。サポーターが回収しに来てくれるまで、ボクはふたつの死体のそばにうずくまって泣いていた。こわくって心細くって、あのときほど自分の無力さを感じたことはなかったな」
「おまえの心境なんてどうでもいいんだよ」
由羅がいらだたしげにいった。
「なんで不死身のタナトスが死んだかって、それを訊いてるんだよ」
「沙耶はね」
重人が顔を上げ、由羅をにらみつけた。
頬に涙の跡があった。
「脳を食べられていたんだよ」
深く息を吸い込むと、吐き捨てるようにいった。
「タナトスの弱点は、脳なんだ。それがわかったら、由羅、キミは命をかけてもこの杏里の脳を守るんだ」
由羅が沈黙し、気味悪げに杏里のほうを見た。
杏里は思わず自分の頭に手をやった。
五時間目の授業開始を告げるチャイムが鳴り始めた。
「・・・わかったから、ケータイ貸せよ」
階段を下りてきて、杏里の前に右手を差し出すと、由羅がいった。
今度はためらわなかった。
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