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#8 エロ魔法を習得!
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どっちもいやだけど、この際そうもいってはいられない。
ポイントは10しかないから、どちらかひとつ選ぶしかないのだ。
だったら、もう、選択の余地はないだろう。
いくらエアでも、フェラチオは願い下げだった。
第一、まだ人間の男のおちんぽすらくわえたことのない、正真正銘の処女の私である。
その私が、何が悲しくてゴブリンにおフェラしなきゃならないのだ?
「全身なでなで!」
私は叫んだ。
-わかりましたー
頭の中で、ロボットめいた声が言った。
ふいに股間のリングが熱くなった。
「あふう」
快感に身をよじった時、
-『全身なでなで Lv.1』、習得しましたー
脳内に声が響き渡った。
よし。
さっそく実験だ。
でも、と思う。
どうやるの?
-ジェスチュアですー
またしても声。
ーエロ魔法は、すべてモーション・キャプチャーで発動するのですー
ち、めんどっちいな。
とりあえず、目の前の空間を両手でなでるふりをしてみた。
ベランダに干した布団をなでる時の要領だ。
と、私の乳房をもみもみしていたチビゴブリンが、急にもぞもぞし始めた。
「おいおい、なんか気持ちよくなってきちまったぜ」
「お、おらもだ」
答えたのは、私を後ろから羽交い絞めしているデブゴブリンである。
「なんかさわさわされてるみてえで、おらのデカマラ、オッ立っちまってるだ」
「おおよ。こりゃ、犯すしかねーな!」
ちょっ、ちょっと!
私はあわてた。
話が、違う!
この魔法、役に立ってない!
”全身さわさわ”には、確かに”全体魔法”の表示があった。
二匹いっぺんに効果が表れたのはそのためだろう。
だから選んだというのもあるのだが…。
だけど、いきなり敵をヤル気にさせてどうする?
「ちょっくら具合を見てみるかよ」
やる気スイッチの入ったスケベゴブリンほど怖いものはない。
片手で乳房を揉みながら、空いたほうの手を、いきなり私の股間に差し入れてきた。
水着がずらされ、芋虫みたいな感触の指が入ってくる。
「あんっ」
クリをつつかれ、私はよろめいた。
「うほ、こいつ、濡れてやがる!」
ゴブが歓声を上げた時である。
また頭の中で、ファンファーレが鳴った。
表示が現れた。
レベルが上がっている。
今のでもう「3」になったらしい。
ポイントも5入っている。
-魔法を習得しますか?-
声が始まった。
表示に残っているのは、”エア・フェラチオ”だけである。
ええい、ままよ!
私は叫んだ。
こうなったら、もうなんでもいい!
「エア・フェラチオ!」
クリが熱を放ち、リングがぐっと締まった。
「うふんっ」
甘い吐息とともに、頭の中が真っ白になる。
ーエア・フェラチオ Lv.1、習得しましたー
声が告げた。
おし。
あとは実行あるのみ。
が、身構えて私はフリーズした。
ちょっと待って。
そういえば。
フェラチオって、どうやるんだっけ?
自分がおフェラ未経験だということを、私は改めて思い出したのである。
ポイントは10しかないから、どちらかひとつ選ぶしかないのだ。
だったら、もう、選択の余地はないだろう。
いくらエアでも、フェラチオは願い下げだった。
第一、まだ人間の男のおちんぽすらくわえたことのない、正真正銘の処女の私である。
その私が、何が悲しくてゴブリンにおフェラしなきゃならないのだ?
「全身なでなで!」
私は叫んだ。
-わかりましたー
頭の中で、ロボットめいた声が言った。
ふいに股間のリングが熱くなった。
「あふう」
快感に身をよじった時、
-『全身なでなで Lv.1』、習得しましたー
脳内に声が響き渡った。
よし。
さっそく実験だ。
でも、と思う。
どうやるの?
-ジェスチュアですー
またしても声。
ーエロ魔法は、すべてモーション・キャプチャーで発動するのですー
ち、めんどっちいな。
とりあえず、目の前の空間を両手でなでるふりをしてみた。
ベランダに干した布団をなでる時の要領だ。
と、私の乳房をもみもみしていたチビゴブリンが、急にもぞもぞし始めた。
「おいおい、なんか気持ちよくなってきちまったぜ」
「お、おらもだ」
答えたのは、私を後ろから羽交い絞めしているデブゴブリンである。
「なんかさわさわされてるみてえで、おらのデカマラ、オッ立っちまってるだ」
「おおよ。こりゃ、犯すしかねーな!」
ちょっ、ちょっと!
私はあわてた。
話が、違う!
この魔法、役に立ってない!
”全身さわさわ”には、確かに”全体魔法”の表示があった。
二匹いっぺんに効果が表れたのはそのためだろう。
だから選んだというのもあるのだが…。
だけど、いきなり敵をヤル気にさせてどうする?
「ちょっくら具合を見てみるかよ」
やる気スイッチの入ったスケベゴブリンほど怖いものはない。
片手で乳房を揉みながら、空いたほうの手を、いきなり私の股間に差し入れてきた。
水着がずらされ、芋虫みたいな感触の指が入ってくる。
「あんっ」
クリをつつかれ、私はよろめいた。
「うほ、こいつ、濡れてやがる!」
ゴブが歓声を上げた時である。
また頭の中で、ファンファーレが鳴った。
表示が現れた。
レベルが上がっている。
今のでもう「3」になったらしい。
ポイントも5入っている。
-魔法を習得しますか?-
声が始まった。
表示に残っているのは、”エア・フェラチオ”だけである。
ええい、ままよ!
私は叫んだ。
こうなったら、もうなんでもいい!
「エア・フェラチオ!」
クリが熱を放ち、リングがぐっと締まった。
「うふんっ」
甘い吐息とともに、頭の中が真っ白になる。
ーエア・フェラチオ Lv.1、習得しましたー
声が告げた。
おし。
あとは実行あるのみ。
が、身構えて私はフリーズした。
ちょっと待って。
そういえば。
フェラチオって、どうやるんだっけ?
自分がおフェラ未経験だということを、私は改めて思い出したのである。
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