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第6章 ネオ・チャイナの野望

#62 少女に迫る危機⑭

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 ドクンドクンドクン…。

 口の中いっぱいに頬張った硬い肉の棒が、脈動した。

 それはルビイの口腔内で剥き立てのバナナのように反り返ると、ぶるぶる震えながら一気の膨れ上がった。

 あっと思った時には、もう遅かった。

 ゼリー状の生温かい液体が亀頭の先端から噴出し、ものすごい勢いでルビイの口の中に溢れ返った。

 思わずむせ返るルビイ。

 でも、肉筒は離さない。

「ああああああーっ!

 躰の中心を握られたまま、ルビイの下で少年の痩せた身体が硬直する。

 弓のように反り返り、喉仏を大きく上下させて、平らな腹部をひくひく波打たせ、大きくブリッジする。

 痙攣する少年の肉体を性器一本を手掛かりに掴み上げながら、ルビイは口の中に溜まったエキスを飲み干した。

 さすが若いだけあって、少年の放った精は、これまでルビイが飲んだどの体液よりも濃厚だった。

 苦みが強く、かなり青臭さが強いが、コクがあり、いかにも栄養満点といった感じなのだ。

「おいしい…」

 精で真っ白になった舌で唇を舐めながら、ルビイはつぶやいた。

 組み敷かれた少年は顔を背け、ルビイに躰の前面を晒したまま、ぴくりとも動かない。

「自分で出したもの、あなたも飲んでみる?」

 顏を上向かせ、唇に唇を重ねると、ルビイは少し残してあった精液を、少年の口の中に流し込んだ。

「や、やめ、て…」

 いやがるアニムスを両膝で押さえつけ、半ば強引にディープキスを敢行するルビイ。

 己の放った精を、射精した本人に口移しで飲ませるー。

 なんと鬼畜の所業だろう。

 嗜虐心で身体中の性感帯が熱くなる。

 ルビイの血管を流れる魔王の血が、倒錯した行為によって、その活力を取り戻したかのようだった。

「あうう…」

 自分の精液を飲まされ、アニムスが自暴自棄になったように、ルビイの前に裸身を投げ出した。

 その股間で萎えかけた肉棒を、ルビイはまだ離さない。

 それどころか、

「恥ずかしがらないで。ほら、今度は、お口で綺麗にしてあげる。アニムス、あなた、まだ未成年なのに、感度抜群ね。これなら計画にぴったりだわ」

 茸の笠のように開いた火照った先端に息を吹きかけながら、再び若い肉バナナをしゃぶり出す。

「だ、だめ…ああっ」

 アニムスの抗議の声が弱くなり、やがてビブラートしながらフェードアウトしていった。

「ぼ、ぼく、ま、また、逝っちゃう…」

 ルビイが性器をしゃぶりながら、今度は同時にアナルと陰嚢をも指で愛撫し始めたからだった。

 

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