キミと泳げばなにかわかるかも

千羽凪

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頑張る勇気

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side陸
 朝、美紅に普通に挨拶したのに、美紅は曖昧に返した。俺は頭の中を?にさせながら席に着いた。
 美紅はこの学校の中で一番美人だ。その次に美人なのは美紅の従姉妹とされる高畑杏樹。
 高畑となにやら美紅は話しているようだ。
 その話が気になって仕方がない。
 美紅を好きになって1年少しが過ぎようとしている。早く気持ちを伝えたい、と思いつつ、、、、。
 鷹島先輩とどうなっているのかも知りたい。
 まさかキスとかその先とかしてたら鷹島先輩を本気で殴る!!!って決めてる。
 「秋宮ーーー、俺のになる?」
 「えっ、、、、また冗談でしょ。」
 美紅は動揺して立て直した。
 ここで、、、落としとくか。
 「本気で好きになったらお前の負けだな。」
 「好きになんかなんないもん!」
 まただ。美紅は意地はってるけど、なんか悲しそうだ。
 高畑がもう!そんな事言ったらダメでしょ!と、何故か美紅に叱っている。
 俺は美紅が少しでもいいから振り向いてくれたらいいんだ。
 
 その日の放課後ー。
 顔を真っ赤にさせた美紅が俺に抱きついてきた。

 「み、美紅!?」

 突然のことに声を荒げる。
 いや、、!抱きついて欲しかったってちゃんと思え!

 「り、陸、、、///こうされたら嬉しい?」

 初めて美紅が俺の名前を呼んだ。心臓が跳ね返る。
 美紅が俺の胸に顔を埋めた。
 数十分後ー。
 美紅は俺の胸で寝てしまっていて。俺は自分の理性を保ちながら美紅を支えていた。
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