コープススローター〜屍殺し〜

ロン・インディー

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教師

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河上弘は芦屋晴明に言った。
 「君に素晴らしい教師を紹介しよう。」
 「教師ですか?」
 「ああ、教師役は甲斐夢姫だ。ここのメイド担当で教えるのがとても上手い君とならかなりつり合うと思う。あとは甲斐夢姫に任せるよ。」
 「承知致しました河上弘様!」
 河上弘が言うと少し扉を開けて顔を覗かせて河上弘の声に答えた。芦屋晴明は甲斐夢姫の急な大声に「ヒギャ!」と声を上げて驚き反射的に後ろを振り返った。
 「ハアハハハ。じゃ青年よ甲斐夢姫に従って錬金術を学ぶのだ![#「!」は縦中横]。」
 河上弘はグッドサインをして笑いながら芦屋晴明に言った。
 「あ、はぃ。」
 芦屋晴明は甲斐夢姫よりも陽気すぎる河上弘に着いて行けず無言で扉前でお辞儀して退出した。
 「芦屋晴明様。これからビシバシと貴方様に錬金術を教えていきますのでご覚悟の方をよろしくお願いしますね。」
 「あ、はい。」
 芦屋晴明は少し苦笑いをして返事を返した。そして甲斐夢姫は芦屋晴明をある場所へ連れて行く。
 「あの今からどこへ行くのです?」
 「はい、今から朝食の時間です。」
 「朝食?」
 「もしかしてお腹は空いていないのですか?。」
 甲斐夢姫は芦屋晴明の方を見て聞いた。
 「いや、そんな事は…とてもお腹は空いています…」
 芦屋晴明は腹をさすりながら言う。
 「なら急ぎましょう。今、執事の本田さんが料理を作ってくださってます。」
 甲斐夢姫を先導について行くと正面に白い扉が現れた。それは金の装飾に立派な扉だった。
 「大きい…」
 「この邸の中では一番ですから。」
 甲斐夢姫は扉のノブに手をかけ押し開けた。
 ガコン、ギギギ…。
 扉は年季の入ったような音を立てて開いた。すると芦屋晴明の眼中に入って来たのはとても綺麗な食堂だった。巨大なロングテーブル、それを囲む十二個の椅子に白のテーブルクロスがかけられていてキャンドルスタンドが均等な間隔で三つ綺麗に配置されている。床には赤のカーペット廊下と一緒である、窓は東側、芦屋晴明から見て右側に四枚の窓がある。天井には均等間隔でシャンデリアが二個ぶら下がっている豪華な食堂だ。すると一番奥から二番目の席に既に椅子に座る男がいた。その男は首に十字架のネックレスを掛けて黒のキャソックを着ていた。テーブルの上には既に食べ終えた二枚の皿とコップが置いてあった。
 「中村新八さんおはようございます。」
 「甲斐かそれと…目を覚ましたのか河上弘が誘拐してきた青年。」
「名前は芦屋晴明様。」
 甲斐夢姫は指を揃えた手を芦屋晴明に指して代わりに中村新八に挨拶をしてくれた。芦屋晴明は深く頭を下げた。
 「お前、以外と礼儀正しんだな。顔もくれぇーし不常識なヤロウと思ったんだがまぁあのヤロウと違ぇーな。」
 「あの野郎?て、誰です?」
 芦屋晴明は聞いた。すると奥の廊下からドドドドッ!と、地響きのような音と共に何かが迫って来るような足音が食堂へ近づいて来る。
 「噂をすればですね。」
 甲斐夢姫が言うとドガン!と食堂の扉を体当たりでぶつかる勢いで開けて誰か入ってきた。
 「腹減った朝食はできた?」
 そこに現れたのは活発な白衣を着た女性だった。目には丸メガネをかけ髪はポニーテールをした赤髪の女性、白のワイシャツで胸はデカく真ん中のボタンが今にでも弾けそうなぐらいパツパツで下はおしりのラインがくっきりとわかるほど密着した黒のミニタイトスカートとパンプスを履いている更に陽キャラ的人物が現れて陰キャラの強い芦屋晴明にとってその場の空気に圧倒され縮こまってしまった。
 「はあ、来やがったかクソ尼ッ」
 「芦屋晴明様新八さんが言っていた方があのお方です。」
 「……」
 赤髪の女性は芦屋晴明に気づきこちらへ近づいてきた。
 「あれ?見られない顔だね貴方誰?」
 「あ、芦屋晴明。よろしくお願いします」
 「へぇ~。礼儀正しい子だね。まるで私みたいだ。」
 「いやいや、真逆だろ…」
 赤髪の女性の回答にすぐに中村新八が手を横に振り否定した。
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