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9.フイエウ共和国での遭遇
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勢いで言ってしまった。ラウールは1人、頭の中で考えていた。サクラとともに旅をすることは良いが、サクラは危機を感じて流されていたのではないかと。そしてクロースとクリスに相談なく旅立とうとしていることに罪悪感を感じた。2人との関係も悪くなりたくないから。
あれから宿に戻り、それぞれの考えをまとめて、夕食のときに話し合おうという事になった。ラウールはすでに考えをまとめ、サクラとこの街を出ることは決定した。あとはサクラが断るか?2人は一緒に行くか、分かれるか?どちらかだ。
時間になりラウールは宿の一階にある食堂へ向かった。
みんなが無言で夕食を食べ終わってから、話し合いを開始した。
「あれからラウールが無言だったから、心配した。考え事をしていたんだろけど、特にサクラは不安に思っていたぞ。」
そうクロースが話し始めた。
「ごめん。色々考えていて、話も聞こえていなかったかも。不安にさせてごめんね。」
少し間を置きクリスが口を開いた。
「じゃあラウールがどうするかから聞きたいけどいい?」
ラウールはずっと考えていたことをまとめて伝えた。
「まずはサクラ。僕と一緒に行くことでいい?」
不安な顔をしていたサクラは顔を上げた。そして目に涙を浮かべ、
「お願いしたい・・。私は勢いだけでなく、冒険者ギルドで話で話しかけてくれてうれしかった。ここ何日かは面倒も見てくれて・・・。私は今1人で頼る人もいなかった。この前みたいに狙われることもある・・・。だから1人では不安もあるけど、一番はラウールと世界を旅してみたい。危険に巻き込むかもしれないけど・・・。」
そこにクロースが口をはさんだ。
「俺も一緒に行くのは賛成だ。だけど、行先によっては、俺たちは分かれることになるかもしれんラウール。」
「そうか・・・。僕たちは、目的が違えば、もともと分かれる予定だったしね。」
「だから行先しだいだ。俺たちはこれ以上サーシン王国から離れると、戻るのに時間がかかる。共和国のことを学んで父に伝えることが、僕の今回の使命だった。約束を違えてもいいんだが、一度はそろそろ報告に戻りたい。戻るとすれば、時間も膨大にかかるから。」
そう言ってクロースは再度サクラを見た。
「それでサクラはどう思う?僕たち4人で行動することを優先するか?それとも2人でもいいならラウールと先に逃げたらいいよ。一生会えないわけではないからね。」
・・・・・サクラは考えているようだ。
「・・・・私はラウールが決めたことに今回は従います。一番初めに心配してくれた人だから・・・。」
そういってラウールを見つめた。
初めラウールは世界をめぐる旅が目的だった。もし予定通りであれば次はテザン皇国に向かう予定だ。しかし予定通りとなると、サクラと2人旅になり、クロースとクリスはサーシン王国に戻る。僕たちも一度サーシン王国に戻る選択肢もあるけど、クロースとクリスの次の行動計画がどうなるかはわからない。伯爵であるカーシンがどう判断するかにもよる。そうであれば今回は・・・。
「僕はテザン皇国に向かう。クロースは父の意向によってどうなるかわからないだろ?」
「そうだな。もし父が次はこうしろと言ったら従うと思う。」
「だったらやはりここでいったん別れよう。2度と会えないわけではないから・・・。そして友達だから・・。」
ちょっと最後は小さい声になったが、ラウールはしっかりと伝えておかなければいけないと思い伝えた。
「そうだ。俺たち4人は友達だ!困ったことがあればお互いに助け合う。また出会う!」
4人は固く握手を交わした。
「じゃあ私はラウールについてテザンに行く!」
「私はクロースと一緒にサーシン王国にもどる。」
「俺は父に報告だ!」
「僕はサクラと旅をする!」
そう宣言して。
~~~~~~~~~
出発日にゆっくりと話し合えないから、お互いに用事がある時は冒険者ギルドに伝えることとした。ラウールはBランクであるため、Bランクの冒険者が伝言を残すことと、Bランク以上の冒険者に伝言を伝えることができる。伝言を伝えてギルドに限るが・・・。それでも何もしないよりは早く出会える可能性がある。
「サクラ、本当にいいの?僕と、男と2人旅になるけど。」
「いいよ。私を襲わないでしょ、そしてそんな気もないでしょまだ。仲良くならなきゃ何もないでしょラウールは。」
「喜んでいいのか奥手と思われているのか・・・。ま~信用してもらってうれしいよ。」
「・・・なんかラウールは、私の故郷の人たちに雰囲気が似てるのよね?」
ギクッ!
「そうなんだ・・・。喜んでいいのかな?とりあえずこれからよろしくね。初めてのパーティーメンバーとして、3番目の友達になった人として。」
「こちらこそよろしく!私は1番目に友達になった人として。」
お互いに挨拶をして、次の日の午前には旅の準備をして、夕方には旅立つ予定だ。
追手があるかもしれないから、できるだけ目立たず急いで。
あれから宿に戻り、それぞれの考えをまとめて、夕食のときに話し合おうという事になった。ラウールはすでに考えをまとめ、サクラとこの街を出ることは決定した。あとはサクラが断るか?2人は一緒に行くか、分かれるか?どちらかだ。
時間になりラウールは宿の一階にある食堂へ向かった。
みんなが無言で夕食を食べ終わってから、話し合いを開始した。
「あれからラウールが無言だったから、心配した。考え事をしていたんだろけど、特にサクラは不安に思っていたぞ。」
そうクロースが話し始めた。
「ごめん。色々考えていて、話も聞こえていなかったかも。不安にさせてごめんね。」
少し間を置きクリスが口を開いた。
「じゃあラウールがどうするかから聞きたいけどいい?」
ラウールはずっと考えていたことをまとめて伝えた。
「まずはサクラ。僕と一緒に行くことでいい?」
不安な顔をしていたサクラは顔を上げた。そして目に涙を浮かべ、
「お願いしたい・・。私は勢いだけでなく、冒険者ギルドで話で話しかけてくれてうれしかった。ここ何日かは面倒も見てくれて・・・。私は今1人で頼る人もいなかった。この前みたいに狙われることもある・・・。だから1人では不安もあるけど、一番はラウールと世界を旅してみたい。危険に巻き込むかもしれないけど・・・。」
そこにクロースが口をはさんだ。
「俺も一緒に行くのは賛成だ。だけど、行先によっては、俺たちは分かれることになるかもしれんラウール。」
「そうか・・・。僕たちは、目的が違えば、もともと分かれる予定だったしね。」
「だから行先しだいだ。俺たちはこれ以上サーシン王国から離れると、戻るのに時間がかかる。共和国のことを学んで父に伝えることが、僕の今回の使命だった。約束を違えてもいいんだが、一度はそろそろ報告に戻りたい。戻るとすれば、時間も膨大にかかるから。」
そう言ってクロースは再度サクラを見た。
「それでサクラはどう思う?僕たち4人で行動することを優先するか?それとも2人でもいいならラウールと先に逃げたらいいよ。一生会えないわけではないからね。」
・・・・・サクラは考えているようだ。
「・・・・私はラウールが決めたことに今回は従います。一番初めに心配してくれた人だから・・・。」
そういってラウールを見つめた。
初めラウールは世界をめぐる旅が目的だった。もし予定通りであれば次はテザン皇国に向かう予定だ。しかし予定通りとなると、サクラと2人旅になり、クロースとクリスはサーシン王国に戻る。僕たちも一度サーシン王国に戻る選択肢もあるけど、クロースとクリスの次の行動計画がどうなるかはわからない。伯爵であるカーシンがどう判断するかにもよる。そうであれば今回は・・・。
「僕はテザン皇国に向かう。クロースは父の意向によってどうなるかわからないだろ?」
「そうだな。もし父が次はこうしろと言ったら従うと思う。」
「だったらやはりここでいったん別れよう。2度と会えないわけではないから・・・。そして友達だから・・。」
ちょっと最後は小さい声になったが、ラウールはしっかりと伝えておかなければいけないと思い伝えた。
「そうだ。俺たち4人は友達だ!困ったことがあればお互いに助け合う。また出会う!」
4人は固く握手を交わした。
「じゃあ私はラウールについてテザンに行く!」
「私はクロースと一緒にサーシン王国にもどる。」
「俺は父に報告だ!」
「僕はサクラと旅をする!」
そう宣言して。
~~~~~~~~~
出発日にゆっくりと話し合えないから、お互いに用事がある時は冒険者ギルドに伝えることとした。ラウールはBランクであるため、Bランクの冒険者が伝言を残すことと、Bランク以上の冒険者に伝言を伝えることができる。伝言を伝えてギルドに限るが・・・。それでも何もしないよりは早く出会える可能性がある。
「サクラ、本当にいいの?僕と、男と2人旅になるけど。」
「いいよ。私を襲わないでしょ、そしてそんな気もないでしょまだ。仲良くならなきゃ何もないでしょラウールは。」
「喜んでいいのか奥手と思われているのか・・・。ま~信用してもらってうれしいよ。」
「・・・なんかラウールは、私の故郷の人たちに雰囲気が似てるのよね?」
ギクッ!
「そうなんだ・・・。喜んでいいのかな?とりあえずこれからよろしくね。初めてのパーティーメンバーとして、3番目の友達になった人として。」
「こちらこそよろしく!私は1番目に友達になった人として。」
お互いに挨拶をして、次の日の午前には旅の準備をして、夕方には旅立つ予定だ。
追手があるかもしれないから、できるだけ目立たず急いで。
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