冒険者パーティー黒猫の気まぐれ

sazae9

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11.テザン皇国での冒険者活動

外伝8 猫の冒険者を見た冒険者視点

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目の錯覚だろう・・・。

あの子たちは何だったのだろうか?

このダンジョンは難しくはない。しかし簡単でもない。そんなダンジョンに子供がいた・・・。

あの子たちは武器も持たず、コートに普通の服・・・、正し全身真っ黒だったが。

これまで俺たちは地道に力をつけるため、初級のダンジョンから順に攻略してきた。

初級のダンジョンでもあんな装備で攻略しているものは見たこともない。

初級でも!! 粗末だとしても武器か、せめて身を守る装備を身に着けている。

俺たちが戦っていた。
目の前にいるトレント3体と。
そこにコボルトの集団が攻めてきているのが見えた。
さすがに数が多い。
一旦撤退するか考えていた時に、「にゃー!!」と言う女の声が聞こえてきた。
そして後から、「まつニャン!!1人で行くなニャン!!」
そう聞こえてきた。
ニャンとは?
そう思った瞬間、コボルトは鋭い爪で引き裂かれていた。
何事が起ったかわからず、ニャンと聞こえたほうを見てみると、小さな子?そろそろ15歳の成人の年頃の背丈の、黒い人が2人いた。
パッと見た時にはわからなかった姿だが、目の前のトレントを倒しきった後にもう一度確認した。

フードの隙間から少し見えた表情はにこっとした男女の姿だった。
まるで俺たちが魔物を倒しきるのを待っていたかのように観察し、笑顔を向けた後はすぐに立ち去って行った。

何者だったのだろうか?
ダンジョンにはまだ俺たちの知らない何かが潜んでいるのか?

そう思案しても何も解決にならないと、頭を振って、頬を叩き気合を入れ直した。

「ありがとうニャンの者。しかし、その格好でダンジョンにいるのは浮いているぞ・・・。」
できたら冒険者ではなく、未知の者ならいいなと。
そんな恰好で格好つけられても締まらないぞ、と言ってやりたい。
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