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19:揺らぐノンケの自信
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シャワーから出た頃には、もう昼前の時間帯になっていた。
空腹ではあるが、それより先にお話し合いである。イーヴォがアルッティのことを好きだなんて、本当に本当なのだろうか。
イーヴォが珈琲を淹れてくれたので、リリーが作り置きしてくれていたクッキーをお供にまずは香りのいい珈琲を飲んだ。
美味しい珈琲にちょっと気分が落ち着いたので、アルッティはご機嫌な様子のイーヴォに問いかけた。
「あ、あの!」
「ん?」
「……お、俺のこと好きってマジですか」
「マジ。片想い歴七年だ」
「ぶにゃぁぁぁぁぁぁ!?」
「ふふっ。本番はしてねぇけど、やらしいことしちゃったし? 今更逃がす気ねぇからそのつもりで」
イーヴォがニッと男臭い笑みを浮かべた。
こんな状況でも、めちゃくちゃ格好いいイーヴォにテンションが上がってしまう。きゃー! と黄土色の歓声を上げたくなるのをぐっと堪えて、アルッティは少しでも落ち着くために珈琲を一口飲んだ。
「あのあのあのっ! 俺はノンケでして!! いやイーヴォ先輩のことはめちゃくちゃ! 心底! ガチで! 敬愛しまくってるんですけども!!」
「でも俺のちんこ舐めたよな? で、俺でちんこ勃ったよな?」
「……ゆ、夢だと思ってて……」
「俺とやらしいことする夢?」
「う……は、はい……」
「アルッティ」
「はい」
「断言してやろう。お前は俺が大好きだ!!」
「そうですけど!?」
「あ、否定しねぇんだ」
「いやそりゃめちゃくちゃ大好きですけど! 性的には見てなかった筈で!」
「今の俺見てどう思う?」
イーヴォはいつも通り全裸である。昨夜舐めて吸いまくった淡い茶褐色の乳首がふと目に入って、アルッティはそっと目を逸らした。
何故かじんわりと下腹部が熱くなる。昨夜の記憶が頭の中をぐるぐるしまくっている。
「ななななんとも!? 特にこれといって!?」
「俺の目を見て言ってみろ?」
「あばあばあば……くっ……目のやり場に困るので服着てくださいっ!」
「い・や」
「可愛いな!? じゃなくて! 俺はノンケです! ……ノンケですよね!?」
「俺の乳首やちんこをまたぺろぺろしたり、俺のケツにちんこ突っ込みたい?」
「…………」
「正直に言えよ?」
「…………う…………は、はい……」
「お前ね、俺限定でノンケじゃない!」
「マジですか!?」
「おぅ! 俺のこと好きだろ?」
「すっ、好きですけれども!! でも恋愛的な意味じゃない筈で! そもそも俺みてぇな不細工、イーヴォ先輩に釣り合わねぇし、完全に解釈違いですっ!」
「不細工じゃねぇって何度も言ってんだろー。あと解釈違いってほんと何?」
「あ、そこはお気になさらず。イーヴォ先輩には、ナートゥ先輩みたいな男前とか麗しい美女がお似合いかと!」
「あん? アルッティ。耳をかっぽじってよぉく聴きやがれ」
「あ、はい」
「俺が好きな相手は俺が決める。そして、俺が長年好きなのはお前だ。俺の隣に立っていいのはお前だけだ」
「でっ、でもっ!」
「『でも』もクソもねぇよ。アルッティ。覚悟しろ」
「え?」
「こうなったら開き直ってガンガンお前を口説くし、襲いまくる! さっさと俺のことを恋愛的な意味で好きになれよ!」
「えぇーー!? いやでも! 俺ですよ!?」
「お前だから口説くんじゃん。片想い歴七年を舐めるなよ? 色々煮詰まってっからな?」
「えぇ……ど、どう反応したらいいのか分かんないです……」
「俺に好かれて嫌か?」
「それはないです」
「即答ありがとう。んじゃ、そろそろ本格的に腹減ってきたし、飯作ろうぜ。一緒に作るわ」
「あ、はい」
「エプロン取ってくる」
「あ、イーヴォ先輩。前々からの素朴な疑問なんですが」
「んー?」
「なんで裸族なのにエプロンだけは着けるんです?」
「昔、揚げ物してる時に油がはねて乳首に直撃したんだわ。クッソ痛くて泣いた」
「それはめちゃくちゃ痛いやつぅ!!」
「それ以来、揚げ物しない時でもエプロンだけは着けてる」
「ついでに服も着ませんか?」
「絶対やだ」
「『やだ』って可愛いな!?」
思わず思ったことを口に出しちゃったら、イーヴォが照れたよう笑った。
何故か胸がきゅんきゅんした。
台所へ移動してエプロンだけを着けたイーヴォと一緒に朝食兼昼食を作る。昨日は定時で帰れたので、食材は買ってきてある。
イーヴォに野菜スープをお願いして、アルッティは手早くドレッシングを作り、温野菜サラダ用の野菜を蒸した。
イーヴォのリクエストで、下味をつけた鶏肉を揚げる。同時進行で干し葡萄入りのパンも焼いている。
野菜スープをかき混ぜているイーヴォがぴったりくっついてきて、アルッティの肩に頬を擦りつけた。
ドッキドキしちゃうから揚げ物している時は勘弁して欲しい。
「一個味見」
「熱いですよ」
「ん。はふっ……うんまー」
「よかったです」
揚げたばかりの鶏肉をイーヴォの口元に運ぶとイーヴォがぱくっと口に含み、美味しそうに頬をゆるめた。
鶏肉を全て揚げて、デザートに焼き林檎も作ると完成である。パンもいい感じに焼けた。
二人で居間に運び、早速食べ始める。イーヴォがガツガツと美味しそうに食べてくれる姿を見るだけで、嬉しくてだらしなく顔がゆるむ。
イーヴォが作ってくれた野菜スープをじっくり味わいながら食べ、しっかり満腹になると、イーヴォが淹れてくれた美味しい珈琲を飲んだ。
一緒に後片付けをした後で、イーヴォがニッと笑って口を開いた。
「体術の稽古やんのと花街に拡張用の玩具買いに行くの、どっちがいい?」
「体術の稽古で!!」
「じゃあ、今日は体術の稽古な。拡張用の玩具は暇をつくって用意しとく。あ、拡張すんのはお前がやれよ?」
「まままままじですか」
「おぅ! 今のままじゃ入らねぇし。アルッティとセックスしてぇもん。俺」
「しぇっ、セックス!?……俺とイーヴォ先輩が!?」
「今日から毎晩一緒に寝ような! 本番は拡張しねぇとできねぇけど、舐めたりとこはできるし? 俺がお前の精液飲んだらシコテッシュとか気にしなくて済むぜ!」
「の、飲んじゃ駄目なやつぅ!」
「もう散々飲みまくったし。お前も俺の飲んだじゃん」
「あ、はい。……だって夢だと思ってたからぁぁぁぁ!」
「ふはははー! 夢だと思ってる状態なのに俺とやらしいことしまくった時点でお前はめちゃくちゃ俺のことが好きだ!」
「俺ってノンケだよね? ノンケだよね?」
「俺限定でノンケじゃねぇな。ガチのノンケは夢だと思っても男のちんこ舐めねぇし、ケツも弄られねぇよ」
「それは確かに!?」
「よぉし。腹が落ち着いたら体術の稽古やんぞー」
「あ、はい。よろしくお願いします!」
「服着てくる」
「あ、俺も着替えてきます」
二人で二階に上がり、それぞれの部屋で服を着ると庭に出た。
柔軟体操をしてから、早速体術の稽古を始める。春の体術大会まで一か月を切っている。少しでも強くなって、イーヴォと一緒に表彰台に上がりたい。
アルッティは夕方近くまで、ひたすらイーヴォにボッコボコにされまくった。
アルッティはわしゃわしゃとイーヴォに頭を洗われていた。
ガチで吐くほど鍛えられまくった後である。イーヴォの輝く笑顔に負けて、一緒に風呂に入っている。
身体を洗うのは頑張って抵抗して、なんとかやめさせた。
身体に触れられると、うっかり昨夜のことを思い出しそうになるので、それはもう頑張った。
交代でイーヴォの頭を洗ってやり、二人では狭い浴槽に入って一緒にお湯に浸かる。向かい合ってお湯に浸かると、足がぴったりくっつく。なんとも落ち着かない。
イーヴォがなにやら考えるように宙を見てから、とても素敵な笑みを浮かべた。なんか嫌な予感がする。
ざばぁっとお湯の中で立ち上がったイーヴォが、アルッティに背を向け、そのまま腰を下ろした。
イーヴォがもたれかかってきたので、イーヴォの背筋が美しい背中とアルッティの胸板がぴったりくっつく。
ぴしっと固まっていると、イーヴォがアルッティの手を握り、ふにふにとやんわり揉んできた。
アルッティの手を握りながら顔だけで振り返ったイーヴォがアルッティの頬にキスをして、はにかんで笑った。
アルッティはなんかもういっぱいいっぱいになって、鼻血を垂らしながら意識を飛ばした。
次の瞬間には『風呂で寝るなー』とビンタで覚醒させられたけど。
イーヴォが口説いてくるって、本当にどうしたらいいのだろうか。自分が本当にノンケなのか自信がなくなってきた。
イーヴォに迫られたら、流されちゃう自信しかない。
アルッティの脳内で、『推しと恋人になるだなんて解釈違いも甚だしい!』という自分と『推しに好きだと言われてめちゃくちゃ嬉しいっ! 好きにしてっ!』という自分が戦い始めた。
結果は引き分け。アルッティはどうしたらいいのか頭を悩ませながら、楽しそうなイーヴォにわしゃわしゃと頭を拭いてもらった。
空腹ではあるが、それより先にお話し合いである。イーヴォがアルッティのことを好きだなんて、本当に本当なのだろうか。
イーヴォが珈琲を淹れてくれたので、リリーが作り置きしてくれていたクッキーをお供にまずは香りのいい珈琲を飲んだ。
美味しい珈琲にちょっと気分が落ち着いたので、アルッティはご機嫌な様子のイーヴォに問いかけた。
「あ、あの!」
「ん?」
「……お、俺のこと好きってマジですか」
「マジ。片想い歴七年だ」
「ぶにゃぁぁぁぁぁぁ!?」
「ふふっ。本番はしてねぇけど、やらしいことしちゃったし? 今更逃がす気ねぇからそのつもりで」
イーヴォがニッと男臭い笑みを浮かべた。
こんな状況でも、めちゃくちゃ格好いいイーヴォにテンションが上がってしまう。きゃー! と黄土色の歓声を上げたくなるのをぐっと堪えて、アルッティは少しでも落ち着くために珈琲を一口飲んだ。
「あのあのあのっ! 俺はノンケでして!! いやイーヴォ先輩のことはめちゃくちゃ! 心底! ガチで! 敬愛しまくってるんですけども!!」
「でも俺のちんこ舐めたよな? で、俺でちんこ勃ったよな?」
「……ゆ、夢だと思ってて……」
「俺とやらしいことする夢?」
「う……は、はい……」
「アルッティ」
「はい」
「断言してやろう。お前は俺が大好きだ!!」
「そうですけど!?」
「あ、否定しねぇんだ」
「いやそりゃめちゃくちゃ大好きですけど! 性的には見てなかった筈で!」
「今の俺見てどう思う?」
イーヴォはいつも通り全裸である。昨夜舐めて吸いまくった淡い茶褐色の乳首がふと目に入って、アルッティはそっと目を逸らした。
何故かじんわりと下腹部が熱くなる。昨夜の記憶が頭の中をぐるぐるしまくっている。
「ななななんとも!? 特にこれといって!?」
「俺の目を見て言ってみろ?」
「あばあばあば……くっ……目のやり場に困るので服着てくださいっ!」
「い・や」
「可愛いな!? じゃなくて! 俺はノンケです! ……ノンケですよね!?」
「俺の乳首やちんこをまたぺろぺろしたり、俺のケツにちんこ突っ込みたい?」
「…………」
「正直に言えよ?」
「…………う…………は、はい……」
「お前ね、俺限定でノンケじゃない!」
「マジですか!?」
「おぅ! 俺のこと好きだろ?」
「すっ、好きですけれども!! でも恋愛的な意味じゃない筈で! そもそも俺みてぇな不細工、イーヴォ先輩に釣り合わねぇし、完全に解釈違いですっ!」
「不細工じゃねぇって何度も言ってんだろー。あと解釈違いってほんと何?」
「あ、そこはお気になさらず。イーヴォ先輩には、ナートゥ先輩みたいな男前とか麗しい美女がお似合いかと!」
「あん? アルッティ。耳をかっぽじってよぉく聴きやがれ」
「あ、はい」
「俺が好きな相手は俺が決める。そして、俺が長年好きなのはお前だ。俺の隣に立っていいのはお前だけだ」
「でっ、でもっ!」
「『でも』もクソもねぇよ。アルッティ。覚悟しろ」
「え?」
「こうなったら開き直ってガンガンお前を口説くし、襲いまくる! さっさと俺のことを恋愛的な意味で好きになれよ!」
「えぇーー!? いやでも! 俺ですよ!?」
「お前だから口説くんじゃん。片想い歴七年を舐めるなよ? 色々煮詰まってっからな?」
「えぇ……ど、どう反応したらいいのか分かんないです……」
「俺に好かれて嫌か?」
「それはないです」
「即答ありがとう。んじゃ、そろそろ本格的に腹減ってきたし、飯作ろうぜ。一緒に作るわ」
「あ、はい」
「エプロン取ってくる」
「あ、イーヴォ先輩。前々からの素朴な疑問なんですが」
「んー?」
「なんで裸族なのにエプロンだけは着けるんです?」
「昔、揚げ物してる時に油がはねて乳首に直撃したんだわ。クッソ痛くて泣いた」
「それはめちゃくちゃ痛いやつぅ!!」
「それ以来、揚げ物しない時でもエプロンだけは着けてる」
「ついでに服も着ませんか?」
「絶対やだ」
「『やだ』って可愛いな!?」
思わず思ったことを口に出しちゃったら、イーヴォが照れたよう笑った。
何故か胸がきゅんきゅんした。
台所へ移動してエプロンだけを着けたイーヴォと一緒に朝食兼昼食を作る。昨日は定時で帰れたので、食材は買ってきてある。
イーヴォに野菜スープをお願いして、アルッティは手早くドレッシングを作り、温野菜サラダ用の野菜を蒸した。
イーヴォのリクエストで、下味をつけた鶏肉を揚げる。同時進行で干し葡萄入りのパンも焼いている。
野菜スープをかき混ぜているイーヴォがぴったりくっついてきて、アルッティの肩に頬を擦りつけた。
ドッキドキしちゃうから揚げ物している時は勘弁して欲しい。
「一個味見」
「熱いですよ」
「ん。はふっ……うんまー」
「よかったです」
揚げたばかりの鶏肉をイーヴォの口元に運ぶとイーヴォがぱくっと口に含み、美味しそうに頬をゆるめた。
鶏肉を全て揚げて、デザートに焼き林檎も作ると完成である。パンもいい感じに焼けた。
二人で居間に運び、早速食べ始める。イーヴォがガツガツと美味しそうに食べてくれる姿を見るだけで、嬉しくてだらしなく顔がゆるむ。
イーヴォが作ってくれた野菜スープをじっくり味わいながら食べ、しっかり満腹になると、イーヴォが淹れてくれた美味しい珈琲を飲んだ。
一緒に後片付けをした後で、イーヴォがニッと笑って口を開いた。
「体術の稽古やんのと花街に拡張用の玩具買いに行くの、どっちがいい?」
「体術の稽古で!!」
「じゃあ、今日は体術の稽古な。拡張用の玩具は暇をつくって用意しとく。あ、拡張すんのはお前がやれよ?」
「まままままじですか」
「おぅ! 今のままじゃ入らねぇし。アルッティとセックスしてぇもん。俺」
「しぇっ、セックス!?……俺とイーヴォ先輩が!?」
「今日から毎晩一緒に寝ような! 本番は拡張しねぇとできねぇけど、舐めたりとこはできるし? 俺がお前の精液飲んだらシコテッシュとか気にしなくて済むぜ!」
「の、飲んじゃ駄目なやつぅ!」
「もう散々飲みまくったし。お前も俺の飲んだじゃん」
「あ、はい。……だって夢だと思ってたからぁぁぁぁ!」
「ふはははー! 夢だと思ってる状態なのに俺とやらしいことしまくった時点でお前はめちゃくちゃ俺のことが好きだ!」
「俺ってノンケだよね? ノンケだよね?」
「俺限定でノンケじゃねぇな。ガチのノンケは夢だと思っても男のちんこ舐めねぇし、ケツも弄られねぇよ」
「それは確かに!?」
「よぉし。腹が落ち着いたら体術の稽古やんぞー」
「あ、はい。よろしくお願いします!」
「服着てくる」
「あ、俺も着替えてきます」
二人で二階に上がり、それぞれの部屋で服を着ると庭に出た。
柔軟体操をしてから、早速体術の稽古を始める。春の体術大会まで一か月を切っている。少しでも強くなって、イーヴォと一緒に表彰台に上がりたい。
アルッティは夕方近くまで、ひたすらイーヴォにボッコボコにされまくった。
アルッティはわしゃわしゃとイーヴォに頭を洗われていた。
ガチで吐くほど鍛えられまくった後である。イーヴォの輝く笑顔に負けて、一緒に風呂に入っている。
身体を洗うのは頑張って抵抗して、なんとかやめさせた。
身体に触れられると、うっかり昨夜のことを思い出しそうになるので、それはもう頑張った。
交代でイーヴォの頭を洗ってやり、二人では狭い浴槽に入って一緒にお湯に浸かる。向かい合ってお湯に浸かると、足がぴったりくっつく。なんとも落ち着かない。
イーヴォがなにやら考えるように宙を見てから、とても素敵な笑みを浮かべた。なんか嫌な予感がする。
ざばぁっとお湯の中で立ち上がったイーヴォが、アルッティに背を向け、そのまま腰を下ろした。
イーヴォがもたれかかってきたので、イーヴォの背筋が美しい背中とアルッティの胸板がぴったりくっつく。
ぴしっと固まっていると、イーヴォがアルッティの手を握り、ふにふにとやんわり揉んできた。
アルッティの手を握りながら顔だけで振り返ったイーヴォがアルッティの頬にキスをして、はにかんで笑った。
アルッティはなんかもういっぱいいっぱいになって、鼻血を垂らしながら意識を飛ばした。
次の瞬間には『風呂で寝るなー』とビンタで覚醒させられたけど。
イーヴォが口説いてくるって、本当にどうしたらいいのだろうか。自分が本当にノンケなのか自信がなくなってきた。
イーヴォに迫られたら、流されちゃう自信しかない。
アルッティの脳内で、『推しと恋人になるだなんて解釈違いも甚だしい!』という自分と『推しに好きだと言われてめちゃくちゃ嬉しいっ! 好きにしてっ!』という自分が戦い始めた。
結果は引き分け。アルッティはどうしたらいいのか頭を悩ませながら、楽しそうなイーヴォにわしゃわしゃと頭を拭いてもらった。
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