部下に秘密を知られたから口止めとしてセフレになったのに思ってたのとなんか違う！

１８：もっと欲しがって※

　連休最終日の朝。ダミアンはいつもの時間に自然と目覚めた。すぐ隣には、ぐっすり眠るアルノーがいる。アルノーの身体をゆるく抱きしめて、キレイな形の鼻先にキスをする。唇に触れないギリギリのところにもキスをすると、ダミアンはアルノーを起こさないように静かに起き上がった。

　昨夜はセックスをしなかったので、できたら日中に一回くらいはセックスがしたい。明るい中でアルノーが乱れる姿が見たい。
　ダミアンはアルノーのさらさらの髪をなんとなく手で梳いてから、まずは朝食を作ろうと静かにベッドから下りた。

　手早く朝食を作りながら、昨夜仕込んでおいたタルト生地を焼いておく。生クリームもしっかり泡立てておいて、魔導冷蔵庫に入れ、あとは桃を切って飾るだけにしておく。
　朝食が出来上がると、温かい濡れタオルを作って、朝食と共にお盆にのせて寝室へと運ぶ。

　寝室に入ると、まだアルノーは寝ている様子だった。起こすのもちょっと可哀想かな？　と思ったが、今朝の朝食のメインは胃に優しい鶏肉と野菜たっぷりの雑穀粥なので、できたら熱々のものを食べてもらいたい。
　ダミアンはアルノーを優しく揺さぶり起こし、寝呆けた感じのアルノーの顔を優しく濡れタオルで拭いた。

　覚醒したアルノーと一緒にちゃんと美味しく出来た朝食を食べると、手早く後片付けをしてから、ダミアンはアルノーを風呂に誘った。アルノーが素直に頷いてくれたので、着替えと共に、しれっと浄化球とローションのボトルを持ち、アルノーと一緒に風呂場へと向かった。

　アルノーの美しい髪と身体を洗うと、自分の身体も手早く洗い、出張先で見つけた爽やかな香りの入浴剤を入れたお湯に浸かる。
　抱っこしているアルノーがダミアンに寄りかかって、あーーっと気持ちよさそうな声を上げた。
　ダミアンはアルノーの肩に顎をのせ、クックッと笑いながら、悪戯を始めた。

　アルノーのちょこんと小さな乳首に優しく触れ、乳頭をすりすりと撫でる。アルノーの身体がぴくっと小さく震えた。乳首を優しく摘んでくにくに弄りながら、アルノーの肩に舌を這わせる。アルノーがはぁっと大きな息を吐いた。

　右手で乳首を弄りながら、若さを感じない肌を左手で撫で下ろしていけば、薄い陰毛の下のアルノーのペニスはゆるく硬くなっていた。ペニスの形をなぞるように撫で回してやると、アルノーが腰をくねらせて、もう勃起しているダミアンのペニスに尻を擦りつけた。ダミアンはアルノーの陰嚢を優しくふにふにしながら、アルノーの耳に舌を這わせ、囁いた。


「アル。立って」

「う、うん」


　アルノーが浴槽の中で立ち上がり、何も言わずとも壁に手をついて尻を突き出してきた。ダミアンは興奮して舌なめずりをしながら、しれっと持ってきていた浄化球をアルノーのアナルに押し込みながら、アルノーの肩甲骨を舐めて、優しく齧りついた。

　アルノーの薄い尻肉をふにふに揉んでから、ぷっくりと縦割れになっているアナルに舌を這わせる。舌先で擽るようにちろちろとアナルの表面を舐めると、アルノーが低く喘いで、腰をくねらせた。

　アルノーのアナルを気が済むまで舐め回すと、ダミアンはローションのボトルを手に取り、アルノーのひくひくしているアナルにローションを垂らし、自分の掌にもローションをたっぷりと垂らした。
　ぬるつく指を二本、ゆっくりとアナルの中に挿れ、ぷくっとしている前立腺を指で挟むようにしてくにくに弄る。


「あぁっ！　それっ！　だめっ！　んぅっ！　いいっ！　あぁっ！」


　アルノーの喘ぎ声が浴室に大きく響く。ダミアンは前立腺を擦るように意識しながら、性急にアルノーのアナルを解した。
　
　ガチガチに勃起している自分のペニスにローションを塗りたくり、肩で息をしているアルノーのアナルにペニスの先っぽを押しつける。ゆっくりとアナルの中にペニスを押し込んでいけば、アルノーが背をしならせて、ビクンビクンッと大きく身体を震わせた。ぎゅぎゅっとキツくペニスが締めつけられる。どうやら、挿れただけでイッたようだ。

　お湯に浸かっているからか、興奮しているからか、アルノーの中がいつもより熱い。ダミアンは背筋がゾクゾクする程興奮して、アルノーのほっそりとした腰を掴み、ゆっくりと腰を振り始めた。

　ゆーっくりと腰を引けば、アルノーのアナルの縁が赤く捲れ、ゆーっくりと腰を押し込んでいけば、従順にダミアンのペニスを飲み込んでいく。酷く興奮する光景に、ダミアンは笑みを浮かべた。

　前立腺をカリで引っ掻くように腰を揺すれば、アルノーが大きく喘ぐ。わざと腰を振るのをやめてみれば、焦れったくなったのか、アルノーが自分から身体を前後に揺するようにしてダミアンのペニスをアナルで扱き始めた。

　トン、トン、とペニスの先っぽが肉の壁に当たる度に、きゅっ、きゅっ、とキツくペニスを締めつけられる。


「あっ！　あっ！　ダンッ！　うごいてっ！　あぁっ！？」

「ははっ！　いっぱい突いてあげるよっと！」

「あっあっあっあっ！　いいっ！　いいっ！　もっと！　あぁっ！」


　パンパンパンパンッと肌同士がぶつかり合う音が響く程、強く激しくアルノーの白い尻に下腹部を打ちつけ、腹の奥深くの肉の壁を突き上げまくる。徐々に赤く染まっていくアルノーの白い尻を眺めているだけで、興奮して射精してしまいそうだ。

　ダミアンは激しく腰を動かしながら、アルノーの濡れた長い髪を優しく掻き分け、濡れたうなじに舌を這わせ、両手で乳首を弄り始めた。乳首をちょっと強めにきゅっと摘んでくいっくいっと引っ張ると、アルノーの締まりのいいアナルが更に締まる。

　ダミアンはアルノーのうなじに強く吸いつき、小さな痕を残すと、右手で乳首を弄りながら、左手でアルノーのペニスに触れた。
　ぬるぬるに濡れたアルノーのペニスの亀頭を掌で強く撫で回しながら、めちゃくちゃに腹の奥深くの肉の壁を突きまくる。


「あぁぁぁぁぁぁっ！　だめっ！　いぐっ！　あーーーーっ！　いっくぅぅぅぅっ！！」


　掌に熱い液体がかかった瞬間、ダミアンはアルノーのペニスから手を離した。じょぼじょぼじょぼっと、お湯に液体が勢いよく落ちていく音が聞こえる。潮を吹いたのか、漏らしたのか、どっちでも構わない。アルノーがいやらしくて可愛らしい。

　ダミアンもイクべく、アルノーの背にくっついていた身体を起こして、腰を両手で掴み、長いストロークでキツく締まるアナルで射精寸前のペニスを扱く。
　浴室に響くアルノーの裏返った喘ぎ声が耳に心地いい。ダミアンは一際強く下腹部を尻に打ちつけ、腹の奥深くの肉の壁をペニスの先っぽでぐりぐりしながら、精液を吐き出した。

　はぁー、はぁー、と大きな荒い息を吐いているアルノーのアナルからペニスを引き抜くと、微かに口を開けているアルノーのアナルから、こぽっと白い精液が溢れ出て、会陰を伝い、つーっと陰嚢まで垂れていくのが見えた。いやらしい眺めに目を細め、ダミアンはアルノーの薄い腹に腕を回して身体を起こさせ、ぴったりとくっついた状態で、熱いアルノーの頬にキスをした。


「お代わり、いる？」

「……いる」

「じゃあ、続きはベッドで」

「うん」


　ダミアンはアルノーの熱い頬に頬ずりをすると、身体を離して、アルノーの手を引いて浴槽から出た。
　アルノーが、もっと、もっと、ダミアンのことを欲しがってくれたらいい。

　ダミアンはとろんとした顔をしているアルノーの頬にまたキスをすると、アルノーの手を引いて風呂場から出た。
　ざっと身体を拭いてから、ローションのボトル片手にアルノーと手を繋いで寝室へと向かう。

　ベッドの上でアルノーと熱く絡み合いながら、ダミアンはいっそこのまま時が止まればいいのにと思った。