異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇

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第374話 イールス帰還

5年後、イールス達は王都の馬車の列に並んでいる
「次、何の用で王都に? 身分証明を出すように」
門番がイールス達を怪しむように見ている
「旅から帰ってきました。 こちらが冒険者ギルドカードです」
イールスが笑顔で差し出すと、門番が冒険者ギルドカードを見ている。リシリア、アリシナ、クレオ、リシア、バロン、ファリス、ローレナもそれぞれ出している
「家は王都内に有るのか?」
「はい、知り合いの商会にも寄ります」
イールスが笑顔で説明している
「誰か証明ができる者は居ないのか? 保証人も必要だ!! どう見ても怪しい」
門番がイールスを睨んでいる
「どうしよう…」
イールスが迷っている
「母に連絡をしてもらえますか? エストリアナ準男爵家に伝えてもらえれば解ると思います」
アリシナが笑顔で説明している。門番が怪しむように聞いている

「え!戻られたのですか!! すぐにクレストファー団長にお伝えします」
1人の騎士がイールス達を見て走って来て言う
「面倒になるから、屋敷でゆっくりしたいし…」
イールスが苦笑いしている
「クレストファー団長には報告義務が有ります。 どうぞお通りください!!」
騎士が笑顔で姿勢を正して言うと、門番に通す様に伝えている。門番が驚いている
(命令でも簡単に通してよいのだろうか? いったい何者だろうか?)

王都に入ると馬車は屋敷に向かい、兵士が馬車を見て笑顔で迎い入れてくれる
「イールス様、お帰りなさいませ」
ルセトが笑顔で言うと、侍女が慌てて屋敷に入っていく
「ルセトさんただいま」
イールスが笑顔で言うと、リシリアとアリシナが馬車から降りてくる
「御無事なご帰還本当に嬉しく思います」
ルセトが笑顔で頭を下げている。エルキアとサメーリアが出てくる
「イールス様、ご帰還本当に嬉しく思います。ゆっくり寛いでください」
エルキアか笑顔で言う
「え!リシリア様… 赤ちゃん?」
サメーリアがリシリアの姿を見ている
「もう少しで産まれます」
リシリアが笑顔でお腹を擦っている
「イールス様の赤ちゃんの世話が出来ます!!」
サメーリアが満面の笑顔で叫ぶ
「サメーリア!! 先にお祝いを言うのが筋です!! 油断し過ぎです」
エルキアがサメーリアを叱っている
「赤ちゃんの世話ですよ!! 世継ぎですよ!! こんな喜ばしい事は無いです!!」
サメーリアが慌てていっている
「それは解りますが、部屋に入ってから言う様にしなさい」
「エルキアさん、後で叱っておいてください」
イールスが笑顔で言うと、屋敷に入っていく

「イールス様、レズムード伯爵家に使者を出した方が宜しいですか?」
エルキアがソファーに座ったイールスの元に来て言う
「数日ゆっくりしたいかな?」
イールスが笑顔で言う
「リシリア様の子の予定はどのぐらいでしょうか? 無理して帰ってきて問題は無かったですか?」
エルキアが少し心配そうに言う
「面倒な事が多くて、帰るのが少し遅れたから… 後一月ぐらいかな?」
イールスが説明している
「すぐに医者等も手配しておきます。 国王陛下より、イールス様が帰還されたら連絡をするように通達が出ています。 無視しても多分すぐにバレますが…」
エルキアが微笑んでいる
「面倒だけど… やっぱり2日ぐらいゆっくりさせてほしいかな? 騎士にバレているから報告れているとは思うけど…」
イールスか苦笑いしている
「畏まりました」
エルキアが悟ったように言うと、部屋を出て行く

翌日、エルキアが困ったようにイールスの元にくる
「イールス様、シリカローレン様とレズムード伯爵家、王城等よりイールス様に所在確認の連絡が来ています」
エルキアが困ったようにイールスを見ている
「仕方ないか… 疲れているから、屋敷でゆっくりしていると伝えてください」
イールスがエルキアの顔を見て悟ったように言う
「イールス様の帰還バレているのですか?」
アリシナが心配そうに聞く
「シリカローレン様達は屋敷の出入りで解ったみたいですが、王城は騎士だと思われます。 無事に帰ってきた事の報告だけでも良いから教えてほしいとの事です。 イールス様に配慮もしている様です」
エルキアが使者の口調を詳しく説明している
「あなたどうしますか?」
アリシナがイールスを見て言う
「挨拶だけしないとね… 目立ちたくないのに」
イールスが諦めたように言う
「目立つならまた旅に出ましょう」
アリシナが笑いながら言う
「そうだね… 旅楽しかったけど、面倒な事も多かったからな… 少しゆっくりしたいかな」
イールスがアリシナの顔を見て言う
「赤ちゃんも楽しみです」
アリシナが満面の笑顔でイールスを見ている

日が暮れる頃、シリカローレンとアーメリアが訪ねてくる
「シリカローレン様、アーメリア様、お美しいお姿を拝見出来て嬉しく思います」
イールスが丁寧に挨拶をしている
「イールス様の御無事なお姿を拝見出来て本当に嬉しく思います」
シリカローレンが笑顔で挨拶をしてから、アーメリアも挨拶をしている
「まさか、リシリアさんのお腹に赤ちゃんがいるなんて… 無理して旅は辛かったですか?」
アーメリアがリシリアを見て言う
「快適でした」
リシリアが笑顔で馬車の中の事を話している。アーメリアが羨ましそうに聞いている
(馬車の揺れが無いなんて… 馬車が違うだけで… 馬車も欲しいですが…)

「イールス、王家が何がしている様です。 エリーゼマリーナ様と共に大公家の領地の運営を任されていました。 それと噂ですが、大公家の血筋の調査も取り止めたそうです」
シリカローレンが説明している
「面倒になるなら国を出ようかな?」
イールスが呟いている
「大公領はイールス様の領地にすると決めているのでしょう。先に報告しておきます」
シリカローレンが5年間の国の様子に付いて説明をしている。イールスとリシリアとアリシナがそれぞれ聞きたい事を聞いている
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