異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇

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第62話 モンスター討伐 前編

イールスは、兵士達と森に入り、モンスターを討伐しながら過ごしている。朝になるとテントから出て、出発の準備をしている
「イールス様、アーセリオドール様より、騎士団が男爵領でモンスター討伐を開始したと、連絡が有りました。イールス様、どうなさいますか?」
護衛が笑顔でイールスを見ている
「モンスターが減ったのは、騎士団のお陰ですね、もう少し倒したかったのです」
イールスが笑顔で言うと、護衛達が苦笑いしている
(イールス様が毎日何百匹倒しているから、減ったなんて言えない…王国最強に近い実力なのに)
「イールス様が毎日沢山討伐をしてくれているから、領民の安全に暮らせます。」
「これも冒険者になる為の鍛練です。それにアイテムもメデル様に引き取って貰えれば、かなり良い防具をみんなに買えます。領民が安心して暮らせるのなら、ヘルクドール様に少し恩返し出来て嬉しいです」
笑顔で言うと、出発の準備を始めている

イールス達が森の奥に向かって進み、男爵領近くまで到着する
「おかしい…モンスターがほとんど居ないなんて…ん? なんか大きな」
イールスが考えながら歩いていると、大きな赤い物体を見付けて剣を構えている
「あれは…」
護衛達も盾を構えて、観察している
「うわぁーーーー!」
護衛が驚き声を上げる。視線の先には大きな蛇の頭が茂みから出てくると、イールス達目掛けて急接近してくる
「アナコンダ!! イールス様、先に撤退を!!」
護衛が盾を構えて叫ぶ
「逃げても無駄だ! ここで食い止める!!」
イールスが闘気をまとい、走り始める。アナコンダがイールス目掛けて飛び付いてくると、イールスはギリギリでかわしながら剣をアナコンダに振り、斬り裂き、傷口から黒い煙をあげている

再びイールス目掛けて飛び付いてくると、イールスはかわしながら、剣を振ろうとするが、アナコンダの尻尾がイールスに当たり、イールスは弾き飛ばされる。イールスは木に背中から当たる
「イールス様ーーー」
護衛が慌てて叫びイールスの元に盾を構えながら走っていく

アナコンダが走っている護衛に向かって、飛び付こうとする。もう一人の護衛が盾を構えて、アナコンダ目掛けて突進して、当たりアナコンダは走る護衛から外れ、護衛がイールスにポーションを掛けて、飲ませようとしている
「グォーーーーーー!!」
アナコンダが咆哮をあげて、イールス目掛けて飛び付くが、護衛が盾を当ててアナコンダがイールスの横を過ぎ去り、イールスが目を覚まして、アナコンダを探している

「イールス様、我々の剣では傷を付けれません、ここは離脱して、態勢を整えましょう」
護衛がイールスに言うと、アナコンダが再び飛び付こうとしている
「行け!」
イールスが横に走りながら叫び、アナコンダがイールス目掛けて飛び付いてくる。イールスがギリギリでかわすと、イールスは迫るアナコンダの尻尾目掛けて、剣を振り抜き、尻尾を両断する

アナコンダが飛び付こうとするが、イールス手前で失速して、イールスは剣を振り、アナコンダの片目を深々と斬り、飛び退く

アナコンダはイールス目掛けて接近してくると、イールス目掛けて噛み付きにくると、イールスはかわしながら剣を振り、アナコンダに深々と斬り裂く、アナコンダは急旋回して、イールスの周囲を回るように動き、イールスは慌ててアナコンダの胴体を踏み台に飛び出す

危ない、巻き付きか…慎重に避けないと

アナコンダが再びイールスとの間合いを詰めてくる
「魔力の源よ、爆炎となりて、我が敵を吹き飛ばせ!ファイヤーボール」
イールスが魔力を溜めて、アナコンダが噛み付きにくる瞬間を狙って、アナコンダの口の中に炎の玉が当たり、爆発する。アナコンダが奇声をあげながら暴れ始める

「魔力の源よ、爆炎となりて、我が敵を吹き飛ばせ!ファイヤーボール」
イールスがアナコンダの頭目掛けて魔法を放ち、アナコンダの頭に当たり、黒い煙をあげて、動きが鈍る
「魔力の源よ、炎となりていでよ、ファイヤー」
イールスが剣に炎を伝わらせて、アナコンダ目掛けて振り下ろし、アナコンダを両断すると、黒い霧になって消えていく

「イールス様…お見事です」
護衛が笑顔で言う
「全員の回復を頼む…もうあんな化物出てくるな!」
イールスが大声で言うと、護衛達が笑っている
「アナコンダなんて、騎士団大隊でも相当な被害が出ます。イールス様、強くなったのを自覚して下さい」
護衛が大声で言うと、護衛達が焦っている
「まだまだ半人前の未熟者です。鎧もボロボロになってしまいました」
イールスが笑顔で言うと、護衛達が苦笑いしている
「1度戻り、防具を調達しますか?」
護衛が周囲を見て聞く
「無茶する必要は無いから、他の兵士達を呼んで、警戒して貰おう」
イールスがアナコンダが来た方角を見ながら言い、ポーションと毒消しポーションを飲んでいる
「イールス様、最後の一撃炎をまとってましたが…」
護衛が合図の笛を吹いてから、イールスを見て聞く
「魔法を剣に伝わらせたら、出来ただけ、前のサンダーの時にもしかしたら出来るかなと思っていました」
イールスが笑顔で説明している

「グルル」
狼のモンスターが近付いてくる
「イールス様、次のモンスターが…撤退してください」
護衛が狼のモンスターを見ながら言う
「ワォーーーーーーーーーーーー」
狼の遠吠えが聞こえてくると、狼達が疾走して、イールス達に襲い掛かる
「迎撃する! 一人で戦おうとするな! 生き延びる事を考えろ」
イールスが大声で言いながら、狼目掛けて剣を振り抜いて、両断すると、次々と狼を斬り続けている
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