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第70話 王立学院の講師 前編
王立学院に登校して、教室に向かう
「あ! イールス様」
アリシナがイールスを見付けて、走ってくる
「アリシナ様、本日は元気そうで安心しました」
頭を下げながら丁寧に挨拶をする
「はい、イールス様と会えるのが、本当に楽しみでした」
アリシナが笑顔で言うと、教室に入っていく
「そう言えば、クレーシア様は?」
「クレーシアは、領地に帰ってます。ベラトリバウム男爵領の動乱の影響が無いか、調査の為です。 イールス様は知りませんでしたか?」
「噂は聞いています。騎士団が出撃したと聞いています」
「はい、騎士団が慌てて出撃したので、驚きました。 子爵家はあの地域で動乱になると、通商に問題が発生しますので、かなり慌てています」
アリシナが笑顔で説明をしている
「イールス様、お久し振りです」
エリーゼマリーナが満面の笑顔でイールス元にやってくる
「エリーゼマリーナ様、お久し振りです。お元気な姿を拝見できて、嬉しく思います」
イールスが頭を下げながら言う
「イールス様、昨日の噂の件ですが、私達も軽蔑します。 凄い勢いで噂が広がっています」
エリーゼマリーナが微笑みながら言う
「御配慮ありがとうございます。 公爵家の指示と言うのは良くないです。 自分自身に文句を言うなら良いのですが、友達に手を出したからには、許しません」
イールスが笑顔で言うと、アリシナが嬉しそうに笑みを浮かべている
「もし、私に同じ事をしてきたら、同じように怒りますか?」
「はい! 勿論です」
「イールス様、次は何か仕掛けますか?」
「え! 何もしません、少しパーティーに参加しようと思っています。鍛練に邪魔にならない程度にですが」
イールスが笑みを浮かべて言う
「え! パーティーに? 参加して欲しい人は多いですが…何故ですか?」
エリーゼマリーナが考えている
「確かいくつかのパーティーの招待状を持っていますので、何処に参加しようか考えています」
イールスが笑みを浮かべて言うと、令嬢達がどのパーティーか噂話を始めている
講師がやってくる
「イールス、少し話が有ります」
講師が呼び出して、別の部屋に向かう
「イールス、公爵家から文句が来ています。昨日何か有りましたか?」
講師が苦笑いしている
「講師様は、権力に屈するのですか? 宜しいのですか?」
「え! それは…しかし、公爵家の名を汚したと問題に…昨日のパーティーで騒動になっていると聞いている! 退学を要求されている」
講師が大声で怒鳴る
「講師様は、権力に屈して、生徒を守らないと言う事ですね! 調査もしないで、退学を宣言するなら、こちらも手を打たせて貰います」
イールスが笑顔で言う
「学院長の前で申し開きをするが良い!! 誰も手助けはしないと思うように!!」
講師が怒鳴る
学院長の部屋に向かい、学院長達が集まっている
「公爵家の名を汚したなら大問題だが、本当なのか?」
学院長が睨みながら聞く
「公爵家の名を? 何処の誰が言っているのですか? 当人達よりその人の言う事を信じるなら、正確な調査を要求します。更に王立学院が生徒を陥れた事実を残す事になりますが、良いのですね」
「え! 調査を…本当に公爵家からの抗議だったのか?」
学院長が講師を見て聞く
「そう聞いています」
講師が笑顔で言う
「公爵家の誰から聞いたのですか? 聞いているだけでは、真実かどうか解りません、それとも公爵家ではなく、公爵家の分家か男爵家からですか?」
イールスが睨みながら聞く
「何を! このーー」
「どうしたのですか? 言えないなら、正式に公爵家に調査を依頼して下さい、公爵家の名が使われたからには、正式な調査対象になります」
「は! 何だと!! 平民のくせに」
講師が怒鳴る
「今、王立学院の基本事項を破りましたね、学院長様、説明を求めます」
イールスが笑顔で言うと、講師達が顔を見合わせている
「誰から聞いたのか、言うように…もし問題なら公爵家に直接聞き取りをする」
学院長が講師を見ながら言う
「公爵家からの抗議です、調査する必要も無い! こんな平民の言う事と、どっちを信じるのですか!!」
講師が慌てて叫ぶ
「生徒を罰するには、言葉でなく正式な書簡を受け取るように、それに誰からの抗議か名前も言えないのか?」
学院長が言うと、全員の視線が講師に集まる
「あの…宜しいですか?」
別の講師が手をあげている
「何か? 知っているのか?」
学院長が手を上げた女性を見ている
「実は噂は聞いています。昨日のパーティーで公爵家の名を借りた、上級生がイールス君の友達をパーティーで虐めており、それを止めた際、公爵家の名を騙った上級生と揉めたと聞いています。状況から上級生による、下級生への虐めと認定できます。 公爵家の品を陥れた上級生にイールス君が誰の指示か聞いて、アルデゼンス・アールストリア様の名を出したのを、アルデゼンス様が指示するハズは無いと咎め、上級生が保護者達に連れて帰られたと、聞いています。イールス君を処分するなら、その前に虐めを行った上級生達を処分する必要が有ります。 アルデゼンス様が指示したなら、アルデゼンス様も処分対象になりますが…」
女性が説明をしていると、講師が青ざめている
「事実なら、重大な事だ…アルデゼンス様にすぐに事実を伺う必要が有るぞ」
学院長が慌て気味に言う
「それは困る! そんな事が広まったら、重大な事に」
講師が慌てて叫ぶ
「講師様、もう遅いです。 既に学院長様の前で退学も前提で処分を要求したからには、王立学院の意義の為に調査が必要になります。 元は講師様が、この問題を広げたのですから、責任を取ってください。それにこの場で講師様が平民と言った事も王立学院の意義を乱した発言になります」
イールスが睨みながら言うと、全員の視線が講師に集まる
「は? 何故…」
講師が青ざめながら呟く
「王立学院では、身分を平等に扱う必要が有る…それも学年首席を相手に大問題だ…はっきり誰からの抗議か言うように、それとパーティーなら主催から聞く必要も有るな…参加していた人達からも…」
学院長が考え込んでいる
(問題を広げたからには、誰が責任を…イールス君は、先にこの事を言わずに、調査のみ求めたからには、上級生も庇っていたのか? そうなると問題は講師か? それに調査したら間違いなく勝てると思っていたのだろう…抗議合戦になったらどうする? 噂は聞いているが…公爵家対侯爵家の対立になったら大変な事になりかねない)
「調査はまずい…家から何て言われるか…」
講師が青ざめている
「家から? まさか…公爵家ではなく、自分の家から聞いたのか!!」
学院長が怒鳴る
「え! それは…………申し訳ありません…公爵家からと聞いています」
講師が青ざめて言うと、全員が睨んでいる
「ビーレルバウム男爵家か…面倒な事になるか…兎に角聞き出すように」
学院長が頭を抱えて言う
「ビーレルバウム男爵家ですか? 昨日の令嬢の1人がその家出身だったような…」
イールスが呟く
「えっ!…」
講師が青ざめていると学院長が講師を睨んでいる
(まさか! 作り話か! 公爵家に聞いたら、すぐにバレるが、講師がした事は重大な事だ…男爵家も大変な事になるぞ)
「学院長宜しいですか? この問題は、講師が聞いたと言っていた事を信じて、この場に生徒を呼び付けた事実が残っています。処分はどうすれば…イールス君が抗議している状況ですから、調査をしますか?」
別の講師が苦笑いして聞く
「調査をしたら、本当に大問題だろう…処分と抗議の大合戦に成りかねない…招集したからには、処分を決めないといけないが、公爵家の名を騙ったのが、講師では大問題になるぞ…講師言い開きは?」
学院長が睨みながら言う
「え! それは…私は聞いた通り、話したまでです!」
講師が慌てて叫ぶ
「調査もせず、問題は解決できない! 更に真実をねじ曲げる事も出来ない、公爵家からの抗議なら真実を知る為に直接聞いてくる。イールス君は、ここでの話しを極秘にして欲しい…問題が大きくなるのは良くない事だと理解してくれるか?」
学院長がイールスを見て言う
「問題が大きくなるのは、良くないです。 この事は貸しにしておきます」
イールスが笑顔で言う
「貸しか…それも後が怖いか…背に腹は変えられない…調査はしておく」
学院長が苦笑いして言うと、集まった講師達が苦笑いしている
「あ! イールス様」
アリシナがイールスを見付けて、走ってくる
「アリシナ様、本日は元気そうで安心しました」
頭を下げながら丁寧に挨拶をする
「はい、イールス様と会えるのが、本当に楽しみでした」
アリシナが笑顔で言うと、教室に入っていく
「そう言えば、クレーシア様は?」
「クレーシアは、領地に帰ってます。ベラトリバウム男爵領の動乱の影響が無いか、調査の為です。 イールス様は知りませんでしたか?」
「噂は聞いています。騎士団が出撃したと聞いています」
「はい、騎士団が慌てて出撃したので、驚きました。 子爵家はあの地域で動乱になると、通商に問題が発生しますので、かなり慌てています」
アリシナが笑顔で説明をしている
「イールス様、お久し振りです」
エリーゼマリーナが満面の笑顔でイールス元にやってくる
「エリーゼマリーナ様、お久し振りです。お元気な姿を拝見できて、嬉しく思います」
イールスが頭を下げながら言う
「イールス様、昨日の噂の件ですが、私達も軽蔑します。 凄い勢いで噂が広がっています」
エリーゼマリーナが微笑みながら言う
「御配慮ありがとうございます。 公爵家の指示と言うのは良くないです。 自分自身に文句を言うなら良いのですが、友達に手を出したからには、許しません」
イールスが笑顔で言うと、アリシナが嬉しそうに笑みを浮かべている
「もし、私に同じ事をしてきたら、同じように怒りますか?」
「はい! 勿論です」
「イールス様、次は何か仕掛けますか?」
「え! 何もしません、少しパーティーに参加しようと思っています。鍛練に邪魔にならない程度にですが」
イールスが笑みを浮かべて言う
「え! パーティーに? 参加して欲しい人は多いですが…何故ですか?」
エリーゼマリーナが考えている
「確かいくつかのパーティーの招待状を持っていますので、何処に参加しようか考えています」
イールスが笑みを浮かべて言うと、令嬢達がどのパーティーか噂話を始めている
講師がやってくる
「イールス、少し話が有ります」
講師が呼び出して、別の部屋に向かう
「イールス、公爵家から文句が来ています。昨日何か有りましたか?」
講師が苦笑いしている
「講師様は、権力に屈するのですか? 宜しいのですか?」
「え! それは…しかし、公爵家の名を汚したと問題に…昨日のパーティーで騒動になっていると聞いている! 退学を要求されている」
講師が大声で怒鳴る
「講師様は、権力に屈して、生徒を守らないと言う事ですね! 調査もしないで、退学を宣言するなら、こちらも手を打たせて貰います」
イールスが笑顔で言う
「学院長の前で申し開きをするが良い!! 誰も手助けはしないと思うように!!」
講師が怒鳴る
学院長の部屋に向かい、学院長達が集まっている
「公爵家の名を汚したなら大問題だが、本当なのか?」
学院長が睨みながら聞く
「公爵家の名を? 何処の誰が言っているのですか? 当人達よりその人の言う事を信じるなら、正確な調査を要求します。更に王立学院が生徒を陥れた事実を残す事になりますが、良いのですね」
「え! 調査を…本当に公爵家からの抗議だったのか?」
学院長が講師を見て聞く
「そう聞いています」
講師が笑顔で言う
「公爵家の誰から聞いたのですか? 聞いているだけでは、真実かどうか解りません、それとも公爵家ではなく、公爵家の分家か男爵家からですか?」
イールスが睨みながら聞く
「何を! このーー」
「どうしたのですか? 言えないなら、正式に公爵家に調査を依頼して下さい、公爵家の名が使われたからには、正式な調査対象になります」
「は! 何だと!! 平民のくせに」
講師が怒鳴る
「今、王立学院の基本事項を破りましたね、学院長様、説明を求めます」
イールスが笑顔で言うと、講師達が顔を見合わせている
「誰から聞いたのか、言うように…もし問題なら公爵家に直接聞き取りをする」
学院長が講師を見ながら言う
「公爵家からの抗議です、調査する必要も無い! こんな平民の言う事と、どっちを信じるのですか!!」
講師が慌てて叫ぶ
「生徒を罰するには、言葉でなく正式な書簡を受け取るように、それに誰からの抗議か名前も言えないのか?」
学院長が言うと、全員の視線が講師に集まる
「あの…宜しいですか?」
別の講師が手をあげている
「何か? 知っているのか?」
学院長が手を上げた女性を見ている
「実は噂は聞いています。昨日のパーティーで公爵家の名を借りた、上級生がイールス君の友達をパーティーで虐めており、それを止めた際、公爵家の名を騙った上級生と揉めたと聞いています。状況から上級生による、下級生への虐めと認定できます。 公爵家の品を陥れた上級生にイールス君が誰の指示か聞いて、アルデゼンス・アールストリア様の名を出したのを、アルデゼンス様が指示するハズは無いと咎め、上級生が保護者達に連れて帰られたと、聞いています。イールス君を処分するなら、その前に虐めを行った上級生達を処分する必要が有ります。 アルデゼンス様が指示したなら、アルデゼンス様も処分対象になりますが…」
女性が説明をしていると、講師が青ざめている
「事実なら、重大な事だ…アルデゼンス様にすぐに事実を伺う必要が有るぞ」
学院長が慌て気味に言う
「それは困る! そんな事が広まったら、重大な事に」
講師が慌てて叫ぶ
「講師様、もう遅いです。 既に学院長様の前で退学も前提で処分を要求したからには、王立学院の意義の為に調査が必要になります。 元は講師様が、この問題を広げたのですから、責任を取ってください。それにこの場で講師様が平民と言った事も王立学院の意義を乱した発言になります」
イールスが睨みながら言うと、全員の視線が講師に集まる
「は? 何故…」
講師が青ざめながら呟く
「王立学院では、身分を平等に扱う必要が有る…それも学年首席を相手に大問題だ…はっきり誰からの抗議か言うように、それとパーティーなら主催から聞く必要も有るな…参加していた人達からも…」
学院長が考え込んでいる
(問題を広げたからには、誰が責任を…イールス君は、先にこの事を言わずに、調査のみ求めたからには、上級生も庇っていたのか? そうなると問題は講師か? それに調査したら間違いなく勝てると思っていたのだろう…抗議合戦になったらどうする? 噂は聞いているが…公爵家対侯爵家の対立になったら大変な事になりかねない)
「調査はまずい…家から何て言われるか…」
講師が青ざめている
「家から? まさか…公爵家ではなく、自分の家から聞いたのか!!」
学院長が怒鳴る
「え! それは…………申し訳ありません…公爵家からと聞いています」
講師が青ざめて言うと、全員が睨んでいる
「ビーレルバウム男爵家か…面倒な事になるか…兎に角聞き出すように」
学院長が頭を抱えて言う
「ビーレルバウム男爵家ですか? 昨日の令嬢の1人がその家出身だったような…」
イールスが呟く
「えっ!…」
講師が青ざめていると学院長が講師を睨んでいる
(まさか! 作り話か! 公爵家に聞いたら、すぐにバレるが、講師がした事は重大な事だ…男爵家も大変な事になるぞ)
「学院長宜しいですか? この問題は、講師が聞いたと言っていた事を信じて、この場に生徒を呼び付けた事実が残っています。処分はどうすれば…イールス君が抗議している状況ですから、調査をしますか?」
別の講師が苦笑いして聞く
「調査をしたら、本当に大問題だろう…処分と抗議の大合戦に成りかねない…招集したからには、処分を決めないといけないが、公爵家の名を騙ったのが、講師では大問題になるぞ…講師言い開きは?」
学院長が睨みながら言う
「え! それは…私は聞いた通り、話したまでです!」
講師が慌てて叫ぶ
「調査もせず、問題は解決できない! 更に真実をねじ曲げる事も出来ない、公爵家からの抗議なら真実を知る為に直接聞いてくる。イールス君は、ここでの話しを極秘にして欲しい…問題が大きくなるのは良くない事だと理解してくれるか?」
学院長がイールスを見て言う
「問題が大きくなるのは、良くないです。 この事は貸しにしておきます」
イールスが笑顔で言う
「貸しか…それも後が怖いか…背に腹は変えられない…調査はしておく」
学院長が苦笑いして言うと、集まった講師達が苦笑いしている
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