異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇

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第114話 イールス暗殺? 後編

帰宅しないイールスにレズムード家では、すぐに情報収集を行い、王都の外に出た所まで調べ終わり、証拠を集めている
「イールス…何処にいるのですの…」
メサリアが涙を溜めて座り込んでいる
「状況から、アルデゼルスと一緒に王都の外に出たのは確実だが、公爵家が認めないだろう…イールスが護衛にもしもの時の為に記録を残させていたから、証拠が残っているが…」
ヘルクドールが考え込んでいる
「問い詰めても逃げられます。 セーレン様が令嬢の家に向かう事が解っていた為、宮廷魔術師の方でアルデゼルスの馬車に乗ったのは確実に記録してくれていますが…決定的な証拠がありません」
アーセリオドールが頭を抱えている
「イールスならどうすると思うか?」
「結婚式で問い詰める事は無理でも…」
ヘルクドールとアーセリオドールが頭を抱えていると、アーメリアが部屋に入ってくる

「何を企んでいるのですか?」
アーメリアが微笑みながら聞く
「決定的な証拠が欲しい」
「証拠? 必要ですか? シンシリア様に会ってきましたが、結婚式で潰すと言ってましたわ…セーレン様も相当立腹してますから、結婚式が壊される恐れの方が怖いですね」
アーメリアが微笑みながら言う
「壊される?」
「4伯爵家と侯爵家が手を組んで、問い詰めですから…アルデゼルス様も想像してないでしょう…それにイールスの人脈の恐ろしさを知るでしょう」
アーメリアが苦笑いしている
「え? イールスの人脈? シンシリアが騒げば、必然的に令嬢達が集まるのか? どうなるのか?」
アーセリオドールが苦笑いしている
「そうですのーーーーイールスの仇討ちますわ!!アルデゼルス覚悟しなさいですわ!! イールスを取り返しますわ!!」
メサリアが大声をあげ、笑みを浮かべている
「数年前は、シンシリア様対メサリア様の口喧嘩が話題になりましたが、今回は手を組むなんて…アルデゼルス様も想像してないでしょうね」
アーメリアがメサリアを見て言うと、アーセリオドールとヘルクドールが青ざめている
(喧嘩よりも凄い事になりそうだが…2人だけでも…今回はセーレン様とエリーゼマリーナ達令嬢も参戦か?どのぐらいの人が参戦するのか?)

結婚式当日のパーティーになると、多くの貴族が集まり、パーティーを楽しんでいると、アルデゼルスがやってくる。 シンシリアとメサリアが待ち構えている
「メサリア様、シンシリア様、お久し振りです」
アルデゼルスがメサリアとシンシリアを見て優雅に挨拶をする
「アルデゼルス様、イールスは何処に連れていきましたの?」
シンシリアが睨みながら言うと、メデルとセーレンがアルデゼルスの後ろ側に立っている
「イールス? 知りませんわ」
「すでに騎士団が調査をしてますわ!! ここで話せば少しは情状酌量してあげますわ」
シンシリアが睨んでいると、多くの令嬢が取り囲む様に集まってくると、ヒソヒソ話している
「言い掛かりはよして…」
アルデゼルスが慌てて言おうとする
「アルデゼルス様の馬車に乗り込む所は、確認済みです。 それ以外にも多くの人が目撃してますわ!!」
セーレンが微笑みながら言う
「王都の外に出た時に記録も取らさせて貰いました。イールスの恐ろしさを知ると良いですね」
メデルが睨みながら言う
「アルデゼルス様、当日急に来れないと使いが有りましたが、もしもの為にお出掛けをした事は、確認をさせて貰っています。屋敷近くで待ち伏せしていたのは、多くの人が確認済みです。この件は既に騎士団にも証言してあります」
令嬢が睨みながら言うと、数人の貴族が口々にアルデゼルスに聞こえるように言っている。アルデゼルスが青ざめて後退りしている

「イールス様にもしもの事が有ったら許しません!! 御兄様も怒ってますわ! 大体イールス様を目の敵の様にしていた事は、王立学院の生徒全員知ってます!! みんな証言しています! 決闘まで使い嫌がらせの数々どう説明しますか!!」
エリーゼマリーナが睨みながら言う
「何処にいますの? イールスを早く出しなさいですわ!! 許せませんわ!! 覚悟しなさいですわ!!」
メサリアが怒鳴り、睨み付けている
「こんな事アールストリア公爵家に対する侮辱です!! 許されません」
アルデゼルスが慌てて叫ぶ
「それがどうしましたの? あなたは公爵家の孫娘、こちらは多くの爵位を持っている人達の集まりや次期当主候補の集まりですわ!! どちらが優位でしょう?」
シンシリアが睨みながら言う
「宮廷魔術師バウルトリア師の代理ですわ! 王家に文句言えますか?」
セーレンがアルデゼルスを睨んでいる
「魔法研究院として、アールストリア公爵家にポーションなどを卸さなくて良いのですね」
メデルが睨みながら言う
「公爵家を侮辱して許されないと思って…」
アルゼデンスが慌てて言おうとしている
「王家より調査命令を出させますか? 徹底的に調べます。 イールスの捜索なら確実に王命がでます。忘れましたか? イールスの素性は国家機密にしているのを!! 誰が後ろ楯か考えなさい!!」
セーレンが睨みながら言うと、アルデゼルスが挙動不審になっている。 周囲の令嬢達が口々にアルデゼルスに罵声を浴びせている。アルゼデルスが後退りして青ざめいる

アルデゼルスが慌てて逃げる様に馬車に乗ると、馬車は急いで屋敷に向かって走っていき、屋敷に帰るとアルデゼルスが自室に不機嫌そうに歩いて向かう
「何故ですのーーーー! あんな平民の為にメサリアとシンシリアが出てきますのーーーー! 許さないですわーーーーーー!! メデルにセーレンにエリーゼマリーナーーーーー許しませんわ!!あの令嬢達も許しませんわーーーーーーーーー! イールスーーーーーーー!! 公爵家の権威で潰してあげますわ!! 絶対に許しませんわ!!!」
アルデゼルスが大声で叫んでいる。執事が部屋の前で叫び声を聞いている
「追い詰められたのか? 公爵家を守るために証拠の完全消去が必要か…イールスとは何者だ? 調査を先にしておいた方が良かったのか?」
執事が呟くと、男達を呼んで何かを伝えると、男達が出掛けていく

次々と公爵家にイールスの所在確認の使いや来訪が続き、アルデゼルスは黙りを続けている。そして、数日後ヘルクドールとアーセリオドールがアールストリア公爵に面会にやってくると、公爵と話し合いを始めている
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