異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇

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第142話 御茶会

イールスとセーレンが屋敷に戻ってくると、リビングに向かう
「イールス、準備をしなさい」
メサリアがイールスを見て言う
「メサリア様、アーメリア様、ただいま帰りました。実は王宮に呼ばれて参上していました」
イールスが頭を下げながら言う
「王宮に? 何故ですか?」
アーメリアが驚いている
「薬草の件と昨日の賊の件です」
イールスが丁寧に説明をしている

「賊の始末は任せますわ!! イールスを襲ったなら、男爵は許しませんわ!!」
メサリアが大声で叫ぶ
「はい、退場して貰います。 借金の怖さしって貰います」
イールスが笑顔で言う
「イールス何をするのですか?」
アーメリアが不安そうに聞く
「商会に手を回して、鉱山送りにします。軟禁しようとしましたので、鉱山で軟禁してしっかり借金返済をして貰います。取り潰しはフィーネリーゼ様の為に出来ません…売られる気持ちを理解して貰えます」
イールスが笑みを浮かべている
「イールス…軟禁と売られる気持ち…仕返しの仕方が嫌味過ぎますね…」
セーレンが苦笑いして頭を押えている
「あのぐらいの借金なら、フィーネリーゼ様なら返済出来ますから、退場も含めて丁度良いです」
イールスが笑顔で言う
「イールスですのーーーーー 仕返しも完璧ですわ!! 借金問題と仕返しと男爵家の問題を一気に解決するつもりですわ!! それも後始末をブライドルに振るつもりですわ!!」
メサリアが満面の笑顔で叫ぶ
「次は商会の事を調べないと…騎士に働いていただきます」
イールスが笑みを浮かべている
「そっちも潰すのですか?」
セーレンが呆れ気味に言う
「勿論です。 性癖が気持ち悪いですから、被害者が増えないようにします。 それに偽騎士はおそらく商会の手の者です」
イールスが笑顔で言うと、アーメリアが考えている
(しっかり自分で始末を付けてくださいね、後始末を相談されたく無いですから…襲う怖さをしっかり教えてきて下さい)

迎えに出た馬車が戻ってくると、フレシカとアリシナとクレーシアが降りてくると、侍女が部屋に案内をする
「アリシナ様、クレーシア様、フレシカ様、本日は忙しい中来訪歓迎します。 御ゆっくり楽しんで下さい」
イールスが丁寧に頭を下げて言う
「イールス様凄く楽しみにしてました」
アリシナが満面の笑顔で言う
「アリシナは、完全に正装で来ましたからね」
クレーシアが微笑みながら言う
「御母様がイールス様の招待なら正装に…侍女達もやる気が凄かったですから」
アリシナが少し赤くなりながら言い訳をしている
「クレーシアも正装ですよね?」
フレシカが笑顔で言う
「子爵家としての家訓です」
クレーシアが微笑みながら言う
「家訓です」
アリシナが慌ててイールスを見て言う
「アリシナ、今更言い直しても意味が無いですよ」
クレーシアが笑いながら言う

しばらくすると、エリーゼマリーナとシンシリア達が到着する
「シンシリア様、本日は御来訪感謝申し上げます。 リーシアノリア様、本日もお元気そうなお姿を拝見できて嬉しく思います」
イールスが丁寧に挨拶をしている
「イールス、歓迎ならリーシアを貰って下さいね」
シンシリアが笑顔でイールスを見ている
「大変光栄な事ですが、御遠慮致します。 御冗談で申し上げられるのは御遠慮ください」
イールスが丁寧に頭を下げながら言う
「もう、御姉様は…」
リーシアノリアが真っ赤になりながらシンシリアを見ている

全員が集まり食事が終わり、飲み物を飲みながら談笑している
「イールス、そろそろ詳細を教えてください」
シンシリアがイールスを見ている
「アルゼデンス様の馬車に乗り、王都を出てから山側に向かい、崖の近くで降ろされて…アルゼデンス様に後ろから刺されました。 それも毒を塗られており、執事に崖の方に追いやられたのですが…手当てを急ぐために崖から飛び降りて、川に飛び込みました。 川に流れの中で岩に上り、万能薬とポーションを使い、傷の手当てをしました。 その後登れる場所を探すために川を下りましたが、川の先が滝になっており、非常に痛い思いをしました… 川の畔の家の人に助けられて、難を逃れました…」
イールスが詳しく説明をしていると、アリシナが泣きそうになっている

「その後、歩いて王都に向かってましたが、通りかかったブライドル様に馬車に乗せて貰い、王都に無事に帰れましたが…屋敷に帰ったらヘルクドール様とセーレン様が公爵家に乗り込んでいたので、急いでメサリア様とブライドル様と共に公爵家に向かい、公爵様にアルゼデンス様の悪事を伝え、公爵様のお怒りにアルゼデンス様の幽閉をしてくれました。又、処分を下すと約束して貰い現在に至ります」
イールスが説明を終わらせる
「簡単に言いますね…しかし、国家機密の部分はうまく話さない様にしましたね」
シンシリアが微笑みながらイールスを見ている
「え! 国家機密? イールス様…」
エリーゼマリーナがイールスを見ている
(公爵家の後継ぎ様の件ですか? やっぱりイールス様が引導を渡したのですか?)
「セーレン様…」
イールスがセーレンを見ている
「国家機密は守れますね」
セーレンがエリーゼマリーナとアリシナ達を見て聞くと、全員が約束をする

「リシリアさんはイールスに隷属しています。 バウルトリア様の隷属の魔法で縛られていますので、イールスの所有物扱いです。 リシリアさんは、アルゼデンス様の異母姉妹です…かなり迫害されていましたが………」
セーレンがリシリアを見てから詳しく話し始める

「イールス様に隷属…正妻にならないですよね?」
アリシナが不安そうに言う
「隷属は貴族からしたら終わりを意味します。 子供は爵位を継げません…」
シンシリアが微笑みながら説明する
「リシリアさんの噂は知りませんでしたが…隷属なら問題ありません、リシリアさん後でゆっくり話しましょうね」
エリーゼマリーナが微笑みながら言う
「え! エリーゼマリーナ様」
アリシナが驚いている
「アリシナ様、イールス様が冒険者になっても、リシリアさんが監視してくれます。 仲良くなっていれば、イールス様の側から色々見聞きして教えて貰えますから、仲良くした者勝ちです」
「え! エリーゼマリーナ様!! リシリアさん仲良くしましょう!!」
アリシナが慌てて叫び、リシリアを見ている。フレシカとクレーシアとリーシアノリアもリシリアと話し始める

アリシナ達がリシリアと仲良く話しているのをメサリアが満足そうに見ている
「アリシナさん、クレーシアさん、フレシカさんエリーゼマリーナちゃん、リーシアノリアちゃん、仲良くしましょうね」
メサリアが笑顔でアリシナ達の会話に入っていく
「え! メサリア様………」
アリシナが緊張したようにメサリアを見ている
「可愛いですのーーーイールスの何処が好きですの? 優しいところ? 容姿? 強いところ?」
「え! それは…………全てです!!」
アリシナが慌てて言うと、シンシリアとメデルとセーレンがアリシナ達を見ながら微笑んでいる
「全てですの? エリーゼマリーナちゃんは」
メサリアが満面の笑顔で次々と質問をしている

アーメリアがメサリアの姿を見ている
(完全に淑女の鏡と言われた、面影が無いですね…自覚も無いのでしょうか?)
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