異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇

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第203話 新しいポーション作成 後編

イールスはポーション作りに戻る
「兄様、次はどれにしますか?」
リシリアが笑顔でイールスを見ている
「ポーション多すぎたかな? そろそろ万能薬に挑戦しよう」
イールスが笑顔で言うと、霊芝やクリスタルの角や魔力水等を出して、紙を見ながら配合の割合を紙に書いている

イールスが小さい鍋で何回か作っている
「兄様、どれにしますか?」
リシリアがイールスを見ていると、イールスは出来上がったポーションを並べながら比べている
「色合いは…この辺りかな?  職員さんどれが良いですか?」
イールスがイールスを見ている職員達を見て聞く
「え? どれでも凄い万能薬と思いますが…こちらの方が魔力の輝きが良いと思いますが…鑑定でも上級万能薬となってます」
職員が驚きながら説明していると、イールスが大鍋に材料を入れながら、混ぜ始めている

日が暮れて、イールスがポーション作りを終わらせると、職員達が片付けをしている
「イールス、自重はどこに?」
メデルが涙目でイールスを見ている
「楽しかったです。 万能薬も沢山作れて出征に役に立ちます」
イールスが笑顔で言うと、セーレンが頭を押さえてみている
「万能薬全部…バウルトリア師に確認してきます…相談したくないですが…」
メデルが泣きそうになりながら言う
「あ! 鑑定魔法教えて下さい」
イールスが笑顔でメデルを見ている
「後で…」
セーレンが苦笑いしている
「後でと言われて、もう何ヵ月もたってます。 そろそろ腕輪等の鑑定もしたいので教えて下さい」
イールスが笑顔で言うと、職員が魔導書を持ってくる
「は? 何故用意を?」
メデルが職員から受け取った魔導書を見て叫ぶ
「鑑定に疲れました。 早く自分で鑑定してもらえるようになってもらって下さい」
職員が笑顔で言う
「こんな時に気を回すな!! イールスが鑑定魔法等覚えたら、今後何を始めるか!! 自由に魔導具を作ったら大変な事になる!! 自重を覚えるまで教えたらいけない人だと思わないのですか!!」
メデルが慌てて叫ぶと、セーレンが苦笑いしている
「メデル様」
イールスが笑顔でメデルを見ている
「イールス!! セーレン御姉様どうにかしてください」
メデルが慌ててセーレンを見ている
「イールス帰りの馬車で話しましょうね」
セーレンが諦めて言うと魔導書を受け取っている

セーレンとイールスが馬車に乗り込み、イールスが魔導書を読んでいる
「イールス、鑑定は難しい魔法です…良いですか? アナライズとは、魔力量などよりもその物の価値を調べる魔法です…」
セーレンが知っている内容を伝えている

アナライズか…詠唱からも魔力で物の価値を探るのか? そうすると…物の価値よりも物質の意味を探るように考えた方が良いのかな?付与されている魔力も感じ取れれば良いのか? 

「魔力の源よ、万物の根元を示し、真価を示したまえ、アナライズ」
イールスが魔力を込めながら魔法詠唱すると注視していた魔導書にうっすらと文字が浮かび上がる

本か…もっと意味を考えて鑑定したら…魔導書に変わった…腕輪は…疾風の腕輪…成功かな?

イールスが笑みを浮かべていると、セーレンが驚いたようにイールスを見ている
「兄様、鑑定出来ましたか?」
リシリアがイールスの横顔を見ている
「疾風の腕輪と意味ぐらいなら解ったよ」
イールスが笑顔で言うと、セーレンが苦笑いする
(1回で理解してアナライズを使った? バウルトリア師になんて報告したら… やっぱり異常過ぎる…最低でも1年は掛かるのに…)

屋敷に到着すると、セーレンとリビングに向かう
「メサリア様、アーセリオドール様、アーメリア様、帰りが遅くなり申し訳ありません」
イールスが頭を下げている
「イールス何か有りましたか?」
メサリアが微笑みながらイールスを見ている
「メデル様の不注意でメリーサリア様に出征の事がバレた事が発覚しました。 仕方無いので、ポーション沢山作ってきました」
イールスが笑顔で説明している
「は!! まさか…イールスならあり得ますが…それであの数の魔法薬を…」
セーレンが慌てている
「どうしたのですの?」
メサリアが驚いたようにセーレンをみていると、アーセリオドールとアーメリアが顔を見合わせてため息をしている
(イールス仕返しですか? 等々メデルまで…)
「リシリアと共に上級ポーションと万能薬を沢山作っただけです。買取額も楽しみにしてます」
イールスが笑顔で説明している
「国庫が空と言うより、買取きれません…何処に上級ポーションを1000本単位で作る人がいますか? 研究者もなれて協力までしてしまう始末…あの魔導具も」
「イールスがやりましたのーーー仕返ししてますのーーーー」
メサリアが笑顔で言う
「水差し試してみて下さい」
イールスが魔法の鞄から水差しを出して、アーセリオドールとアーメリアが観察している
「この魔晶石に手を触れて加熱と言って下さい」
イールスが水差しに水を入れてから、説明していると、徐々に温かくなっている

「これは…便利ですのーーー」
メサリアが嬉しそうに言う
「物凄い価値に思いますが…魔力はどうしますか?」
アーメリアが考えている
「魔石を当てて魔力を補充できます…」
イールスが笑顔で説明している
「この水差しを国王陛下に献上しないと言う始末…いくら仕返しでもどうにかして欲しいですわ」
セーレンが苦笑いしながら説明している
「はーーーーイールス何故だ!!」
アーセリオドールが叫ぶ
「出征命じられたから、出征に持っていく分が最優先です」
イールスが笑顔で言う
「国王陛下に失礼だろ? 問題になったらどうするんだ!!」
「国家機密とメデル様が宣言してましたので問題ないです。指を咥えて欲しいと言って下さい」
イールスが笑顔で言うと、アーセリオドールが頭を抱えている
「イールスですのーーーー 国王陛下に仕返しをしてますのーーーー」
メサリアが笑顔で叫んでいる
「イールスの自重はする気が無いのですね…バウルトリア師と王妃様が何て言うか…国王陛下もイールスの出征を命じた事を後悔して欲しいですわ」
セーレンが呆れ気味に言う
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