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第259話 王都の現状 前編
軍議が進み、カシューと重臣が今後について相談を終わらせる
「イールス様、王都まで護衛を感謝します。 イールス様の歓迎の舞踏会を開きたかったのですが… 重臣が止められて… 申し訳ないです」
ユリアリースがイールスを見詰めて言う
「ユリアリース王女様、下賤な身の未熟者の半人前の歓迎の舞踏会など不要でございます。 今の王都の状況を踏まえて下さい」
イールスが頭を下げて言う
「イールス様への感謝の気持ちを皆に伝えたいです」
「国王陛下よりの勅命ですから、国王陛下に感謝してください」
「イールス様だから御礼したいのです」
「御礼など御不要です」
「イールス様… 」
ユリアリースが残念そうにイールスを見ている。重臣が驚いたようにイールスを見ている
(常識が無いと聞いていたが… 中々の人物に見える… 提案の有った褒美を許した方が良いか…)
「ユリアリース様、そのぐらいにしましょう… イールス様、国王陛下にも相談をしていますが、重臣様どうですか?」
ミネルバが微笑みながら重臣を見ている
「不要だと言われるかも知れないが、我が国の魔法研究資料などの秘書を書庫で読む事を許します。 イールス様の軍の魔法使いにも書庫への入場を許可します」
重臣が微笑みながら言う
「本当ですか! 本当に嬉しく思います!」
イールスが嬉しそうな笑顔をしている
「イールス様が嬉しそうに…」
ユリアリースが呟いている
(イールス様が嬉しそうにしています! 書庫に来たらイールス様を見に行きます… イールス様の笑顔… あーーーー嬉しいです!!)
イールス達は演習場に戻ると、リシリア達と共に怪我人が集まる建物に向かい、中に入ると、怪我人の様子を見ながら、ポーションで治療して回っている
「兄様、ここは終わりです」
リシリアが笑顔でイールスを見ている
「次に向かおうか?」
イールスが笑顔で言うと、外に出ていこうとする
「あのー… 怪我の治療費は? ポーションの代金は? ……いかほどでしょうか?」
イールスの後ろ姿を見ながら1人の女性が不安そうに言う
「怪我が治って良かったです。 これからもゴブリンとの戦いが続きます。 みんなで協力してゴブリンとの戦いを乗り越えましょう」
イールスが振り返り女性を見て言う
「え? いかほどでしょうか…」
「一緒にゴブリンと戦って頂ければ良いです! こんなポーションなんて怪我さえ治れば良いだけです! 」
イールスが笑顔で言うと、建物を出ていき、女性が理解してないように立ち尽くしている
「え! 帰ったのですか? どうしたら?」
女性がイールス達が出て行くのを見送り呟く
「あの人が隣国からの援軍の将… あんな高価なポーションを惜しみ無く使ってくれるなんて… この恩必ず戦いで返して見せる…」
近くの兵士が呟くと、周囲の人達が頷いている
イールス達は王都中の怪我人の集まる建物を回り全員の治療を終わらせて、町中を歩いていく
「兄様、中級ポーションが無くなりました」
リシリアが魔法の鞄を見ながら言う
「バロンに預けた分を別けて貰おうか? ポーション作らないと… 材料どうしようかな…」
イールスが歩きながら呟く
「作る場所どうしますか? 3号車で作りますか?」
「ユリアリース王女様にお願いして研究施設を借りよう… 材料… この国の迷宮どうなっているかな? ロイド調べてくれる?」
イールスが振り返りロイドを見ている
「聞き込みをするようにします」
ロイドが苦笑いして言う
(イールス様、暇だから迷宮に行くと言わないで下さい!! 実力がバレてしまいます)
「全員鍛えれば良いかな? それに従者の鍛練代わりに輝きの石作って貰おう」
イールスが笑顔で呟くと、リシリアが嬉しそうな顔をしている。ロイドが頭を押さえている
(ダメだ… 絶対に全員を鍛えると言いそうだ… どうやって誤魔化すか… 輝きの石は必要でも… イールス様の眼中は戦う事になるぞ… ゴブリンとの戦いで目立ちすぎているのに… あぁーーー早くベルオス様と相談をしないと… 絶対に自重はしないぞ……)
イールス達が歩いていると、イールスが急に路地裏の方に入っていき、全員イールスを追っていく
「これは…」
イールスが呟くと、路地裏に多くの人が壁に寄りかかり座っている
「避難民や孤児でしょう… スラム化していくのでしょう」
ロイドが周囲を見て言う
「スラムか…」
イールスが考え込んでいる
助けるためには何か手を考えた方が良いかな? 今後人手も必要だから… 1度の施しでは、その場凌ぎだし… 仕事を与えるにも限度が… ユリアリース王女様は現状を解っているのかな? 王都の外に出して開拓地を作っても簡単にはいかないかな?……
「兄様…」
リシリアが不安そうにイールスの腕を抱き締めている
「リシリア、考えていただけだよ… 帰るよ」
イールスが微笑みながらリシリアに言うと、元の道に戻り、演習場に戻っていく
イールスが兵士達に指示を出して天幕に戻るとしばらくしてルセトが入ってくる
「イールス様、ホーネット様が面会を求めています」
ルセトが微笑みながら説明してくれると、別の天幕に向かう
「イールス様、この者達は同業の者達です。 国を守りたいと思っている者達になります」
ホーネットが頭を下げて言うと、後ろにいる者達が頭を下げている
「ホーネット、何故紹介に?」
「イールス様の人柄を知って貰う為にございます。 本日の町中での怪我人の治療を見ていた者達は、イールス様の為に働きたいと思っています」
ホーネットが説明をしていると、後ろの人達が次々と自己紹介をしている。イールスも自己紹介をすると、全員ホーネットを見てから頭を下げている
「ホーネット、頼みが有るんだけど… 路地裏の避難民と孤児を開拓村に移住と孤児達に教育などをして貰える人を選抜は出来るかな? 護衛は兵士崩れなどに頼むつもりだけど」
イールスが考えてから笑顔で言うと、ホーネットの後ろの人達が驚いたようにイールスを見ている
「路地裏の? イールス様がやることですか?」
ホーネットも驚いたようにイールスを見ている
「ユリアリース王女様が立案したことにするけど… このままだと、冬を軍も越せなくなりそうだからね… 復興には人の力が必要だし…」
イールスが笑顔で考えた内容を説明する
「畏まりました。 すぐに考えます」
ホーネットが頭を下げている。ホーネットの後ろの人達も頭を下げている
(この国の者で無いのに… 避難民の事まで… この人ならばこの国を任せられる… 権力を持っていても権力を傘に横暴をしないだろう… この人の為に何でもするぞ!!きっと聖王と呼ばれる名君になるに違いない! 偉業を支え永代に渡り仕えるぞ!!)
「イールス様、王都まで護衛を感謝します。 イールス様の歓迎の舞踏会を開きたかったのですが… 重臣が止められて… 申し訳ないです」
ユリアリースがイールスを見詰めて言う
「ユリアリース王女様、下賤な身の未熟者の半人前の歓迎の舞踏会など不要でございます。 今の王都の状況を踏まえて下さい」
イールスが頭を下げて言う
「イールス様への感謝の気持ちを皆に伝えたいです」
「国王陛下よりの勅命ですから、国王陛下に感謝してください」
「イールス様だから御礼したいのです」
「御礼など御不要です」
「イールス様… 」
ユリアリースが残念そうにイールスを見ている。重臣が驚いたようにイールスを見ている
(常識が無いと聞いていたが… 中々の人物に見える… 提案の有った褒美を許した方が良いか…)
「ユリアリース様、そのぐらいにしましょう… イールス様、国王陛下にも相談をしていますが、重臣様どうですか?」
ミネルバが微笑みながら重臣を見ている
「不要だと言われるかも知れないが、我が国の魔法研究資料などの秘書を書庫で読む事を許します。 イールス様の軍の魔法使いにも書庫への入場を許可します」
重臣が微笑みながら言う
「本当ですか! 本当に嬉しく思います!」
イールスが嬉しそうな笑顔をしている
「イールス様が嬉しそうに…」
ユリアリースが呟いている
(イールス様が嬉しそうにしています! 書庫に来たらイールス様を見に行きます… イールス様の笑顔… あーーーー嬉しいです!!)
イールス達は演習場に戻ると、リシリア達と共に怪我人が集まる建物に向かい、中に入ると、怪我人の様子を見ながら、ポーションで治療して回っている
「兄様、ここは終わりです」
リシリアが笑顔でイールスを見ている
「次に向かおうか?」
イールスが笑顔で言うと、外に出ていこうとする
「あのー… 怪我の治療費は? ポーションの代金は? ……いかほどでしょうか?」
イールスの後ろ姿を見ながら1人の女性が不安そうに言う
「怪我が治って良かったです。 これからもゴブリンとの戦いが続きます。 みんなで協力してゴブリンとの戦いを乗り越えましょう」
イールスが振り返り女性を見て言う
「え? いかほどでしょうか…」
「一緒にゴブリンと戦って頂ければ良いです! こんなポーションなんて怪我さえ治れば良いだけです! 」
イールスが笑顔で言うと、建物を出ていき、女性が理解してないように立ち尽くしている
「え! 帰ったのですか? どうしたら?」
女性がイールス達が出て行くのを見送り呟く
「あの人が隣国からの援軍の将… あんな高価なポーションを惜しみ無く使ってくれるなんて… この恩必ず戦いで返して見せる…」
近くの兵士が呟くと、周囲の人達が頷いている
イールス達は王都中の怪我人の集まる建物を回り全員の治療を終わらせて、町中を歩いていく
「兄様、中級ポーションが無くなりました」
リシリアが魔法の鞄を見ながら言う
「バロンに預けた分を別けて貰おうか? ポーション作らないと… 材料どうしようかな…」
イールスが歩きながら呟く
「作る場所どうしますか? 3号車で作りますか?」
「ユリアリース王女様にお願いして研究施設を借りよう… 材料… この国の迷宮どうなっているかな? ロイド調べてくれる?」
イールスが振り返りロイドを見ている
「聞き込みをするようにします」
ロイドが苦笑いして言う
(イールス様、暇だから迷宮に行くと言わないで下さい!! 実力がバレてしまいます)
「全員鍛えれば良いかな? それに従者の鍛練代わりに輝きの石作って貰おう」
イールスが笑顔で呟くと、リシリアが嬉しそうな顔をしている。ロイドが頭を押さえている
(ダメだ… 絶対に全員を鍛えると言いそうだ… どうやって誤魔化すか… 輝きの石は必要でも… イールス様の眼中は戦う事になるぞ… ゴブリンとの戦いで目立ちすぎているのに… あぁーーー早くベルオス様と相談をしないと… 絶対に自重はしないぞ……)
イールス達が歩いていると、イールスが急に路地裏の方に入っていき、全員イールスを追っていく
「これは…」
イールスが呟くと、路地裏に多くの人が壁に寄りかかり座っている
「避難民や孤児でしょう… スラム化していくのでしょう」
ロイドが周囲を見て言う
「スラムか…」
イールスが考え込んでいる
助けるためには何か手を考えた方が良いかな? 今後人手も必要だから… 1度の施しでは、その場凌ぎだし… 仕事を与えるにも限度が… ユリアリース王女様は現状を解っているのかな? 王都の外に出して開拓地を作っても簡単にはいかないかな?……
「兄様…」
リシリアが不安そうにイールスの腕を抱き締めている
「リシリア、考えていただけだよ… 帰るよ」
イールスが微笑みながらリシリアに言うと、元の道に戻り、演習場に戻っていく
イールスが兵士達に指示を出して天幕に戻るとしばらくしてルセトが入ってくる
「イールス様、ホーネット様が面会を求めています」
ルセトが微笑みながら説明してくれると、別の天幕に向かう
「イールス様、この者達は同業の者達です。 国を守りたいと思っている者達になります」
ホーネットが頭を下げて言うと、後ろにいる者達が頭を下げている
「ホーネット、何故紹介に?」
「イールス様の人柄を知って貰う為にございます。 本日の町中での怪我人の治療を見ていた者達は、イールス様の為に働きたいと思っています」
ホーネットが説明をしていると、後ろの人達が次々と自己紹介をしている。イールスも自己紹介をすると、全員ホーネットを見てから頭を下げている
「ホーネット、頼みが有るんだけど… 路地裏の避難民と孤児を開拓村に移住と孤児達に教育などをして貰える人を選抜は出来るかな? 護衛は兵士崩れなどに頼むつもりだけど」
イールスが考えてから笑顔で言うと、ホーネットの後ろの人達が驚いたようにイールスを見ている
「路地裏の? イールス様がやることですか?」
ホーネットも驚いたようにイールスを見ている
「ユリアリース王女様が立案したことにするけど… このままだと、冬を軍も越せなくなりそうだからね… 復興には人の力が必要だし…」
イールスが笑顔で考えた内容を説明する
「畏まりました。 すぐに考えます」
ホーネットが頭を下げている。ホーネットの後ろの人達も頭を下げている
(この国の者で無いのに… 避難民の事まで… この人ならばこの国を任せられる… 権力を持っていても権力を傘に横暴をしないだろう… この人の為に何でもするぞ!!きっと聖王と呼ばれる名君になるに違いない! 偉業を支え永代に渡り仕えるぞ!!)
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