異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇

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第316話 イールス到着

イールス達は北門が見える所までモンスターを避けながら到着する
「イールス様、門が」
ロイドが門を見て叫ぶ
「遅かった… 城門の上に兵士がまだ残っている? 破られてまだ間もないのか?」
イールスが門を見て呟く

このまま突撃した方が良いかな? 馬もみんなも疲れている? ここからは休み無しになるし…

「全員馬より降りて、水と携帯食を食べるように!! ここからは休憩が取れない!!」
イールスが振り返り兵士達を見て言い、馬を降りている
「イールス急がないのか?」
クリストファーが困惑気味に言う
「全員限界が近いです。 ここからは本当に休み無く戦う事になります。 最後の休息です」
イールスがクリストファーを見て言う
「正しい判断だろう… イールス様、最後までお供します」
ディオルバルクが頭を下げて言う
「解散しても良いのだけど… リシリア達も明日には到着すると思うし」
イールスがディオルバルクを見て言うと、兵士達がイールスを見て微笑んでいる
(この状況でも恐怖を感じないのは、あの鍛練のお陰か? イールス将軍閣下の為にモンスターを殲滅するぞ)

少し休憩してイールスが馬に乗る
「ここからは激戦となる!! 命が惜しい者は隊を離れる事を許可する!! 一緒に戦ってくれる勇士は続け!!」
イールスが兵士達を見て言うと、振り返りモンスターに突撃していく
「イールス将軍閣下に続け!! 王国騎士団突撃!!」
クリストファーが大声で叫び、イールスを追い掛けていく
「モンスター相手に手加減は不要!! 迷宮でのあの訓練を思い出せ!! 続け!!」
クラウザーが大声で叫びイールスを追い掛けていく
「オォォォォォーーーーー」
「ゴブリンに比べて、返り血が無いだけ楽だぞ!!」
「迷宮鍛練に比べたら、怖くないぞ!!」
「イールス将軍閣下よりも怖くないぞ!!」
兵士達がそれぞれ叫びながら追い掛けていく

モンスターの大軍面倒だけど… 誰だ? 変な事を叫んだのは… 

「ウイングストーリーム」
イールスが剣に魔力を込めて、前に突き出すように構えて魔法を放ち、風の玉が飛んでいき、その後に一直線に竜巻を延びていき、モンスター達は弾き飛ばされて黒い霧になって消えていき、一直線に道が出来上がる
「イールス様、本気を出しすぎでは」
ロイドが苦笑いして呟きながらイールスを追い掛けている

イールス達が門に到着すると、イールス先頭に門を抜ける
「散開してモンスターを殲滅!!クリストファー様達はここでモンスター狩りをしてください」
イールスが大声で叫び、走っていく
「門を閉める必要は無い!! ここでモンスターを狩るぞ!! 気合いを入れろ!! 怪我だけはするなよ」
クラウザーが大声で叫ぶ
「殲滅だ!!」
兵士達が叫ぶ
「返り血気にしなくて済むぞ!!」
兵士達が笑顔で叫ぶ
「油断だけはするなよ!!」
クラウザーが兵士達を見て苦笑いしている

イールス達は散開して進み、東門付近まで到着して、目の前のオークを次々と斬り大きな通りに到達する
「あれは… まさか…」
騎士がイールスの姿を見て唖然と呟く
「イールス様…」
準男爵が呟き、イールス達が目の前を通り過ぎるのを目で追っている
「隊長、何故あの方向から」
騎士が困惑したように準男爵を見ている
「北門はどうなっている? 破られたのにモンスターが少ない様な… それにイールス様が何故こっちから? 隣国にいたのでは?」
準男爵が自問自答するように呟いている

イールスは疾走して城門付近まで到着して、門を壊しているトロールを見付けて、馬から飛び降りて、走りながら剣を振っている

門に穴が空きトロールが体当たりして、穴が広がる。兵士達は絶望したように壊れていく門を見ている。イールスは闘気で伸ばした闘気の刃を作り、トロールの後ろから斬りかかり、1匹目を横に両断して、上半身が地面に倒れたらながら黒い霧になって消え始め、2匹目の背中を飛び台にして飛び上がり、3匹目に上から両断して、トロールが2つに別れながら倒れていき、着地後すぐに2匹目の足を横に斬り、トロールが体勢を崩して倒れる。イールスはすぐに頭に剣を振り下ろして、トロールの頭を両断している
「カミュー、ドロップアイテム拾っておいて」
イールスが走ってくるカミューを見て言う
「はい! イールス様」
カミューが笑顔で言うと、トロールのドロップアイテムを拾い、袋に入れている
「あ! デカイ奴がいた!!」
イールスが笑顔で近付く大きなオークをいる
「雑魚は任せて下さい」
クレオとリシアが笑顔で剣を構えている

イールスが走り、ハイオークキングに近付き、ハイオークキングはイールス目掛けて突進してくる。イールスはかわすようにステップをしながら剣を横に振り抜き、ハイオークキングの片足を両断して、ハイオークキングが体勢を崩して倒れるように転がっていき、イールスはすぐに追い掛けて剣を振り下ろしてハイオークキングの頭を両断して黒い霧になって消えていくのを見ている。クレオとリシアは連携して次々とオークを斬っている

城門では唖然とイールス達の戦いを騎士達が見ている。一方国王の元に兵士が報告にくる
「国王陛下、門に穴が空きました! もう持ちません」
兵士が慌てて言う
「ここまでか… 」
国王がガックリしたように呟きうつ向いている
「国王陛下も脱出を… メサリア夫人、エリーゼマリーナ様を頼みます」
公爵が国王を見てからメサリアを見て言う
「解りましたわ!」
メサリアが言うと、エリーゼマリーナと部屋を出ていこうとする
「お伝えもうし上げます!! 何者か不明ですが、トロールを倒して……門外で戦う一団がいます!!」
騎士が慌てて大声で言う
「は? トロールを? 何者だ?」
公爵が唖然騎士を見ている
「お伝えします!! 正体不明の者達がハイオークキングを倒して北門に向かって走っていきました!!」
騎士が慌てて入ってきて大声で言う
「何が起きている? 何が… 何処から現れた? 」
公爵が叫んでいる
「夢なのか? 夢なら覚めないで欲しい」
国王が呟いている
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