僕はキメラ

77

文字の大きさ
45 / 77

委員長 楠君

しおりを挟む
委員長 楠君の視点です



今まで誰にも成績で負けたことがなかった

成績トップの五十嵐と言う人物をだれもが、「α」で切れものなのだろうと勝手に予想していた

相手の姿がわからずに、負け続けていると、

実は成績を金で買ってるんだろとかい言うやつらも居た

馬鹿にされてるようで、焦り鬱屈した暗い気持ちを心に感じていた

辻や佐々木そな俺をからかいながらも 委員長として認めてくれていた

それでも どこが俺は焦っていたんだろうな

奏太君が祖の話を持ってきた時に 思わず
爪言ってしまった

あんななりしていても蓮水はαとしてかなり強い
誰にも分らないように威圧してた

おもわず、ひるんでいると すぐに朝礼の時間になり担任が入って来た
すぐ後ろに 成績トップの子が続いて入って来た。



まさかこんな小さいΩみたいな子だとだれが思うか?!

俺は何を焦ってたのだ?

相手を勝手に巨大に見て焦り回りを見る余裕もなくしていた 

負けた自分も、そして相手の事も認めることができなかったんだな、 心の狭い自分に気づかされた



休み時間に成績のことを話したところ
「え?そんなに点が良かったんだ 体が弱くて他にすることないし 祖父がαでいつも勉強教わってたからかな?
 じいさまいつも難しい問題ばかり出してきて理解するのが大変なんだ。」

そうか、αの祖父が付きっ切りで彼を指導したのか それに耐えたのか、凄いなと 素直に思えた



坂田が「実力テストの範囲でわからない所があるんだ 頼む教えてくれ」と頼み込んでいる

俺から見たらどうしてこの問題がわからないのかが理解できない

Sクラスは2年になると授業について来れない生徒が一気に増え
クラスの半分が下のクラスに落ちる、落ちるやつらはだいたいわかっていて
後ろの半分席の彼らとはいつかはクラス落ちすると決めつけて交流をほとんど持ったことがなかった


「あ、ここねソレ引っ掛け問題だよこの図形はここに線を入れると、、、」説明がうまい

気がつくと皆に色々と質問されてプチ勉強会になってた

辻と佐々木も質問してたが
それは、範囲以外のさらに高レベルの難しい問題、、本当に主席なのか、試しているみたいだ。

あっさり解いて説明したので2人とも驚いている、

すごいなαの祖父の教育と彼の資質がかみあわさったのか 彼は優秀なんだな

見ていたら

五十嵐は頭は良いみたいだが 
外に出てないせいか純粋培養 、よく言えば素直 悪く言えば単純で世間知らず
 すぐに騙される

辻と佐々木が気にいったみたいで 休み時間ごとに側に行くとからかっている
βの坂田がビビりながらフォローしている

仲良くなったばかりの転校生のためにαの間にたつなんで 坂田はかなりいいやつだな
クラスメイトなのにこんなことも知らなかった。



転校生は辻に絡まれながらも
坂田の友達グループにすんなり入ったようだ が

それ意外とも分け隔てなく仲良くする 五十嵐が来たことで(辻や佐々木が絡むから)

αとβと分かれていたこのクラスのグループが交流を持つようになった

彼を見ているとαである自分が人の上に立つために必要なものが抜けていたことに気がつかされた気がする



蓮水は五十嵐に「奏太と一緒にコスプレしないか?!」と誘ってた

あっいつ!純粋培養に何を教えようとしてるんだ みんなギョッとしてる 

「コスプレ??何それ?、、」

「知らないのか!コスプレと言うのは、、うわなにするんだ奏太」
バシ!ボカ!「五十嵐君!絶対に聞かなくていいから!世の中には知らなくてもいいことがあるんだよ!」

「うっうん」コクコク

「せっせめて このカチューシャつけてくれ、、、」
ネコミミカチューシャ!!蓮水あれだけ番に殴られて諦めないのか、、、?

「ふーん?別にいいけど、、、」なに!!付けるのか?クラス全員がガバッと見る!

「え?なんで見るんだよ!なんかへんか?」付けた!アッサリ付けた

蓮水が奏太にもすかさずネコミミを付けて一緒に写真を撮りまくってる

その様子を五十嵐が見て「なぁ、番がこれつけると嬉しいもんなのか?」

「奏太が付けると嬉しい!」

「辻も佐々木も?」

「俺たちにはまだ決まった番いはいないが、、、かなり嬉しいだろうな、」辻が食い入るように見てる 
佐々木は目を丸くしてコクコク頷く

「楠は?」「かなり好い、、、」はっ!つい答えてしまった、、、!

「そうか」

五十嵐は何枚か自撮りして何処かにメールを送った、、、、、その瞬間電話がかかって来て

「あ、透!番がネコミミだと嬉しいとみんな言う、、、うん うんわかった 今度お前の前だけでする うん好きだ」

電話を切ると ネコミミを外した「人前でするなと言われた」

辻が「ちょとまて、お前 恋人いるのか? どっちかわからないんじゃなかったのか?」

「Ωだったら番になろうと約束してる幼馴染の恋人はいるよ」それが?なに?と言う顔で堂々と答える五十嵐



色々変なやつだ !しかし恋人がいたのか、、

何人か失恋したな、、、








☆☆☆

楠くん!勘違いです!!

隼人は何も考えてません!ただの天然です!



隼人がねこみみつけた理由


ほわ!!可愛い!!!えっ? いいの えへへへへ ネコさんだ~♪


え?みんな嬉しいんだ!透に写メおくろー

心の中はアホの子でした
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

【完結】愛されたかった僕の人生

Kanade
BL
✯オメガバース 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。 今日も《夫》は帰らない。 《夫》には僕以外の『番』がいる。 ねぇ、どうしてなの? 一目惚れだって言ったじゃない。 愛してるって言ってくれたじゃないか。 ねぇ、僕はもう要らないの…? 独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。

後宮の男妃

紅林
BL
碧凌帝国には年老いた名君がいた。 もう間もなくその命尽きると噂される宮殿で皇帝の寵愛を一身に受けていると噂される男妃のお話。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

この世界は僕に甘すぎる 〜ちんまい僕(もふもふぬいぐるみ付き)が溺愛される物語〜

COCO
BL
「ミミルがいないの……?」 涙目でそうつぶやいた僕を見て、 騎士団も、魔法団も、王宮も──全員が本気を出した。 前世は政治家の家に生まれたけど、 愛されるどころか、身体目当ての大人ばかり。 最後はストーカーの担任に殺された。 でも今世では…… 「ルカは、僕らの宝物だよ」 目を覚ました僕は、 最強の父と美しい母に全力で愛されていた。 全員190cm超えの“男しかいない世界”で、 小柄で可愛い僕(とウサギのぬいぐるみ)は、今日も溺愛されてます。 魔法全属性持ち? 知識チート? でも一番すごいのは── 「ルカ様、可愛すぎて息ができません……!!」 これは、世界一ちんまい天使が、世界一愛されるお話。

処理中です...