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別荘 透視点
しおりを挟む透視点
夏休みは おじさんと言う名の『監視』と弟というこぶ付きだが
一緒に過ごすことになった
水遊びをする隼人は無邪気だった
出逢ったばかりの頃の、可愛かった隼人を思い出してしまう。
隼人も「昔に戻ったみたいだね!」嬉しそうに抱きついて来てくれる。はぁ、今も可愛い!!
毎日会うので、健一に影響を与えたらまずいので
フェロモンを出さずに過ごしているが
匂いのわからない隼人は それでも幸せそうにすり寄ってくれる。
「好きだよ」と言うと真っ赤になって「うん、、」と頷いてかすかだけどふわっと甘い香りを放ってくる
俺も思わずフェロモンで返して今いそうなるがガマンガマン
隼人の爺さんに釘を刺されてるが
隼人が理解してくれるならキス以上の先に進みたい
そう思っていたら
「にいちゃん!風呂すげ~でかい!!!泳ごうぜ!」
「え?本当だ!みんなで入れるね!透も入ろうよ!」
健一が「おじさんも入るだろう??」
「そうだな、初日くらいみんなで入ろうか」爆弾投下!
思わず晴嘉をにらみつけたが
クツクツ笑われてる、、くそっ!
2人とも 止める間もなく
服をぱっぱと脱いで先に風呂にはいっていく
ああ、その行動に 恥じらいも何も無い。
「うわ!にいちゃん思ったより熱い!」
熱いらしく、ちょんちょんと、足先を入れてる健一に「こら!体を洗ってから」と声をかけてる。
ため息をついたよ まだ先には進めないのかな
腰に手ぬぐい巻いた晴嘉と風呂場に入ると
「とりゃっ!!!」と健一が湧き出たばかりの、
熱いところの湯をすくってザバン!!と晴嘉にかけた、、、
「どわ!あっちちちに!この悪戯小僧が!」
逃げようとする健一を捕まえるとそのまま
風呂に叩き込む
「ぎややややややアチィ!!!」叫び声が響き
その後は2人で、お湯の掛け合いをしてる。
揺れる湯船に浸かって、隼人がバランスを取りながら
「2人とも子供ですか??」と笑ながら呆れてる。
30歳すぎた大人と小学生の戦いはバカバカしくもあり笑えた。
隼人も2人が作った大波でひっくり返され
溺れかけてから 仕返しにと お湯かけに参戦して、俺も加わった!3対1
当選ながら 晴嘉の敗北だ
「降参でーす。」上げていた前髪が ぬれて垂れ下がった状態で 両手を挙げて笑ってる。
これ以上すると健一はのぼせて倒れるかも?そんなタイミングの降参だな、、、
健一を番と定めてるだろうに変質させずにβのままで見守っている。
大人の余裕か!!
適当なΩで発散してるのを知っている俺は告げ口したいが
健一も色々な子と付き合ってるのでダメージを受けないだろう、
健一の場合は小学生のおままごとみたいなものだけどな
目の前で隼人が素っ裸でうろついてる、、、 湯船に入ってると
視線が低くなって 腰の位置になってしまう わざと見てるわけじゃないぞ
隼人のそこは まだ 皮も剥けてないし毛も生えてなかった
まだ子供なんだ、、手を出せない、そう思ってたら
晴嘉が健一を見て「ん?お前まだちんこむけてないのか?!病気になるぞ!」とっ捕まえて
いきなり、健一のちんこをむいた!
「ぎゃゃゃやーーいてぇーー!??!」
それ、、ひどく無いか?!
「きちっとむいて洗わないと病気になるぞ!」
笑ながら風呂の熱いお湯かけてるし、、、しみるだろう!
鬼か?さっきの報復か?!大人の余裕は勘違いか!
ヒーヒー泣いて健一は「バカヤロー!!」と股間を抑えながら風呂からとび出て行った。
晴嘉はちろりと俺を見てをにやりと笑って出て行った。
隼人が かばっとしがみついて来た!股間隠してる、、だよなー
「むいた方が良いのは確かだけど 自分でできるか?」ふるふる首を振る隼人
「む、むいた方がいいの??、でも、、、あんなに痛たそうにいてて?!」プルプル震えてる
あああ、、あれはひどすぎるな、、、
ふと見ると隼人のはちぢみ上がってる。
クス、、、これなら 、、
抱きしめて股間に手をのぱしすと ビクッと逃げようとした。
逃がさずに優しくむいてあげた痛みはほとんどなかったみたいだ、、
「ひ、、ぁ!」涙目の隼人。
「ほら 大丈夫だよ 綺麗にむけた しばらくは敏感だけどすぐになれるよ」
恥ずかしそうに コクコク頷いてる
「しみるなら舐めてあげようか?」笑って言うと
「ひゃ!!大丈夫!!!」慌てて湯船に飛び込んで
「ぴあ!!」と叫んで飛び出てきた 温泉の熱い湯がしみたようだ
「先にあがるから!」真っ赤になって慌てて脱衣所に出て行った
俺に本当に舐められると思ったのかな
チャポン!お湯の音が響く
1人風呂場に残された、、、照れた隼人は可愛いな、、おっさんくさい思考に自笑してしまった。
その後、 晴嘉はふて腐れた健一の機嫌をとって夜の昆虫採集に連れて行ってた。
毎日、時間がのんびり過ぎて行く
朝の格闘技の稽古は護身術のつもりだったけど
隼人は小柄な体で素早く相手の懐に入り込み相手の力を利用し最小限の力でしかけて来る
気を抜くとすぐに飛ばされてしまう
動きは素早くしなやかで瞬発力と柔軟性がある、
俺の力技と違うαとΩの両方の体があの柔軟性を出してるのだろう。
しかし
寝技や力で押さえつけられる状態なるとあっという間に拘束されて動けなくなってしまう
抜け出せても体力を消耗しすぎてその後の逃走も反撃もまともにできなくなる
長期戦や不意を付かれたら危険だ、、、
隼人の病院の検査結果が出た 先に俺に伝えられた
隼人には後日伝えるそうだが
フェロモンで包み込んでいる時の隼人の精神年齢はかなり幼くなるらしい、
そして事故の影響で俺に依存しきっていると
体はαとΩが両方とも順調に育っている、子宮も前と違ってはっきりわかるようになって来たので
このまま成長すると一般からはかなり遅れるだろうが発情期が来るかもしれないと説明された
ただし妊娠は難しいだろうとも言われた
隼人はΩとしてお披露目することになるだろうとの話になっている
発情期が来たらごまかすことはできないので 隼人の成長状態で発表することになった
本人が知らないところで話が進んでいる
爺さんが反対しているので 油断はできない 隼人と一緒になるためには まだまだ気が抜けない
俺は今 、隼人が受け継ぐ予定の事を 教えられている
事件が起きる前までは隼人を跡継ぎにする予定だったらしく
知識は与えられているらしい
体の弱い隼人がこの量の勉強していたとは、、
Ωの思考の時の隼人は何ぜか思考回路が止まり覚えた知識を使いこなせないそうだ
成功したのはあのパーティーの一度だけ
しかしその後高熱を出してしまっている
隼人の番になるには俺が代わりに後継者になるしか無い
なれなければ 隼人をαに無理やりするか 他に婚約者を探すと宣言されたが絶対にそんなことはさせない!
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