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「発注終わりました」
「ありがとー」
熱田くんとはさすがに店内では店長と副店長という事を弁えて接している。年齢は同じとはいえ入社した時期も実際私の方が後だからそれが正しい姿ではあるんだけれど、熱田くんは「同い年なんだから」とそれを嫌がっていた。今はさすがに、店内でそうは言わないけれど。
「今日の目標あと三万ちょいかー。時間的にいけるかな」
もう夕方に差し掛かっている。閉店時間は20時だから時間はまだあるけれど、何せ世間を震撼させている感染症の影響で入店はまばらになったままだ。しかも今日は小雨も降っていて、人の通りは少ない。いくらショッピングモールでも天気の影響はもろに受けてしまう。さっきなんて、目の前の通路で人がいないか眺めていたら向かいのお店の人と目が合って少し気まずかった。
「とりあえず商品磨きしよっか」
「ですね」
陳列している指輪をクロスで磨きながら、熱田くんはちらりとこちらを見た。
「ところでさ、あかりん。あれから何もない?」
意味を察して、「大丈夫ですよ」と返す。すると熱田くんはへにゃりと笑った。
……誠司と別れてから、早くも一ヶ月が経とうとしている。ブロックしたという事実はあるけれど、やはり心のどこかでざわざわする何かは感じる。そして、夢にも見る。曲がりなりにも五年は付き合った相手だ。しかも半同棲みたいな感じで。そう考えると忘れる事は容易くないのかもしれない。けれど、それを覚悟したのも事実だ。
指輪の艶を確認しながら、熱田くんは続けた。
「こないだ会ったあいつとかどうよ、ひー」
「ああ……」
正直、一目惚れだった。
綺麗な顔だと思った。でも表情がくるくる変わって、素直そうで。でも、笑顔以外似合わなそうで。そして顔に似合わず低めの声も、優しくて。
そんな私を察してか、熱田くんは苦笑した。
「あいつはめちゃくちゃいい奴だよ。俺が保証する」
「それは、そうなんだろうけど」
ただ、やはり拭えない。熱田くんだけでなく、他の友人達も男の人を紹介してくれていたけれど……誰を見ても、誠司との事を思い出す。それは、響くんでも同じだ。……でも、彼だけは。そうじゃないって、信じたいと思える。
あの人は、何故だか誠実さが全面に見えていた。熱田くんがお店に向かう道中で二人の歴史を話してくれていたのはあるけれど。その内容のほぼすべてが「無茶をする熱田くんを毎回フォローする響くん」だった、っていうのもあるかもしれない。
「メッセージはしてんでしょ」
「してますけど……その、そんな高頻度じゃないですよ。内容も他愛無い感じの、今日仕事でこんなの作ったとかそんな感じで」
指輪の磨きを終え、ネックレスに着手する。すると、気配を感じた。
「いらっしゃいま……」
目を見張った。店の入り口に、いたのは。
「おー!ひーじゃん!」
熱田くんはぱたぱたと彼に駆け寄った。響くんは苦笑しながら熱田くんと何かを話している。ここまでは、聞こえない。
遠目から見ると、やはり彼は背が高くてスタイルが良かった。服も、自分に似合うと分かっていそうな綺麗めで。し正直、とても好みで。駄目だ、意識しだすと直視出来ない。何だかんだ見かけるの自体先月以来だ。
「あかりーん!ひー来たよ!」
「お、おい熱田っ」
早足で戻ってくる熱田くんを追うように、響くんもやってくる。今日はきちんとマスクをしていて表情は隠れているけれど、純真そうな目をこちらに向けて……すぐに、逸らした。それに、何故かずきりとする。
「い、いらっしゃい」
ひとまず声を掛ける。連絡は毎日取っていたけれど、実際会うのが久々過ぎて声が震えそうだった。響くんは顔をこちらに向けると、「うん」と返してくれた。それだけで、どきりとする。
「何ひー、今日休み?」
「う、うん。有休。消化しないといけなくて」
よく見ると、手元にはどこかのテナントのショッパーがあった。買い物でもしてきたのだろうか。熱田くんは急に腕時計を見だした。
「そういやあかりん、俺急に修理必須の案件あったの思い出した。休憩回しの時間的にギリになるし、今のうちにもう休憩行ってきてよ」
「え、あ、はい。分かりました」
「どうせなら二人でお茶してきな」
それを聞き、さすがに動揺した。前回は熱田くんがいたから会話が回ったようなものだ。さすがに連絡は取っていると言っても、実際会うのは二回目なのに。響くんを見ると、彼も落ち着かなさそうにしていた。しかし、やがて頷く。
「あの、一階のカフェの珈琲美味しかったから……そこでもいい?珈琲飲める?」
「う、うん。いいの?」
「あっ、じゃあ俺席取っておくから。タイムカードとかあるだろうし、全然ゆっくり来て」
そうとだけ言い残して、響くんは足早に店を出ていった。ぽかん、としていると熱田くんは何度も頷く。
「うーん、まあ誘えるようになったんなら成長ですなってことで」
「何の話ですか?」
「男の話~。ほいほい、行っておいで~」
確かに、あまり待たせるのもよくないか。タイムカードを切って、店を出る。
というか、何だか響くんが少しよそよそしい気もする。今朝のメッセージのやり取りは普通だったのに。そういえば、今日来る事言ってなかった気もする。エスカレーターで降りながら確認したけれど、やっぱりそんな気配は見当たらなかった。
言われていたカフェに行くと、見えやすい席に響くんが座ってくれていた。店員に連れられて、テーブルまで向かう。彼はまた、顔を逸らした。
「ごめんね、お待たせ」
「ぜ、全然。あの、ごめん。休憩時間なのに、俺なんかに使ってもらっちゃって」
……何だか自己肯定感が低いのかな、と思ってしまった。こういうところ、本当に誠司と真逆だ。だから「大丈夫だよ」と返すと、彼は俯きながら「ありがとう」と呟いた。私も珈琲を注文すると、奥のカウンターで豆を挽く音が聞こえてきた。
「びっくりしちゃった、今日来てくれて」
「そうだよね、ごめんいきなり……その、元々いつかは来る予定だったんだけど。灯ちゃんいるか分からないのに行っても、って思って。あ、そ、その!熱田にも勿論会う気ではあったからさ!二人いる時にしたかったって話!」
そういう事か。ふと、響くんの隣に置いてるショッパーに目をやる。
「工具屋さん?」
「そう。丁度買い替えたいのがあって。二人のお店のモールにあるから、丁度いいやって。その、それで二人の店通りがかってみたんだ」
ショッパーから、カッターのようなものを取り出した。カッターにしては幅が広い、不思議な形だ。
「革包丁っていって、普通のカッターよりよく切れるんだよ。値段によって性能もだいぶ変わってくるんだ」
「へえ」
「ってごめん、こんな話興味ないよね」
慌てて首を振った。むしろ。
「なんかこういう話の響くん、楽しそうで見てて嬉しい」
本心だった。さっきまでのよそよそしい様子から一変してて、まるで子どものようで……本当に、可愛い。響くんは耳を真っ赤にして、顔を覆う。
「ごめん……その、俺熱田ほど喋るの上手くないし、連絡あんなにするのとか初めてで。変な事言ってないかなって、毎日不安だった」
「熱田くんのあれは本当常人には真似出来ないから……あれ陽キャの権化だから」
でも、そうなのか。あれだけ連絡するのが、初めてとなると。
「あの、負担だったりしない?」
「っううん!全然!むしろもっとしたい!」
あまりにも食い気味で少し驚いたけれど、それ以上に安心した。ただこれ以上頻度は増やせるかといえば、空き時間の事を考えても難しいところだけれど。
時計を見る。もう時間だった。響くんも察してくれたのか、頷く。
「ありがとう、その……また、連絡するね」
「響くん、もう帰るの?」
「もうちょっとぶらつこうかなって。本屋、ここの大きかったし見ていくつもり」
ふと、思った。私、この人と……もっと、いたいって。
「……響くんさえ良ければ、一緒に帰る?」
「ええええ!?」
そんな驚くことなのだろうか。
「あと2時間くらいなんだけど、やっぱりしんどいかな」
「まっ、待つ!待つよ!本当にいいの!?ありがとう!」
「う、うん」
……私が誘うと、こんなに喜んでくれるのか。誠司なら、内容次第で嫌な顔をしていたのに。そのことに、なんだか胸が温かくなって。
「じゃあ、終わったら恋愛するね」
「うん!」
お金を渡そうとするとすごい勢い断られたので、ひとまずお礼だけ言ってカフェを出た。
お店に戻ると、熱田くんがニヤニヤしながら「おかえり」とこちらを見てくる。
「珈琲は美味しかった?」
「うん、とても」
私の返しに、熱田くんは尚も嬉しそうだった。そういえば、この人何故こんなにも積極的に私と響くんを取り持ってくれるのだろう。
「店長はなんで私と響くんを取り持ってくれるんですか?」
「あかりん思った事すぐ口に出しすぎ~ほら硝子磨きな~!」
……かわされた。まあいいか。
この後の事を考えて、私はどこか浮足立っていたのかもしれない。足取りが、自分でも分かる程軽かった。
「ありがとー」
熱田くんとはさすがに店内では店長と副店長という事を弁えて接している。年齢は同じとはいえ入社した時期も実際私の方が後だからそれが正しい姿ではあるんだけれど、熱田くんは「同い年なんだから」とそれを嫌がっていた。今はさすがに、店内でそうは言わないけれど。
「今日の目標あと三万ちょいかー。時間的にいけるかな」
もう夕方に差し掛かっている。閉店時間は20時だから時間はまだあるけれど、何せ世間を震撼させている感染症の影響で入店はまばらになったままだ。しかも今日は小雨も降っていて、人の通りは少ない。いくらショッピングモールでも天気の影響はもろに受けてしまう。さっきなんて、目の前の通路で人がいないか眺めていたら向かいのお店の人と目が合って少し気まずかった。
「とりあえず商品磨きしよっか」
「ですね」
陳列している指輪をクロスで磨きながら、熱田くんはちらりとこちらを見た。
「ところでさ、あかりん。あれから何もない?」
意味を察して、「大丈夫ですよ」と返す。すると熱田くんはへにゃりと笑った。
……誠司と別れてから、早くも一ヶ月が経とうとしている。ブロックしたという事実はあるけれど、やはり心のどこかでざわざわする何かは感じる。そして、夢にも見る。曲がりなりにも五年は付き合った相手だ。しかも半同棲みたいな感じで。そう考えると忘れる事は容易くないのかもしれない。けれど、それを覚悟したのも事実だ。
指輪の艶を確認しながら、熱田くんは続けた。
「こないだ会ったあいつとかどうよ、ひー」
「ああ……」
正直、一目惚れだった。
綺麗な顔だと思った。でも表情がくるくる変わって、素直そうで。でも、笑顔以外似合わなそうで。そして顔に似合わず低めの声も、優しくて。
そんな私を察してか、熱田くんは苦笑した。
「あいつはめちゃくちゃいい奴だよ。俺が保証する」
「それは、そうなんだろうけど」
ただ、やはり拭えない。熱田くんだけでなく、他の友人達も男の人を紹介してくれていたけれど……誰を見ても、誠司との事を思い出す。それは、響くんでも同じだ。……でも、彼だけは。そうじゃないって、信じたいと思える。
あの人は、何故だか誠実さが全面に見えていた。熱田くんがお店に向かう道中で二人の歴史を話してくれていたのはあるけれど。その内容のほぼすべてが「無茶をする熱田くんを毎回フォローする響くん」だった、っていうのもあるかもしれない。
「メッセージはしてんでしょ」
「してますけど……その、そんな高頻度じゃないですよ。内容も他愛無い感じの、今日仕事でこんなの作ったとかそんな感じで」
指輪の磨きを終え、ネックレスに着手する。すると、気配を感じた。
「いらっしゃいま……」
目を見張った。店の入り口に、いたのは。
「おー!ひーじゃん!」
熱田くんはぱたぱたと彼に駆け寄った。響くんは苦笑しながら熱田くんと何かを話している。ここまでは、聞こえない。
遠目から見ると、やはり彼は背が高くてスタイルが良かった。服も、自分に似合うと分かっていそうな綺麗めで。し正直、とても好みで。駄目だ、意識しだすと直視出来ない。何だかんだ見かけるの自体先月以来だ。
「あかりーん!ひー来たよ!」
「お、おい熱田っ」
早足で戻ってくる熱田くんを追うように、響くんもやってくる。今日はきちんとマスクをしていて表情は隠れているけれど、純真そうな目をこちらに向けて……すぐに、逸らした。それに、何故かずきりとする。
「い、いらっしゃい」
ひとまず声を掛ける。連絡は毎日取っていたけれど、実際会うのが久々過ぎて声が震えそうだった。響くんは顔をこちらに向けると、「うん」と返してくれた。それだけで、どきりとする。
「何ひー、今日休み?」
「う、うん。有休。消化しないといけなくて」
よく見ると、手元にはどこかのテナントのショッパーがあった。買い物でもしてきたのだろうか。熱田くんは急に腕時計を見だした。
「そういやあかりん、俺急に修理必須の案件あったの思い出した。休憩回しの時間的にギリになるし、今のうちにもう休憩行ってきてよ」
「え、あ、はい。分かりました」
「どうせなら二人でお茶してきな」
それを聞き、さすがに動揺した。前回は熱田くんがいたから会話が回ったようなものだ。さすがに連絡は取っていると言っても、実際会うのは二回目なのに。響くんを見ると、彼も落ち着かなさそうにしていた。しかし、やがて頷く。
「あの、一階のカフェの珈琲美味しかったから……そこでもいい?珈琲飲める?」
「う、うん。いいの?」
「あっ、じゃあ俺席取っておくから。タイムカードとかあるだろうし、全然ゆっくり来て」
そうとだけ言い残して、響くんは足早に店を出ていった。ぽかん、としていると熱田くんは何度も頷く。
「うーん、まあ誘えるようになったんなら成長ですなってことで」
「何の話ですか?」
「男の話~。ほいほい、行っておいで~」
確かに、あまり待たせるのもよくないか。タイムカードを切って、店を出る。
というか、何だか響くんが少しよそよそしい気もする。今朝のメッセージのやり取りは普通だったのに。そういえば、今日来る事言ってなかった気もする。エスカレーターで降りながら確認したけれど、やっぱりそんな気配は見当たらなかった。
言われていたカフェに行くと、見えやすい席に響くんが座ってくれていた。店員に連れられて、テーブルまで向かう。彼はまた、顔を逸らした。
「ごめんね、お待たせ」
「ぜ、全然。あの、ごめん。休憩時間なのに、俺なんかに使ってもらっちゃって」
……何だか自己肯定感が低いのかな、と思ってしまった。こういうところ、本当に誠司と真逆だ。だから「大丈夫だよ」と返すと、彼は俯きながら「ありがとう」と呟いた。私も珈琲を注文すると、奥のカウンターで豆を挽く音が聞こえてきた。
「びっくりしちゃった、今日来てくれて」
「そうだよね、ごめんいきなり……その、元々いつかは来る予定だったんだけど。灯ちゃんいるか分からないのに行っても、って思って。あ、そ、その!熱田にも勿論会う気ではあったからさ!二人いる時にしたかったって話!」
そういう事か。ふと、響くんの隣に置いてるショッパーに目をやる。
「工具屋さん?」
「そう。丁度買い替えたいのがあって。二人のお店のモールにあるから、丁度いいやって。その、それで二人の店通りがかってみたんだ」
ショッパーから、カッターのようなものを取り出した。カッターにしては幅が広い、不思議な形だ。
「革包丁っていって、普通のカッターよりよく切れるんだよ。値段によって性能もだいぶ変わってくるんだ」
「へえ」
「ってごめん、こんな話興味ないよね」
慌てて首を振った。むしろ。
「なんかこういう話の響くん、楽しそうで見てて嬉しい」
本心だった。さっきまでのよそよそしい様子から一変してて、まるで子どものようで……本当に、可愛い。響くんは耳を真っ赤にして、顔を覆う。
「ごめん……その、俺熱田ほど喋るの上手くないし、連絡あんなにするのとか初めてで。変な事言ってないかなって、毎日不安だった」
「熱田くんのあれは本当常人には真似出来ないから……あれ陽キャの権化だから」
でも、そうなのか。あれだけ連絡するのが、初めてとなると。
「あの、負担だったりしない?」
「っううん!全然!むしろもっとしたい!」
あまりにも食い気味で少し驚いたけれど、それ以上に安心した。ただこれ以上頻度は増やせるかといえば、空き時間の事を考えても難しいところだけれど。
時計を見る。もう時間だった。響くんも察してくれたのか、頷く。
「ありがとう、その……また、連絡するね」
「響くん、もう帰るの?」
「もうちょっとぶらつこうかなって。本屋、ここの大きかったし見ていくつもり」
ふと、思った。私、この人と……もっと、いたいって。
「……響くんさえ良ければ、一緒に帰る?」
「ええええ!?」
そんな驚くことなのだろうか。
「あと2時間くらいなんだけど、やっぱりしんどいかな」
「まっ、待つ!待つよ!本当にいいの!?ありがとう!」
「う、うん」
……私が誘うと、こんなに喜んでくれるのか。誠司なら、内容次第で嫌な顔をしていたのに。そのことに、なんだか胸が温かくなって。
「じゃあ、終わったら恋愛するね」
「うん!」
お金を渡そうとするとすごい勢い断られたので、ひとまずお礼だけ言ってカフェを出た。
お店に戻ると、熱田くんがニヤニヤしながら「おかえり」とこちらを見てくる。
「珈琲は美味しかった?」
「うん、とても」
私の返しに、熱田くんは尚も嬉しそうだった。そういえば、この人何故こんなにも積極的に私と響くんを取り持ってくれるのだろう。
「店長はなんで私と響くんを取り持ってくれるんですか?」
「あかりん思った事すぐ口に出しすぎ~ほら硝子磨きな~!」
……かわされた。まあいいか。
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