兄さん覗き見好きなんだね?

かぎのえみずる

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第二部 視線

第二十四話 念入りに愛撫

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 柚にベビードールをたくし上げて貰い、夢中になり、ショーツ越しに兄自身を夢中で舐める。
 水音をわざとさせて羞恥心を煽れば、少し枯葉が顔を見上げると真っ赤に恥じ入る柚が目に入る。
 ぷるぷると身を震わせ、吐息がふうふうと漏れている。
 枯葉は満足そうに一度唇を雁から外し、指先で亀頭をつつく。
 たったそれだけの刺激でも、枯葉からの愛撫だと思えば充分なようで、柚は身体を弓なりにした。
「枯葉、怖い、気持ち良いの、怖い」
「気持ち良いのに身を委ねればいいんですよ、僕相手なら怖くないでしょう? 僕は兄さんに何も痛い行いはしませんよ」
「ほん、とに? かれはあ……ん、つつくのやめろって」
 幼い言動をする柚に、枯葉はベビードールにはそういう効果があるのだろうかと一瞬真面目な表情で枯葉は思案する。
 どこまでも、本当に誘惑上手な人だ、と枯葉は柚の太腿を撫でながら再び下着越しの口淫を始めた。もう下着はぐしょぐしょだ。
 ぶるりと果てた柚にキスをすれば苦い顔をする。
「自分の味、どうですか」
「嫌なこと、聞くなよ。なぁ、脱いで、いい?」
「駄目、もっと貴方を味わうんです」
 ベビードール越しに胸へ愛撫すれば、柚は身体を跳ねさせながらも、枯葉を抱き寄せベッドへ横になる。
 枯葉は柚に招かれ、頭を抱きかかえられながらも、ベビードール越しに胸の尖りをくちゅりと吸っていく。

「枯葉、ァ、かれ、は、もっと、もっと弄って……」
「えっちな兄さん、可愛いですよ。ほら、お尻こっちに向けて。お尻見せて誘惑して」
「あ、ぅ」
 理性を戻す暇なくひっくり返され、腰を軽く叩かれれば、言われたとおりにするか柚は躊躇する間もなく腰を突き出すような形で見せた。
 もっともっと枯葉から愛されたくて、柚なりに誘惑した結果だ、見せている内に柚は無言の枯葉に不思議がる。
 やはり変だっただろうか、と冷静になりかけた瞬間、枯葉は柚の陰嚢をぐにぐにと揉み込む。
 柚の口端から、涎が伝い、銀糸が垂れる。
「や、う、ぁあ!」
「こんな素敵な姿、僕以外には見せたくなかったんですけれどね」
「かれ、は?」
「何でも無いです、それより集中しなくていいんですか、気持ち良いの逃がしますよ」
 枯葉が陰嚢から手を離し。ベビードールを捲ってから秘所へローションを垂らすと、柚は息を飲み込む。
 指はまだアナル付近をマッサージしている、まだ指は入ってこない。
 早く欲しくて欲しくて堪らない柚は、枕を抱きながらぷるぷると震えていた。
 やがて指が一本入ると、柚の身体は歓喜し、甘い声が自然とあがり、銀糸も増える。
 丁寧に指一本で解されている、丁寧さは枯葉のいつものえっちの仕方だが、後ろへやや振り返り気味に枯葉を見やれば枯葉は薄らと笑みを浮かべうっとりとしていた。

「わざとだ、ろ」
「何がですかー? ああ、焦れてる貴方を見るのは非常に気持ち良いです……」
 色濃く笑みを贈られれば、柚は頭がぼうっとしていく。
 柚が熱でぼうっとした頃に指を二本にされ、横へぐっぱぐっぱと開かれていく。
 枯葉は柚のナカを解していくのに夢中で、途中にローションをまた足して、滑らかにしていく。

「指がずぶずぶ入って女の子みたいだ、それでいてよく締まる」
「枯葉、もう、欲しい、頼む、から」
 はっはっ、と細やかな息づかいは発情した犬のよう。
 柚は腰を押しつけるように、少しだけ腰をふった。そんな淫靡な行動を覚えた柚に、枯葉は興奮を隠せなかった。
 ひらひらとしたベビードールが、また赤くなった柚の肌に映える。
 白い肌がピンクに染まりつつあると、ベビードールを着ているとより強調され扇情的だ。
 だがぐっと堪え、枯葉はまだ丁寧に解し続ける。

「沢山焦れてください、僕のコレを心ゆくまで味わえるように」
 悪戯けに枯葉は柚の秘所から一度指を抜いて、屹立したペニスをゆるゆると擦りつけた。
 枯葉のペニスは先がぬらぬらと先走りの蜜で濡れており、擦りつける度に硬度を増していきそそり立つ。
 まだ、挿れるつもりはない。今日は前戯を愉しむつもりだ。
「かれはあ、ん、ん、それ、頂戴」
「涎垂らしちゃって、そんなに欲しくて堪らないんですか?」
「枯葉の、それ感じる度、身体が、疼く、から……」
 要するに今まで得てきた快楽を思い出して身体が火照るのだろう。
 何という淫乱に育ってしまったのか、と枯葉は背筋にぞくりとしたものを感じとり、悦を逃がしたくなかった。
 柚は柚で、ベビードールを着ているからか、いつもより悦を感じとりやすく、布が擦れる度に声を堪えるのに必死だった。
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