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第39話 テディベア、毒の沼をわたる
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おれたちの周囲にひろがる沼は、くさったみたいな臭いがしていて、紫色の水面では、ふっとうしているみたいにあわがふくらんでは、はれつして消えていく。
クリスティーナたんが一歩、足をすすめた。
バシャッと沼の水をふんだ音といっしょに、シュワーッといった、水からは聞こえないはずの音が聞こえた。
「いたっ」
クリスティーナたんはあわてて足をひっこめたけど、かわいいくつは変な色に変色し、そして、クリスティーナたんの足にもあやしいはんもんがひろがっていく。
これ、毒だ!
おれはいそいでテディパンチでポフポフ、クリスティーナたんの足をたたきまくった。
しばらくたたいていたら、クリスティーナたんの足は元の色にもどった。
「ありがとう、テディ。でも、どうしよう……」
まいったね。テディパンチで毒状態は回復できるけど、この毒の沼をわたりきれるかどうか……。
沼はとちゅうで深くなっているかもしれないし。
しかも、毒の沼の水面にはときおり、巨大な、魚かへびかよくわからないモンスターが顔をのぞかせている。
これは、救助をまつのが一番だな。
クリスティーナたんの家族は強い魔法使いぞろいだから、きっと、すぐにここにかけつけてくるだろう。
おれは、クリスティーナたんに、身ぶりでつたえようとした。
ここで待っていよう、って。
「そうね。テディ。やっぱりそれしかないよね。ロビンがまっているんだもん」
え?
「がんばって、あのおしろにいこう!」
えー!? ちがう、ちがうよ、クリスティーナたん。
そんなのむりだってばぁ!
クリスティーナたんは呪文をとなえた。
「ポウポキポアハシトシポノポビマアメシ!」
クリスティーナたんのあしもとがいっしゅん光って、そして、ちょっとだけうかんだ。
「やった! できたよ。テディ」
あ、うん。すごいね。クリスティーナたん。ういてるよ。
どこでこんな魔法おぼえたの?
「おかあさまのおへやのごほんにかいてあったの。これであしおとをけしたり、あぶないところをふまないですむんだって」
へー。
やっぱり、天才だね。クリスティーナたん。
「さ、いこう。おちないようにね、テディ」
うん。あの毒の沼におちたら、また、くっさくて変な色のテディベアになって、せんたく係のエリーにじごくをみせられちゃうからな。
おれはしっかりクリスティーナたんにしがみついた。
クリスティーナたんは毒の沼の水面の上をかろやかに歩き出した。
だけど、毒の沼を渡りだして、すこしして。
とつぜん、毒沼の水面がもりあがり、へびみたいに長くて大きなモンスターがあらわれた。
がっぽりあいた口は、クリスティーナたんを簡単にのみこんでしまいそうな大きさだ。
やばい、やばい、やばーい!
ぜったい、こいつ、つよいやつー!
テディアイで見たら、「ポイズンシーサーペント Lv47」だって。
しかも、空は空で、がいこつみたいな鳥の魔物がこっちをねらうようにとびかっている。
あいつらは「スケルトンコカトリス Lv42」
まずいぞ、まずいぞー。どの魔物もクリスティーナたんより2倍以上レベルが高いし、しかも、クリスティーナたんは今、ひとりだ。
「サンダー!」
クリスティーナたんは雷の魔法をはなった。
だけど、魔法が命中したのにポイズンシーサーペントにはほとんどきいている感じがしない。
レベル差がちがいすぎるからか、魔法耐性があるのか。どっちにしろ、絶望的だ。
どうしよー!
その時、とつぜん、空を飛んでいた、スケルトンコカトリスたちが、ひめいのような鳴き声をあげて飛び去って行った。
<ここにいたのかぁー!>
空にごう音がとどろき、毒の沼に火柱があがった。
おれたちの前にいた巨大なモンスターは、その火柱におどろいたように、沼の中へとにげていった。
強い風圧、そして、はばたく音が聞こえ、頭上に巨大な赤いモンスターがあらわれた。
<もうがまんできーん! 早くフミフミをしろぉー!>
レッドドラゴンだった……
クリスティーナたんが一歩、足をすすめた。
バシャッと沼の水をふんだ音といっしょに、シュワーッといった、水からは聞こえないはずの音が聞こえた。
「いたっ」
クリスティーナたんはあわてて足をひっこめたけど、かわいいくつは変な色に変色し、そして、クリスティーナたんの足にもあやしいはんもんがひろがっていく。
これ、毒だ!
おれはいそいでテディパンチでポフポフ、クリスティーナたんの足をたたきまくった。
しばらくたたいていたら、クリスティーナたんの足は元の色にもどった。
「ありがとう、テディ。でも、どうしよう……」
まいったね。テディパンチで毒状態は回復できるけど、この毒の沼をわたりきれるかどうか……。
沼はとちゅうで深くなっているかもしれないし。
しかも、毒の沼の水面にはときおり、巨大な、魚かへびかよくわからないモンスターが顔をのぞかせている。
これは、救助をまつのが一番だな。
クリスティーナたんの家族は強い魔法使いぞろいだから、きっと、すぐにここにかけつけてくるだろう。
おれは、クリスティーナたんに、身ぶりでつたえようとした。
ここで待っていよう、って。
「そうね。テディ。やっぱりそれしかないよね。ロビンがまっているんだもん」
え?
「がんばって、あのおしろにいこう!」
えー!? ちがう、ちがうよ、クリスティーナたん。
そんなのむりだってばぁ!
クリスティーナたんは呪文をとなえた。
「ポウポキポアハシトシポノポビマアメシ!」
クリスティーナたんのあしもとがいっしゅん光って、そして、ちょっとだけうかんだ。
「やった! できたよ。テディ」
あ、うん。すごいね。クリスティーナたん。ういてるよ。
どこでこんな魔法おぼえたの?
「おかあさまのおへやのごほんにかいてあったの。これであしおとをけしたり、あぶないところをふまないですむんだって」
へー。
やっぱり、天才だね。クリスティーナたん。
「さ、いこう。おちないようにね、テディ」
うん。あの毒の沼におちたら、また、くっさくて変な色のテディベアになって、せんたく係のエリーにじごくをみせられちゃうからな。
おれはしっかりクリスティーナたんにしがみついた。
クリスティーナたんは毒の沼の水面の上をかろやかに歩き出した。
だけど、毒の沼を渡りだして、すこしして。
とつぜん、毒沼の水面がもりあがり、へびみたいに長くて大きなモンスターがあらわれた。
がっぽりあいた口は、クリスティーナたんを簡単にのみこんでしまいそうな大きさだ。
やばい、やばい、やばーい!
ぜったい、こいつ、つよいやつー!
テディアイで見たら、「ポイズンシーサーペント Lv47」だって。
しかも、空は空で、がいこつみたいな鳥の魔物がこっちをねらうようにとびかっている。
あいつらは「スケルトンコカトリス Lv42」
まずいぞ、まずいぞー。どの魔物もクリスティーナたんより2倍以上レベルが高いし、しかも、クリスティーナたんは今、ひとりだ。
「サンダー!」
クリスティーナたんは雷の魔法をはなった。
だけど、魔法が命中したのにポイズンシーサーペントにはほとんどきいている感じがしない。
レベル差がちがいすぎるからか、魔法耐性があるのか。どっちにしろ、絶望的だ。
どうしよー!
その時、とつぜん、空を飛んでいた、スケルトンコカトリスたちが、ひめいのような鳴き声をあげて飛び去って行った。
<ここにいたのかぁー!>
空にごう音がとどろき、毒の沼に火柱があがった。
おれたちの前にいた巨大なモンスターは、その火柱におどろいたように、沼の中へとにげていった。
強い風圧、そして、はばたく音が聞こえ、頭上に巨大な赤いモンスターがあらわれた。
<もうがまんできーん! 早くフミフミをしろぉー!>
レッドドラゴンだった……
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