29 / 207
第1部 グランドール魔術学校 ~亡国の古城と地底竜の守るもの~
第29話 試合終了
しおりを挟む
ユウリがマーカスにボールをあてれば、それでゲーム終了。イーア達のチームの勝ちだ。
オッペンはユウリに声援を送った。
「そうだな。よっしゃ! 勝とうぜ!」
その時、「マーカスを囲め!」というダモンの声が響いた。
ダモン達3人がマーカスの周囲を三角形をつくるように完全に囲んだ。真ん中のマーカスは棒立ちだけど、この状態でマーカスにぶつけるのは難しい。
「げっ。マーカスが完全に守られちまった」
うろたえるオッペンにユウリは冷静に言った。
「だいじょうぶ。想定内。これで、先輩達はボールを避けることができない。次は、あてるか取られるかのどっちかだ」
ユウリは風で作った大砲の筒にボールを入れ、小声で呪文を唱えた。
敵陣に霧がたちこめはじめた。
グドロの声が聞こえた。
「どうする? あと1点で負けちまうぜ?」
続いて、ダモンの声が聞こえた。
「試合終了には早いな。未経験者の1年相手だ、こっちは移動魔法以外使わないつもりだったが。これ以上、意地を張ってられん。ガボー」
「わかったんだな。ちょっとプライドを曲げたとしても、ドルボッジ部として絶対に負けるわけにはいかないんだな」
そして次の瞬間、ガボーが大声でほえるように叫んだ。
聞き取れなかったけど、それは何かの呪文だったようだ。
敵の陣地にたちこめていた霧が晴れた。
ガボーが霧を吹き飛ばしてしまった。
「先輩達、あんな魔法使えたのかよ!」
オッペンが叫んだその時。「<風砲弾>」というユウリの落ち着いた声が響き、風でできた大砲から、ボールが発射された。
ボールはダモンめがけて高速で飛んでいく。
「オゴン!」
ダモンがあごの前でボールをとめた、と思った瞬間、そのボールは、破裂した。
それは、ボールじゃなかった。ユウリが作ったボールの大きさの水の塊だった。
そして、次の瞬間、水塊の後ろに続いて発射されていた本物のボールが、間髪入れずにダモンの額にぶつかった。
ボールは大きく跳ね返った。
ドルボッジ場全体に、長いホイッスルが響き渡った。
《ゲームセット!》
ドルボッジ・コートのアナウンスが響き、オッペンが跳び上りながらガッツポーズをして叫んだ。
「やった! 勝ったぜ!」
「勝った!」
イーアも叫んだ。ユウリは冷静なままで、無言でただうなずいた。
「やられたな。まさかダミーを用意するとは。おもわず反応してしまった」
水びたしの顔を腕でぬぐいながら、ダモンはいさぎよく負けを認めた。
グドロはひざをつき、ぼうぜんとした表情でつぶやいた。
「まさか、俺達が、しろうとの1年相手に……」
ガボーは両手を床についてうつむいたまま、うめくように言った。
「信じられないんだな。これは、きっと、悪夢なんだな……」
マーカスははれあがった顔で、無言で歯ぎしりをしていた。
オッペンが、打ちひしがれている先輩達とマーカスにむかって、元気よく言った。
「よっしゃ。約束通り、泣いて謝ってもらうぜ!」
ところが、その時。
突然、ドルボッジ場の扉が開き、雷のような怒鳴り声がとどろいた。
「おい! 何をやっている!」
その声にびっくりして、ダモン達もイーア達も全員が振り返った。
ドルボッジ場の入り口に、マジーラ先生が仁王立ちしていた。
グドロがつぶやいた。
「げっ、監督……!」
ドルボッジ部の3人は、マジーラ先生の姿に気づいたとたん、まるで人が変わったようにかしこまって直立不動の姿勢になった。
「マジーラ先生って、ドルボッジ部の監督だったのか!?」
オッペンが大声でつぶやくと、ダモンたちが叫んだ。
「知らないのか!? 伝説のマジーラ選手を!」
「殿堂入り確実のドルボッジ選手なんだな!」
「ドルボッジ界のレジェンドだぞ!?」
でも、すぐにダモンたちの声をかき消すほどのマジーラ先生の怒号が響いた。
「何をやっている! 1年はドルボッジ禁止だ!」
なんと1年生はドルボッジ禁止だったらしい。イーアはもちろんまったく知らなかった。
マジーラ先生はずんずんと入ってくると、さっと治癒魔法を唱えた。
ボールでボコボコにされて変色していたオッペンとマーカスの顔が一瞬で元に戻っていった。
それから、マジーラ先生は上級生たちの方を見て怒鳴った。
「ダモン! ガボー! グドロ! お前達は1年のドルボッジ禁止を知っているだろ!」
3人はそくざに叫んだ。
「はい! すみませんでした!」
「罰としてランニング、校舎の周囲100周!」
マジーラ先生の宣告を聞いて、(100周!?)とイーアは驚いたけど。
「はい! ありがとうございます!」
ダモンたちはそう叫んで、ドルボッジ場から走って出て行った。
イーアはユウリに近づきささやいた。
「先生に説明する?」
イーア達は悪くないってことを、怒り狂っているマジーラ先生に説明した方がいいかもしれない。と、イーアは思ったけれど、ユウリはマジーラ先生と走り去る上級生たちの様子を観察しながら小声で言った。
「今はやめておこう」
ユウリはとりあえず、ことの成り行きを見守る気のようだ。
マジーラ先生はイーア達の方に振り返った。
「1年!」
「はい!」
オッペンが反射的に元気よく返事をした。
イーアは雷みたいな怒鳴り声が落ちてくるのを予想して緊張して待っていた。
ところが、マジーラ先生は深くうなずきながら言った。
「ドルボッジはお前達にはまだ早い。だが、お前達のドルボッジにかける熱意はよくわかった。だから、1年のうちにドルボッジのためにやっておくトレーニングを教えよう」
イーアは心の中で叫んだ。
(なんか誤解されてる!)
マジーラ先生は、イーア達がドルボッジが好きすぎて試合をしちゃったドルボッジ大好きっ子だと誤解している。
そのせいで先生は怒るどころか、むしろイーア達のドルボッジへの熱意に感心している様子だけど。
マジーラ先生は熱心な、うれしそうな声で言った。
「1年の内にやるべきトレーニング、それは、移動魔法の反復練習による鍛錬と……筋トレだ! 魔力が尽きた時、最後に頼りになるのは、筋肉だ! ひょろひょろの体ではすぐにKOされるぞ! 筋肉の鎧を身につけろ! 試合をするのはそれからだ!」
たしかに、ドルボッジ部の3人もマジーラ先生も筋肉の鎧を着ているような体だった。あの筋肉は、防御力をあげるためだったらしい。
それから、マジーラ先生によるトレーニングメニューの説明がしばらく続いた後、イーア達はようやくドルボッジ場から解放された。
その頃には外はすっかり暗くなっていた。
ドルボッジ場を出るとすぐ、マーカスは悔しそうに「フンッ」と言って、うつむいたまま逃げるように走り去っていった。
寮への帰り道、オッペンは上機嫌で言った。
「すっげー、気分いいな! おれ達の完全勝利だぜ!」
「そうだね」
イーアはうなずいた。
ちょうど、暗がりの中、罰のランニングで、えんえんと校舎の周囲を走っているダモンたちの姿が見えた。今となっては、ダモンたちがちょっとかわいそうに見える。
「今日はいっしょに試合できてよかったな!」
オッペンはうれしそうだ。イーアもなんやかんやいって楽しかった。
「うん。楽しかったね」
ユウリだけは、疲れきった声で言った。
「うーん……。ぼくは、ああいう激しいスポーツはちょっと……。それに、正直、ああいう体育会系で暑苦しい人達、苦手なんだ。あの先輩たちには、もう関わりたくないな」
「だいじょうぶだよ。学年が違うから、もう関わることはないよ」
イーアはユウリにそう言った。
ところが、翌日。イーアとユウリが食堂にいると、ドルボッジ部のダモン、ガボー、グドロがむこうからのしのしと歩いて近づいてきた。
イーアは心の中で叫んだ。
(なんで? まさか、仕返しに!?)
ダモン、ガボー、グドロの3人はイーア達のテーブルの前に立った。
そして、3人はいきなり、食堂にひびき渡る大声で言った。
「エルツ、昨日はバカにして悪かった!」
「おまえは本当に天才だったんだな!」
「俺達がまちがってたぜ!」
またケンカが再開するのかと思って身構えていたイーアは胸をなでおろした。
(なんだ……。3人ともユウリをバカにしたこと、わざわざ謝りにきたんだね)
ダモンたちは、昨日の試合でユウリの実力を認めて、すっかり反省したようだ。食堂にいるみんながおどろいて振り返ってこっちを見ているから、なんだか恥ずかしいけれど。
ユウリは落ち着いた声で言った。
「べつに、気にしないでください」
すると、ダモンはさっと1枚の紙をユウリの前にさしだした。
ダモン、ガボー、グドロは口々に大声で言った。
「エルツ、さすがの男っぷりだ。そして、さらに男を磨くために、ドルボッジ部に入らないか?」
「おまえら、とっても筋がいいんだな!」
「まだ試合には出られないが、今から鍛えれば来年には活躍できるぞ!」
テーブルの上に置かれた紙は、ドルボッジ部の新入部員募集チラシだった!
(反省して……かんゆうしにきたの!?)
ドルボッジ部の3人は、昨日の試合でユウリの実力を認めすぎて、部員に欲しくなっちゃったらしい。
ユウリは心底困った表情で、イーアと顔をみあわせた。
一瞬、イーアの脳裏に、ドルボッジ部に入ってムキムキマッチョになったユウリの姿が浮かんだ。イーアは思わず吹き出して笑ってしまった。
「ぼくは勉強でいそがしいので……」
結局、ユウリはかんゆうを断ったけど。
オッペンはユウリに声援を送った。
「そうだな。よっしゃ! 勝とうぜ!」
その時、「マーカスを囲め!」というダモンの声が響いた。
ダモン達3人がマーカスの周囲を三角形をつくるように完全に囲んだ。真ん中のマーカスは棒立ちだけど、この状態でマーカスにぶつけるのは難しい。
「げっ。マーカスが完全に守られちまった」
うろたえるオッペンにユウリは冷静に言った。
「だいじょうぶ。想定内。これで、先輩達はボールを避けることができない。次は、あてるか取られるかのどっちかだ」
ユウリは風で作った大砲の筒にボールを入れ、小声で呪文を唱えた。
敵陣に霧がたちこめはじめた。
グドロの声が聞こえた。
「どうする? あと1点で負けちまうぜ?」
続いて、ダモンの声が聞こえた。
「試合終了には早いな。未経験者の1年相手だ、こっちは移動魔法以外使わないつもりだったが。これ以上、意地を張ってられん。ガボー」
「わかったんだな。ちょっとプライドを曲げたとしても、ドルボッジ部として絶対に負けるわけにはいかないんだな」
そして次の瞬間、ガボーが大声でほえるように叫んだ。
聞き取れなかったけど、それは何かの呪文だったようだ。
敵の陣地にたちこめていた霧が晴れた。
ガボーが霧を吹き飛ばしてしまった。
「先輩達、あんな魔法使えたのかよ!」
オッペンが叫んだその時。「<風砲弾>」というユウリの落ち着いた声が響き、風でできた大砲から、ボールが発射された。
ボールはダモンめがけて高速で飛んでいく。
「オゴン!」
ダモンがあごの前でボールをとめた、と思った瞬間、そのボールは、破裂した。
それは、ボールじゃなかった。ユウリが作ったボールの大きさの水の塊だった。
そして、次の瞬間、水塊の後ろに続いて発射されていた本物のボールが、間髪入れずにダモンの額にぶつかった。
ボールは大きく跳ね返った。
ドルボッジ場全体に、長いホイッスルが響き渡った。
《ゲームセット!》
ドルボッジ・コートのアナウンスが響き、オッペンが跳び上りながらガッツポーズをして叫んだ。
「やった! 勝ったぜ!」
「勝った!」
イーアも叫んだ。ユウリは冷静なままで、無言でただうなずいた。
「やられたな。まさかダミーを用意するとは。おもわず反応してしまった」
水びたしの顔を腕でぬぐいながら、ダモンはいさぎよく負けを認めた。
グドロはひざをつき、ぼうぜんとした表情でつぶやいた。
「まさか、俺達が、しろうとの1年相手に……」
ガボーは両手を床についてうつむいたまま、うめくように言った。
「信じられないんだな。これは、きっと、悪夢なんだな……」
マーカスははれあがった顔で、無言で歯ぎしりをしていた。
オッペンが、打ちひしがれている先輩達とマーカスにむかって、元気よく言った。
「よっしゃ。約束通り、泣いて謝ってもらうぜ!」
ところが、その時。
突然、ドルボッジ場の扉が開き、雷のような怒鳴り声がとどろいた。
「おい! 何をやっている!」
その声にびっくりして、ダモン達もイーア達も全員が振り返った。
ドルボッジ場の入り口に、マジーラ先生が仁王立ちしていた。
グドロがつぶやいた。
「げっ、監督……!」
ドルボッジ部の3人は、マジーラ先生の姿に気づいたとたん、まるで人が変わったようにかしこまって直立不動の姿勢になった。
「マジーラ先生って、ドルボッジ部の監督だったのか!?」
オッペンが大声でつぶやくと、ダモンたちが叫んだ。
「知らないのか!? 伝説のマジーラ選手を!」
「殿堂入り確実のドルボッジ選手なんだな!」
「ドルボッジ界のレジェンドだぞ!?」
でも、すぐにダモンたちの声をかき消すほどのマジーラ先生の怒号が響いた。
「何をやっている! 1年はドルボッジ禁止だ!」
なんと1年生はドルボッジ禁止だったらしい。イーアはもちろんまったく知らなかった。
マジーラ先生はずんずんと入ってくると、さっと治癒魔法を唱えた。
ボールでボコボコにされて変色していたオッペンとマーカスの顔が一瞬で元に戻っていった。
それから、マジーラ先生は上級生たちの方を見て怒鳴った。
「ダモン! ガボー! グドロ! お前達は1年のドルボッジ禁止を知っているだろ!」
3人はそくざに叫んだ。
「はい! すみませんでした!」
「罰としてランニング、校舎の周囲100周!」
マジーラ先生の宣告を聞いて、(100周!?)とイーアは驚いたけど。
「はい! ありがとうございます!」
ダモンたちはそう叫んで、ドルボッジ場から走って出て行った。
イーアはユウリに近づきささやいた。
「先生に説明する?」
イーア達は悪くないってことを、怒り狂っているマジーラ先生に説明した方がいいかもしれない。と、イーアは思ったけれど、ユウリはマジーラ先生と走り去る上級生たちの様子を観察しながら小声で言った。
「今はやめておこう」
ユウリはとりあえず、ことの成り行きを見守る気のようだ。
マジーラ先生はイーア達の方に振り返った。
「1年!」
「はい!」
オッペンが反射的に元気よく返事をした。
イーアは雷みたいな怒鳴り声が落ちてくるのを予想して緊張して待っていた。
ところが、マジーラ先生は深くうなずきながら言った。
「ドルボッジはお前達にはまだ早い。だが、お前達のドルボッジにかける熱意はよくわかった。だから、1年のうちにドルボッジのためにやっておくトレーニングを教えよう」
イーアは心の中で叫んだ。
(なんか誤解されてる!)
マジーラ先生は、イーア達がドルボッジが好きすぎて試合をしちゃったドルボッジ大好きっ子だと誤解している。
そのせいで先生は怒るどころか、むしろイーア達のドルボッジへの熱意に感心している様子だけど。
マジーラ先生は熱心な、うれしそうな声で言った。
「1年の内にやるべきトレーニング、それは、移動魔法の反復練習による鍛錬と……筋トレだ! 魔力が尽きた時、最後に頼りになるのは、筋肉だ! ひょろひょろの体ではすぐにKOされるぞ! 筋肉の鎧を身につけろ! 試合をするのはそれからだ!」
たしかに、ドルボッジ部の3人もマジーラ先生も筋肉の鎧を着ているような体だった。あの筋肉は、防御力をあげるためだったらしい。
それから、マジーラ先生によるトレーニングメニューの説明がしばらく続いた後、イーア達はようやくドルボッジ場から解放された。
その頃には外はすっかり暗くなっていた。
ドルボッジ場を出るとすぐ、マーカスは悔しそうに「フンッ」と言って、うつむいたまま逃げるように走り去っていった。
寮への帰り道、オッペンは上機嫌で言った。
「すっげー、気分いいな! おれ達の完全勝利だぜ!」
「そうだね」
イーアはうなずいた。
ちょうど、暗がりの中、罰のランニングで、えんえんと校舎の周囲を走っているダモンたちの姿が見えた。今となっては、ダモンたちがちょっとかわいそうに見える。
「今日はいっしょに試合できてよかったな!」
オッペンはうれしそうだ。イーアもなんやかんやいって楽しかった。
「うん。楽しかったね」
ユウリだけは、疲れきった声で言った。
「うーん……。ぼくは、ああいう激しいスポーツはちょっと……。それに、正直、ああいう体育会系で暑苦しい人達、苦手なんだ。あの先輩たちには、もう関わりたくないな」
「だいじょうぶだよ。学年が違うから、もう関わることはないよ」
イーアはユウリにそう言った。
ところが、翌日。イーアとユウリが食堂にいると、ドルボッジ部のダモン、ガボー、グドロがむこうからのしのしと歩いて近づいてきた。
イーアは心の中で叫んだ。
(なんで? まさか、仕返しに!?)
ダモン、ガボー、グドロの3人はイーア達のテーブルの前に立った。
そして、3人はいきなり、食堂にひびき渡る大声で言った。
「エルツ、昨日はバカにして悪かった!」
「おまえは本当に天才だったんだな!」
「俺達がまちがってたぜ!」
またケンカが再開するのかと思って身構えていたイーアは胸をなでおろした。
(なんだ……。3人ともユウリをバカにしたこと、わざわざ謝りにきたんだね)
ダモンたちは、昨日の試合でユウリの実力を認めて、すっかり反省したようだ。食堂にいるみんながおどろいて振り返ってこっちを見ているから、なんだか恥ずかしいけれど。
ユウリは落ち着いた声で言った。
「べつに、気にしないでください」
すると、ダモンはさっと1枚の紙をユウリの前にさしだした。
ダモン、ガボー、グドロは口々に大声で言った。
「エルツ、さすがの男っぷりだ。そして、さらに男を磨くために、ドルボッジ部に入らないか?」
「おまえら、とっても筋がいいんだな!」
「まだ試合には出られないが、今から鍛えれば来年には活躍できるぞ!」
テーブルの上に置かれた紙は、ドルボッジ部の新入部員募集チラシだった!
(反省して……かんゆうしにきたの!?)
ドルボッジ部の3人は、昨日の試合でユウリの実力を認めすぎて、部員に欲しくなっちゃったらしい。
ユウリは心底困った表情で、イーアと顔をみあわせた。
一瞬、イーアの脳裏に、ドルボッジ部に入ってムキムキマッチョになったユウリの姿が浮かんだ。イーアは思わず吹き出して笑ってしまった。
「ぼくは勉強でいそがしいので……」
結局、ユウリはかんゆうを断ったけど。
1
あなたにおすすめの小説
【完結】スキルを作って習得!僕の趣味になりました
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》 どんなスキル持ちかによって、人生が決まる。生まれ持ったスキルは、12歳過ぎから鑑定で見えるようになる。ロマドは、4度目の15歳の歳の鑑定で、『スキル錬金』という優秀なスキルだと鑑定され……たと思ったが、錬金とつくが熟練度が上がらない!結局、使えないスキルとして一般スキル扱いとなってしまった。
どうやったら熟練度が上がるんだと思っていたところで、熟練度の上げ方を発見!
スキルの扱いを錬金にしてもらおうとするも却下された為、仕方なくあきらめた。だが、ふと「作成条件」という文字が目の前に見えて、その条件を達してみると、新しいスキルをゲットした!
天然ロマドと、タメで先輩のユイジュの突っ込みと、チェトの可愛さ(ロマドの主観)で織りなす、スキルと笑いのアドベンチャー。
【完結】不遇スキル『動物親和EX』で手に入れたのは、最強もふもふ聖霊獣とのほっこり異世界スローライフでした
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺が異世界エルドラで授かったのは『動物親和EX』という一見地味なスキルだった。
日銭を稼ぐので精一杯の不遇な日々を送っていたある日、森で傷ついた謎の白い生き物「フェン」と出会う。
フェンは言葉を話し、実は強力な力を持つ聖霊獣だったのだ!
フェンの驚異的な素材発見能力や戦闘補助のおかげで、俺の生活は一変。
美味しいものを食べ、新しい家に住み、絆を深めていく二人。
しかし、フェンの力を悪用しようとする者たちも現れる。フェンを守り、より深い絆を結ぶため、二人は聖霊獣との正式な『契約の儀式』を行うことができるという「守り人の一族」を探す旅に出る。
最強もふもふとの心温まる異世界冒険譚、ここに開幕!
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
【完結】そして異世界の迷い子は、浄化の聖女となりまして。
和島逆
ファンタジー
七年前、私は異世界に転移した。
黒髪黒眼が忌避されるという、日本人にはなんとも生きにくいこの世界。
私の願いはただひとつ。目立たず、騒がず、ひっそり平和に暮らすこと!
薬師助手として過ごした静かな日々は、ある日突然終わりを告げてしまう。
そうして私は自分の居場所を探すため、ちょっぴり残念なイケメンと旅に出る。
目指すは平和で平凡なハッピーライフ!
連れのイケメンをしばいたり、トラブルに巻き込まれたりと忙しい毎日だけれど。
この異世界で笑って生きるため、今日も私は奮闘します。
*他サイトでの初投稿作品を改稿したものです。
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
聖女なんかじゃありません!~異世界で介護始めたらなぜか伯爵様に愛でられてます~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
川で溺れていた猫を助けようとして飛び込屋敷に連れていかれる。それから私は、魔物と戦い手足を失った寝たきりの伯爵様の世話人になることに。気難しい伯爵様に手を焼きつつもQOLを上げるために努力する私。
そんな私に伯爵様の主治医がプロポーズしてきたりと、突然のモテ期が到来?
エブリスタ、小説家になろうにも掲載しています。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる