169 / 215
第4章 ニートと富国強兵
年末特別SS【魔王の日常】
しおりを挟む夏も終わりを告げようとしていたある日の早朝。
「う……ん……ん? お、おふっ……」
何やら股間に刺激を感じ目が覚めた俺は、覚醒したことでその感触をよりリアルに感じその原因を確かめるべく布団をまくり上げた。
すると全裸の短い赤髪の女の子が俺の股間にいた。
彼女はその小柄な体型に似つかわしくない爆乳で、俺の悪魔のマッサージ棒を挟み上下に動かしていた。そのうえまるでアイスクリームを食べているかのような舌づかいで、ネットリと舐め回してもいた。
ああ、そうだった。昨夜はメレスの部屋で三人で愛し合ったんだった。
「リ、リリア……そ、そこ……いい……」
俺は貴族の子女として教え込まれた舌づかいに、腰を浮かせながら悶えていた。そのあまりの気持ち良さになるべく長く楽しもうと我慢をしようとしたが、口に含まれ激しく上下運動をされ呆気なく彼女の口に全てを吐き出してしまった。
「んぷっ……んくっ……んっ……ぜんぶ……飲みまひた」
「ハァハァ……ああ、ありがとう」
俺は全て飲み干し、教えた通り口を開けて確認を求めてきたリリアの頭を撫でながらそう言った。
リリアは嬉しそうな表情を浮かべたあと、そのまま俺の上に覆い被さった。
「どうしたんだリリア。まだ日が上り始めたばかりだぞ? 」
いつもはもっと日が登った頃にしてくれてたのに、今日はやたら早い時間だったな。
「光殿が朝から元気で苦しそうでしたので……見ていられなくて鎮めようと……」
「あ~そういえば朝までオッキ君を変な時間に飲んじゃったからな。あんなにしたから大丈夫だと思ってたけど、まだ足りなかったか」
昨日はメレスを縛って、彼女の目の前でリリアを無理やりするプレイをしたら興奮しちゃって飲むのが遅れたんだよな。そのあと俺とリリアのプレイを見て興奮したメレスがそれを隠すもんだから、そんなメレスを言葉責めして何度も愛し合ったんだけど薬の効果がまだ残ってたみたいだ。
昨日のメレスは良かったな。真っ白な髪を振り乱して俺の愛のマッサージ器具である悪魔棒をもっと、もっと欲しいって大声で叫んだりしてさ。それに足を開いてのおねだりも教えた通りしてくれたのも興奮した。
まあ情け無いことに、メレスの中で俺の悪魔のマッサージ棒はすぐに力尽きちゃうんだけどな。だってすげえんだよあの子の中。グニグニ動くわ奥はザラザラしてるわでさ。なんとか回数でカバーしてるから、俺の悪魔棒で満足させることはできていると思う。
しかしメレスがティナみたいに積極的になったらヤバイかも。メレスは受け身だから大丈夫だとは思うけど、もしもティナみたいな肉食になったら……楽しみやら怖いやら。
「あっ、また……このまましますか? 」
「あはは、リリアにくっつかれて元気になっちゃったみたいだ。頼むよ」
「はい……大丈夫です。昨日の光殿のがまだ残ってますからこのまま……んっ……こ、光殿は動かないでください。私が光殿を……んあっ……き、気持ちよくしますから……んっんっ……あ……ああっ! 」
リリアは身を起こしてから準備はいらないと言い、悪魔のマッサージ棒を握り股間に導き俺の上でゆっくりと、そして徐々に激しく腰を上下に動かし始めた。
まだ薄暗いメレスの寝室に、俺の太ももにリリアの尻肉がリズミカルに叩きつけられる音が響き渡った。
「うっ……いいよリリア。愛してる」
俺は激しく揺れるリリアの胸を両手で揉みしだきながら、快楽に身を委ねている彼女を見つめそう言った。
「あっ、あっ、わたしも……光殿を……愛してます」
リリアはそう言って俺に貪るようなキスをしたあと、クルリと回り今度はお尻を向けて再び激しく動き始めた。そして再び前を向いたリリアの胸を揉みしだいていると、俺は限界に達し悪魔棒を通して彼女の中に全てを放った。同時にリリアも大きな声と共に背筋をピンと伸ばしたあと、力なく俺に覆い被さった。
「はぁはぁはぁ……光殿……私、幸せです……んっ」
「俺もだよリリア……」
俺に覆い被さり全身の力が抜けながらもキスをしてきたリリアに、俺はそう答えてその唇と舌を受け入れた。
その時、ふと視線を感じ隣に顔を向けると、メレスが目を開けてこっちを見ていた。
「ん? メレス。起こしちゃったか? あれ? もしかしてずっと見てた? 」
俺はメレスの顔が赤いことに気づき声を掛けた。
「み、見ていないわ。いま起きたばかりよ」
「んん? そうか。でもじゃあなんでここは湿ってるのかな? 」
俺はメレスの布団の中に手を伸ばし、彼女の太もも付近がびしょ濡れになっていることを指摘した。
「こ、光が昨日たくさん注ぎ込んだから……溢れてきたのよ」
「そうか、じゃあここが硬いのは? 」
俺は布団を捲り上げ、全裸のメレスの胸に手を伸ばし、薄いピンク色の先端をつまんだ。
「んっ……これは……その……」
「ふふっ、光殿。意地悪しないでメレス様にもマッサージをしてあげてください」
俺が強がるメレスをいじめていると、リリアが俺の耳元でそう言った。
「そうだね。素直に言わないメレスにお仕置きしなきゃね。それじゃあメレス。元気にしてくれる? 」
俺はリリアを隣に寝かせ、身を起こしたメレスの口もとに元気のなくなった悪魔棒を差し出した。
「え、ええ……光がして欲しいならしてあげるわ。ん……んっ……んふっ……は、恥ずかしいからそんなに見ないで」
俺はあの気高く美しいメレスが口でご奉仕する姿と、恥ずかしがる顔を見て興奮していた。
「ごめんごめん。でも見たいんだ。大好きなメレスの綺麗な顔をさ」
「……そ、それならいいわ。んっ、んっ……も、もう……光……もう元気に……」
「そしたら次はどうするんだっけ? 」
「あ……わ、私のここに……光のを……く、ください……」
「いい子だ。愛してるよメレス」
俺は顔を真っ赤にしながら、ベッドの上で真っ白な足をM字に広げているメレスを押し倒し覆い被さった。
そしてメレスの足の間に腰を突き入れ、前後に激しく動きマッサージを始めた。
「ああっ! わ、私も愛してるわ光……あっ、あっ、んっ……」
「ぐっ……相変わらず凄い……これは……」
俺はメレスの特殊な中の具合に耐えられそうもないと思い彼女をひっくり返し、恥ずかしがるメレスにお尻を突き出させたあとゆっくりと腰を打ちつけた。
しかしそれも大した時間稼ぎはできず。早々にメレスの一番奥へと解き放ってしまった。
しかしこれで終わりじゃない。俺は力が抜けていく身体に鞭を打ち、そのまま再びメレスの大きな尻に腰を打ちつけた。その度にメレスの尻肉は揺れ、ぱちゅんぱちゅんと少し湿った音が寝室に響き渡った。
薄暗い室内でもハッキリとわかるメレスの真っ白でシミひとつない尻と、これほどの美女を組み敷いている征服感から、俺は我慢することを忘れ欲望の赴くままにメレスの尻肉へ激しく腰を打ちつけていた。
「あっ……激し……いいっ! んっ……こ、光……すごいわ……もっと、もっと! 光のをたくさん! 」
後ろから腰を打ちつけながらメレスの右腕を左手で掴み半身にさせ、右手で彼女の大きな胸を強く揉みしだいていると、メレスが振り向き大きな声でそう叫んだ。
その高揚した顔と潤んだ目がとても淫靡で、俺はまるでサキュバスに魅了されたかのように彼女の尻肉へより激しく腰を打ちつけていった。
そして連続で三度ほどメレスの中に注ぎ込んだ頃。メレスをやっと満足させることができた。
メレスはドロドロになった尻を向けたままピクリとも動かなくなり、俺も仰向けに倒れリリアに悪魔棒を口で綺麗にしてもらいながら呼吸を整えていた。
ハァハァ……あ~気持ち良かった。
しばらくして起き上がった俺はメレスとリリアを連れ浴室に向かい、二人とキスをしながらシャワーを浴びた。けど二人の胸で洗われてる時に、またムラムラしてきたので二つのお尻を浴室で並べて交互に楽しんだ。
そして浴室を出た頃にちょうどティナが俺の着替えを持って起こしにきたので、着替えさせてもらったあとみんなで悪魔城に行き朝食をとった。
ふぅ、今日も朝から最高に気持ちよい目覚めだったな。
今夜は確かオリビアとだったはず。それで朝は起こしに来たティナといつも三人でするから、明日も朝は忙しそうだ。
さて、今日の昼は時間が少しあるから、リズとシーナの職場に行ってスリルを感じながらするかな。
ああ、ハーレムって最高だな。
これを維持できるなら、魔王と呼ばれようが魔神の呪いがあろうがなんでもいいや。
毎日この生活を送れるように頑張んなきゃな。
よしっ! 今日も頑張るぞ!
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
クラスのマドンナがなぜか俺のメイドになっていた件について
沢田美
恋愛
名家の御曹司として何不自由ない生活を送りながらも、内気で陰気な性格のせいで孤独に生きてきた裕貴真一郎(ゆうき しんいちろう)。
かつてのいじめが原因で、彼は1年間も学校から遠ざかっていた。
しかし、久しぶりに登校したその日――彼は運命の出会いを果たす。
現れたのは、まるで絵から飛び出してきたかのような美少女。
その瞳にはどこかミステリアスな輝きが宿り、真一郎の心をかき乱していく。
「今日から私、あなたのメイドになります!」
なんと彼女は、突然メイドとして彼の家で働くことに!?
謎めいた美少女と陰キャ御曹司の、予測不能な主従ラブコメが幕を開ける!
カクヨム、小説家になろうの方でも連載しています!
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる