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八.偽りの結納【2】
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「春鶯。妹君から話は聞いたよ」
「……そ、そうですか」
楚月を連れてきて、一体どうするつもりなのか。劇団の脚本家として、月影座に所属するよう打診されるのか。それとも、誰か心当たりを紹介してくれるのだろうか。そのくらいしか考えられない。春鶯は身構える。
「返事をするのは来週なんだよね?」
「そう……ですけど、それがなにか……?」
答えると、なぜか楚月は顔につけていた白い仮面を外した。美しい素顔が現れる。
「それなら、明日、結納品を持って楓流軒を尋ねるから、御父君に会わせてほしい」
「ゆ……結納品……? え? ど、どういうことですか?」
「俺がきみと結納を交わせば、釣書を無効にできるだろ? 先方に断りの連絡ついでに、一緒に釣書を返却しに行けばいい」
「ええええええっ!?」
楚月は片目を閉じ、いたずらっぽい笑みを浮かべながら提案してきた。春鶯の頭の中は真っ白だ。まさか、楚月からそのような提案をされるだなんて、まったく想像していなかったので、驚きすぎて理解できない。追いつかない。夢でも見ているのだろうか。頬を抓って確認すると、痛みがあるので夢ではない。
(ど……どういうことなの!?)
楚月と結納を交わす──ということは結婚するということだ。確かに、釣書を無効にできる方法ではある。まだお互いに交換しただけで、正式に結納を済ませていないのだから、それよりも先に結婚を決めてしまえば嫁がされることはなくなる。
けれど、その偽装結婚する相手が、まさか楚月になるとは春鶯は動揺を隠せない。
「よかったね。そいつらと結婚しなくて済むよ」
「あ、阿央!」
「妹君が楽屋まで呼びに来てくれて、本当助かったよ」
「でしょ? 姐姐を守るには、謝公子に頼るのが一番だってわかっているからね。悔しいけど!」
二人は、なんでもないように会話を続けている。春鶯は、まだ言われていることが信じられないというのに、だ。
楚月との結婚は、春鶯にとっては願ってもない幸運だ。性格は温和で素行よし、見た目もよし、金払いもよし、なにより大事なのは、妹を大切に扱ってくれる点だ。
でも、楚月にとっての自分はどうだろう。宿屋の平凡娘で学力も財もなく、外見も父親似だ。利点が一つだけあるとすれば、お喋り好きという面だけだろう。春鶯は自分に自信が持てない。
「あ、あの、謝公子には、許嫁がいらっしゃるのでは?」
実家がどこにあるのかは聞いていないが、劇団の座長をしているからといって、相手がいないとは限らない。この見た目なら、一人や二人いても不思議ではない。
「いや、いないよ? 俺は次男だし、実家からは勘当されているから問題ない。それより、春鶯は俺でもいい?」
「私には勿体ないですよ!」
不安そうに問いかけられ、春鶯はすぐさま声をあげて反論した。楚月を嫌だという人間は、この世のどこを探してもいない気がする。柔和な雰囲気と、優しさと、収入も絶大にある美男子を振る人間がいるのなら、どこにいるのか教えてほしい。
「そんなことはないよ。君は誰よりも魅力的だ。料理が上手いし、頑張り屋だし、家族を大事にしているし、それから──」
「え、ええと……、あの」
「あのさー、そういうのは二人のときにやってくれない? 話が進まないから!」
どさくさに紛れて口説かれてしまい、戸惑っていると、すかさず央央から突っ込みが入った。楚月は噴き出しながら話題を変えた。
「御父君は何時頃、時間が取れる?」
「お父さんは夜勤中心だから、夕方に起床するよ」
「わかった。では明日、夜公演の前に、結納品を持って顔を出す。それでいいね?」
「え……、うう……あの」
「姐姐。ここで頷かないと、ろくでもない男と結婚させられちゃうよ? それでもいいの?」
「死んでも嫌よ!!」
「でしょ? それなら、謝公子にしときなって。色んな意味で将来安泰でしょ?」
「もう、阿央ったら、なんてことをいうの……」
妹の言葉に呆れていると、そんなやり取りを穏やかに聞いていた楚月が口を開く。
「春鶯の支度は妹君に任せる」
「うん。姉さんを、うんとおめかしさせて待ってるからね!」
央央が張り切って答えると、今度はまた春鶯に向かって話しかけた。
「今夜は遅くなるから、俺を待たずに先に寝ていてほしい」
「……わかりました」
小さく頷き返事をした春鶯に、すぐ隣にいる央央は、これ見よがしに揶揄してくる。
「あれー? なんか、さっそく夫婦っぽい会話に聞こえなーい? まだ結納も交わしてないのに、おかしいなー?」
「阿央!」
「ハハ。それでは、行ってくる」
「……気をつけて」
また口元に笑みを浮かべている央央に肘で突っつかれたので、春鶯は知らんぷりした。成り行きとはいえ、まさか楚月と結納を交わすことになるなんて、絶望から一変するのが早すぎて未だに信じられない。
立ち去る背中を見送ってから、春鶯は申し訳なさそうに口を開く。
「……阿央が好いている相手なのに、私と偽装結婚することになっちゃって、ごめんね」
央央としては面白くないはずだ。楚月と言い争えるほど仲がいいのに、そんな相手と偽りとはいえ結納を交わすのが、他でもない姉ともなると胸中複雑に違いない。罪悪感に苛まれそうになっていると、央央は、不思議そうに大きな目をぱちぱちと瞬かせた。
「へ? 誰が、誰を好いてるって?」
「阿央の意中の相手は、謝公子よね?」
とうとう本人に聞いてしまった。まだ言うつもりはなかったのに、今回ばかりはやむを得ない。
ところが、央央の反応は想像とはまったく異なっていた。
「はあああああ? なんで? ねえ、なんでそうなってるの!?」
央央は心底嫌そうに叫んでいる。一体どういうことなのか。
「あら、違うの?」
「私が気になっているのは琳哥哥だけど?」
「えっ!? そうなの!?」
今度は春鶯が驚く番だった。晋高のことを、兄のように慕って甘えていることには薄々気づいていたが、まさかそれが恋心だったとは、姉だというのに妹の想いを見抜けなかった。
「ねえ……本気で言ってる? さすがに鈍すぎない? 私、結構態度に出していたと思うよ? 手相を見たり、食べさせてもらったり、色々してたじゃない。わざと寝たふりをして、家まで運んでもらってたでしょ」
「え、あのとき、起きてたの?」
「抱き上げられたら起きちゃうよ、さすがに」
十日以上も前に初めて観覧した、月影座の夜公演後。楽屋へお邪魔するなり春鶯が夢中になって筆を滑らせている最中、央央はうっかり寝てしまったことがあった。春鶯は、妹を起こして帰ろうとしたが、弟妹の扱いに慣れているという晋高は、起こさなくていいと抱き上げてくれたのだ。まさか起きていたとは──。
「琳公子のどこに惚れたの?」
「私たち姉妹を前にしても、一切態度を変えないところよ」
晋高の場合は、感情を表に出すことを苦手としていると、楚月から事前に聞いていた。幼い頃から色々な人々を観察し、人相占いを得意とする央央にとっては、あまり感情を出さない、晋高のさり気ない優しさを感じ取っていたのかもしれない。
「でも、それなら謝公子も一緒でしょ?」
しかし、態度を変えないという点ならば、楚月も該当している。外見や生業で判断することはない。秀でた才能と外見を持っていようとも、決して奢り高ぶることもない。
「そうだけど、でも、私とあの人は、いわば同志なんだよ」
「同志……?」
聞き慣れない言葉が、十四歳の口から飛び出した。
「うん。仮面をしているのは、私と同じで外見で嫌な思いをしたことがあるからだろうし、姐姐を好いている面も一緒だから、好きとか嫌いじゃなくて、同志なんだよ。まあ、私の方がいっぱい好きだけどね?」
「す、好いてるって……一体誰が?」
「…………さすがに鈍すぎて心配になるよ」
苦笑しながら言われてしまい、自分はそんなに鈍いのかと衝撃を受けた。
柜台の手前に腰かけながら振り返る。央央の初恋相手だと思い込んでいた楚月とは、ただ意気投合していただけで、恋愛感情もなにもなく、本当に好いていたのは保鏢をしている八つ年上の晋高だった。春鶯が気になっていた楚月ではなかったのだ。
(……阿央の好きな人だと、遠慮しなくてもいいのね……!)
そう考えると、高揚感が増してくる。もうすぐ夕方だというのに、今から買い物でも、町中を全力疾走でも、なんでもできるような気さえしてくる。甘く疼く心の奥に秘めていたものを、無理やり押し込めなくてもいいのだ。かかっていた雲のようなもやもやが一斉に晴れ、清々しい気持ちになった。
「……そ、そうですか」
楚月を連れてきて、一体どうするつもりなのか。劇団の脚本家として、月影座に所属するよう打診されるのか。それとも、誰か心当たりを紹介してくれるのだろうか。そのくらいしか考えられない。春鶯は身構える。
「返事をするのは来週なんだよね?」
「そう……ですけど、それがなにか……?」
答えると、なぜか楚月は顔につけていた白い仮面を外した。美しい素顔が現れる。
「それなら、明日、結納品を持って楓流軒を尋ねるから、御父君に会わせてほしい」
「ゆ……結納品……? え? ど、どういうことですか?」
「俺がきみと結納を交わせば、釣書を無効にできるだろ? 先方に断りの連絡ついでに、一緒に釣書を返却しに行けばいい」
「ええええええっ!?」
楚月は片目を閉じ、いたずらっぽい笑みを浮かべながら提案してきた。春鶯の頭の中は真っ白だ。まさか、楚月からそのような提案をされるだなんて、まったく想像していなかったので、驚きすぎて理解できない。追いつかない。夢でも見ているのだろうか。頬を抓って確認すると、痛みがあるので夢ではない。
(ど……どういうことなの!?)
楚月と結納を交わす──ということは結婚するということだ。確かに、釣書を無効にできる方法ではある。まだお互いに交換しただけで、正式に結納を済ませていないのだから、それよりも先に結婚を決めてしまえば嫁がされることはなくなる。
けれど、その偽装結婚する相手が、まさか楚月になるとは春鶯は動揺を隠せない。
「よかったね。そいつらと結婚しなくて済むよ」
「あ、阿央!」
「妹君が楽屋まで呼びに来てくれて、本当助かったよ」
「でしょ? 姐姐を守るには、謝公子に頼るのが一番だってわかっているからね。悔しいけど!」
二人は、なんでもないように会話を続けている。春鶯は、まだ言われていることが信じられないというのに、だ。
楚月との結婚は、春鶯にとっては願ってもない幸運だ。性格は温和で素行よし、見た目もよし、金払いもよし、なにより大事なのは、妹を大切に扱ってくれる点だ。
でも、楚月にとっての自分はどうだろう。宿屋の平凡娘で学力も財もなく、外見も父親似だ。利点が一つだけあるとすれば、お喋り好きという面だけだろう。春鶯は自分に自信が持てない。
「あ、あの、謝公子には、許嫁がいらっしゃるのでは?」
実家がどこにあるのかは聞いていないが、劇団の座長をしているからといって、相手がいないとは限らない。この見た目なら、一人や二人いても不思議ではない。
「いや、いないよ? 俺は次男だし、実家からは勘当されているから問題ない。それより、春鶯は俺でもいい?」
「私には勿体ないですよ!」
不安そうに問いかけられ、春鶯はすぐさま声をあげて反論した。楚月を嫌だという人間は、この世のどこを探してもいない気がする。柔和な雰囲気と、優しさと、収入も絶大にある美男子を振る人間がいるのなら、どこにいるのか教えてほしい。
「そんなことはないよ。君は誰よりも魅力的だ。料理が上手いし、頑張り屋だし、家族を大事にしているし、それから──」
「え、ええと……、あの」
「あのさー、そういうのは二人のときにやってくれない? 話が進まないから!」
どさくさに紛れて口説かれてしまい、戸惑っていると、すかさず央央から突っ込みが入った。楚月は噴き出しながら話題を変えた。
「御父君は何時頃、時間が取れる?」
「お父さんは夜勤中心だから、夕方に起床するよ」
「わかった。では明日、夜公演の前に、結納品を持って顔を出す。それでいいね?」
「え……、うう……あの」
「姐姐。ここで頷かないと、ろくでもない男と結婚させられちゃうよ? それでもいいの?」
「死んでも嫌よ!!」
「でしょ? それなら、謝公子にしときなって。色んな意味で将来安泰でしょ?」
「もう、阿央ったら、なんてことをいうの……」
妹の言葉に呆れていると、そんなやり取りを穏やかに聞いていた楚月が口を開く。
「春鶯の支度は妹君に任せる」
「うん。姉さんを、うんとおめかしさせて待ってるからね!」
央央が張り切って答えると、今度はまた春鶯に向かって話しかけた。
「今夜は遅くなるから、俺を待たずに先に寝ていてほしい」
「……わかりました」
小さく頷き返事をした春鶯に、すぐ隣にいる央央は、これ見よがしに揶揄してくる。
「あれー? なんか、さっそく夫婦っぽい会話に聞こえなーい? まだ結納も交わしてないのに、おかしいなー?」
「阿央!」
「ハハ。それでは、行ってくる」
「……気をつけて」
また口元に笑みを浮かべている央央に肘で突っつかれたので、春鶯は知らんぷりした。成り行きとはいえ、まさか楚月と結納を交わすことになるなんて、絶望から一変するのが早すぎて未だに信じられない。
立ち去る背中を見送ってから、春鶯は申し訳なさそうに口を開く。
「……阿央が好いている相手なのに、私と偽装結婚することになっちゃって、ごめんね」
央央としては面白くないはずだ。楚月と言い争えるほど仲がいいのに、そんな相手と偽りとはいえ結納を交わすのが、他でもない姉ともなると胸中複雑に違いない。罪悪感に苛まれそうになっていると、央央は、不思議そうに大きな目をぱちぱちと瞬かせた。
「へ? 誰が、誰を好いてるって?」
「阿央の意中の相手は、謝公子よね?」
とうとう本人に聞いてしまった。まだ言うつもりはなかったのに、今回ばかりはやむを得ない。
ところが、央央の反応は想像とはまったく異なっていた。
「はあああああ? なんで? ねえ、なんでそうなってるの!?」
央央は心底嫌そうに叫んでいる。一体どういうことなのか。
「あら、違うの?」
「私が気になっているのは琳哥哥だけど?」
「えっ!? そうなの!?」
今度は春鶯が驚く番だった。晋高のことを、兄のように慕って甘えていることには薄々気づいていたが、まさかそれが恋心だったとは、姉だというのに妹の想いを見抜けなかった。
「ねえ……本気で言ってる? さすがに鈍すぎない? 私、結構態度に出していたと思うよ? 手相を見たり、食べさせてもらったり、色々してたじゃない。わざと寝たふりをして、家まで運んでもらってたでしょ」
「え、あのとき、起きてたの?」
「抱き上げられたら起きちゃうよ、さすがに」
十日以上も前に初めて観覧した、月影座の夜公演後。楽屋へお邪魔するなり春鶯が夢中になって筆を滑らせている最中、央央はうっかり寝てしまったことがあった。春鶯は、妹を起こして帰ろうとしたが、弟妹の扱いに慣れているという晋高は、起こさなくていいと抱き上げてくれたのだ。まさか起きていたとは──。
「琳公子のどこに惚れたの?」
「私たち姉妹を前にしても、一切態度を変えないところよ」
晋高の場合は、感情を表に出すことを苦手としていると、楚月から事前に聞いていた。幼い頃から色々な人々を観察し、人相占いを得意とする央央にとっては、あまり感情を出さない、晋高のさり気ない優しさを感じ取っていたのかもしれない。
「でも、それなら謝公子も一緒でしょ?」
しかし、態度を変えないという点ならば、楚月も該当している。外見や生業で判断することはない。秀でた才能と外見を持っていようとも、決して奢り高ぶることもない。
「そうだけど、でも、私とあの人は、いわば同志なんだよ」
「同志……?」
聞き慣れない言葉が、十四歳の口から飛び出した。
「うん。仮面をしているのは、私と同じで外見で嫌な思いをしたことがあるからだろうし、姐姐を好いている面も一緒だから、好きとか嫌いじゃなくて、同志なんだよ。まあ、私の方がいっぱい好きだけどね?」
「す、好いてるって……一体誰が?」
「…………さすがに鈍すぎて心配になるよ」
苦笑しながら言われてしまい、自分はそんなに鈍いのかと衝撃を受けた。
柜台の手前に腰かけながら振り返る。央央の初恋相手だと思い込んでいた楚月とは、ただ意気投合していただけで、恋愛感情もなにもなく、本当に好いていたのは保鏢をしている八つ年上の晋高だった。春鶯が気になっていた楚月ではなかったのだ。
(……阿央の好きな人だと、遠慮しなくてもいいのね……!)
そう考えると、高揚感が増してくる。もうすぐ夕方だというのに、今から買い物でも、町中を全力疾走でも、なんでもできるような気さえしてくる。甘く疼く心の奥に秘めていたものを、無理やり押し込めなくてもいいのだ。かかっていた雲のようなもやもやが一斉に晴れ、清々しい気持ちになった。
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