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第10章 Darkness Voice
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*+†+*――*+†+*
駐車場は最寄りの、今までほぼ毎回来ていた品川のホテル内。
今までは車で来たことはなかったため、初めての駐車場だ。
駐車場に至るまでの間、ひとが見ていなければ、とろりとした熱い視線を絡ませる度にキスをして、あたしの腰に片腕を巻き付かせて微笑んでいた須王。
ひとが見ている時にしようと、色っぽい顔を傾けて近づけさせる須王に、慌てて横に背けた唇までもが啄むように奪われながら、常識を越えて須王に抱き付いて長くキスをしたい衝動に駆られるあたしは、かなり重症かもしれない。
ひとのいない駐車場では、途中足を止めた須王がハーフコートを広げて、あたしを大きな身体ですっぽりと包みながら、耳や首をねっとりとした舌を這わせながら、切なそうにも見えるその顔で微笑み、ゆっくりと角度を変えて舌を絡めてくる。
そしてまたぎゅっとあたしを抱きしめると、震えるような熱いため息を細く長く、あたしの耳元で吐きながら囁いた。
「とりあえず、車に行こう。このままじゃ、ここでお前を抱きたくなるから。お前、ひとを気にするだろう」
ここ、つまり車が沢山ある駐車場で。
「……こ、こんなところなんて、須王は気にならないの?」
「なるわけねぇだろ。心底惚れた女目の前にいて、他のこと考えている余裕なんてあるか。俺はいつも、全力投球でお前を愛している。昔も今も」
「……っ、ちょっ」
須王が茹で蛸のように真っ赤だろうあたしの姿勢を崩し、膝裏を抱えてお姫様抱っこをして歩き出した。
「誰かに見られたら……」
「いいんだって。お前が俺の特別だって誰が見てもわかるだろう。俺は惚れてねぇ女に、こんなことをするほど酔狂じゃねぇから」
「……っ」
「お前、軽いぞ、もっと食え。俺、お前が肥満になっても構わねぇから、とにかく長生きだけしろよ。俺も、長生きする予定だから」
物騒な状況で、須王と長生き出来たら本当に嬉しいね。
あたしの心臓を打ち振るわせる須王と――。
須王は助手席のドアを開けてシートにあたしを押し込んだ。
「ありがとう」
しかしドアを開けたまま、なにかを考えていた須王が、あたしの座席を後ろにずらしてシートを後ろに倒したと思うと、ドアを閉めてあたしの上に跨がり、覆い被さってきたのだった。
「ちょ……」
抵抗の言葉は須王の唇で奪われる。
深く舌を差し込んでくる須王は、ねっとりと舌を動かしてあたしの舌を搦め取って、舌を引き出しては、じゅっと音を立てて吸う。
やがて須王が抜き出した舌先から、ゆっくりとあたしの口腔内につつと落ちる彼の唾液が、あたしの舌だけではなく口の中に満ちてきて、口端から零れそうになって口を閉じかけると、須王が妖艶な眼差しをあたしに落として言う。
「飲めよ」
導かれるようにあたしの喉が動く。ごくりと須王の唾液を嚥下して喉が潤えば、須王があたしの中に浸透したような気分に細胞が奮える。
「いい子だ」
目を細めて艶然と笑う須王に魅入られながら、彼があたしのコートを広げて、薄手の白いセーターをキャミごと一気に捲り上げると、抱き付くようにして背中のホックを外し、大きな掌であたしの左右の乳房を強く弱く揉んでいく。
あたしの胸が須王の掌で形を変えていく様はとても淫靡で、じゅんと身体の中心が熱く疼いてきて、腰が揺れる。
「ん……こ、こんなところで……」
「周りは契約車用の紙がぶら下がっている。それにここらへんは一帯に車がねぇだろう? この車が見えるのは遥か遠くに見える車だけだ。たとえ車が揺れても、あそこからじゃわからねぇ」
「揺れるって……」
「こういうこと」
須王が強く胸を掴んで突出した胸の先端を、口に含む。
「ああああっ」
須王を求めてやまなかった身体はそれだけで反り返るようにして、びくんと大きく反応してしまい、一緒に須王の身体も揺れた。
「……お前、最近頓に感じやすくなってきたよな」
上目遣いでそう嬉しそうに笑いながらも、ぴちゃぴちゃと胸の尖りを舌で揺らしては、唇で引っ張るようにして刺激をしてくる。
「駄目、駄目ぇぇぇっ」
こんなところで駄目だと思う心と、潤んで仕方がない身体を須王にどうにかして貰いたいという心が葛藤する。
しかし情熱的で技巧的な須王の愛撫は、須王の愛を刻まれたあたしの身体にはひとたまりもなくて、すぐに理性がどこかに吹き飛び、もっともっととせがむように淫らに須王の髪を弄って急かしていた。
あたしもずっと、須王が欲しかったのだと思わせるほどの、強い渇望が胸の奥をひりつかせる。
あたし、こんなにいやらしい女だったのかと唖然としつつも、須王に抱かれる悦びに身体が震えてとまらない。
もっと須王の匂いを感じたい。
もっと須王の熱を感じたい。
もっと須王の吐息を感じたい。
狭い空間で須王のベリームスクの匂いが濃厚になっている。
あたしを淫らにさせる、甘ったるい媚香――。
「ああああっ、んん、やああああっ、須王駄目、そこ強く駄目ぇぇぇっ」
「お前の駄目は、もっとということだろう? ……んっ」
囁くような睦言と、あたしのすべてを知る須王の刺激。
胸の頂点から与えられる強い刺激に、須王の頭を抱えたまま嬌声が迸る。
「ひゃぁぁぁあ……ん、は……っ」
「なんだよ、噛んだだけでイッちまったの?」
上目遣いに揶揄の光を灯しながら、欲情しているかのように熱っぽい瞳を須王は寄越してくる。
「い、言わないで……っ」
たまらなくさせる、魅惑的なダークブルーの瞳にぞくぞくがとまらない。
「須王、見ないで……っ」
「どうして?」
「あたし、へんになるっ。胸だけでイッちゃったのに、今度はなにも触られないで、その目だけでまたイッちゃいそう」
すると須王の両目が柔らかく細められた。
「……可愛い。なんでお前はそんなに可愛いわけ?」
「可愛くは……ひゃあああんっ」
胸の先端を強く吸いながら、ダークブルーの髪先を揺らす須王は、片手であたしのスカートを捲りあげ、パンスト越しの太股を撫でる。
「見ているだけでイクって、どれだけ俺のこと好きなの、お前」
やがてその手が内股を滑り、びりびりと大胆にパンストが破られる。
「駄目っ」
「だからお前の駄目は俺を煽るだけなんだって」
あたしの唇を奪い、あたしの口の中に舌をねじ込ませて、あたしの舌を搦め取り、口腔内をいいだけ蹂躙していく。
須王の片手はあたしの胸を強く揉みしだき、反対の手は破いた穴から太股の素肌を撫で上げ、ショーツのクロッチを指で押し込んだ。
くちょくちょといやらしい音がして、かっと顔を熱くさせるあたしを真上からじっと見ていた須王は、あたしの耳の穴に舌先を入れ、指をクロッチの際から中に忍んできて、あたしは思わず身体を反らせた。
「すげぇ濡れてる。びしょびしょじゃねぇか、お前」
耳に囁かれる須王の言葉。
疼いて仕方がなかったその場所に、弱々しい力で静かに触ってくる須王が恨めしくて仕方がない。
引き攣るような息を繰り返す。
「柚、どうしてここ、こんなになったの?」
意地悪な声が鼓膜に押し込まれる。
この上ない艶に満ちた声音で。
「お前のここ、なにを考えてこうなったの?」
須王の指先が、ゆっくりとゆっくりともどかしくてたまらなくなるほどの速度で花芽の周りをくるくると回転するようにしては、花芽を突く。
「ぅんんんんっ」
腰を上げてしまうと、須王は耳朶を甘噛みして言った。
「柚、どうして欲しい?」
「……っ」
「言わねぇと、このままだぞ?」
表面を軽く触るような指使いにイライラする。
もっと理性を壊すほど、激しく攻めてくれればいいのに。
「ゆーず?」
細く息を耳の穴の中に吹きかけてきて、あたしの身体はびくびくと震える。
「柚? どうして欲しいんだ?」
「……っ」
涙目になって、舌の指使いに息を乱すあたしは言った。
「……って」
「ん?」
「触って」
ああ、なんてはしたない。
そう思うのに、須王のフェロモンには逆らえなかった。
この噎せ返るほどの濃厚な香りに、ただあたしは弾け飛んでしまいたくて、焦れていた。
「手で? 舌で?」
「……手っ」
そのもどかしい動きをしている指を望んだというのに。
「どこを?」
「……っ」
「柚ちゃん?」
「……ろ」
「ん?」
「須王と奥まで繋がれる場所」
顔から火が出そうだ。
それなのに―――。
「どこ?」
「……下!」
「舌?」
「ち、違う?」
「ほかにあるか?」
「……~~っ!! 一番……今のあたしが須王が欲しいところ! 言ったら恥ずかしくて死にそうになる場所! 須王がパンストを破った場所っ!」
真っ赤に染まった顔で涙目をして、もうやけくそだった。
「あはははは。ぎりぎり及第点だな。……泣くなって。可愛い奴をいじめたくなるのは、仕方がねぇだろう? 頑張ったご褒美をやるから。な?」
須王は艶笑してあたしの頭をひと撫ですると、身体をずり下げて助手席の足置き場に大きな身体を入れ、あたしの両足を持ち上げるようにして、ショーツごとパンストを引き抜いた。
そして足を大きく開かせると、花園を指でかき混ぜる様を、近づけた顔でじっと覗き込む。
駐車場は最寄りの、今までほぼ毎回来ていた品川のホテル内。
今までは車で来たことはなかったため、初めての駐車場だ。
駐車場に至るまでの間、ひとが見ていなければ、とろりとした熱い視線を絡ませる度にキスをして、あたしの腰に片腕を巻き付かせて微笑んでいた須王。
ひとが見ている時にしようと、色っぽい顔を傾けて近づけさせる須王に、慌てて横に背けた唇までもが啄むように奪われながら、常識を越えて須王に抱き付いて長くキスをしたい衝動に駆られるあたしは、かなり重症かもしれない。
ひとのいない駐車場では、途中足を止めた須王がハーフコートを広げて、あたしを大きな身体ですっぽりと包みながら、耳や首をねっとりとした舌を這わせながら、切なそうにも見えるその顔で微笑み、ゆっくりと角度を変えて舌を絡めてくる。
そしてまたぎゅっとあたしを抱きしめると、震えるような熱いため息を細く長く、あたしの耳元で吐きながら囁いた。
「とりあえず、車に行こう。このままじゃ、ここでお前を抱きたくなるから。お前、ひとを気にするだろう」
ここ、つまり車が沢山ある駐車場で。
「……こ、こんなところなんて、須王は気にならないの?」
「なるわけねぇだろ。心底惚れた女目の前にいて、他のこと考えている余裕なんてあるか。俺はいつも、全力投球でお前を愛している。昔も今も」
「……っ、ちょっ」
須王が茹で蛸のように真っ赤だろうあたしの姿勢を崩し、膝裏を抱えてお姫様抱っこをして歩き出した。
「誰かに見られたら……」
「いいんだって。お前が俺の特別だって誰が見てもわかるだろう。俺は惚れてねぇ女に、こんなことをするほど酔狂じゃねぇから」
「……っ」
「お前、軽いぞ、もっと食え。俺、お前が肥満になっても構わねぇから、とにかく長生きだけしろよ。俺も、長生きする予定だから」
物騒な状況で、須王と長生き出来たら本当に嬉しいね。
あたしの心臓を打ち振るわせる須王と――。
須王は助手席のドアを開けてシートにあたしを押し込んだ。
「ありがとう」
しかしドアを開けたまま、なにかを考えていた須王が、あたしの座席を後ろにずらしてシートを後ろに倒したと思うと、ドアを閉めてあたしの上に跨がり、覆い被さってきたのだった。
「ちょ……」
抵抗の言葉は須王の唇で奪われる。
深く舌を差し込んでくる須王は、ねっとりと舌を動かしてあたしの舌を搦め取って、舌を引き出しては、じゅっと音を立てて吸う。
やがて須王が抜き出した舌先から、ゆっくりとあたしの口腔内につつと落ちる彼の唾液が、あたしの舌だけではなく口の中に満ちてきて、口端から零れそうになって口を閉じかけると、須王が妖艶な眼差しをあたしに落として言う。
「飲めよ」
導かれるようにあたしの喉が動く。ごくりと須王の唾液を嚥下して喉が潤えば、須王があたしの中に浸透したような気分に細胞が奮える。
「いい子だ」
目を細めて艶然と笑う須王に魅入られながら、彼があたしのコートを広げて、薄手の白いセーターをキャミごと一気に捲り上げると、抱き付くようにして背中のホックを外し、大きな掌であたしの左右の乳房を強く弱く揉んでいく。
あたしの胸が須王の掌で形を変えていく様はとても淫靡で、じゅんと身体の中心が熱く疼いてきて、腰が揺れる。
「ん……こ、こんなところで……」
「周りは契約車用の紙がぶら下がっている。それにここらへんは一帯に車がねぇだろう? この車が見えるのは遥か遠くに見える車だけだ。たとえ車が揺れても、あそこからじゃわからねぇ」
「揺れるって……」
「こういうこと」
須王が強く胸を掴んで突出した胸の先端を、口に含む。
「ああああっ」
須王を求めてやまなかった身体はそれだけで反り返るようにして、びくんと大きく反応してしまい、一緒に須王の身体も揺れた。
「……お前、最近頓に感じやすくなってきたよな」
上目遣いでそう嬉しそうに笑いながらも、ぴちゃぴちゃと胸の尖りを舌で揺らしては、唇で引っ張るようにして刺激をしてくる。
「駄目、駄目ぇぇぇっ」
こんなところで駄目だと思う心と、潤んで仕方がない身体を須王にどうにかして貰いたいという心が葛藤する。
しかし情熱的で技巧的な須王の愛撫は、須王の愛を刻まれたあたしの身体にはひとたまりもなくて、すぐに理性がどこかに吹き飛び、もっともっととせがむように淫らに須王の髪を弄って急かしていた。
あたしもずっと、須王が欲しかったのだと思わせるほどの、強い渇望が胸の奥をひりつかせる。
あたし、こんなにいやらしい女だったのかと唖然としつつも、須王に抱かれる悦びに身体が震えてとまらない。
もっと須王の匂いを感じたい。
もっと須王の熱を感じたい。
もっと須王の吐息を感じたい。
狭い空間で須王のベリームスクの匂いが濃厚になっている。
あたしを淫らにさせる、甘ったるい媚香――。
「ああああっ、んん、やああああっ、須王駄目、そこ強く駄目ぇぇぇっ」
「お前の駄目は、もっとということだろう? ……んっ」
囁くような睦言と、あたしのすべてを知る須王の刺激。
胸の頂点から与えられる強い刺激に、須王の頭を抱えたまま嬌声が迸る。
「ひゃぁぁぁあ……ん、は……っ」
「なんだよ、噛んだだけでイッちまったの?」
上目遣いに揶揄の光を灯しながら、欲情しているかのように熱っぽい瞳を須王は寄越してくる。
「い、言わないで……っ」
たまらなくさせる、魅惑的なダークブルーの瞳にぞくぞくがとまらない。
「須王、見ないで……っ」
「どうして?」
「あたし、へんになるっ。胸だけでイッちゃったのに、今度はなにも触られないで、その目だけでまたイッちゃいそう」
すると須王の両目が柔らかく細められた。
「……可愛い。なんでお前はそんなに可愛いわけ?」
「可愛くは……ひゃあああんっ」
胸の先端を強く吸いながら、ダークブルーの髪先を揺らす須王は、片手であたしのスカートを捲りあげ、パンスト越しの太股を撫でる。
「見ているだけでイクって、どれだけ俺のこと好きなの、お前」
やがてその手が内股を滑り、びりびりと大胆にパンストが破られる。
「駄目っ」
「だからお前の駄目は俺を煽るだけなんだって」
あたしの唇を奪い、あたしの口の中に舌をねじ込ませて、あたしの舌を搦め取り、口腔内をいいだけ蹂躙していく。
須王の片手はあたしの胸を強く揉みしだき、反対の手は破いた穴から太股の素肌を撫で上げ、ショーツのクロッチを指で押し込んだ。
くちょくちょといやらしい音がして、かっと顔を熱くさせるあたしを真上からじっと見ていた須王は、あたしの耳の穴に舌先を入れ、指をクロッチの際から中に忍んできて、あたしは思わず身体を反らせた。
「すげぇ濡れてる。びしょびしょじゃねぇか、お前」
耳に囁かれる須王の言葉。
疼いて仕方がなかったその場所に、弱々しい力で静かに触ってくる須王が恨めしくて仕方がない。
引き攣るような息を繰り返す。
「柚、どうしてここ、こんなになったの?」
意地悪な声が鼓膜に押し込まれる。
この上ない艶に満ちた声音で。
「お前のここ、なにを考えてこうなったの?」
須王の指先が、ゆっくりとゆっくりともどかしくてたまらなくなるほどの速度で花芽の周りをくるくると回転するようにしては、花芽を突く。
「ぅんんんんっ」
腰を上げてしまうと、須王は耳朶を甘噛みして言った。
「柚、どうして欲しい?」
「……っ」
「言わねぇと、このままだぞ?」
表面を軽く触るような指使いにイライラする。
もっと理性を壊すほど、激しく攻めてくれればいいのに。
「ゆーず?」
細く息を耳の穴の中に吹きかけてきて、あたしの身体はびくびくと震える。
「柚? どうして欲しいんだ?」
「……っ」
涙目になって、舌の指使いに息を乱すあたしは言った。
「……って」
「ん?」
「触って」
ああ、なんてはしたない。
そう思うのに、須王のフェロモンには逆らえなかった。
この噎せ返るほどの濃厚な香りに、ただあたしは弾け飛んでしまいたくて、焦れていた。
「手で? 舌で?」
「……手っ」
そのもどかしい動きをしている指を望んだというのに。
「どこを?」
「……っ」
「柚ちゃん?」
「……ろ」
「ん?」
「須王と奥まで繋がれる場所」
顔から火が出そうだ。
それなのに―――。
「どこ?」
「……下!」
「舌?」
「ち、違う?」
「ほかにあるか?」
「……~~っ!! 一番……今のあたしが須王が欲しいところ! 言ったら恥ずかしくて死にそうになる場所! 須王がパンストを破った場所っ!」
真っ赤に染まった顔で涙目をして、もうやけくそだった。
「あはははは。ぎりぎり及第点だな。……泣くなって。可愛い奴をいじめたくなるのは、仕方がねぇだろう? 頑張ったご褒美をやるから。な?」
須王は艶笑してあたしの頭をひと撫ですると、身体をずり下げて助手席の足置き場に大きな身体を入れ、あたしの両足を持ち上げるようにして、ショーツごとパンストを引き抜いた。
そして足を大きく開かせると、花園を指でかき混ぜる様を、近づけた顔でじっと覗き込む。
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