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第三章
タイトル詐欺というより詐称だな
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「うぅっ…ぐすッ……んでな?エトラのやつがな?いっつもいっつも馬鹿にするんじゃ……。ワシは胸が無いじゃろ?べ、別に全くないとかそういうわけじゃないんじゃ……」
「うんそうだな」
「んでな?……エグっ…アイツはメチャメチャデカイんじゃ……。それで、それで……それでいっつもいっつもおおおおお」
「おーおー落ち着けーはいどーどーどーどー」
「うにゃあ……」
アレからなんだかんだあってコイツが発狂するたびに頭を撫でて宥めるというのをかれこれ二時間ほど繰り返してる。
今では俺の膝の上に頭をおいて号泣している。
具体的には逆膝枕だ。
ぶっちゃけ面倒になってはいるんだが……。
コイツの髪の毛がサラサラで触り心地がメチャメチャ良いんだわ。
だからまあいっかと思って撫でているわけだ。
「あーところでさーそろそろ俺をここに呼んだ理由を知りたいなーなんて……」
「……そうじゃった!こんなことをしてる場合じゃないわ!」
慌てて立ち上がるヘトリー。
ちゃぶ台に足を引っ掛けてすっ転ぶ。
「んぎゃっ!!」
うーわいったっそー。
「ふぅふぅ……あー…ごほん。ではワシがなぜお主を呼んだのかと言うとじゃ」
「はい」
「お主の魂を元の身体に戻すためじゃ」
「ふーん。…………ハアッ?!戻れんの?!」
「戻せるぞ。大体からしてお主は死んどらんからの。肉体はまだ残っておる」
「えー……」
なにそれー……。
この小説の名前全否定じゃんか……。
転生してねーんだもん……。
「つかさ、俺なんで死んだ……あ、死んでねーのか。あーいやもう面倒だ。死んだ理由って何?」
「……知りたい?」
「なんだそれ。なんかアレな死に方したの?」
「まぁ……いや……んー……どーしても…って言うなら……」
「せっかくだしな」
「忘れたほうがいいということも……あるんじゃぞ?」
「逆にそこまで言われると気になってしょうがねえよ。どうせ記憶がないからほとんど他人事だろ。自分事だけど。いいから聞かせろ」
「しょうがないのぉ。後悔するんじゃないぞ」
*****
地球の日本という場所に佐藤和樹という普通の男がいた。
そんな和樹には幼馴染が二人いた。
一人は見た目もイケメンでなんでもできるスーパーマン、名を小鳥遊恭介。
一人はモデル並みの体型の超絶美人、名を小鳥遊花梨、恭介の妹だ。
そんな二人に挟まれた和樹は少し卑屈になりつつもまあそれなりに育っていた。
高校生の時、和樹は花梨に告白をした。
まあ、駄目だったわけだが、理由がキツかった。
花梨は恭介に好意を抱いていたのだ。
だが、苗字でわかる通り、二人は兄妹である。
しかも義理ではなく、正真正銘血の繋がった兄妹だ。
そして、花梨は和樹こそを兄のように慕っていた。
そのことを和樹は知りつつも、男として見て欲しくて告白した。
結果、和樹は振られた上、花梨が和樹に対して余所余所しい態度を取り始めたたため、それに耐えられなくなった和樹は大学からは地元を離れた。
そして、成人式のために戻ってきた和樹は恭介と花梨久しぶりに会った。
二人はやはり成長しても見目麗しく、和樹は引け目を感じていたが、何も思っていないかのように振る舞い、二人はそれを喜んだ。
だが、その日の夜、恭介の部屋で二人で飲んでいたときの事だ。
和樹は恭介が同時進行で三人の女性と付き合っていて、しかもその中に花梨が入っていないことを知った。
恭介は花梨が昔から自分のことを男として見てることは知っていたが、それに応えられないから、わざと目の前で見せびらかすように女を侍らしていたのだ。
一応言っておくか、恭介はその三人を別に蔑ろにしていたわけじゃない。
ちゃんとハーレムとして三人を愛していたのは本当だ。
だが、花梨の気持ちは応えられないし、正直少し気持ち悪いとさえ思っている。
だから花梨に諦めてほしくてそういうことをしていたのだ。
そう言った恭介のことを和樹は初めて殴った。
そして、去ろうとした時、部屋に花梨が飛び込んできた。
部屋の前で恭介達の話を聞いていたのだ。
飛び込んできた花梨の手には包丁があった。
そして、発狂しながら恭介に襲いかかった時、あろうことか恭介は、たまたま近くにいた和樹の後ろに隠れたのだ。
そしてそのまま、花梨は和樹のことを刺してしまった。
そこで我に返ったのだろう。
花梨はその場で号泣しながら、謝りながら花梨は自分に包丁を刺そうとした。
そこで刺さる直前、体をねじ込んでまた和樹に刺さった。
今度は刺さったまま、その包丁を持った和樹は、その場に血文字で『落ち着け』と書いて気絶した。
恭介は花梨を叱咤して、すぐに救急車を呼び、花梨は警察に自首した。
和樹はその後意識不明の植物人間状態だ。
まさに生きてるだけ。
まるで魂がないかのように。
*****
「全く覚えていねえが、とりあえずなんで物語風?」
「わかりやすいかなぁと思っての」
「まあノジャノジャ言われるよりはわかりやすいけどよ」
マジかぁ……。
俺そんな死に方したんかぁ……。
いや死んでねぇけど……。
「んで二人はどうなってんの?」
「恭介はお主を盾にしたことに罪悪感を抱いて意気消沈、軽い鬱病状態じゃな。花梨はお前を刺してしまったことにやはり罪悪感を抱いて、心を閉ざしとる。誰が何を言っても反応せん状態じゃ」
「うわぁ……。つか、俺の両親は?」
「お主の両親は花梨のことを訴えないと言っておるぞ。お主はきっと怒っておらんだろうからとな。そして、毎日代わる代わるお主の見舞いじゃ」
「父ちゃん、母ちゃん、俺、異世界で元気にやってるよ」
「お主、自分の両親のことをそんな呼び方しとらんかったぞ」
「え、なんて呼んでたの?」
「父上、母上」
「黙れ平たいタマムシ」
「なんじゃと?!」
「嘘だってのがバレバレなんだよ」
うーん……。
こりゃ向こうに戻ったほうがいいのか?
でもなぁ……。
「こっちとあっちで行ったり来たりできればいんだけどなぁ」
「できるぞ」
「できるの?!」
そんなご都合主義な展開が?!
「正確には魂がじゃがな」
「どゆこと?」
「パストの身体から魂をここに呼び出して、こっから和樹の身体に入れ直すんじゃが、逆も可能ってことじゃ」
「なるほど。んで時差とかは?」
「んー……あるにはあるんじゃが……まあそれは後で話そう。少し説明が長くなるからの」
「ふーん。つか今更だけどここって何処なの?」
「ここは神界じゃ」
神界ですかなるほどなるほど……。
さっきからなるほどばっか言ってんな俺。
「つかなんでお前、俺に色々してくれるの?俺がアルテにいるのは自分のミスだからバレたくないとか?」
そう言うとヘトリーは目をそらした。
やっぱな。
「ま、今はいいや。それでここに来るにはどうしたらいい?」
「ここを思い浮かべて転移魔法を使えばよい。最初は自動で発動するようになっておったが、今は任意でここに来れるようなっとるぞ」
「便利なこって。さすがは神」
そう言うとない胸を思いっきり張ってドヤ顔してきた。
ウザッ。
「うんそうだな」
「んでな?……エグっ…アイツはメチャメチャデカイんじゃ……。それで、それで……それでいっつもいっつもおおおおお」
「おーおー落ち着けーはいどーどーどーどー」
「うにゃあ……」
アレからなんだかんだあってコイツが発狂するたびに頭を撫でて宥めるというのをかれこれ二時間ほど繰り返してる。
今では俺の膝の上に頭をおいて号泣している。
具体的には逆膝枕だ。
ぶっちゃけ面倒になってはいるんだが……。
コイツの髪の毛がサラサラで触り心地がメチャメチャ良いんだわ。
だからまあいっかと思って撫でているわけだ。
「あーところでさーそろそろ俺をここに呼んだ理由を知りたいなーなんて……」
「……そうじゃった!こんなことをしてる場合じゃないわ!」
慌てて立ち上がるヘトリー。
ちゃぶ台に足を引っ掛けてすっ転ぶ。
「んぎゃっ!!」
うーわいったっそー。
「ふぅふぅ……あー…ごほん。ではワシがなぜお主を呼んだのかと言うとじゃ」
「はい」
「お主の魂を元の身体に戻すためじゃ」
「ふーん。…………ハアッ?!戻れんの?!」
「戻せるぞ。大体からしてお主は死んどらんからの。肉体はまだ残っておる」
「えー……」
なにそれー……。
この小説の名前全否定じゃんか……。
転生してねーんだもん……。
「つかさ、俺なんで死んだ……あ、死んでねーのか。あーいやもう面倒だ。死んだ理由って何?」
「……知りたい?」
「なんだそれ。なんかアレな死に方したの?」
「まぁ……いや……んー……どーしても…って言うなら……」
「せっかくだしな」
「忘れたほうがいいということも……あるんじゃぞ?」
「逆にそこまで言われると気になってしょうがねえよ。どうせ記憶がないからほとんど他人事だろ。自分事だけど。いいから聞かせろ」
「しょうがないのぉ。後悔するんじゃないぞ」
*****
地球の日本という場所に佐藤和樹という普通の男がいた。
そんな和樹には幼馴染が二人いた。
一人は見た目もイケメンでなんでもできるスーパーマン、名を小鳥遊恭介。
一人はモデル並みの体型の超絶美人、名を小鳥遊花梨、恭介の妹だ。
そんな二人に挟まれた和樹は少し卑屈になりつつもまあそれなりに育っていた。
高校生の時、和樹は花梨に告白をした。
まあ、駄目だったわけだが、理由がキツかった。
花梨は恭介に好意を抱いていたのだ。
だが、苗字でわかる通り、二人は兄妹である。
しかも義理ではなく、正真正銘血の繋がった兄妹だ。
そして、花梨は和樹こそを兄のように慕っていた。
そのことを和樹は知りつつも、男として見て欲しくて告白した。
結果、和樹は振られた上、花梨が和樹に対して余所余所しい態度を取り始めたたため、それに耐えられなくなった和樹は大学からは地元を離れた。
そして、成人式のために戻ってきた和樹は恭介と花梨久しぶりに会った。
二人はやはり成長しても見目麗しく、和樹は引け目を感じていたが、何も思っていないかのように振る舞い、二人はそれを喜んだ。
だが、その日の夜、恭介の部屋で二人で飲んでいたときの事だ。
和樹は恭介が同時進行で三人の女性と付き合っていて、しかもその中に花梨が入っていないことを知った。
恭介は花梨が昔から自分のことを男として見てることは知っていたが、それに応えられないから、わざと目の前で見せびらかすように女を侍らしていたのだ。
一応言っておくか、恭介はその三人を別に蔑ろにしていたわけじゃない。
ちゃんとハーレムとして三人を愛していたのは本当だ。
だが、花梨の気持ちは応えられないし、正直少し気持ち悪いとさえ思っている。
だから花梨に諦めてほしくてそういうことをしていたのだ。
そう言った恭介のことを和樹は初めて殴った。
そして、去ろうとした時、部屋に花梨が飛び込んできた。
部屋の前で恭介達の話を聞いていたのだ。
飛び込んできた花梨の手には包丁があった。
そして、発狂しながら恭介に襲いかかった時、あろうことか恭介は、たまたま近くにいた和樹の後ろに隠れたのだ。
そしてそのまま、花梨は和樹のことを刺してしまった。
そこで我に返ったのだろう。
花梨はその場で号泣しながら、謝りながら花梨は自分に包丁を刺そうとした。
そこで刺さる直前、体をねじ込んでまた和樹に刺さった。
今度は刺さったまま、その包丁を持った和樹は、その場に血文字で『落ち着け』と書いて気絶した。
恭介は花梨を叱咤して、すぐに救急車を呼び、花梨は警察に自首した。
和樹はその後意識不明の植物人間状態だ。
まさに生きてるだけ。
まるで魂がないかのように。
*****
「全く覚えていねえが、とりあえずなんで物語風?」
「わかりやすいかなぁと思っての」
「まあノジャノジャ言われるよりはわかりやすいけどよ」
マジかぁ……。
俺そんな死に方したんかぁ……。
いや死んでねぇけど……。
「んで二人はどうなってんの?」
「恭介はお主を盾にしたことに罪悪感を抱いて意気消沈、軽い鬱病状態じゃな。花梨はお前を刺してしまったことにやはり罪悪感を抱いて、心を閉ざしとる。誰が何を言っても反応せん状態じゃ」
「うわぁ……。つか、俺の両親は?」
「お主の両親は花梨のことを訴えないと言っておるぞ。お主はきっと怒っておらんだろうからとな。そして、毎日代わる代わるお主の見舞いじゃ」
「父ちゃん、母ちゃん、俺、異世界で元気にやってるよ」
「お主、自分の両親のことをそんな呼び方しとらんかったぞ」
「え、なんて呼んでたの?」
「父上、母上」
「黙れ平たいタマムシ」
「なんじゃと?!」
「嘘だってのがバレバレなんだよ」
うーん……。
こりゃ向こうに戻ったほうがいいのか?
でもなぁ……。
「こっちとあっちで行ったり来たりできればいんだけどなぁ」
「できるぞ」
「できるの?!」
そんなご都合主義な展開が?!
「正確には魂がじゃがな」
「どゆこと?」
「パストの身体から魂をここに呼び出して、こっから和樹の身体に入れ直すんじゃが、逆も可能ってことじゃ」
「なるほど。んで時差とかは?」
「んー……あるにはあるんじゃが……まあそれは後で話そう。少し説明が長くなるからの」
「ふーん。つか今更だけどここって何処なの?」
「ここは神界じゃ」
神界ですかなるほどなるほど……。
さっきからなるほどばっか言ってんな俺。
「つかなんでお前、俺に色々してくれるの?俺がアルテにいるのは自分のミスだからバレたくないとか?」
そう言うとヘトリーは目をそらした。
やっぱな。
「ま、今はいいや。それでここに来るにはどうしたらいい?」
「ここを思い浮かべて転移魔法を使えばよい。最初は自動で発動するようになっておったが、今は任意でここに来れるようなっとるぞ」
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