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1部:1年生
第11話
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明日から俺の通ってる高校は夏休みに入る。その前に俺にはしたいことがあった。
(晃成に、上谷さんに告られたって言わなきゃだよな…)
俺は、この前上谷さんに告白された。告白よりもセフレになってほしい発言しか覚えてないけど。正直、晃成とくっつくのが一番平和でいいと思うんだけど、この世界エロゲだからなぁ…。俺のこと好きなままな気でいる気がする。だからこそ俺は晃成に、しっかりとこのことを打ち明けることにした。
「晃成。学校の帰り、駅前のファストフード店で話したいことがあるんだけど時間平気?」
「え?なんで、そんな堅っ苦しいの?全然いいけど、俺金欠だからファミレスでもいい?」
正直俺は話せればどこでも良かったので、ファミレスでもどこでも良かった。ファミレスについた俺らは、とりあえずドリンクバーだけ頼んだ。きっと、なんか言いたいことがあって、緊張しているっていうことは晃成には伝わっているだろう。
「晃成には良くない話なんだけど、友達として俺は話しておきたいことがあるんだ」
「お、おう。そんなヤバいことなの?なんか俺まで緊張してきたんだけど」
晃成は笑いながら若干そわそわしてたけど、俺からしたらせっかくの高校生活でできた最高の友達を失うかもしれないのだ。緊張もするし、手も震えていた。
「この前にあったことで、ずっと晃成に言おうかどうか悩んでた。実は俺…上谷さんに告白されたんだ」
「は、…え?告白された?え、おめでとー…」
晃成からは気の抜けた声でおめでとーと言われたが、しっかり断ったことも伝えなければならない。
「けど、俺は西野さんが好きだし断った」
俺は晃成になんて言われるか不安で、俯いてるしか出来なかった。おっさんの俺にはこんなに仲の良い友達なんていなかったから、なんて言われるか想像もつかなかった。
「そう、だよな。…いや、失恋かー…正直すぐ、受け入れられない。けどこれが原因でお前を嫌いになったりとかはしない。けどむかつくから今食う分はおごれよ!!」
晃成からの返答は思ったものとは違い、今回のことを責められるようなことではなかった。
「晃成…やっぱお前かっこいいな。俺ほんといい友達もったわ、泣きそう」
「はぁ?泣きたいのは俺の方だわ!知らないうちに上谷さんに振られてるし…けど、和樹が悪いわけじゃないし…とりあえず今は食って気紛らわす!!」
なんて良い奴なんだ。俺だったら若干どころか、俺の方が好きなのに…とか思って恨むぞ。いや、俺の性格が悪いだけか?そんなことないと思う。誰しも好きな相手に振り向いてもらいたいって思うはず。
(落ちこんでるはずなのに、明るく振る舞えるなんて晃成はすごいな…)
その日は、晃成がメインもデザートも食べまくったせいで、会計が5000円を超えた。この店でこんなに食うことできるんだ…っていう衝撃しかなかった。
------------------------------------
夏休みになり、バイトも多くシフトを入れ朝から出ていた日だ。
「皆~、今日の夕方から新しい子来るからそのつもりでいてね~」
店長の言葉に、頭の上にはてなが浮かぶ。
(新しく入る?人数も足りてるし、新しいバイト雇わない、って店長こないだ言ってなかったか?)
「今うちでは新規の子取らないって一回断ったんだけど、どうしてもって言われちゃったんだよね。なんでうちみたいな時給そんな高くもないところでわざわざバイトするんだろうって考えたんだけど、学校も学校だし、しっかりしてそうな子だったから俺もいいかなって思っちゃった。広瀬さんっていう女の子だから皆仲良くしてあげてね~」
学校がしっかりしてて、ここのカラオケで猛烈に働きたい女の子。…前説教した子ルートか?たしかお嬢様学校に通ってたっていうのは覚えてる。2ヶ月くらい前のことだし何も覚えてない。やばい、どうしよう。エロゲルート突入か!?
(名前覚えてねーよ!広瀬さんなんて名前だったっけ!?)
夕方になり、広瀬さんという子が来た。暗い髪色にリップだけ塗ったような化粧で、前に説教した不良女子高生という風貌ではなく、俺は安心した。
「広瀬梨子です。今日からよろしくお願いいたします。それから、あなたには私の人生を更生してもらえて正しい方向に進むことができたと思っているので感謝しています。その際はありがとうございました」
「え、田中君、広瀬さんとなんか関係あんの~?店長気になっちゃう!!」
「何もないです。気にしないでください」
さすがにバイト中になんかしかける、ていうことはないと思いたいけどここはエロゲの世界だ。何が起こるかわからない。広瀬さんの登場によって、俺はバイト先でも安寧を失ったのだ。
(晃成に、上谷さんに告られたって言わなきゃだよな…)
俺は、この前上谷さんに告白された。告白よりもセフレになってほしい発言しか覚えてないけど。正直、晃成とくっつくのが一番平和でいいと思うんだけど、この世界エロゲだからなぁ…。俺のこと好きなままな気でいる気がする。だからこそ俺は晃成に、しっかりとこのことを打ち明けることにした。
「晃成。学校の帰り、駅前のファストフード店で話したいことがあるんだけど時間平気?」
「え?なんで、そんな堅っ苦しいの?全然いいけど、俺金欠だからファミレスでもいい?」
正直俺は話せればどこでも良かったので、ファミレスでもどこでも良かった。ファミレスについた俺らは、とりあえずドリンクバーだけ頼んだ。きっと、なんか言いたいことがあって、緊張しているっていうことは晃成には伝わっているだろう。
「晃成には良くない話なんだけど、友達として俺は話しておきたいことがあるんだ」
「お、おう。そんなヤバいことなの?なんか俺まで緊張してきたんだけど」
晃成は笑いながら若干そわそわしてたけど、俺からしたらせっかくの高校生活でできた最高の友達を失うかもしれないのだ。緊張もするし、手も震えていた。
「この前にあったことで、ずっと晃成に言おうかどうか悩んでた。実は俺…上谷さんに告白されたんだ」
「は、…え?告白された?え、おめでとー…」
晃成からは気の抜けた声でおめでとーと言われたが、しっかり断ったことも伝えなければならない。
「けど、俺は西野さんが好きだし断った」
俺は晃成になんて言われるか不安で、俯いてるしか出来なかった。おっさんの俺にはこんなに仲の良い友達なんていなかったから、なんて言われるか想像もつかなかった。
「そう、だよな。…いや、失恋かー…正直すぐ、受け入れられない。けどこれが原因でお前を嫌いになったりとかはしない。けどむかつくから今食う分はおごれよ!!」
晃成からの返答は思ったものとは違い、今回のことを責められるようなことではなかった。
「晃成…やっぱお前かっこいいな。俺ほんといい友達もったわ、泣きそう」
「はぁ?泣きたいのは俺の方だわ!知らないうちに上谷さんに振られてるし…けど、和樹が悪いわけじゃないし…とりあえず今は食って気紛らわす!!」
なんて良い奴なんだ。俺だったら若干どころか、俺の方が好きなのに…とか思って恨むぞ。いや、俺の性格が悪いだけか?そんなことないと思う。誰しも好きな相手に振り向いてもらいたいって思うはず。
(落ちこんでるはずなのに、明るく振る舞えるなんて晃成はすごいな…)
その日は、晃成がメインもデザートも食べまくったせいで、会計が5000円を超えた。この店でこんなに食うことできるんだ…っていう衝撃しかなかった。
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夏休みになり、バイトも多くシフトを入れ朝から出ていた日だ。
「皆~、今日の夕方から新しい子来るからそのつもりでいてね~」
店長の言葉に、頭の上にはてなが浮かぶ。
(新しく入る?人数も足りてるし、新しいバイト雇わない、って店長こないだ言ってなかったか?)
「今うちでは新規の子取らないって一回断ったんだけど、どうしてもって言われちゃったんだよね。なんでうちみたいな時給そんな高くもないところでわざわざバイトするんだろうって考えたんだけど、学校も学校だし、しっかりしてそうな子だったから俺もいいかなって思っちゃった。広瀬さんっていう女の子だから皆仲良くしてあげてね~」
学校がしっかりしてて、ここのカラオケで猛烈に働きたい女の子。…前説教した子ルートか?たしかお嬢様学校に通ってたっていうのは覚えてる。2ヶ月くらい前のことだし何も覚えてない。やばい、どうしよう。エロゲルート突入か!?
(名前覚えてねーよ!広瀬さんなんて名前だったっけ!?)
夕方になり、広瀬さんという子が来た。暗い髪色にリップだけ塗ったような化粧で、前に説教した不良女子高生という風貌ではなく、俺は安心した。
「広瀬梨子です。今日からよろしくお願いいたします。それから、あなたには私の人生を更生してもらえて正しい方向に進むことができたと思っているので感謝しています。その際はありがとうございました」
「え、田中君、広瀬さんとなんか関係あんの~?店長気になっちゃう!!」
「何もないです。気にしないでください」
さすがにバイト中になんかしかける、ていうことはないと思いたいけどここはエロゲの世界だ。何が起こるかわからない。広瀬さんの登場によって、俺はバイト先でも安寧を失ったのだ。
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