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えくすとら

【小ネタ】ついったー再録詰め。2

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Twitterで流れてきたネタとかに触発されてちらほら呟いていたものをまとめました。リハビリついでに呟いてみていたものなのでオチとかない。

もしかしたら投稿済みの話の合間にあったかもしれない色々。

+ + + + + +


●『リアル恋愛ゲーフラグを切実に折りたい同盟結んでみました。』あたりであったかもしれない会話


「さて、偽装恋人契約が完了したわけですが」

「言葉の響きがなんかアレだよね」

「それは仕方ない。偽装恋人するにあたって、いろいろ設定詰めといた方がいいと思うわけだ」

「設定っていうと……どういうきっかけで知り合ったとかそういう?」

「そういう。あと、どういうスタンスの恋人やるかとか」

「スタンス?」

「ほら、バカップルだとか過干渉なし自主性を重んじるとかあるだろ」

「言いたいことは分かるけど、とりあえずバカップルって結構死語では」

「通じてるからよし」

「まあいいけど。……うーん、あんまり演じるのが負担になってもアレだし……かといって恋人っぽく見られないと牽制にならないし……」

「まあまずは公言して反応見るところからだけどさ、いつ何時何が起こるかわかんないだろ。とりあえず決めとくに越したことはないと思うんだよな」

「それは同意だけど。さっきの『過干渉なし、自主性を重んじる』が理想っちゃ理想だけど、それだと牽制弱いかなぁ」

「だからってあからさまにベタベタするような濃い演技は無理だろ。俺もあんたも」

「っていうか多分そっちのが不自然に思われそう。無難に清いオツキアイ演じるのがいいかなー」

「まあ牽制の部分は不自然じゃない程度にコイビトっぽいところ見せつければいいんじゃね?」

「コイビトっぽいところって?」

「あー……名前呼びとか?」

「ああ、なるほど……。参考に聞くけど、普段から名前で呼んでる人いる?」

「いないな、二次元以外には。あんたは?」

「いないよ。コミュ障にそんな相手ができたらびっくりだよ」

「というかあんたのキャラ的に、そんな相手ができたら恋人確定だろ」

「その通りだけど既に見透かされてる感がなんか悔しい」

「っつーかこの歳になれば名前呼びってそうそう無いもんだろーし、あんたがわかりやすいわけじゃないって」

「それでもなんか悔しい……」

「……まあ同士なんだし、わりとお互い見透かすことになるような予感がするからとりあえず置いとけ」

「わかった置いとく」

「とりあえず名前呼び合うのは決定な。一番わかりやすいし」

「いいよー」

「咄嗟に名前が出てくるようにしとかないとなー。でもそもそも名字もろくに呼んでないから大丈夫か」

「そうだね、そもそも出会って一日も経ってないからね」

「そういえばそうだな……全然そんな気がしないが」

「しないね。前世からの仲でもおかしくないくらいにね。ありえないけど」

「顔前世から引き継ぎで、俺もあんたも面識ないもんな。ないな」

「ないね。でもいろんな意味で唯一っぽい同士だからね」

「シンパシーってやつだな」

「だね」




(偽装恋人として名前を呼び合う過程を書こうと思ったら、練習しなくても呼べるわーって言い出したっていう。多分実際呼び合ってみたら「なにこれ」「なんだこれ」「なんか…照れるね?」「言うな。なんか恥ずかしくなってきたから」って前世今世の恋愛スキルの低さ(恋愛経験のなさ?)を露呈させる会話をする)





●携帯の登録名について


「携帯の登録名も彼氏彼女っぽくした方がいいか?」

「携帯の中身見られるイベントがそうそう起こるとは思えないけど、念には念を入れておく?」

「っつーか他人の携帯の中身勝手に見るとかただの犯罪者だよな」

「ものすごい摩訶不思議な偶然で見られる可能性についても……ちょっと無理があるか」

「どんな偶然だよ」

「まあでもちょうど着信の時に本人以外が居合わせるというのはなんかわりと王道のような」

「それでも画面まで見えるのって結構難しいシチュエーションだろ」

「確かに。君も私もうっかり誰が見るかもわからない場所に放置とかしないタイプだもんね」

「落とすとかならありえるか……? とりあえず登録名だ登録名。どうするよ」

「恋人同士っぽい登録名……ってどんなだろう」

「それがわかれば苦労はしない。バカップルだとサムイあだ名とかだろ多分」

「~たん(はーと)とかそういう?」

「そういう。まあ…無理だな」

「無理だね。あまりにもキャラじゃないね。鳥肌立った」

「俺も。パッと見コイビトっぽい登録名って何気にハードル高いな?」

「無難に名前だけ、とかでいいんじゃない? ちなみに私は基本フルネーム登録、人によっては敬称つきだからそれでも結構特別感出る気がする」

「俺も女子はさん付けで登録してるし、それでいいか」

「じゃあ名前登録ということで。ちなみにお姉さんはなんて?」

「そのまんま。『姉さん』」

「なるほど」



(恋人っぽい登録名についていろいろ考えたけど、下手に変なふうに凝ると登録名が浮くので無難に落ち着いた模様)




●彼女とイケメンの連絡先について


「そういやあんた、周囲のイケメン様たちと連絡先交換してんのな。なんか意外だった」

「やむにやまれぬ事情があってね……」

「すごい勢いで目が死んだけど何があった」

「イベントという名の強制力が、」

「みなまで言うな」

「交換なんてしたくなかったよこわいよイケメンの連絡先持ってるとかやっかまれ要素じゃん……特に誰にでもいい顔してる系じゃない人のとか怖すぎてやだよ。レア度高い連絡先とかマジこわい」

「切実だな」

「でもイベントの流れが拒否を許してくれないんだよどうしようもないんだよ……」

「話題振った俺が悪かったから落ち着け。トラウマ掘り起こして悪かったから涙目になるな」

「コミュ障には自分の連絡先を教えるっていう行為自体がストレスなんだよ殺す気なの」

「追い詰められすぎだろ……。あっちから頻繁に連絡来るとかじゃないんだろ?」

「ひとりひとりの頻度はそうでもなくても、人数居ると誰かしらからは来るよね連絡……。あとマメさに定評のあるチャラい系男子からは実にマメにメールが来ます」

「そ、そうか……なんだ、とりあえず頑張れ。耐えろ。いつかフラグは折れる」

「折れるのかな……?」

「そこは俺も最近ちょっと自信はないが希望を捨てたら終わりだろ」

「そうだね……」

「俺の方、束縛系彼氏に設定チェンジして、アドレス消す方向に持ってってもいいけど」

「かけ離れたキャラ性を付加すると無理が出るからやめようって話になったじゃん。いいよ今まで耐えられたんだから耐えるよ……」



(連絡先交換って避けられない運命だよねっていう話)




●『続・誕生日の話。』の中であったかもしれない会話


「そういえばその頑丈そうなクーラーボックス何?」

「朝飯と昼飯とケーキ」

「えっ」

「朝飯は、どうせろくに食べてねーだろうと思ったから、サンドイッチ。特に凝ってもないやつだけど別にいいだろ。昼飯はあんたの好物わかるだけ詰めてきた。ケーキはそのまんま、バースデーケーキだ」

「……そこまでやってって言ってないよ?」

「前、クッキーおすそ分けした時にそんなふうな話したろ」

「……した、ね? でもあれわかってただろうけど軽口だよ。いくら偽装恋人でもそこまで君がする義理はないよ」

「知ってる。俺にできることで気が向いたからやっただけだから気にすんな」

「えぇ……そう言われましても。まあ作っていただけたものは有り難く頂戴するけど。君の料理の腕に大いなる期待を寄せてたのは事実だし」

「主役なんだからとりあえず受け取っとけって。まあ若干趣味だし」

「趣味なの。君何気に女子力高いよね」

「せめて家事スキルと言ってくれ」

「ところで」

「ん?」

「若干喋り方がぎこちないのはアレなの? 照れてるの?」

「それを訊くか」

「訊いちゃうね。可愛げがないとよく言われます」

「誰に」

「……。前、の友達に」

「……。ああ……うん。なんだ。とりあえずあんたに可愛げがないと言える人間はここにもいるから」

「気を使ってもらうほどのことじゃないよ。というか君もでしょ、状況的には」

「まあそうだけどさ。ま、とりあえず店長の道楽仲間のとこ行きがてら、よさげな場所で飯食おうぜ」

「うん。……ありがと」

「どーいたしまして。やりたいこととか行きたいとこ思いついたら言えよ」

「りょーかい」



(男主人公の女子力の高さと、誕生日くらい感傷的になったりするかもねっていう話)

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