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13話 謎の少年を探って
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見知らぬ少年が部屋に訪れた翌朝。最悪の目覚めである。考えすぎでよく眠れなかったこともありますが、自室に自由に出入りできる男がいるという存在に今更恐怖した。
もちろん、使用人達はある程度の出入りは自由であるし、夜中に訪れることも不可能ではない。だが、彼らには信頼関係が成り立っている。でも、昨夜の男にそれは一切ない。
まあ、相手は子供だし対策はしばらく先でも大丈夫でしょう。どちらにせよまずは彼が何者か調査が必要よね。だからとりあえず今日はレイモンの息子に会う準備をする。
ミゲルの時と同じように、まずは親であるレイモンにあい、子供に逢いたいとお願いするところから始めましょう。
「セシル、今日も王宮を自由に歩き回ってもいいですか?」
「姫様でしたら問題ありませんよ。五歳とは思えないほど急成長されましたね」
私は成長が早いのではなく、赤子の頃からアラサーの精神を持ち合わせているだけですけどね。とにかく許可は下りたことですし、とっとと出かけましょう。まずは魔術研究が盛んな魔術省。レイモンはここの長でもある魔術大臣でもありますし、足取りを掴むならそこからよね。
今までは何度出入りしてもレイモンの姿はなかった。おそらく今日もいないだろう。ですが今回はもう手段を選ぶつもりはありません。
「おはようございます」
私が魔法省のある部屋の扉から入って挨拶をすると、魔術師たちが一斉に整列をして頭を下げる。その面々の中には、やはりレイモンの姿はない。レイモンは白髪の男だ。しかしここにレイモンと同じ髪色の男はいない。
ジェラールやエリザベート、ミゲルにアンドレの髪の色は原作通りだったし、こんなカラフルの頭の世界でも髪を染める技術はない。であれば髪色である程度は判断できるはずだ。
適当な人に話しかけてみよう。
「ここで一番すごい魔法使いさんは誰ですか?」
すると一人の男が私と目線が合う様にしゃがみ込んで予想通りの名を告げた。
「もちろんそれは、大賢者レイモン・デ・ベルニエ様でございます」
「その人に会わせてください!」
私がそういうと、魔術師たちは急に慌ただしくなった。どういうことだろうか。彼はここにいないのだろうか。その予想が的中したようだ。しゃがみ込んで話かけてくれた魔術師が申し訳なさそうに私に告げる。
「レイモン様は旅に出てしまい、今はどちらにいらっしゃるのかわからないのです」
何ですって!? レイモン貴方そういうタイプじゃなかったでしょう。それとも、何か別の理由で出ていかれたと考えるべきでしょうか。どちらにせよ、本当に用件があるのはレイモンの息子の方だ。そちらと会えれば問題ない。
しかし、魔術師の方々にどう聞くべきだろうか。もし直接聞くのであれば、これしかない。
「もしよろしければ魔法が得意な同年代のお友達が欲しいのですが、心当たりある方はいらっしゃいますか?」
私がそういうと、全員が全員。こぞって我が子を紹介し始めた。違うそうじゃない。私が紹介して欲しいのはレイモンの息子ただ一人。
でも、もし私と同年代くらいで魔法が使える子供だというのなら、それはもしかしたら昨夜の子供である可能性もある。昨日の子供がレイモンの息子じゃないという可能性も大きそうだし、探るべきか。
「では皆さんを集めて子供たちで遊びたいわ。何名か監視の大人の魔術師の方も来てくださいな」
突如、姫である私の口から出た我儘に対し、ほとんどの魔術師が賛同し、近いうちにお茶会という形の交流会が開かれることになりました。
残念ながら、レイモンの息子と会えるかは微妙なままですが、黒ずくめの少年が現れるかもしれない以上、魔術が使える同年代の子供には会ってもいいと考えた。
もちろん、使用人達はある程度の出入りは自由であるし、夜中に訪れることも不可能ではない。だが、彼らには信頼関係が成り立っている。でも、昨夜の男にそれは一切ない。
まあ、相手は子供だし対策はしばらく先でも大丈夫でしょう。どちらにせよまずは彼が何者か調査が必要よね。だからとりあえず今日はレイモンの息子に会う準備をする。
ミゲルの時と同じように、まずは親であるレイモンにあい、子供に逢いたいとお願いするところから始めましょう。
「セシル、今日も王宮を自由に歩き回ってもいいですか?」
「姫様でしたら問題ありませんよ。五歳とは思えないほど急成長されましたね」
私は成長が早いのではなく、赤子の頃からアラサーの精神を持ち合わせているだけですけどね。とにかく許可は下りたことですし、とっとと出かけましょう。まずは魔術研究が盛んな魔術省。レイモンはここの長でもある魔術大臣でもありますし、足取りを掴むならそこからよね。
今までは何度出入りしてもレイモンの姿はなかった。おそらく今日もいないだろう。ですが今回はもう手段を選ぶつもりはありません。
「おはようございます」
私が魔法省のある部屋の扉から入って挨拶をすると、魔術師たちが一斉に整列をして頭を下げる。その面々の中には、やはりレイモンの姿はない。レイモンは白髪の男だ。しかしここにレイモンと同じ髪色の男はいない。
ジェラールやエリザベート、ミゲルにアンドレの髪の色は原作通りだったし、こんなカラフルの頭の世界でも髪を染める技術はない。であれば髪色である程度は判断できるはずだ。
適当な人に話しかけてみよう。
「ここで一番すごい魔法使いさんは誰ですか?」
すると一人の男が私と目線が合う様にしゃがみ込んで予想通りの名を告げた。
「もちろんそれは、大賢者レイモン・デ・ベルニエ様でございます」
「その人に会わせてください!」
私がそういうと、魔術師たちは急に慌ただしくなった。どういうことだろうか。彼はここにいないのだろうか。その予想が的中したようだ。しゃがみ込んで話かけてくれた魔術師が申し訳なさそうに私に告げる。
「レイモン様は旅に出てしまい、今はどちらにいらっしゃるのかわからないのです」
何ですって!? レイモン貴方そういうタイプじゃなかったでしょう。それとも、何か別の理由で出ていかれたと考えるべきでしょうか。どちらにせよ、本当に用件があるのはレイモンの息子の方だ。そちらと会えれば問題ない。
しかし、魔術師の方々にどう聞くべきだろうか。もし直接聞くのであれば、これしかない。
「もしよろしければ魔法が得意な同年代のお友達が欲しいのですが、心当たりある方はいらっしゃいますか?」
私がそういうと、全員が全員。こぞって我が子を紹介し始めた。違うそうじゃない。私が紹介して欲しいのはレイモンの息子ただ一人。
でも、もし私と同年代くらいで魔法が使える子供だというのなら、それはもしかしたら昨夜の子供である可能性もある。昨日の子供がレイモンの息子じゃないという可能性も大きそうだし、探るべきか。
「では皆さんを集めて子供たちで遊びたいわ。何名か監視の大人の魔術師の方も来てくださいな」
突如、姫である私の口から出た我儘に対し、ほとんどの魔術師が賛同し、近いうちにお茶会という形の交流会が開かれることになりました。
残念ながら、レイモンの息子と会えるかは微妙なままですが、黒ずくめの少年が現れるかもしれない以上、魔術が使える同年代の子供には会ってもいいと考えた。
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