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31話 両親とおでかけしたいので魔法の特訓をやり込みました
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あの日を境に、レイモン先生の魔法教室にはリビオも加わるようになりました。
リビオを連れてきた際、レイモン先生は魔法を人と一緒に学ぶことを嫌っていたはずだがとリビオに聞いていたが、リビオ自身もなぜ私達と学びたくなったかよくわかっていなかったみたいです。
みんなで魔法を習う中、私は最低限の護身用の魔法の習得に勤しみました。幸いなことに波動魔法は攻撃に流用しやすく、時空魔法も補助として優れていた。
「姫様、こちらに波動魔法をお願いします」
「いいわよミゲル」
防御に特化した守護魔法にのみ適性のあるミゲルは、私に向けて三重結界を展開する。ついこないだまではふにゃふにゃの結界が一枚だけ出せる程度だったことから考えればかなり成長したものだ。
「それじゃ行くわよ。波動魔法、波動」
波動魔法がミゲルの結界目掛けて放たれる。一枚目は一瞬で破壊することに成功したが、二枚目三枚目はそうはいかない。
五歳のミゲルが作った結界すら壊せない。それが私の波動魔法のレベルだ。時空魔法も遅れて学び始めたアレクシスほど効果を持続できない。ビルジニは他のみんなと違って錬金術に長けており、リビオも得意の状態魔法のバリエーションを増やしていった。
もしかして私って全種類の魔法が使える以外は大して優秀じゃないのかしら。私が悩んでいると、レイモン先生が私の隣まできてしゃがみ込んだ。
「いい加減波動以外を使ってみたらどうだ?」
「でも私これしか知らないわ」
私がそう答えると、レイモン先生は顎に手をあてる。そして何か思いついたのかミゲルに結界を張らせ、念のためミゲルには結界から離れて貰った。
「波動魔法というのは、何も手から単純に波動を出すだけじゃない。波動魔法、隆起」
レイモン先生が手のひらを大地につけると、結界の向こう側の大地が無数の槍のように伸びて、先ほどまでミゲルが立っていた場所に向かって突き刺さろうとした。
「こういうものもある。三重結界では、地中までカバーできないからな。見ての通り練習での対人では使用禁止だ」
「はっ……はい」
「イメージは相手の足元に向け、上方に向かう様に波動を飛ばすことだ」
この世界の魔法はイメージを大事にしているたみたい。私が初見で魔法を扱えたのはゲームで何度も見てきたおかげ。
それもゲームではあくまで魔法よりも恋愛が主体だったせいでジェラールは無言で波動を飛ばしまくるだけだし、エリザベートも時間を遅くする魔法ばかりでちょっと脳死プレイを見ている気分だったんですよね。
だけどこれは現実、状況に応じて適切な魔法を選ぶ必要がある。
私は直線に飛ばすだけの波動魔法だけでしたが、先ほどの隆起のように足元から攻撃する魔法も存在するのね。レイモン先生は、なるべく多くの魔法を私達に見せてくれたり、魔力そのものを高める集中方法なども教えてくれました。
そして――
「五歳の子供たちにしては上出来だ。魔法が使えるだけの教養のない野盗であればひとたまりもないだろう」
レイモン先生がそう呟くと周囲にいた魔法省の人間が次々と呟き始めた。
「なんてことだ」「これほどとは」「才能ですな」「さすが我が娘だ」「あり得ん」「素晴らしすぎるっ!」
私達は、王宮内にある修行場を借り、全力を出して魔法の成果を魔法省の方々に披露していたのでした。
私達が魔法を披露したあとの修行場は壊滅状態、壁や地面はひび割れたり、崩れ落ちたりしている。
「レイモン先生、私の魔法は護身用として十分かしら?」
私がそう尋ねると、レイモン先生は視線を逸らしながら答えます。
「過剰防衛だ」
リビオを連れてきた際、レイモン先生は魔法を人と一緒に学ぶことを嫌っていたはずだがとリビオに聞いていたが、リビオ自身もなぜ私達と学びたくなったかよくわかっていなかったみたいです。
みんなで魔法を習う中、私は最低限の護身用の魔法の習得に勤しみました。幸いなことに波動魔法は攻撃に流用しやすく、時空魔法も補助として優れていた。
「姫様、こちらに波動魔法をお願いします」
「いいわよミゲル」
防御に特化した守護魔法にのみ適性のあるミゲルは、私に向けて三重結界を展開する。ついこないだまではふにゃふにゃの結界が一枚だけ出せる程度だったことから考えればかなり成長したものだ。
「それじゃ行くわよ。波動魔法、波動」
波動魔法がミゲルの結界目掛けて放たれる。一枚目は一瞬で破壊することに成功したが、二枚目三枚目はそうはいかない。
五歳のミゲルが作った結界すら壊せない。それが私の波動魔法のレベルだ。時空魔法も遅れて学び始めたアレクシスほど効果を持続できない。ビルジニは他のみんなと違って錬金術に長けており、リビオも得意の状態魔法のバリエーションを増やしていった。
もしかして私って全種類の魔法が使える以外は大して優秀じゃないのかしら。私が悩んでいると、レイモン先生が私の隣まできてしゃがみ込んだ。
「いい加減波動以外を使ってみたらどうだ?」
「でも私これしか知らないわ」
私がそう答えると、レイモン先生は顎に手をあてる。そして何か思いついたのかミゲルに結界を張らせ、念のためミゲルには結界から離れて貰った。
「波動魔法というのは、何も手から単純に波動を出すだけじゃない。波動魔法、隆起」
レイモン先生が手のひらを大地につけると、結界の向こう側の大地が無数の槍のように伸びて、先ほどまでミゲルが立っていた場所に向かって突き刺さろうとした。
「こういうものもある。三重結界では、地中までカバーできないからな。見ての通り練習での対人では使用禁止だ」
「はっ……はい」
「イメージは相手の足元に向け、上方に向かう様に波動を飛ばすことだ」
この世界の魔法はイメージを大事にしているたみたい。私が初見で魔法を扱えたのはゲームで何度も見てきたおかげ。
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だけどこれは現実、状況に応じて適切な魔法を選ぶ必要がある。
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そして――
「五歳の子供たちにしては上出来だ。魔法が使えるだけの教養のない野盗であればひとたまりもないだろう」
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「なんてことだ」「これほどとは」「才能ですな」「さすが我が娘だ」「あり得ん」「素晴らしすぎるっ!」
私達は、王宮内にある修行場を借り、全力を出して魔法の成果を魔法省の方々に披露していたのでした。
私達が魔法を披露したあとの修行場は壊滅状態、壁や地面はひび割れたり、崩れ落ちたりしている。
「レイモン先生、私の魔法は護身用として十分かしら?」
私がそう尋ねると、レイモン先生は視線を逸らしながら答えます。
「過剰防衛だ」
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